「おらシュライヤ、キビキビ動け。じゃねぇとまた2、3本折れちまうぞ」
「怖いわ!つーかスモーカーさんモクモクしてっからこっちの攻撃当たらねぇじゃねぇか!」
「ガスパーデのクソ野郎を倒してぇんだろ?だったら悪魔の実の能力に勝てるようにならねぇとな?」
「いや、ロギアはチートっすよ……。あぶねっ!?」
わかると思うが現在スモーカーさんに訓練をつけてもらっている。この人スパルタすぎて怪我なんて毎回だし下手したら骨折れるし、そもそもこっちの攻撃当たらねぇしクソゲー極まってる。
でも前の支部にいたころより確実に強くなってる。
悔しい!でも止められない!
「ずいぶん余裕そうじゃねぇか、こりゃもうちょっと本気だしていいかもな」
「ちょっと待ってスモーカーさん!!!今でもギリギリだから!うわっ!?ちょっ!?」
マジで鬼だわこの人。
あ、死んだ。
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「大丈夫ですか?シュライヤ君」
「痛ぇ、……毎回すいませんたしぎさん」
「いいんですよ、仲間なんですから。それにしてもスモーカーさんもやりすぎです!私が言っておきましょうか?」
「いや、いいんですよ。俺が頼んで稽古つけてもらってますから、実際強くなってるし」
あとたしぎさんが手当てしてくれるし。
これがあるからやめられない。
俺がローグタウンに来てから2年が経った。
スモーカーさんに直々に訓練を頼んだおかげでだいぶ力もついた。
さすがローグタウンと言うべきか、海賊が毎日のように押し寄せてくるおかげで実戦訓練も事欠かない。
背も伸び今ではたしぎさんよりも高くなった。
プルプルプルプルプル、プルプルプルプルプル
と、部屋に備え付けのデンデン虫が鳴いた。
「はい、たしぎです。あ、スモーカーさん、シュライヤ君ですか?はい、ここにいますけど……え?出動!?でもシュライヤ君は怪我をしてますよ!?あ!ちょっ!?……もう」
……まぁスモーカーさんだからなぁ。
仕方ない、行くか……。
「なんで君はもう上着を着てるんですか」
「なんとなく内容はわかりましたから、すいません、せっかく手当てしてもらったのに」
「……はぁ、私も行ってサポートしますから。無茶しちゃダメですよ」
姉がいたらこんな感じなんだろうか、たしぎさんマジ天使、姉になってください。
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「あ!シュライヤ君!ちょっと寄っていかない?」
「すいません、今からちょっと海賊狩りに行く所なんで。今日の夜にでもまた来ます」
「わかったー、待ってるからねー!」
町を走っていると客引きをしていたお姉さんが声をかけてくれる、シュライヤの見た目メチャクチャカッコいいからねしょうがないね。
「シュライヤ君、あの方とはどういった関係ですか?」
「よく行くレストランの店員さんですよ、なんで刀に手をかけてるんですか?」
「いえ、不純な関係でしたら海軍としてお仕置きをしようかと」
いや、怖いよ。
若干目が座ってた気がするし、姉はメチャクチャ過保護らしい。
「たしぎさんも一緒に行きますか?奢りますよ」
「それはいいですね。でも奢るのは私です、私の方が年上ですからね」
「たしぎさんはブレねぇなぁ。じゃさっさと海賊捕まえて打ち上げですね」
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「じゃ、乾杯」
「はい、お疲れ様でした」
今日も無事海賊を捕獲することができた、というか余裕だった。
正直最近じゃこの辺りの海賊が物足りない、スモーカーさんとの訓練で強くなってるからだろうか、歯ごたえが無さすぎる。
「なんだか不満そうですけど、そんなにお酒が飲みたかったんですか?」
「まぁ、それもありますね」
「ダメです、シュライヤ君にはまだ早いですからね」
俺の手元にはミルクがある。
いつも通りシュワシュワするアレを頼もうとしたらたしぎさんにストップをかけられてしまったからだ。
くそ、こっそり頼んでおくべきだった。
「それと、煙草もダメですからね!スモーカーさんみたいな不良にになっちゃいますから」
「はーい」
「あと、あんまり怪我をしちゃいけませんよ!」
「はーい」
「それと、……
マズイ、たしぎさんが悪酔いしてるっぽい。たしぎさんと二人で食事とか初めてだったからわかんなかったけど酒入ると面倒くさくなるタイプだったのか……。
……君!シュライヤ君!聞いてるんですか!」
「はーい」
「こら!返事は伸ばさない!もう、お説教してるんですからね!」
たしぎさんと二人の時はお酒は控えることにしようそうしよう。
あとたまに知り合いの海兵に煙草もらってることは内緒にしておかないと。
!щ(゜▽゜щ)