「おい!あれルフィ達じゃねぇか!おーーーい!!!お前ら早く乗れーーー!!!」
「おいおい、これじゃあアイツら乗れねぇんじゃねぇか?」
「まだ大丈夫なはずよ、ルフィ!!!早く!!!」
お、伸びてる伸びてる、これなら大丈夫そうだな。
あとは仲間にしてくれるかどうかってとこだなぁ。
あれ?あれってスモーカーさんじゃね?うわ、たしぎさんもいるじゃん。
「くそ!間に合わなかったか、麦わら!次に会ったときは覚えておけ!ん?あれは……シュライヤ?テメェ!なんで麦わらの船に!」
「シュライヤ君!?なんで海賊の船に……」
「今までお世話になりましたー!ちょっとアデル助けに行ってきます!」
よし!挨拶もできたし、これで後腐れなく出発できるな!
ん?なんかスモーカーさんが十手を振りかぶって……投げたーーー!!!てかこっち飛んできたーーー!?
「あぶね!?」
「うわーー!?甲板に穴がーー!!!」
うわ、避けなかったら刺さってただろこれ。
「シュライヤ!海賊になるってなら覚悟しておけ!それはテメェを捕まえるまで預けとく」
「シュライヤ君!考え直してください!今ならまだ……」
「アデル助けてからにしてください!たしぎさんもお元気でー、あんまりドジかましちゃダメですよー!」
っと、なんか言ってるみたいだけどもう聞こえねぇな。
いやぁ、なんというか、第2の故郷みたいなもんだからちょっとしんみりしちゃうなこれ。
「おい、テメェ海軍か?」
首筋にヒンヤリとした感覚、この声はゾロだな?
さすがの警戒心だ。
「ちょい待ち、元海軍だ、今はもう海軍じゃない。わけあって船に乗せてもらってるんだ」
「元だと?たしかに煙野郎に狙われてたみたいだけどよ……」
「あーーー!!!お前は道教えてくれたいいヤツ!」
と、ルフィが俺を思い出したらしい。
声かけといてよかった。
「おー空飛んで来たヤツじゃねぇか、アンタの船だったのかこれ。ちょっと操作したけどいい船じゃねぇか」
「そうだろ!ゴーイングメリー号って言うんだ!……あれ?なんでお前が乗ってるんだ?」
「ちょいと妹を助けにグランドラインに行かなくちゃならなくてよ、でもスモーカーさんが海軍をやめさせてくれなくてな?仕方ないから辞めて逃げてきたってわけだ」
「へー、なんか大変なんだなお前。そうだ!俺達も今からグランドラインに行くからよ、お前仲間になれよ」
「お、いいのか?じゃあよろしく頼むわ」
「おーよろしくなー!」
「「「「ちょっと待てーーー!!!!」」」」
ありゃ、スムーズにいったと思ったんだけどな。
さすがに無理があったか。
ーーーーー
ーーー
ー
「「オメェも苦労したんだなぁ~」」
「海賊に捕まった妹のために海軍入るとはな、泣かせる話じゃねぇか。ツラは気にくわねぇけどよ」
今までのいきさつを話したところ、ルフィとウソップ、サンジはなんとかなりそうだ
あとはゾロとナミだけど。
「アンタら簡単に話を信じすぎじゃないの?確かに助けてもらったし、海軍にも追われてたみたいだけど……」
「そういや、これから世話になるならこれ受け取ってくれよ」
「なにこれ?……ってこれ宝石じゃないの!?」
「旅の資金代わりに貯めといたんだ、こっちのが持ち運びやすいからな」
ルフィ達について行けなかった場合のこともちゃんと考えて、給料はほぼ宝石に変換してたからそこそこの量はある。
「これからよろしくね!」
目が完璧に宝石になってるけどどうやら納得してくれたようだ。さすがナミ。
「おいおい……それでいいのかオメェら。まぁ、船長はルフィだ、文句は言わねぇけどよ……」
「苦労してんだなアンタ」
「まぁな……ってなんでオメェに気使われてんだ……」
ゾロの肩に手を置いて慰める。
我ながらうまく行きすぎた気がするけど、まぁいいべ。
アデルを助けられたら問題はないんだし。
「あらためて、これからよろしくな。俺の名前はシュライヤ、妹のアデルをガスパーデのクソ野郎から取り戻すため、一緒に行かせてもらうぜ」
ーーーーー
ーーー
ー
それぞれの自己紹介が終わるったところで、ナミがグランドラインを指し示す灯台の灯り、導きの灯を見つける。
雨の中甲板に出たところで、サンジが樽を持ってきて言った。
「せっかくグランドラインに向かうんだ。偉大なる海に船を浮かべる進水式といこうじゃねぇか」
原作で見たことあるシーンだぁ、ちょっと感動。
まさかこの場面に立ち会うことができるとは!
それぞれが樽の上に足を乗せる。
ナミのパンツが見えそうだけど気にしないでおこう。
「俺はオールブルーを見つけるために!」
「俺は海賊王!」
「俺は大剣豪!」
「あたしは世界地図を書くために!」
「お、お、お、おれは、勇敢なる海の戦士になるために!」
「俺は、アデルを助け出すために!……ついでにガスパーデのクソ野郎をぶっ飛ばす」
「行くぞ!グランドライン!」
「「「「「おう!」」」」」
なんか、ストーリーに絡んでる感じがしてすごくいいですねこういうの。
!щ(゜▽゜щ)