さて、現在俺とルフィとナミはクジラの背中にいます。
「ちょっと!ルフィ!どうすんのよ!メリー号と3人がクジラに飲まれちゃったじゃないの!!!」
「くそーーー!!!3人を吐き出せお前ーーー!!!」
どうすっぺこれ、近くにいたナミ引っ付かんで逃げ出したはいいものの、たしかクジラの中に人が住んでるんだっけか?
現在だと背中に入り口が……あ、あった。
「おい!2人ともちょっとこれ見てくれ、これって入り口じゃねぇか?」
「お!ホントだ!これに入れば3人を探せるな!よし、行こう!」
「ちょっと待ちなさいルフィ!なんでクジラの背中に入り口があるのよ!?どう考えてもおかしいでしょ!」
「いやでもよぉ、あるもんはあるんだから仕方ねぇだろ?」
ナミの言ってることももっともだけどね。
というかクジラの体内改造して住んでるって考えるとなかなかサイコパスっぽいよね。
……てか、こいつ潜ろうとしてねぇか?
「ちょっとシュライヤ!あんたもなにか言ってよ!」
「言いてぇこともわかるけどよ、それどころじゃねぇみたいだぜ。こいつ潜水しようとしてる、言い合いしてる場合じゃねぇよ」
ルフィとナミを掴んで穴の中に放り込む。
あぶねぇ、ギリギリ潜りきる前に滑り込めたみたいだ。
「なにこれ……」
「なーんでクジラの中に通路があんだ?」
「さぁな……でもこの様子なら3人も無事だろ、とりあえず進むしかなさそうだ」
「そうよねぇ……そうなるわよね……」
「お!冒険か!?よし!行くぞ!ゾロー!ウソップー!サンジー!」
「ちょっと!ルフィ!?1人で勝手に行くんじゃないわよーーー!!!」
「……とりあえず俺達も追いかけるしかないな、ここではぐれたら探すヤツが1人増えちまう」
1人で突っ走って行ったルフィを追いかけるため、ナミと2人で走る。
「元海軍っていうから警戒してたけど、どうやらアンタは常識があるみたいね……。ルフィよりは話が通じそうだわ」
「ルフィより話が通じないヤツなんてなかなかいねぇだろ。……まぁ、そんな船長だからこそ仲間になったんだろ?」
「あら?わかる?」
「見てりゃわかるさ、アイツは底無しのバカだが、……底無しのお人好しだ。みんなアイツに助けられた口だろ?」
「……お見通しってわけね、元海軍はだてじゃないか」
「まぁな……っと、ちょいと失礼」
クジラが動き出しそうな気配を感じたのでナミを肩に担ぐ。
「ちょっ!?いきなりなに……ってなにこの揺れ!?」
「クジラが暴れてるんだろ、……どうやらルフィは転がって行っちまったみたいだな」
『なんだこりゃーーーー!?!?』
「見失っちまう、ちょいと飛ばすぞ!」
「飛ばすぞって!?ッキャーーーーーーー!!!」
なんちゃって剃を使ってルフィを追いかける、肩でナミが叫び散らしてるが我慢してもらうしかない。
どうやらだいぶ激しく暴れてるらしい。通路が垂直になったり、かと思えばいきなり天井に叩きつけられそうになる。
なんちゃって月歩も使用しルフィに離されないように追いかける。
しかし体がゴムだからか、至る所に叩きつけられながらスゴいスピードで進んでいるらしい。
なかなか追い付けそうにない。
「ナミがいなけりゃアイツも捕まえられるんだけどなぁ……」
「ちょっと!頼むから落とさないでよ!?」
「はいはい、わかってますよ。っと見えてきたな、……なんか人がいるな?誰だアイツら?」
転がって行くルフィを視認したが、ルフィの先に人影が見える。
どうやら扉の前に2人ほどいるらしい、なんで銃構えてんだ?
あ、ルフィに追突されてそのまま扉の向こうに投げ出された。
「なんだこりゃ、なんでクジラの体内に空が……こりゃ書かれてんのか?」
「ホント、どうなってるわけ?あれ?あそこにあるのってメリー号じゃない?」
あ、ホントだ。どうやら3人も無事だったらしい。
こっちに気づいたようだ、なんかサンジがスゴい表情で叫び散らしてるのが見える。
「とりあえずアイツらに合流するか、もっぺん飛ぶぞ」
「……はぁ、わかったからできるだけ安全によろしくね」
「善処する」
なんちゃって月歩でなんなくメリー号に着地。
「テメー!!!ナミさんを担ぐなんて!!!なんでテメェがッ!!!俺だってこんなむさい野郎共と一緒じゃなくてナミさんと……ッ!!!」
「……なんかすまんかった」
今にも血の涙を流しそうな形相でサンジが睨んできたからとりあえず謝っておく。
いや、俺は悪くねぇと思うけど謝らなくちゃいけない気がしたから。
「というかルフィは助けなくていいのか?」
「そうだ!?ルフィと一緒に落ちてきた女の子も助けなければ!!!」
サンジが真っ先に飛び込んで行ったから大丈夫かな?
あの女の子はたしか重要な人物だった気がしたけど……もう覚えてねぇからな。とりあえず、アデルを助けられればいいから細かいことは忘れちまった。
まぁ、なんとかなるか。
……たぶん。
!щ(゜▽゜щ)