総武高校のグラウンドに突如現れた、SAO第1層に出てくるモンスター、ルイン・コボルト・センチネルとイルファング・ザ・コボルトロードを倒した、俺たちは平塚先生が今回の騒動の話しを聞きたいと言うことで総武高校の教師陣と警察がいる部屋に向かう。俺たちの姿はまだSAOのままだ。
ハチマン「なあ、なんで雪ノ下と由比ヶ浜、それに一色まで着いてきてるんだ?」
雪乃「あら奉仕部の部長として、比企谷くんの監視をしているのだけれど」
結衣「私は…………あはは」
いろは「私は生徒会長として来ました」
ハチマン「はぁ~。お前等いいか?これは遊びなんかじゃないんだ。命が掛かってるんだ !」
雪乃「それは………」
結衣「………」
いろは「………」
ハチマン「平塚先生。俺を奉仕部からの退部を許可してください」
平塚「何故だ?」
ハチマン「俺には明日奈と言う恋人がいる。和人と里香という親友だっている。なら俺を更正させる依頼は完了したものと俺は思います」
平塚「分かった、許可しよう」
雪乃「比企谷くん!?」
結衣「ヒッキー!?」
いろは「先輩!?」
ハチマン「今のお前たちはただの足手まといにしかならない。だから、今回の件にむやみやたらに関わるな!」
雪乃「ッ!!」
結衣「ッ!!」
いろは「ッ!!」
雪乃「そう…………二人とも行きましょ」
結衣「ゆきのん!?。ヒッキーのバカ!」
いろは「…………」
由比ヶ浜と一色は雪ノ下の後を追いかけて行った。
平塚「比企谷、君は…………」
ハチマン「すみません、俺にはこれしか出来ないので………。それにアイツら、グラウンドに居た時に足が震えていたんです。死の危険性を肌で感じたはずです。そんな奴らを俺たちと違い今回の件に巻き込む訳には行かないんですよ」
アスナ「ハチマンくん…………」
ハチマン「でも、本当は違うんです。本当はもう、大切な仲間が目の前で死ぬのはもう見たくないんですよ!!」
キリト「ハチマン、お前………」
平塚「比企谷……」
ハチマン「すみません、いきなり怒鳴ってしまって。さっ、警察の方が待っているところに向かいましょう」
ハチマンはそういって早歩きで廊下を進んでいく。
リズ「ねぇ、キリト。ハチマンのさっきの話に出てきた大切な仲間って…………」
キリト「ああ十中八九、ギルド『月夜の黒猫団』のことだろうな。それとユキノとサチの声が似てるのもあるんだろう。あの事故には俺にも責任が少なからずあるのに、ハチマンの奴……」
リズ「そう…………」
教師陣と警察の方がいる会議室に入った俺たちは、まず警察の方にいろいろと聞かれた。
鬼瓦「俺は警部の鬼瓦だ。さきほどの化け物について知りたい。それと君たちのその姿についてもだ」
ハチマン「わかりました。ですが、話すに当たって、この場で話す内容は全て他言無用で頼みます」
鬼瓦「分かった」
ハチマン「それでは、まずグラウンドに現れた化け物からです。奴らは本来なら、あるフルダイブ型VRMMOのゲームに出てくるモンスターなんです」
鬼瓦「あるゲーム?」
ハチマン「はい。名前はソードアート・オンライン、通称『SAO』です。SAOの中にある、
全100層からなる鋼鉄できた空を浮かぶ城、
通称『浮遊城アインクラッド』。そしてグラウンドに現れたモンスターはその内の第1層に出てきたモンスターとフロアボスです」
鬼瓦「それは本当なのか?」
ハチマン「はい。しかし、俺たちは当時SAOを普通のゲームと思ってプレイしました。でも、それは違った。SAOの制作者である茅場晶彦によってSAOはデスゲームと化した。ゲームの中のプレイヤーのHPが無くなれば現実のプレイヤーも死ぬというデスゲームに、そして約一万人ものプレイヤーがSAOに二年間も幽閉されたんです」
平塚「待て比企谷!そんなことが起きているなら事件になっていておかしくないぞ!?」
ハチマン「ええ、この世界にはSAOが存在しませんから、事件になってないんです」
平塚「その口振りからするには比企谷、君はこの世界の人間では無いように聞こえるのだが」
ハチマン「それで合ってますよ。俺、明日奈、和人、里香の四人は本来、SAOが存在する世界の人間ですから」
平塚「なっ!?」
ハチマン「そして、俺たちはSAOで二年間モンスターたちと戦い、茅場晶彦をSAOの中で見つけ倒した。そして、生き残った約六千人のプレイヤー内の四人は俺たちなんです」
ハチマンがそう話しているとドアからノックが聞こえてくる。
平塚「誰だ?」
キリト「あっ、平塚先生、多分俺の妹です。妹もSAOの存在する世界の住人のはずですから、呼んでおいたんです」
平塚「分かった。君、名前は?」
???「桐ヶ谷和人の妹で桐ヶ谷直葉っていいます兄にこの会議室にくるようメールをもらったので」
平塚「なら、入るといい」
直葉「失礼します」
キリト「よう、スグ来たか」
直葉「来たか、じゃないよ!それにその姿はなに?」
キリト「まあ、取り敢えず『リンク・スタート』って口にしてみな」
直葉「え?なんで?」
キリト「いいから、いいから」
直葉「わ、分かったよ。リンク・スタート! 」
直葉がリンク・スタートと口にすると直葉の体が光りだし、光が止むとそこには金髪のポニーテールで、緑の瞳、背中には妖精の羽、左腰には愛用している刀。その姿はALOの『スピードホリックのリーファ』である。
リーファ「え?えええええ!?なんで私、ALOの姿になってるの!?」
キリト「それはだな………カクカクシカジカな訳さ」
ハチマン「いや、そんで伝わる訳………」
リーファ「大体は分かったよ」
ハチマン「分かるのかよ!?」
キリト「まあ、そこは兄妹補正ってやつよ」
ハチマン「それを言うなら主人公補正だ!」
と少し漫才をしていると俺の携帯が鳴る。
────Prrrrrrr
ハチマン「誰だ?」
───pi
ハチマン「もしも…『お兄ちゃん、助けて!珪子ちゃんが、珪子ちゃんが!』小町、少し落ちつけ!一度深呼吸してから、ゆっくりと説明しろ!」
小町『すぅ~はぁ~、すぅ~はぁ~。』
ハチマン「落ちついたか?」
小町『うん……』
ハチマン「なら説明してくれ」
小町『うん。今日の放課後になったら学校のグラウンドに青くて大きな岩みたいの現れて、そこから化け物が出てきたの。それを見た友達の珪子ちゃんが、先生たちと避難誘導をしてくれて、他の生徒を守るために化け物の攻撃を受けちゃったの!』
ハチマン「小町、珪子ちゃんっての名字が綾野で合ってるか?」
小町『うん………でも、なんでお兄ちゃんが珪子ちゃんの名前を?』
ハチマン「そんなことは後だ!今すぐ携帯を珪子ちゃんとやらに渡してくれ」
小町『わ、分かったよ』
珪子『お電話変わりました。痛っ!』
ハチマン「シリカ、聞こえるか?」
珪子『え?その声はハチマンさん!?』
ハチマン「ああ、俺だ。今から言う言葉をすぐに言ってくれ」
珪子『言葉ですか?』
ハチマン「ああ、その言葉は…『リンク・スタート』だ」
珪子『え?』
ハチマン「それを口にすればSAO時代の姿に変わるから口にしてくれ、俺もすぐにそっち向かう。だから、それまで小町を……妹を頼む!」
珪子『分かりました!』
俺は小町との電話で今すべきことを頭をフル回転させて考えていた。
平塚「比企谷、今の電話は小町くんからか? 」
ハチマン「ええ、小町の中学にもモンスターが出現したみたいです」
平塚「なに!?」
ハチマン「なので、話は後日必ずします。アスナ、キリト、リズ、リーファ、俺に付いてきてくれ!」
アスナ「もちろん行くよ、ハチマンくんの妹である小町ちゃんを救うために!」
キリト「俺も親友のために力を貸すぜ!」
リズ「妹部のシリカも居るなら尚更協力するわよ!」
リーファ「私も小町ちゃんとシリカちゃんを救う手助けをします」
平塚「君たち………」
ハチマン「よし、全力で走るからアスナ、キリト、リズは置いてかれるなよ?リーファは空を飛べたら飛んで来てくれ」
リーファ「分かりました」
ハチマン「じゃあ、いくぞ!」