仮想と混ざりあったリアル   作:黒牙雷真

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再び、彼等は剣士となる【後編】

総武高を出た俺たちはAGI全開で小町が通う、海浜中学に向けて走り出す。途中、車やバイクなんかを追い越して色んな目で見られたが今はそんなことを気にしてはいられない。

 

 

ハチマン「アレだ!」

 

「いや、来ないでええ!!」

 

 

校舎の近くに逃げ遅れたのか、一人の女子生徒がSAO第2層に出てくるモンスターである、トーラスが生徒の周りを囲んでいた。

 

 

キリト「あの生徒、トーラスに囲まれてるぞ!」

 

ハチマン「アスナ!」

 

アスナ「了解!」ダンッ!

 

ハチマン「ウオリャャャャャ!!」ブンッ!

 

 

ハチマンはアスナより速度を上げ、アスナの前で腰を落とし、両手を前で組んでアスナが来るの待つ。

それを見たアスナはハチマンの意図が分かりハチマンの手を踏み台にして生徒の元へ飛翔する。ハチマンはアスナが手に乗った重みを感じた瞬間にSTR全開でアスナを空へ放り上げた。

 

 

アスナ「スター・スプラッシュ!!」

 

 

アスナは着地と同時にソードスキルの《スター・スプラッシュ》を発動。計8連撃からなる攻撃を生徒を囲んでいたトーラスたちに当て、トーラスたちをポリゴンへと葬る。

 

 

アスナ「あなた、大丈夫?」

 

生徒「は、はい、助けてくれてありがとうございます」

 

アスナ「ううん、無事ならいいの」

 

ハチマン「アスナ、逃げ遅れた生徒は無事か?」ガシャン!

 

アスナ「うん、無事だよ!」

 

ハチマン「了…解!」ガシャン

 

ハチマン「ふぅ~、流石に二連戦は辛い」

 

アスナ「お疲れ様。キリトくんとリズとリーファちゃんの方も終わったみたいだよ」

 

ハチマン「そうみたいだな」

 

キリト「ハチマン、アスナ、逃げ遅れた生徒は大丈夫だったか?」

 

ハチマン「ああ、無事だ。」

 

キリト「そうか、よかった」

 

ハチマン「いきなりで悪いが他の生徒は何処に避難してるか教えてくれるか?」

 

生徒「はい!皆、体育館に避難してます!」

 

ハチマン「体育館だな。なら、行こう」

 

生徒「分かり…イタッ!」

 

 

女子生徒は俺たちと体育館に行くために立ち上がろうとしたら足を痛めていたのか座り込んでしまう。

 

 

リーファ「ちょっと見せて」

 

生徒「はい」

 

リズ「キリトとハチマンは索敵しといて」

 

キリト「何でだよ?」

 

アスナ「キリトくん、本当に君ってデリカシーがない時があるよね?」

 

ハチマン「キリト、相手は女子で俺たちは男だ。それも足を怪我しているんだからスカートを捲る必要がある。故に男の俺たちはそれを見てはならんのだ。彼女がいるなら尚更な」

 

アスナ「流石はハチマンくん!」

 

ハチマン「まあ、小町の教育でな」

 

生徒「お兄さん、小町ちゃんの知り合いなんですか?」

 

ハチマン「小町は俺の妹だ」

 

生徒「そうなんですか。こんなカッコいいお兄さんがいるなんて」ボソッ

 

リーファ「はい、動かない」

 

生徒「すみません」

 

リーファ「今から治療するから」

 

生徒「え?」

 

リーファ「スー・フィッラ・ヘイル・アウストル」

 

 

リーファが魔法を詠唱するとALOと同じくように女子生徒の体が光りだす。

 

リーファ「どう?もう歩けると思うけど」

 

生徒「本当だ、足の痛みがない!ありがとうございます」ペコリ

 

リーファ「良いわよ、これくらい」

 

ハチマン「足が治ったなら体育館にいくぞ!」

 

生徒「はい!」

 

 

 

逃げ遅れた生徒を救い、共に海浜中学の体育館に向かい、俺たちは今、体育館の扉の前にいる。

 

 

ハチマン「すみません、逃げ遅れた生徒を連れ来ました。ですので扉を開けてもらえますか!」

 

「なに!?分かった、今開ける」

 

 

体育館の扉が開くと海浜中学の教師陣の中にSAOが存在している世界の仲間がいた。

 

 

ハチマン「シウネー!?」

 

アスナ「シウネー!?」

 

施恩「あなたたちは、ハチマンさんにアスナさん!?」

 

ハチマン「どうして貴女まで?」

 

施恩「気がついたら、この学校の教師をしてまして………」

 

ハチマン「なるほど、ならシウネー。今すぐに『リンク・スタート』と唱えてくれないか?」

 

施恩「え?リンク・スタート?」

 

シウネーがそう唱えと体が光だし、光が止むとリーファと同じくようにALOのシウネーの姿になっていた。

 

 

シウネー「え?えええええ!?なんで私、ALOの姿になってるんですか!?」

 

ハチマン「説明は後でする。今はシウネーが負傷者の手当てをしてくれ、魔法はそのまま使えるみたいだから」

 

シウネー「本当ですか!?」

 

ハチマン「ああ、さっきリーファがやっていたから大丈夫だ」

 

シウネー「分かりました」

 

 

シウネーに負傷者の手当てを頼んで、辺り見渡すと何人が生徒に囲まれている赤い服を着て鉄の胸当てを装備して、スカイブルー色の体をした小さいドラゴンを肩に乗せた少女と俺と同じアホ毛がある少女を見つけた。

 

 

ハチマン「小町、シリカ!」

 

小町「お兄ちゃん!」

 

シリカ「ハチマンさん!」

 

ハチマン「二人とも無事で何よりだ」

 

小町「うん!それより、お兄ちゃん。その格好は何?」

 

ハチマン「ああ、この格好はあるゲームの格好でな。あの化け物たちと戦うための姿なんだよ」

 

小町「え?お兄ちゃん、あの化け物を倒したの!?」

 

ハチマン「ああ、シリカもあの程度なら倒せるぞ」

 

小町「お兄ちゃん、シリカって誰?」

 

ハチマン「あっ、そっか………こっちの小町はシリカを知らないのか。シリカ、説明を頼んでいいか?」

 

シリカ「はい!小町ちゃん、私がシリカです。この格好はさっきハチマンさんが説明した通りで私もあの化け物と戦うことができるんだよ」

 

小町「へぇ~、珪子ちゃん凄いじゃん!」

 

シリカ「それほどでもないよ」

 

アスナ「ハチマンくん、大きな転移結晶みたいな物体にカウントダウンみたいのが出たよ!」

 

ハチマン「分かった、すぐに行く!」

 

小町「お兄ちゃん、お兄ちゃん。あの人誰?綺麗な人だけど」

 

ハチマン「小町、彼女が今朝話したアスナだ。俺のか「婚約者!」…婚約者だ」

 

小町「お、おおおおお兄ちゃんに婚約者!?ってことは小町のお義姉ちゃんになるの!? 」

 

ハチマン「まあ、そういうことだな」

 

小町「まさか、お兄ちゃんが言っていたことが本当だったとは………」

 

ハチマン「それじゃ、行ってくる」

 

小町「…………」ギュッ

 

ハチマン「小町?」

 

小町「必ず帰ってきてね、お義姉ちゃんと一緒に」

 

ハチマン「分かってるよ、約束する。お兄ちゃんが小町との約束を破ったことがあるか?」ナデナデ

 

小町「ある」

 

ハチマン「そこは無いって言って欲しかったな………。まあ、行ってくるわ」

 

小町「行ってらっしゃい!」

 

ハチマン「おう!」

 

 

グラウンドにある巨大な転移結晶に向かう前にSAOとALOの姿になっているメンバーで作戦を考えることにした。

 

 

ハチマン「皆、あのカウントダウンの後に出てくるモンスターは大体予想は付いていると思う」

 

キリト「ああ、間違いなくナト大佐とバラン将軍、それに王様だろうよ」

 

アスナ「私もそう思う。総武高では第1層のモンスターとフロアボスだったから」

 

ハチマン「そうだな。まずはメンバーを決める。前衛は俺、キリト、アスナ、リズ、シリカで行く。後衛はリーファとシウネーで頼む 」

 

リーファ「わかりました」

 

シウネー「頑張ります!」

 

ハチマン「前衛の四人は大佐と将軍のナミングと、それから王様のブレスに注意。基本は俺とアスナが将軍の相手。キリト、リズ、シリカは大佐を相手を、リーファとシウネーはフロアボスの隙が出来た頭部の装飾品に魔法攻撃とダメージを受けた仲間のフォローを頼む」

 

アスナ「それが妥当だね」

 

キリト「ああ、やっぱりハチマンがいるとやることが決まるから楽だな」

 

リズ「それはキリトが脳筋バカだからでしょ?」

 

ハチマン「最後にSAO組は投擲スキルが使えるなら投擲を頼む。ALO組の二人のMPをできるだけ温存しておきたいからな」

 

シリカ「それもそうですね」

 

ピナ「キュウーイ」

 

ハチマン「それじゃ、第2層ボス攻略にいくぞ!」

 

みんな「「「おう!」」」

 

 

 

作戦と役割を決めると巨大な転移結晶のカウントダウンが0になり転移結晶が砕ける。するとモンスターがポップするようにナト・ザ ・カーネルトーラスとバラン・ザ・トーラスジェネラルが出現する。

 

 

 

カーネル「GruAAAAAAA!!」

 

ジェネラル「GAAAAAAA!!」

 

ハチマン「久しぶりだな、ナト大佐にバラン将軍。あの時とは違って一方的に勝たせてもらぜ!」

 

アスナ「そうだね、あの時はハチマンくんとアルゴさん、それにネズハさんのおかげでなんとか倒せたもんね」

 

キリト「確かに。本当にあの時はハチマンのファンブルした剣がたまたま王様の王冠に当たって怯んだのは助かったよな」

 

ハチマン「うるせ!キリト、俺をディスって楽しいか?」

 

アスナ「ハチマンくん、私はあれもハチマンくんの実力だと思うよ?だって、運も実力のうちって言うじゃない」

 

キリト「ごめん……プッ!」クスクス

 

ハチマン「てめえ、キリト、後で覚えておけよな。サクヤとアリシャのことをリズにバラしてやるからな」

 

キリト「おい、ハチマンそれは無いだろ!だったら俺はお前とアルゴのことをアスナにバラすぞ」

 

ハチマン「アルゴは関係ねぇだろ!」

 

アスナ「二人とも駄弁ってないで、回避!」

 

ハチマン「は?」

 

キリト「え?」

 

 

ハチマンとキリトが互いにバラし合いの話をしている中、ナト大佐とバラン将軍が二人に向けてハンマーを大きく降りかぶり、そのまま振り下ろした。

 

 

ハチマン「うおわっ!?」

 

キリト「あっぶねぇ……!?」

 

リズ「何やってのよ、二人とも!」

 

アスナ「それとハチマンくん。後でアルゴさんのことについてO☆HA☆NA☆SHIがありますからね」ハイライトoff

 

リズ「キリトもね」ハイライトoff

 

二人「はい……」

 

ハチマン「なあ、キリト」

 

キリト「なんだ?」

 

ハチマン「互いに秘密をバラし合うのは、もう止めにしないか?」

 

キリト「それは賛成だ。もう、これ以上の被害を増やしたくない」

 

ハチマン「俺もだ」

 

キリト「そんじゃ!」

 

ハチマン「気を取り直して」

 

二人「「行くか!」」

 

 

俺はアスナとナト大佐の相手をする

 

 

アスナ「ハチマンくん、大佐のナミングがくるよ!」

 

ハチマン「了解っと!」

 

 

俺はアスナの指示で大佐のナミングをバックステップで躱わし、アスナと入れ替わる。

 

 

アスナ「カドラプル・ペイン!!」

 

 

アスナは細剣のソードスキル、計4連撃からなる攻撃を大佐にクリティカルヒットさせていく、それにより大佐は少し体勢を仰け反らせる。

 

 

アスナ「ハチマンくん、スイッチ!」

 

ハチマン「了解、スイッチ!」

 

 

アスナがソードスキル発動後に発生する硬直をフォローするためにソードスキルを放った後、すぐにアスナは立ち位置を入れ替わる。

 

 

ハチマン「ハウリング・オクターブ!!」

 

 

計8連撃からなる片手剣ソードスキルをナト大佐に決めていく。俺のソードスキルでナト大佐のHPバーがレッドに入った。

 

 

アスナ「これで終わり!」

 

アスナは得意技の細剣ソードスキルの《リニアー》をナト大佐の顔面に決めて、ポリゴンと化す。キリトたちの方もこちらと同じくタイミングでバラン将軍もポリゴンと化していた。

 

 

ハチマン「キリトたちも同じタイミングで将軍を倒したか、なら次は王様だな」

 

アスナ「そうだね。ブレスを放つ時に目が点滅するから、それを見逃さなければ大丈夫」

 

 

大佐と将軍を倒したことにより、先ほどの二体より一際デカイ体をしたSAO第二層の本当のフロアボス。アステリオス・ザ・トーラスキングがその姿を現した。

 

 

ハチマン「皆、気を抜くなよ!」

 

キリト「誰に言ってるんだ?」

 

リズ「攻略組じゃなかった私たちだって、新生アインクラッドで第二層のボスは経験してるんだからね」

 

シリカ「はい!一度経験したなら、その復習をするだけですから」

 

アスナ「それに私たちが居るもの」

 

リズ「そうね、あのSAOをクリアした、二人の英雄様とその奥様がついてることだしね 」

 

ハチマン「おだてても何もでないぞ」

 

リズ「ちっ!」

 

ハチマン「おいリズ。今、お前舌打ちしたろ !」

 

リズ「ひゅ~う、ひゅ~う」

 

ハチマン「口笛を吹けてないぞ」

 

キリト「そろそろ来るぞ」

 

キング「Gruooooo!!」

 

ハチマン「GO!」

 

キリト「セヤアッ!!」

 

リズ「デェイッ!!」

 

シリカ「タアアアッ!!」

 

アスナ「ハアアアッ!!」

 

ハチマン「セリャッ!!」

 

 

俺たちは、いきなりソードスキルを使うのではなく通常攻撃でチマチマと削っていく。するとトーラスキングのブレス攻撃の射程範囲に三人以上入ったのか目が点滅し、ブレス攻撃を知らせる前兆が出た。

 

 

アスナ「ブレスまで3秒!」

 

アスナ「2」

 

アスナ「1」

 

アスナ「今!」

 

シウネー「アイスバレット!!」

 

リーファ「ウィンド・カッター!!」

 

 

アスナの合図でシウネーとリーファが魔法でキングが大きく動いた時に頭にある王冠に攻撃を当てる。それにより、キングは大きく怯む。

 

 

キング「Gruooooo!?」

 

ハチマン「前衛、ソードスキル全力一本!!」

 

キリト「ファントム・レイブ!!」

 

リズ「ミョルニル・ハンマー!!」

 

シリカ「インフィニット!!」

 

アスナ「フラッシング・ペネトレイター!!」

 

ハチマン「ノヴァ・アセンション!!」

 

 

キリトが放つ計6連撃からなる片手剣ソードスキルとリズの放つ計4連撃の片手棍ソードスキル、シリカが放つ計5連撃の短剣ソードスキル、アスナの放つ計9連撃の細剣ソードスキル、ハチマンが放つ計10連撃からなる片手剣ソードスキルが色とりどりの全34からなる斬撃がトーラスキングの体を襲う。

 

 

 

キング「Groooooga!?」

 

リズ「クソッ!」

 

アスナ「2割弱残った」

 

リーファ「お兄ちゃん!」

 

シウネー「ハチマンさん!」

 

ハチマン「キリト!」

 

キリト「ああ!」

 

 

俺とキリトは前に使っていた、あるシステム外スキルを使うことにした。

 

 

ハチマン「システム外スキル……」

 

キリト「スキルコネクト!!」

 

 

俺たちは二本持っていた剣のもう一本で新しくソードスキルを放つ。

 

 

ハチマン「喰らえ!」

 

キリト「決める!」

 

 

 

「「ホリゾンタル・スクエア!!」」

 

 

 

 

 

キリトは右から、俺は左から回転して、水平薙ぎ、垂直斬り上げ、水平薙ぎ、垂直斬り下ろし、をトーラスキングに命中させHPを全損させ、ポリゴンと化させる。

 

トーラスキングに最後のソードスキルを決めた。俺とキリトは緊張が解け、その場に座り込んでしまう。

 

 

ハチマン「クハー、疲れた!」

 

キリト「そうだな、やっぱり全盛期と比べたら衰えてるな」

 

ハチマン「年寄くさい言い方だが、確かに衰えるな」

 

アスナ「二人とも本当にお疲れ様」

 

リズ「まさか、二人がスキルコネクトまで使うとはね」

 

シリカ「本当ですね。初めて使ったのはヨツンヘイムの時でしたっけ?」

 

アスナ「そうだね。あの時はクラインさんの言葉でデジャブを感じたけど。今、やっと分かったよ」

 

キリト「へぇ~、どこで聞いてたんだ?」

 

アスナ「第74層のボスだよ。二人がエクストラスキルでボスを倒した時に、クラインさんがあの時とまったく同じことを言ってたの」

 

ハチマン「あ~、そんなこともあったな」トオイメ

 

キリト「でも、ハチマンのエクストラスキルはバグかな何かじゃなかったっけ?」

 

ハチマン「確か、本来は一人しか使用できないエクストラスキルをまさか二人が同じエクストラスキルが出現するだなんてな」

 

キリト「本当あの時は茅場の奴、驚いてたよな?」

 

ハチマン「ああ、度肝を抜いた感じではないが、かなり動揺してたな」

 

アスナ「はい、昔の話はそこまで!今は体育館にいる生徒と教師の人たちにモンスターを全滅させたことを報告しないと」

 

キリト「そうだな」

 

ハチマン「すまん、キリト。肩を貸してくれ……。疲労が溜まったのか体が動かね」

 

キリト「大丈夫か?まぁ、肩くらいならいくらでも貸すけどよ」

 

ハチマン「サンキューな」

 

 

俺はキリトに肩を借りて重い体を引き摺り、体育館へ向けて進む。アスナたちは先に体育館にいる人たちに安全になったことを伝えてもらっている。

 

 

小町「お兄ちゃ~ん!」

 

ハチマン「おう、小町……」

 

小町「お兄ちゃん、凄く疲れてるみたいだけど大丈夫?」

 

ハチマン「ごめん、大丈ぶない、わ……」ガクリ

 

小町「お兄ちゃん?お兄ちゃん!」

 

キリト「おい、ハチマン?ハチマン!おい! 」

 

アスナ「小町ちゃん、キリトくん。ハチマンくんがどうかしたの?」

 

キリト「いきなり意識がなくなったんだ!」

 

アスナ「え?すぐにハチマンくんを降ろして!」

 

キリト「わ、分かった!」

 

 

キリトはハチマンを降ろして、アスナは自分の耳をハチマンの胸の辺りに当てる。

 

 

 

───ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ

 

 

 

アスナ「心拍数には異常は無いみたい」

 

小町「よかったよ……」ヘナヘナ

 

キリト「驚かしやがって………」

 

アスナ「また、君は無茶をしてたんだね。気づいてあげられなくて、ごめんね」ナデナデ

 

ハチマン「すぅ~、すぅ~」ZZZZ

 

 

小町は兄に異常が無いことに安堵して、その場にヘタれ込む。キリトは親友に異常がないことに安堵の息をつく。アスナは自分がもっとしっかりしていれば最愛の人が無茶をすることはなかったのでは無いかという後悔の念を抱きながら、頑張った最愛の人の頭を優しく撫でる。

 

 

アスナ「よく頑張ったね、ハチマンくん」ナデナデ

 

 

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