仮想と混ざりあったリアル   作:黒牙雷真

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連行されるハチマン

 

 

 

 

キリト「セヤアアッ!」ガキンッ!

 

キリト「ハッ!」キィィン!

 

キリト「デヤアッ!」ガキンッ!

 

ハチマン「キリト、スイッチするか?」

 

キリト「大丈……夫ッ!」カンッ!

 

 

現在、俺たちは最前線である第74層の迷宮区に相変わらず、無茶な攻略を二人でしている。74層の迷宮区が解放されてから二週間あまりで迷宮区の85%ほど端から端までマッピングを済ませている。

 

そして、今、キリトが二足歩行で右手に剣を持ち、左手で円形の盾を持つトカゲ型モンスターのリザードンロードと戦闘している。

 

──がしかし、このリザードンロードはやけに強い。これは70層を越えた辺りからモンスターたちのアルゴリズムに狂い初めてからやけにこういった強いモンスターを目にすることが増えた。

 

 

キリト「ぐぅっ!?」

 

リザード「グルゥゥゥゥ!!」

 

 

また、キリトが自分の愛剣である、《エリシュデータ》を持ちながらリザードンロードの剣技を苦戦しているのは、コイツに挑んだ前のプレイヤーの所為だ。コイツはプレイヤーを殺して、殺すまでの戦闘を学習しているからだ。つまり、70層よりも上のモンスターに剣技を教え込めば、やがて最強のmodモンスターの完成である。

 

なので、俺とキリトは必ず、コイツを倒さなければならない。

 

 

ハチマン「ほら、キリト。ベロリンガーが来るぞ」

 

リザード「シャアーッ!!」ベロリーン

 

キリト「くそッ!」ザンッ!

 

リザード「クシャアッ!?」

 

 

キリトは少し後ろに飛び、リザードンロードが舌を伸ばしたら、それを切り。そのまま、懐へ入り込み、ソードスキルを発動させる。

 

 

キリト「これで終わりだっ!」

 

キリト「フッ!」

 

キリト「ハッ!」

 

キリト「リャアッ!」

 

キリト「デヤアッ!」ガシャン!

 

 

計4連撃からなる《ホリゾンタル・スクエア》をクリティカルでリザードンロードに決めてポリゴンへと葬る。

それを見た、キリトはその場に座り込んでしまう。

 

 

キリト「ハアー、今のモンスターはやけに強かったな~」

 

ハチマン「確かにな。やっぱり、モンスターのAIに学習能力が組み込まれてるな」

 

キリト「今の奴、絶対に俺と同じのSTR型だったよ。それと戦略はハチマンみたいに相手の嫌いところ突いてくる変則型な奴」

 

ハチマン「言われてみれば、お前とモンスターがつばぜり合いになれば、盾で殴って来たりしてたもんな」

 

キリト「本当!殺りにくい相手だったぜ」

 

ハチマン「それより、この後はどうするんだ?お家帰る?ゴーホームする?ハウスする?」

 

キリト「そうだ、今日は流石に俺も帰るは…………」

 

ハチマン「なら、前衛は任せた」

 

キリト「なっ!?お前、今の俺に前衛をやらせるのかよ!?」

 

ハチマン「冗談だ。俺もそんな鬼じゃねぇよ」

 

ハチマン「あっ………ああああっ!?」

 

キリト「どうした?」

 

ハチマン「やばい、非っっ常にヤバい!」

 

キリト「だから、どうしたんだよ?」

 

ハチマン「鬼で思い出したんだが、今朝、お前からメッセージが来たあとアスナからメッセージが届いたんだが…………そのまま放置してまして」ダラダラ

 

キリト「あー………それはヤバいな。マジで」

 

ハチマン「どうしよう…………」

 

キリト「取り敢えずはエギルの店までに考えれば良くないか?」

 

ハチマン「そうだな。マジで、それまでに考えなければ、オレコロサレチャウ」

 

 

てな訳で来ましたは第50層の《アルゲード》でエギルの店にいる。

 

エギル「おいおい、S級のレアアイテムじゃねえか!?俺も現物を見るのは始めてだぜ…………」

 

エギル「おい、キリトにハチマン。おめぇら、金には困ってないんだろ?特にハチマン。で、買い取るって自分で食おうとは思わんのか!?」

 

キリト「思ったさ、多分もう二度と手に入らないだろうし…………」

 

ハチマン「俺も料理スキルを持っているが、そこまで高くないしな…………」

 

エギル「だったら…………」

 

 

 

─────バンッ!

 

 

 

エギル「!!」ビクッ!

 

キリト「!!」ビクッ!

 

ハチマン「!!」ビクッ!

 

 

エギルの話を遮るかのように力強く、店の入り口が開かれたことに俺たちは身体がビクッと驚いた猫のように跳ねてしまった。

 

 

エギル「………」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

キリト「………」ガタガタ

 

ハチマン「………」ガクブルガクブル

 

 

入り口が開いたあと、バンッと音を出した張本人から本能的に分かるほど、振り返ったら命がないというほどの殺気のような物を俺の背中に向けられている。

 

 

アスナ「みーつーけーた!」ゴゴゴゴ

 

ハチマン「ひいぃぃぃぃ!?」ガタガタ

 

アスナ「あっ、エギルさんにキリトくん。こんにちは」ニコ

 

エギル「お、おう……」

 

キリト「こ、こんにちは、アスナ………」

 

アスナ「悪いんだけど、キリトくんの隣にいる人を借りていくね?」ニコニコ

 

キリト「お、おう………」

 

 

 

────ガシッ!

 

 

 

アスナ「それではお騒がせしました」ニヤリ

 

ハチマン「き、キリト、エギル!た、助けてくれ!俺はまだ死にたくない!?」ズルズル

 

 

キリト「すまない、ハチマン………」プイッ

 

エギル「わりぃ…………」プイッ

 

 

ハチマン「そこのジル・ド・レェみたいな人でもいいから!た、頼む!」ズルズル

 

???「…………」

 

アスナ「さぁー、行こうか、ハチマンくん」ニッコリ

 

ハチマン「い、嫌だ!俺は、まだ死にたくない!い、いや───【バタンっ!】」

 

 

 

ハチマンは必死に生き延びよう足掻いた。しかし、世界は無慈悲で残酷だった。

 

 

 

エギル「な、なぁ、キリト」

 

キリト「な、なんだ?」

 

エギル「ハチマンの奴、またアスナを怒らせるようなことを何かしたのか?」

 

キリト「ハチマンの奴、アスナからのメッセージを返信もせず、無視したんだよ」

 

エギル「だからか…………」

 

 

 

 

 

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