世界樹と巨神と上帝と   作:横電池

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六章開始です


第六章
61.異国から来た旅人


 

 

 

 

 今日も今日とて朝から快晴で、空には雲と気球艇が浮かび賑やかな街並みを見せるタルシス。

 

 そんなタルシスの街はずれにある一軒家で、庭先の草むしりを一人する。ずっと放置されていた庭は雑草だらけだった。背の高い雑草はあまりないのが幸いか、それにしても草むしりというのは結構体力を使う。

 

 イシュにも手伝ってほしいと思うところだが、あの人はダメだ。一度手伝ってもらったことがあるけど、そのやり方が燃える剣で焼くという方法だった。人の庭先でボヤ騒ぎはやめてほしい。

 

 そんなわけでイシュは今頃家の中でコーヒーを啜っては読書をしているだけだ。ごくつぶしである。

 

 ずっと屈んでいたせいか、背中が痛い。一度背中を伸ばし休憩に入り、北にそびえている世界樹を眺める。

 以前より輝いて見える世界樹は、もう辿り着けない場所ではない。気球艇さえあれば麓まで行けるのだ。

 

 もう辺境伯からの世界樹調査の発令は終わった。だけど未だにこのタルシスでは冒険者の気球艇は空を飛ぶ。

 

 その理由はいくつかある。

 その一つは魔物や樹海の素材採集のためだ。今タルシスでは素材の高価買取が行われている。帝国からの移民を受け入れるために、大規模な移動を可能とする気球艇……ではなく飛行船を造るために。そして移民の人たちの住まう家を造るために。

 自然の木々を伐採して開拓していけば、いずれは帝国と同じ道を辿る。世界樹に関わる迷宮であればその道を辿るのは緩和されると考えてのことらしい。

 

 とにかく冒険者は未だこの街に必要な人材。むしろ今はとても稼ぎ時なのだ。私たちもこの期に乗じて冒険へ、と行きたいところではあるが、それをすることはできない。

 

「……ノア、まだできないかなぁ」

 

 つい出てしまった独り言の通り、気球艇ノアが完全に壊れてしまったからだ。

 

 あの戦いで乗り捨てられたノアは見事に崖壁に衝突し、バラバラになっていた。正直仕方なかった部分もあるよねと思っていたのだけど、まぁあれである。

 

 交易長は全く仕方ないと思ってくれなかったのである。

 イシュと私は二人そろって延々と説教をされた。竜を倒すためだったと言っても説教は止まず、「このボンクラどもの気球艇は後回しだ! くそ忙しいってのに!」と最後には吐き捨てられた。

 

 帝国移動計画の飛行船製造よりも後となれば、どれほど先かと戦々恐々ものだったけど、なんだかんだで合間合間にちょっとずつノアを作ってくれているらしい。情報源は辺境伯である。これもツンデレというやつだろうか。

 

 空を飛んでいく気球艇を恨めしげに眺めていると、大きな客人がやって来た。

 

「アルメリア殿、元気そうでなにより」

 

 牛頭のモノノフ、イクサビトのキバガミさんだ。

 

「キバガミさんこそ元気そうで。それよりどうしたんですか? 里に戻ったんじゃ?」

「なに、タルシスの兵に稽古をつけてくれとギルド長殿に頼まれてな。里の方は、皆が優秀すぎて拙者の役目がなくてな……」

「家に居場所がない状態の夫みたいな……」

 

 しゅんとしながら話すキバガミさんは巨人との戦いのあと、イクサビトの里に戻った。もともと彼は成り行きで私たちと同じギルドとなっていたし、里の長として今はギルドに所属していない状態だ。だけどこの様子ではどこかのギルドから声を掛けられそうだ。

 

「拙者は辺境伯殿や帝国の坊主、ウロビトの長老のような出来の良い頭ではなくてな……里の者にも今では稽古しかつけてやれぬ……」

「いきなり落ち込まないでくださいよ……ていうか帝国の坊主って?」

「ム? ああ、帝国の皇子のことよ」

 

 まさかの皇子を坊主扱い。

 

「一応皇子相手に坊主て……てか皇子、体調は良くなったんですね」

 

 巨人戦後、呪いは解けたがかなり消耗していてしばらく療養と聞いていたけど、話しができるほどには回復したってことだろう。

 

「ウム。今では憑き物も落ちたように元気なものよ。拙者と会う度に稽古を望むほどにな」

「へぇー」

「なんというか……つくづく拙者は稽古しかつけてやれぬな……」

「だからいきなり落ち込まないでくださいよ」

 

 イクサビトやウロビトを犠牲にする計画を立てていた頃とは全然違う皇子の話。キバガミさんはなんか落ち込んでるけど喜ばしいこととしか思えない。

 というかこの人、愚痴るために来たのだろうか。

 

「今日はもう予定がないなら上がっていきます? ついでに一緒に草むしりしません?」

「ム? まだ来ておらんのか?」

「はい?」

 

 何の話?

 

「シウアン殿がお主らに頼みたいことがあるらしくてな」

「頼みたいこと?」

 

 シウアンが来るということも頼みがあるということも、全く聞いていない。逆にこちらがシウアンに頼むことはあったりする。正確にはイシュがだけど。

 イシュがシウアンにハイ・ラガードまで連れていきたがっているのだ。しかし、すぐに連れていくつもりはないらしく、彼女に里帰りをさせていた。

 なんでもハイ・ラガードまでの移動だけで一月以上掛かるらしい。しばらくウロビトの里に戻れないから長旅に出る覚悟が固まるまでゆっくりしてろとのこと。イシュがその発言をした時は驚きの方が大きかったのは仕方がないと思う。

 

「旅支度とかかな……」

 

 とにかく、シウアンに頼むことはあれど頼まれることは思い付かない。強いて言うなら長旅準備を手伝ってほしいとかだろうか。

 

「拙者にも頼みたいことがあるらしい。なんらかの荒事かもしれぬぞ」

「キバガミさんにもですか」

「ウム、拙者が尋ねた時は上手く言葉にできなかったようでな。内容については揃ってから話すそうだ」

「それが今日なんですか」

 

 全く聞いていないんですが。私たちがどっかに出掛けてたらとか考えてないんだろうか。気球艇ないけど。ないから暇だと思ってくれているのか。ちくしょう。

 

「それにしても、まだ来ておらんとはな……」

「案外ベルンド工房にいるかもしれませんよ。お店の子がシウアンと年齢近そうですし」

「もしくは噂になっている巫師のもとかもしれんな」

「巫師?」

「……お主、あまり家から出ておらんのか?」

「た、たまたま知らないだけですよ……で、その噂の巫師って?」

 

 気球艇がないから日用品の買い物ぐらいしか出ないんだもの。仕方がないじゃないか。

 巫師といえばタルシスでは珍しい部類。昔、体に呪いがあった頃に診てもらったことがあるが、たいていは旅の途中の人だった。ざっくり言ってしまえばスピリチュアル的な医療の人たち。地域によっては生活の中心だとかなんとか。タルシスでは根付かなかったけど。

 

「遠方から世界樹の調査発令を聞きつけてやって来たらしくてな、凄腕でありなおかつ高位の巫師と聞く」

「世界樹の調査て、もう終わったじゃないですか」

「ウム、まさか終わっているとは思わなかったのだろうな。だがタルシスに残り、治癒やまじないをしてくれるそうだ」

「へぇー」

 

 シウアンも祈祷とかするし、巫師と似たような感じなのかな。それで見に行ったとか。

 

「でもなんで噂になるんです? 確かに巫師は珍しいかもですけど」

「その者は破格の値で診てくれるそうでな。それだけでなく、迷宮にて行方がわからなくなった者を率先して助けに向かい救出してくれたと聞いておる」

 

 安い値段で診てくれてなおかつ危険な場所にまで来てくれる、と。なんだかまるで聖人のようだ。確かにそれなら噂になるのかもしれない。

 

「お主が知らぬということは、イシュ殿も知らぬのだろうな……」

「行動範囲が一緒ってわけじゃないですけど、イシュは噂とか気にしなさそうですしね……」

「お主もであろうに」

 

 私はたまたま知らなかっただけだって。

 そんな呆れた目はやめなさい。

 

「イシュ殿ともしかしたから知己やもしれん」

「へ? なんでです?」

「確かイシュ殿の故郷はハイ・ラガードという場所であろう?」

 

 ハイ・ラガードの世界樹から来ただけで、故郷かというと厳密には違うけども……キバガミさんは知らないままだっけ。

 誰がどこまで知ってるのかさっぱりだ。イシュが千年前の存在と知ってるのは辺境伯とローゲルさんに、ウーファンとシウアンもだっけ? 皇子も知ってるのか。

 

「その巫師はハイ・ラガードで冒険者をしていたそうだ。その地の世界樹にも挑んだことがあるらしい」

「ほへぇー!」

 

 絶対イシュとは知り合いじゃないだろうけど、私としてはその人に俄然興味が出てきた。ハイ・ラガードにいずれ行く予定なのだもの。そして世界樹の頂上にイシュの住んでた城があるのだ。事前情報はほしい。

 

「その人はどこに?」

「セフリムの宿にいるらしいが……」

「じゃあ今から行きましょうか!」

「シウアン殿が来ると言ったであろう。すれ違うことになるやもしれん」

「イシュがいますよ!」

「ムウ……」

「少し待っててください!」

 

 キバガミさんにちょっと待ってもらって、家で読書中のイシュに出掛けることを伝えてこよう。あ、一応イシュも来るか聞いた方がいいかな。まあその場合はキバガミさんに家に居てもらおう。

 もはやすっかり現代の文字も読めるようになったイシュは、学舎から本を借りては読むほどの本の虫となっていた。

 

「イシュー?」

 

 黙々と読み続けているイシュに声を掛けると、本から目を外して私を一瞥した。

 

「どうした」

「ハイ・ラガードの冒険者がタルシスにいるみたいなんで、ちょっと会いに行こうと思うんですけどイシュも来ます?」

「ふむ」

 

 すると、イシュは読んでいた本を閉じ立ち上がる。どうやらイシュも来るつもりのようだ。

 

「イシュも来るんですね」

「ハイ・ラガードのことで確認したいことがある」

「はい、それじゃセフリムの宿に行きましょう」

 

 イシュも行くことになったので、シウアンとすれ違いが起きても大丈夫なようにキバガミさんに留守を頼むことにした。

 家主がいない家に居座るわけには、と渋っていたけど家主である私が任せたから大丈夫、と説得してなんとか待ってもらうことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 セフリムの宿に行くのは実は久しぶりである。

 最後に来たのは宿のチェックアウトのため、それも巨人戦後わりとすぐだ。まあ久しぶりといっても一月も経ってない。だいたい二週間程度だろうか。そんなわけで別に大きな改装とかがあるわけでなく、以前と変わらない姿。

 セフリムの宿で他の人との交流スペースといえば食堂だろうと思い、そこへと向かうと見慣れぬ格好の人がいた。

 その人の向かいには少年が涙を流して椅子に座っている。シウアンはいない。

 

「ほーら、できた。完成よ」

「……違うよ、ひっく……そっ、そんな不気味な人形じゃないよ……」

「不気味なって失礼ね……」

 

 何やってんだろ。

 泣いている少年に、おそらく噂の巫師と思わしき女性が藁人形を見せていた。全くわからない状況だ。巫術用の人形だろうかあれは。

 

「だいたいねぇ……巫医であるあたしに妹へのプレゼント作りを頼むのはおかしいんじゃない?」

「だ、だってぇ……すごい優しい冒険者って聞いたもん……」

「尾ひれがつきすぎよ……」

 

 やっぱりあの女性が噂の巫師のようだ。少年は噂を聞いて訪ねて来たって感じだろうか。優しいイコールなんでも頼めると思っちゃったのか。

 

「プレゼントとか自分で用意するもんじゃないの?」

「したよぅ……でも、人形、買ったのに……無くしちゃった……」

「ああ、そういうことね。あるんならそう言いなさいな」

 

 無くしたって少年は言ったのに、女性は別のことを言った。見てる私も当事者の少年も頭上にクエスチョンが浮かびそうな雰囲気である。

 一方で女性は紙とおはじきのようなものをいくつか取り出し、何やら色々書いて並べていく。

 何度か紙の上におはじきを滑らせた後、女性は言った。

 

「……買ったあと、果物屋に行ってないかしら?」

「えっ……うん。わかるの……?」

「そこに置き忘れたんじゃない?」

「そ、そうかも……見てくる!」

 

 少年は慌てて去っていった。

 今のも巫術の一種だろうか。少年は手ぶらだった。果物屋に行ったなんて見ただけではわからないのに、まじないで当てたということだろうか。そしてプレゼントの人形の場所すらも。

 巫師の力の一端を見れたおかげで、ますます期待が高まる。へっぽこだったら世界樹に挑んだことがあるらしいといっても、全然浅い段階で止めたのかもと考えれるが、凄腕巫師ならある程度深みには行ってそうだからだ。

 期待の眼差しが強すぎたのか、女性は私たちを見て言った。

 

「さっきから見てるけど、あなたたちもあたしに何か用があるのかしら?」

「あ、えっと、まあ、そうなります?」

「一応言っておくけど、あたしはなんでも屋じゃないんだからね」

 

 何人にも訪ねられているからか、ちょっと面倒くさそうに応える彼女。話すの面倒だから断るって言われたら素直に下がろう。そう思えるくらいの態度だ。

 

「ハイ・ラガードから来たんですよね? あっちのことを聞きたいなぁって思って」

「……怪我とか病気のことじゃなくてハイ・ラガードについてなの? どうしてか聞いてもいいかしら?」

 

 逆に質問された。特に取り繕うことなく素直に答える。

 

「ハイ・ラガードの世界樹に行く予定があるので、どんなところか聞けるなら聞いておきたいんです」

「……世界樹に? そっちの子も?」

 

 女性はイシュにも聞いてきた。

 イシュも世界樹へ行くけど、この人は世界樹について聞きたいってわけではない。

 

「我は少し異なる。我もハイ・ラガードの冒険者に尋ねることがあるが、それはアルメリアの問いを答えてからにする」

「すごい声ね…………とにかく二人ともハイ・ラガード関係を知りたいわけね」

 

 久しぶりにイシュの声に驚く人を見た気がする。すっかり馴染んだけど、そういやその反応が普通か。

 

「でもあたしはあまり期待に応えられないと思うわ」

「なんでですか?」

 

 世界樹に挑んだ噂は出鱈目ってことだろうか。

 

 

「あたしはね、ハイ・ラガードを追放されたの」

 

 

 まさかの答え。

 追放なんてただ事じゃない。ハイ・ラガード公国、つまり国からの追放なんて、よっぽどのことをしない限りはそんなことにならないはずだ。

 実はこの女性、そうとうやべえ人なのか。

 

 何を言うべきか悩んでいると、別の声が会話に入ってきた。

 

「お嬢様、追放とはまた違いましょう」

 

 しゃがれた男性の声。

 その声の持ち主は黒いコートを身に纏った老齢の男性だった。だけどその背筋は曲がっておらずピンと張られているし、歩く姿も力強いものだ。

 

 ていうかお嬢様?

 

「爺やの言う通り、逃げたと言う方が正しいかしら」

「そのようなことは言っておりません。……ヌシらに言っておく。お嬢様は自らの意思で国を出られたのだ。追われている身ではない」

 

 じいやって言いましたよこの女性、いや、お嬢様。ひょっとして貴族とかなんだろうか。大金持ちさん?

 それより爺やさんの眼光が鋭すぎる。めちゃくちゃ睨まれている。

 

「いきなりごめんなさいね。爺やは愛想が悪すぎよ」

「……」

「いえ、大丈夫です……」

 

 笑いながら謝罪するお嬢様と違い、爺やさんは無言で睨み付けてくる。私別に悪いことしてないよね?

 

「爺やのことは気にしないで」

 

 んな無茶な。すごい威圧感放ってますもん。

 

「それにしても、ハイ・ラガードの世界樹を目指さなくてもいいんじゃない? この地にも世界樹があるんだから」

「いえ……ハイ・ラガードの世界樹に行かないとなんです」

「ふぅん……」

 

 爺やさんが追放ではないと言ってたけど、やっぱりハイ・ラガードに何か思うところがあるのだろう。お嬢様も反応が淡白だ。

 

「答えを濁すな。汝は知ることを話せばよい」

 

 ここでイシュのこの発言である。

 貴族疑惑のお嬢様相手にこの高圧的物言い。当然これには、

 

「お嬢様に向かって生意気な……! その命、要らぬようだな!」

 

 爺やさんがキレた。

 怒ったとかじゃない。キレた。銃を両手に取り出してイシュにつきつけたのだ。

 

「やめなさい!」

「イシュ止まって!」

 

 お嬢様が爺やさんを止め、私は剣を振り抜こうとするイシュに制止を掛ける。

 なんで宿屋の食堂でこんな殺伐とするんだ。

 

「……はぁ。悪かったわね」

「い、いえ、こちらこそ……」

 

 あまりお嬢様も話したくないようだし解散した方がいいかもしれない。そんな気持ちが生まれ始めた時、

 

「お詫びってわけじゃないけど、あたしがハイ・ラガードについて知ってることを話してあげるわ」

「……いいんです?」

 

 あんなにもったいぶってたのに。

 そんな気持ちも込めた、いいんです? だ。

 

「ええ、いいわよ。でも本当に期待に応えれるか怪しいわよ」

「大丈夫です! お願いします!」

 

 情報が少なくても一般人目線のハイラガ世界樹を知れるのは嬉しいことだ。そんな期待を込めて話を聞く。

 

「まずは……そういえばまだ名乗ってなかったわね」

「あ、そうですね。私はニーズヘッグのアルメリアです。こちらはイシュ」

 

 聞かせてもらう側だしと、先に名乗る。

 私たちの名前を聞いてから女性は名乗った。

 

 

「あたしの名前はアーテリンデ。そこの恐いお爺さんはライシュッツ。あたしたちは、ハイ・ラガードではエスバットというギルドだったわ」

 

 

 

 

 

 

 

 




 

六章開始です。

今更かもしれませんが、もしくはくどいようかもしれませんが、世界樹は人によってマイ世界樹観があると思います。
そのため思っていた設定と異なっていても「このお話ではこうなんだ」みたいな考えで見てくださると助かります(´・ω・`)

あ、あと実は書き溜め終わってません。何話か溜まってますが途中更新止まるかも……我慢できなかったんだ(´・ω・`)
なので今回は四日ごとに更新していきます。このリードを活かしたい。
追いつかれたら不定期に変更です(´・ω・`)
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