命を燃やす勇者達   作:naogran

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とある保育園の人形劇。

タケル「昔々、ある所に勇者が居ました。勇者は人々に嫌がらせを続ける魔王を説得する為に、旅を続けています。そして遂に、勇者が魔王の城に辿り着いたのです。」

冒頭ナレーション担当の天空寺タケル。

友奈「やっとここまで辿り着いたぞ!魔王!もう悪い事は止めるんだ!」

風「私を怖がって悪者扱いを始めたのは、村人達の方ではないか!」

勇者役の結城友奈と、魔王役の犬吠埼風。

友奈「だからって嫌がらせは良くない!話し合えば分かるよ!」

風「話し合えば、また悪者にされる!」

友奈「君を悪者になんかしない!!・・・わわわわ!」

熱演のし過ぎで右手が動き、人形劇舞台が倒れてしまった。

友奈「やっちゃった・・・」

タケル「友奈・・・」

風「あ、当たんなくて良かった・・・でもどうしよう・・・」




友奈「勇者キーーーーーック!!!」




突然魔王に攻撃した。

風「ええ!?ちょおま!それキックじゃないし!話し合おうって言っていた所じゃないの!!」




アカリ「色々ぶっ飛んでるね・・・」

タケルの幼馴染みの月村アカリ。

マコト「友奈の奴・・・」

仮面ライダースペクター・深海マコト。




風「樹!ミュージック!」

樹「ええ!?じ、じゃあ・・・これで!」

音楽担当の犬吠埼樹がノートパソコンで魔王テーマを流した。




友奈「ええ!?ここで魔王テーマ!?」

風「あっはっはっはっは!ここが貴様の墓場だ!!」

友奈「魔王がノリノリに!?おのれーーー!!」




御成「風殿がノッてるでござるな。」

大天空寺住職代理の御成。

カノン「でも楽しそうですね。」

マコトの妹の深海カノン。




東郷(いけない!勇者の為に、ここは私が園児達に洗脳しなければ!)

ナレーション担当の東郷美森。

東郷「皆!勇者を応援して!一緒にグーで、勇者にパワーを送ろう!がーんばれ!がーんばれ!」

園児達「がーんばれ!がーんばれ!」




風「ぐ、グオオオ・・・!!皆のパワーが私を弱らせる・・・!!」




樹「お姉ちゃん、良いアドリブ!」




友奈「今だ!勇者パーーンチ!!」

勇者パンチで魔王にトドメを刺した。

風「グエエエエエエエエ!!」

友奈「これで、魔王を分かってくれたよね?もう友達だよ!」

風「しめてしめて!」




東郷「っと、皆の力で魔王は改心し、祖国は守られました。」




友奈「皆のお陰だよ!やったやったー!」

舞台がハッピーエンドになり、園児達が喜んだ。

タケル「ふぅ・・・何とかなったよ。」

アカリ「お疲れ様タケル。」




友奈『こんな感じで、校外活動で青春を燃やしている私達。』

『3年生で部長の犬吠埼風先輩、この舞台でお話しを考えてくれたしっかり者。』

『後輩で、部長の妹の樹ちゃん、1年生、お姉ちゃんの事が大好き。』

『そして、私の大親友の東郷さん。去年お隣に引っ越して来たんだ。大親友なのに苗字で呼んでいるのは、本人の希望。』

『そして勇者部に協力している皆さん、天空寺タケルさん、月村アカリさん、御成さん、深海マコトさん、深海カノンさん。この5人は別の世界から来て、元の世界に帰れるまで勇者部の顧問兼支援者としてやっています。』

『私達は皆の為になる事を勇んで実施するクラブ。そう、私達は讃州中学勇者部!』

これは、彼らと彼女達の新たな物語である。


##結城友奈の章##
第一話「結城!乙女の真心!」


ここは神世紀300年の四国。神樹様に守られている人間達がここで平和に暮らしていた。

 

 

 

市立讃州中学校・勇者部。

 

カノン「昨日の人形劇面白かったね。」

 

マコト「友奈がやらかしちゃったけどな。」

 

タケル「あ、噂をすれば来たよ。」

 

部室に友奈と東郷が来た。

 

友奈「こんにちはー!友奈、東郷、入りまーす!」

 

東郷「こんにちは。」

 

樹「お疲れ様です。」

 

風「お、来たわね〜。」

 

友奈「昨日の人形劇、大成功でしたね!」

 

風「ええ?って言うか、何もかもギリギリだったわよ。」

 

アカリ「そうよ。友奈ちゃんが舞台を倒しちゃったから。」

 

友奈「結果オーライで〜。」

 

樹「皆喜んでましたね。」

 

御成「園児の皆さんとても大喜びでございました。」

 

東郷「友奈ちゃんのアドリブ良かった。」

 

風「受ける私は、激腹ドキドキ丸よ。」

 

友奈「勇者はくよくよしても仕方が無い!」

 

タケル「友奈は本当ポジティブだね。」

 

風「はいはい、じゃあ今日のミーティング始めるわよ。」

 

友奈・東郷・樹「はーい!」

 

 

 

 

ミーティング。

 

アカリ「今日の依頼はこれよ。」

 

黒板に子猫の写真を貼った。

 

友奈「うわぁ〜!可愛い〜!」

 

タケル「子猫探し?」

 

風「そう。こんなにも未解決の依頼が残っているのよ。」

 

樹「た、沢山来たね・・・」

 

風「なので、今日から強化月間!学校を巻き込んだキャンペーンとして、この子達の飼い主を探すわ。」

 

友奈「おおお〜!」

 

東郷「学校を巻き込む政治的発想は、流石1年先輩です!」

 

風「あ、ありがとう・・・」

 

マコト「東郷、それは褒めているのか?」

 

風「学校への対応は私がやるとして、まずはホームページの強化準備ね。東郷任せた!」

 

東郷「はい!携帯からのアクセスも出来るように、モバイルも作ります。」

 

友奈「流石!詳しいね!」

 

パソコンでホームページを作成する。

 

樹「私達は?」

 

カノン「何かお手伝いはないかな?」

 

風「えっと・・・まずは今まで通りだけど、今まで以上に頑張れ!」

 

タケル「随分アバウトだね・・・」

 

友奈「それだったら、海岸の掃除行くでしょ?」

 

樹「はい。」

 

友奈「そこでも、人に当ってみようよ。」

 

樹「あ、それ良いです!」

 

 

 

 

東郷「ホームページ強化任務、完了です!」

 

 

 

 

全員「え、早!」

 

ホームページの強化が即完了した。

 

友奈「しかもよく出来てる・・・」

 

風「凄・・・」

 

 

 

 

 

 

放課後、全員がかめやでうどんを食べに行った。

 

店員「はい、おまち。」

 

風「はぁ〜い。」

 

友奈「3杯目・・・」

 

今風は3杯目を食べている。

 

アカリ「風ちゃん、お腹いっぱいにならないの?」

 

風「うどんは女子力を上げるのよ?」

 

御成「女子力を上げる為にうどんを3杯とは・・・」

 

タケル「やっぱりうどんは美味いなぁ〜。」

 

樹「でも、ホームページの強化凄かったです!」

 

風「あんな短時間で仕上げるとか。」

 

友奈「プロだ〜!」

 

東郷「ありがとうございます。先輩、天ぷらどうぞ。」

 

風「おぉ!気が効くね〜!君、次期部長は遠くないよ?」

 

東郷「いえ、先輩見てるだけでお腹いっぱいに・・・」

 

友奈「そう言えば先輩、話って?」

 

マコト「何かあったのか?」

 

風「あぁそうだ。文化祭の出し物の相談。」

 

樹「まだ4月なのに?」

 

友奈「もう食べた・・・!?」

 

樹「夏休みに入っちゃう前にさ、色々決めておきたいんだよね〜。」

 

東郷「確かに、先手で有事に備える事は大切ですね。」

 

友奈「今年こそ!ですね。」

 

カノン「去年は準備出来なくて何も無かったんだよね。」

 

風「今年は猫の手も入ったし。」

 

樹「私!?」

 

友奈「ん〜・・・折角だから一生の思い出になる事が良いよね・・・」

 

東郷「尚且つ、娯楽性の高い大衆が靡くものでないと。」

 

タケル「皆が楽しめるものとかでも良いかもね。」

 

樹「でも何したら・・・」

 

風「それを皆で考えるのよ。はい、これ宿題。それぞれ考える事。」

 

マコト「俺達も考えるのか?」

 

風「そう。何かアイディアがあったら相談してね。」

 

友奈・樹「は〜い!」

 

風「すみませーん!おかわりー!」

 

タケル・友奈「え、4杯目!?」

 

 

 

 

夕方、友奈と東郷が車椅子移動車に乗って帰宅。タケルとマコトとカノンがCRF250Lとマシンフーディーに乗って移動車に付いて行く。タケルは結城家に居候、マコトとカノンは東郷家に居候している。

 

移動車内では、友奈と東郷が風にメールしている。

 

 

 

 

そしてアカリと御成と風と樹も帰宅途中。アカリと御成は犬吠埼家で居候している。

 

風「さてと、夕飯は何を作ろうか。」

 

樹「ええ?まだ食べるの?」

 

風「樹は小食ねぇ。」

 

樹「お姉ちゃんが食べ過ぎなの。」

 

アカリ「お腹壊すかもよ?」

 

風「大丈夫。女子力があれば。」

 

御成「風殿がおっしゃっている女子力と言うのは興味深いものですね!」

 

アカリ「憧れてどうするのよ。」

 

すると風のスマホにメールが受信された。

 

風「っ?」

 

それは、大赦からのメールだった。

 

風「・・・・」

 

樹「お姉ちゃんどうしたの?」

 

風「ううん、何でも無い。」

 

アカリ「どうかしたの?」

 

風「何でも無いって〜。・・・・・ねぇ樹。」

 

樹「何?」

 

風「お姉ちゃんに隠し事があったらどうする?」

 

樹「えっと、よく分からないけど・・・」

 

風「例えばね、広州勝沼で、援軍が来ないのに戦え!って言わなきゃいけなかったとして・・・」

 

樹「えっと・・・」

 

アカリ「それって近藤勇?」

 

風「そう。流石アカリさんね。」

 

樹「いきなりどうしたの?」

 

御成「風殿、何処か具合でも悪いのですか?」

 

風「何でも無い。」

 

樹「ん〜・・・・付いて行くよ。何があっても。」

 

風「え?」

 

樹「お姉ちゃんは、唯一の家族だもん。」

 

風「・・・・・ありがと。」

 

アカリ「さぁ、早く帰ってご飯作りましょ?」

 

風「そうだね。」

 

2人の両親は、幼い頃に亡くなってしまっている。

 

 

 

 

 

 

翌日、讃州中学校の駐輪場にCRF250Lとマシンフーディーが停車した。

 

 

 

 

廊下。

 

マコト「そう言えばタケル、あの子は今どうしているんだ?」

 

タケル「リハビリを頑張ってるってメールが来たよ。」

 

マコト「そうか。俺達が居なかったら、あの子はどうなっていたか。」

 

カノン「ん?」

 

マコト「カノン、どうした?」

 

カノン「・・・来る。」

 

するとその時、自分達以外の周りの時が止まった。

 

タケル「これは・・・!」

 

マコト「まさか、来たのか!?」

 

タケル「マコト兄ちゃん!」

 

マコト「分かってる。行くぞタケル!」

 

タケル「うん!」

 

3人は走って、皆を探す。

 

 

 

 

同じ頃風は、教室から飛び出した。

 

風「まさか・・・まさかそんな!」

 

タケル「風!!」

 

風「タケルさん!マコトさん!カノンさん!」

 

そこでタケル達と合流した。

 

マコト「周囲の時が止まった事は、まさか・・・」

 

風「ああ、そのまさか・・・」

 

アカリ「皆!」

 

タケル「アカリ!御成!」

 

御成「み、皆さんが止まってしまいましたぞ!」

 

タケル「分かっている!行こう!」

 

 

 

 

その頃樹は、怯えながら教室から出た。

 

樹「お姉ちゃん!タケルさん!」

 

風「樹!」

 

タケル「樹ちゃん!」

 

樹「良かった、皆無事だった・・・あのね、皆様子が変で、それで・・・」

 

風「樹!」

 

樹「え?」

 

風「樹、よく聞いて?」

 

樹「え、何?」

 

風「私達が・・・当たりだった!」

 

 

 

 

 

 

突如、外の青空に裂け目が生じ、謎の空間が広がった。

 

 

 

 

 

 

タケル「皆!外を見て!」

 

外を見ると、虹色に輝く空間が海を飲み込んだ。

 

樹「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・!」

 

マコト「来たか・・・」

 

タケル「うん・・・」

 

 

 

 

同じ頃友奈と東郷は。

 

友奈「何?」

 

東郷「地震?」

 

 

 

 

そして空間が、彼らを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

友奈「・・・・っ!?」

 

東郷「っ?」

 

彼女達の目に映ったのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無数の大木が生い茂る謎の世界だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友奈「これは・・・」

 

東郷「何が、起きたの・・・?」

 

この日、彼女達の日常は一旦終わってしまった。

 

 

 

 

 

 

突然謎の世界に飛ばされた友奈と東郷は困惑している。

 

東郷「教室に居たのに・・・」

 

友奈「何これ・・・?」

 

東郷「ここは・・・」

 

友奈「私、また居眠りしてる・・・?」

 

自分の頬を引っ張るが。

 

友奈「夢じゃないみたい・・・東郷さん。」

 

東郷「え?」

 

友奈「大丈夫だよ!私が付いている!」

 

右手を握るが、震えている。

 

東郷「・・・うん。」

 

すると多色の花びらが舞い散った。

 

友奈「・・・あ、携帯!」

 

急いでスマホを取り出すと。

 

東郷「画面が、変わってるね・・・」

 

すると誰かが来た。

 

樹「あ!」

 

風「友奈!東郷!」

 

タケル「大丈夫?」

 

友奈「風先輩・・・樹ちゃん・・・タケルさん・・・皆・・・」

 

樹「良かったです。」

 

マコト「無事で良かった・・・」

 

友奈「わあああああん!風先輩!樹ちゃーん!な、何で皆がここに!?」

 

風「不幸中の幸いかな?2人共、スマホを手放していたら見付からなかった。」

 

友奈「え?」

 

 

 

スマホのアプリを操作すると、友奈と東郷と風と樹の居場所を示すマップが表示された。

 

東郷「これ?」

 

友奈「このアプリに、こんな機能があったんですね。」

 

東郷「隠し機能?」

 

風「その隠し機能は、この自体に陥った時に自動的に機能するようになってるの。」

 

友奈「へぇ、便利。」

 

東郷「このアプリ、部に入った時に風先輩がダウンロードしろって言われたものですよね?」

 

風「・・・ええ。」

 

東郷「風先輩、何か知っているんですか?」

 

風「東郷・・・」

 

東郷「ここ、何処なんですか・・・?」

 

タケル(東郷さん、あの時の事を・・・)

 

風「・・・皆、落ち着いて聞いて?私は、大赦から派遣された人間なの。」

 

樹「え、大赦って・・・」

 

友奈「神樹様を奉っている所ですよね・・・?」

 

タケル「そう。」

 

東郷「何か、特別なお役目なんですか・・・?」

 

風「・・・うん。」

 

樹「ずっと一緒だったのに・・・そんなの初めて聞いたよ・・・」

 

風「当たらなければ、ずっと黙っているつもりだったからね・・・」

 

友奈「風先輩・・・」

 

樹「アカリさんや、御成さんは知っていたんですか・・・?」

 

アカリ「いえ、私も初めて聞いたわ。」

 

御成「拙僧も同じく。」

 

樹「タケルさんとマコトさんは・・・?」

 

タケル「黙っていてごめん。俺は知っていた。」

 

マコト「俺もだ。すまない。」

 

風「私の班が、讃州中学勇者部が当たりだった・・・」

 

東郷「当たり・・・?」

 

風「今見えているこの世界は、神樹様が作った結界なの。」

 

東郷「神樹様の・・・?」

 

友奈「じ、じゃあ、悪い所じゃないんですね?」

 

タケル「けど、神樹様に選ばれた風達は、この中で敵と戦う使命を与えられているんだ。」

 

東郷「敵?」

 

樹「戦うって・・・?」

 

友奈「あの、そう言えば・・・この点って何です?」

 

スマホの画面に、乙女型が此方に迫っている。

 

タケル「ちょっと見せて?」

 

友奈「うん。」

 

画面を見る。

 

タケル「・・・風、マコト兄ちゃん。」

 

風「ええ、来たわね。」

 

マコト「奴が。」

 

結界の向こうから、その姿が現れた。

 

 

 

 

 

 

巨大な怪物が。

 

 

 

 

 

 

友奈「え・・・?」

 

樹「え・・・?」

 

風「あれね。遅い奴で助かった。」

 

カノン「お兄ちゃん・・・」

 

マコトの後ろに隠れるカノン。

 

東郷「浮いている・・・?」

 

タケル「バーテックス。この世界を殺す為に現れる存在。」

 

友奈「世界を殺すって・・・?」

 

風「バーテックスの目的は、この世界の恵みである、神樹様に辿り着く事。」

 

マコト「奴が到達したら、この世界が死ぬ。」

 

友奈「この世界に、私達しか居ない・・・」

 

東郷「どうして、私達が・・・?」

 

風「大赦の調査で、最も適正があると判断されたの。」

 

東郷「そんな、あんなのと戦える訳がない!」

 

風「方法はあるわ。」

 

東郷「え?」

 

風「戦う意思を示せば、このアプリの機能がアンロックされて、神樹様の勇者となるの。」

 

スマホの画面に種が表示された。

 

タケル「その種が満開になれば、勇者となってバーテックスと戦える。」

 

友奈「勇者・・・」

 

東郷「皆・・・あれ・・・」

 

遠くから一筋の光が輝いた。

 

風「っ!危ない!!」

 

タケル「伏せて!!」

 

”ドゴーーーン”

 

何かが爆発したが、全員無傷だった。

 

友奈「何?私達の事狙ってるの・・・?」

 

 

 

 

バーテックスの腹が膨らんでいる。

 

 

 

 

風「こっちに気が付いている・・・!」

 

友奈「そんな・・・っ!」

 

怯えている東郷を慰める。

 

友奈「東郷さん!」

 

東郷「駄目・・・こんなの、戦うなんて・・・!出来る訳無い・・・」

 

友奈「東郷さん・・・」

 

タケル「風。」

 

風「うん。友奈、東郷を連れて逃げて。」

 

友奈「でも先輩・・・」

 

風「早く!」

 

友奈「は、はい!」

 

タケル「アカリ、御成、カノンちゃんも逃げて。」

 

マコト「ここは俺達が食い止める。」

 

アカリ「分かったわ。」

 

御成「ご武運を!」

 

カノン「気を付けてね。」

 

3人も友奈と東郷と一緒に逃げる。

 

樹「お姉ちゃん・・・」

 

風「樹も行って!」

 

樹「駄目だよ!お姉ちゃんを残して行けないよ!」

 

風「樹・・・」

 

樹「付いて行くよ。何があっても!」

 

風「・・・」

 

マコト「風、樹は覚悟を決めたんだ。」

 

タケル「だから、一緒に行こう。」

 

風「・・・よし、樹続いて!」

 

樹「うん!」

 

 

 

 

風が画面に咲いてる花をタッチすると、勇者システムが作動し、神樹との霊的回路が接続され、勇者へと変身した。

 

樹も咲いてる花をタッチすると、神樹との霊的回路が接続され、勇者へと変身した。

 

 

 

 

 

マコト「行くぞタケル!」

 

タケル「うん!」

 

2人は腰にゴーストドライバーを出現させ、タケルがオレゴースト眼魂、マコトがスペクターゴースト眼魂を押して、ゴーストドライバーに装填してカバーを閉じると、パーカーゴーストが出現した。

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』

 

タケル・マコト「変身!!」

 

ゴーストドライバーのレバーを引いて押した。

 

『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!』

『カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ・ゴースト!』

 

2人はパーカーゴーストを纏い、仮面ライダーゴースト・オレ魂と仮面ライダースペクターに変身してパーカーを脱いだ。

 

 

 

 

 

 

バーテックスが尻尾から弾丸を放ったが、4人が大ジャンプして避けた。

 

樹「うわああああああああああ!!これが!!!」

 

風「そうよ!樹!着地!」

 

樹「うわっ!ぶへっ!」

 

着地失敗で転んだ。

 

タケル「樹ちゃん、大丈夫?」

 

着地したゴーストが樹を起こす。

 

樹「だ、大丈夫です・・・」

 

風「これが、神樹様に選ばれた力よ!」

 

すると樹の前に精霊が現れた。

 

樹「何!?可愛い・・・」

 

風「この世界を守って来た精霊よ。神樹様の導きで、私達に力を貸してくれる。」

 

マコト「避けろ!」

 

バーテックスの弾丸を間一髪避けた。

 

樹「うわあああ!ジェットコースターーーーーー!!」

 

風「手を翳して、戦う意思を示して!!」

 

巨大な大剣を握った。

 

風「えいっ!」

 

大剣を振ってバーテックスの弾丸を破壊した。

 

樹「こ、こう!?」

 

右手を後ろに持って行くと武器が出現し、前に振ると鞭が伸びて、バーテックスの弾丸を破壊した。

 

樹「うわあああああああああ!!」

 

そして無事に着地した。

 

樹「な、何か武器出た・・・」

 

 

 

 

タケル「ハァッ!!」

 

ガンガンセイバーを振って弾丸を破壊した。

 

マコト「喰らえ!!」

 

ガンガンハンド・ロッドモードで弾丸達を叩き壊した。

 

 

 

 

その頃友奈達は、安全な場所に避難した。

 

アカリ「ここまで来れば大丈夫。」

 

カノン「お兄ちゃん、タケルさん。」

 

御成「心配いりませんぞ。カノン殿。」

 

すると友奈のスマホに着信音が鳴った。

 

友奈「ま、待って!・・・風先輩!?」

 

風『よし繋がった!』

 

友奈「風先輩、大丈夫ですか!?今戦ってるんですか!?」

 

 

 

 

風「こっちの心配より、そっちこそ大丈夫?」

 

友奈『はい!』

 

樹「うわわわわわ!」

 

タケル「樹ちゃん!」

 

マコト「樹!」

 

樹に迫る弾丸を破壊した。

 

 

 

 

風『・・・友奈、東郷、アカリさん、御成さん、カノンさん、黙っていてごめん・・・』

 

友奈「風先輩は、皆の為に黙ってていたんですよね?ずっと1人で打ち明ける事も出来ずに、それって・・・それって、勇者部の活動目的通りじゃないですか!」

 

風『・・・』

 

東郷「っ・・・!」

 

友奈「風先輩は・・・悪くない!」

 

 

 

 

風「・・・・」

 

樹「お姉ちゃん!!」

 

タケル「風!避けろ!!」

 

風「っ!?」

 

真横にバーテックスが迫っていた。

 

風「やっちゃった!!」

 

大剣で防ごうとしたが。

 

”ドゴーーーン”

 

直撃されてしまった。

 

タケル「風!!」

 

樹「お姉ちゃん・・・!!」

 

マコト「樹!後ろだ!」

 

樹「え!?」

 

”ドゴーーーン”

 

樹「きゃあああああ!!!」

 

バーテックスの弾丸が樹に直撃した。

 

タケル「樹ちゃん!!」

 

 

 

 

友奈「先輩!樹ちゃん!!」

 

 

 

 

タケル「マコト兄ちゃん!」

 

マコト「一気に行くぞ!タケル!」

 

タケル「分かった!」

 

ビリー・ザ・キッドゴースト眼魂とノブナガゴースト眼魂を押して、ゴーストドライバーに装填してレバーを押して引いた。

 

『カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキューン!バキューン!』

『カイガン!ノブナガ!我の生き様!桶狭間!』

 

ゴーストがビリー・ザ・キッド魂に、スペクターがノブナガ魂を纏った。バットクロックがゴーストの手元に渡って、ガンガンセイバーをガンモードに変形し、ガンガンハンドをライフルモードに変形した。

 

タケル「フッ!」

 

マコト「フッ!」

 

射撃でバーテックスにダメージを与える。

 

 

 

 

友奈・東郷・アカリ・御成・カノン「っ!」

 

5人が驚いた。バーテックスがゴーストとスペクターを無視してこっちに向いていた。

 

友奈「こっち見てる・・・!」

 

 

 

 

風「くっ・・・!友奈・・・!」

 

樹「っ・・・!」

 

 

 

 

ゴーストとスペクターが、ガンガンセイバーとガンガンハンドをゴーストドライバーにアイコンタクトさせた。

 

『ダイカイガン!』

『ダイカイガン!』

 

ガンガンセイバーとバットクロックを構え、ガンガンハンドが分身して構える。

 

『オメガシュート!』

『オメガスパーク!』

 

一斉に発射するが、バーテックスはお構い無しに弾丸を放とうとした。

 

タケル「このままじゃマズい!!」

 

マコト「くそっ!」

 

 

 

 

アカリ「皆!逃げるわよ!」

 

3人が逃げるが。

 

御成「友奈殿!東郷殿も早く!」

 

カノン「友奈ちゃん!東郷さん!」

 

友奈「・・・!」

 

東郷「友奈ちゃん!」

 

友奈「っ!?」

 

東郷「私を置いて、今すぐ逃げて!」

 

友奈「何言ってるの!?友達を!・・・っ!」

 

彼女は涙を拭いた。

 

友奈「そうだよ・・・友達を置いてなんて、そんな事絶対しない!」

 

東郷「駄目!逃げて!友奈ちゃんが死んじゃう!」

 

友奈「嫌だ・・・!」

 

東郷「っ!?」

 

友奈「ここで、友達を見捨てるような奴は!」

 

彼女はバーテックスに向かって走り出した。

 

東郷「友奈ちゃん!!」

 

 

 

友奈「勇者じゃない!!」

 

 

 

アカリ「友奈ちゃん!!」

 

御成「友奈殿!!」

 

カノン「友奈ちゃん!!」

 

 

 

 

そしてバーテックスの弾丸が友奈に直撃して爆発した。

 

タケル「友奈!!」

 

マコト「友奈!!」

 

 

 

 

東郷「ああっ!友奈ちゃん!!」

 

 

 

 

しかし友奈は無事だった。

 

 

 

 

東郷「・・・っ!」

 

アカリ「あれは・・・!」

 

 

 

 

 

 

何と友奈の左腕が変わっていた。スマホの花が満開になっており、左のパンチで弾丸を破壊したのだった。そして隣には友奈の精霊が浮遊している。

 

 

 

 

 

 

友奈「嫌なんだ。誰かが傷付く事、辛い思いをする事を!」

 

再び迫る弾丸を、右足のハイキックで破壊した。それと同時に右足が変わった。

 

友奈「皆が、そんな思いをするくらいなら!!」

 

そして左足のハイキックで弾丸を破壊したと同時に変わった。大ジャンプして弾丸を避けた。

 

友奈「私が・・・頑張る!!」

 

そして友奈が勇者に変身した。

 

 

 

 

風「友奈・・・!」

 

樹「友奈さん・・・!」

 

アカリ「友奈ちゃん!」

 

御成「友奈殿!」

 

カノン「友奈ちゃん!」

 

東郷「友奈ちゃん!」

 

 

 

 

友奈「うおおおおおおおおおお!!!勇者パーーーーーーンチ!!!」

 

勇者パンチで、バーテックスの身体の一部を破壊した。

 

 

 

 

風「凄い・・・!」

 

樹「これが・・・!」

 

東郷「友奈ちゃん・・・」

 

 

 

 

タケル「友奈!」

 

マコト「友奈!」

 

彼女の隣にゴーストとスペクターが着地した。

 

友奈「タケルさん、マコトさん、お待たせ。」

 

タケル「まさか友奈が、勇者になれたなんて。」

 

マコト「お前の強い気持ちが、勇者になれる力を得たんだな。」

 

友奈「・・・勇者部の活動は、皆の為になる事を勇んでやる。私は、讃州中学勇者部、結城友奈!私は・・・勇者になる!」

 

結城友奈は勇者である。

 

「END」




         キャスト

    天空寺タケル:西銘駿

     深海マコト:山本涼介

      結城友奈:照井春佳
      東郷美森:三森ずすこ
      犬吠埼風:内山夕実
      犬吠埼樹:黒沢ともよ

     月村アカリ:大沢ひかる
        御成:柳喬之
     深海カノン:工藤美桜

     かめや店員:的場加恵


第二話・東郷!ろうたけたる思い!
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