タケル「昔々、ある所に勇者が居ました。勇者は人々に嫌がらせを続ける魔王を説得する為に、旅を続けています。そして遂に、勇者が魔王の城に辿り着いたのです。」
冒頭ナレーション担当の天空寺タケル。
友奈「やっとここまで辿り着いたぞ!魔王!もう悪い事は止めるんだ!」
風「私を怖がって悪者扱いを始めたのは、村人達の方ではないか!」
勇者役の結城友奈と、魔王役の犬吠埼風。
友奈「だからって嫌がらせは良くない!話し合えば分かるよ!」
風「話し合えば、また悪者にされる!」
友奈「君を悪者になんかしない!!・・・わわわわ!」
熱演のし過ぎで右手が動き、人形劇舞台が倒れてしまった。
友奈「やっちゃった・・・」
タケル「友奈・・・」
風「あ、当たんなくて良かった・・・でもどうしよう・・・」
友奈「勇者キーーーーーック!!!」
突然魔王に攻撃した。
風「ええ!?ちょおま!それキックじゃないし!話し合おうって言っていた所じゃないの!!」
アカリ「色々ぶっ飛んでるね・・・」
タケルの幼馴染みの月村アカリ。
マコト「友奈の奴・・・」
仮面ライダースペクター・深海マコト。
風「樹!ミュージック!」
樹「ええ!?じ、じゃあ・・・これで!」
音楽担当の犬吠埼樹がノートパソコンで魔王テーマを流した。
友奈「ええ!?ここで魔王テーマ!?」
風「あっはっはっはっは!ここが貴様の墓場だ!!」
友奈「魔王がノリノリに!?おのれーーー!!」
御成「風殿がノッてるでござるな。」
大天空寺住職代理の御成。
カノン「でも楽しそうですね。」
マコトの妹の深海カノン。
東郷(いけない!勇者の為に、ここは私が園児達に洗脳しなければ!)
ナレーション担当の東郷美森。
東郷「皆!勇者を応援して!一緒にグーで、勇者にパワーを送ろう!がーんばれ!がーんばれ!」
園児達「がーんばれ!がーんばれ!」
風「ぐ、グオオオ・・・!!皆のパワーが私を弱らせる・・・!!」
樹「お姉ちゃん、良いアドリブ!」
友奈「今だ!勇者パーーンチ!!」
勇者パンチで魔王にトドメを刺した。
風「グエエエエエエエエ!!」
友奈「これで、魔王を分かってくれたよね?もう友達だよ!」
風「しめてしめて!」
東郷「っと、皆の力で魔王は改心し、祖国は守られました。」
友奈「皆のお陰だよ!やったやったー!」
舞台がハッピーエンドになり、園児達が喜んだ。
タケル「ふぅ・・・何とかなったよ。」
アカリ「お疲れ様タケル。」
友奈『こんな感じで、校外活動で青春を燃やしている私達。』
『3年生で部長の犬吠埼風先輩、この舞台でお話しを考えてくれたしっかり者。』
『後輩で、部長の妹の樹ちゃん、1年生、お姉ちゃんの事が大好き。』
『そして、私の大親友の東郷さん。去年お隣に引っ越して来たんだ。大親友なのに苗字で呼んでいるのは、本人の希望。』
『そして勇者部に協力している皆さん、天空寺タケルさん、月村アカリさん、御成さん、深海マコトさん、深海カノンさん。この5人は別の世界から来て、元の世界に帰れるまで勇者部の顧問兼支援者としてやっています。』
『私達は皆の為になる事を勇んで実施するクラブ。そう、私達は讃州中学勇者部!』
これは、彼らと彼女達の新たな物語である。
第一話「結城!乙女の真心!」
ここは神世紀300年の四国。神樹様に守られている人間達がここで平和に暮らしていた。
市立讃州中学校・勇者部。
カノン「昨日の人形劇面白かったね。」
マコト「友奈がやらかしちゃったけどな。」
タケル「あ、噂をすれば来たよ。」
部室に友奈と東郷が来た。
友奈「こんにちはー!友奈、東郷、入りまーす!」
東郷「こんにちは。」
樹「お疲れ様です。」
風「お、来たわね〜。」
友奈「昨日の人形劇、大成功でしたね!」
風「ええ?って言うか、何もかもギリギリだったわよ。」
アカリ「そうよ。友奈ちゃんが舞台を倒しちゃったから。」
友奈「結果オーライで〜。」
樹「皆喜んでましたね。」
御成「園児の皆さんとても大喜びでございました。」
東郷「友奈ちゃんのアドリブ良かった。」
風「受ける私は、激腹ドキドキ丸よ。」
友奈「勇者はくよくよしても仕方が無い!」
タケル「友奈は本当ポジティブだね。」
風「はいはい、じゃあ今日のミーティング始めるわよ。」
友奈・東郷・樹「はーい!」
ミーティング。
アカリ「今日の依頼はこれよ。」
黒板に子猫の写真を貼った。
友奈「うわぁ〜!可愛い〜!」
タケル「子猫探し?」
風「そう。こんなにも未解決の依頼が残っているのよ。」
樹「た、沢山来たね・・・」
風「なので、今日から強化月間!学校を巻き込んだキャンペーンとして、この子達の飼い主を探すわ。」
友奈「おおお〜!」
東郷「学校を巻き込む政治的発想は、流石1年先輩です!」
風「あ、ありがとう・・・」
マコト「東郷、それは褒めているのか?」
風「学校への対応は私がやるとして、まずはホームページの強化準備ね。東郷任せた!」
東郷「はい!携帯からのアクセスも出来るように、モバイルも作ります。」
友奈「流石!詳しいね!」
パソコンでホームページを作成する。
樹「私達は?」
カノン「何かお手伝いはないかな?」
風「えっと・・・まずは今まで通りだけど、今まで以上に頑張れ!」
タケル「随分アバウトだね・・・」
友奈「それだったら、海岸の掃除行くでしょ?」
樹「はい。」
友奈「そこでも、人に当ってみようよ。」
樹「あ、それ良いです!」
東郷「ホームページ強化任務、完了です!」
全員「え、早!」
ホームページの強化が即完了した。
友奈「しかもよく出来てる・・・」
風「凄・・・」
放課後、全員がかめやでうどんを食べに行った。
店員「はい、おまち。」
風「はぁ〜い。」
友奈「3杯目・・・」
今風は3杯目を食べている。
アカリ「風ちゃん、お腹いっぱいにならないの?」
風「うどんは女子力を上げるのよ?」
御成「女子力を上げる為にうどんを3杯とは・・・」
タケル「やっぱりうどんは美味いなぁ〜。」
樹「でも、ホームページの強化凄かったです!」
風「あんな短時間で仕上げるとか。」
友奈「プロだ〜!」
東郷「ありがとうございます。先輩、天ぷらどうぞ。」
風「おぉ!気が効くね〜!君、次期部長は遠くないよ?」
東郷「いえ、先輩見てるだけでお腹いっぱいに・・・」
友奈「そう言えば先輩、話って?」
マコト「何かあったのか?」
風「あぁそうだ。文化祭の出し物の相談。」
樹「まだ4月なのに?」
友奈「もう食べた・・・!?」
樹「夏休みに入っちゃう前にさ、色々決めておきたいんだよね〜。」
東郷「確かに、先手で有事に備える事は大切ですね。」
友奈「今年こそ!ですね。」
カノン「去年は準備出来なくて何も無かったんだよね。」
風「今年は猫の手も入ったし。」
樹「私!?」
友奈「ん〜・・・折角だから一生の思い出になる事が良いよね・・・」
東郷「尚且つ、娯楽性の高い大衆が靡くものでないと。」
タケル「皆が楽しめるものとかでも良いかもね。」
樹「でも何したら・・・」
風「それを皆で考えるのよ。はい、これ宿題。それぞれ考える事。」
マコト「俺達も考えるのか?」
風「そう。何かアイディアがあったら相談してね。」
友奈・樹「は〜い!」
風「すみませーん!おかわりー!」
タケル・友奈「え、4杯目!?」
夕方、友奈と東郷が車椅子移動車に乗って帰宅。タケルとマコトとカノンがCRF250Lとマシンフーディーに乗って移動車に付いて行く。タケルは結城家に居候、マコトとカノンは東郷家に居候している。
移動車内では、友奈と東郷が風にメールしている。
そしてアカリと御成と風と樹も帰宅途中。アカリと御成は犬吠埼家で居候している。
風「さてと、夕飯は何を作ろうか。」
樹「ええ?まだ食べるの?」
風「樹は小食ねぇ。」
樹「お姉ちゃんが食べ過ぎなの。」
アカリ「お腹壊すかもよ?」
風「大丈夫。女子力があれば。」
御成「風殿がおっしゃっている女子力と言うのは興味深いものですね!」
アカリ「憧れてどうするのよ。」
すると風のスマホにメールが受信された。
風「っ?」
それは、大赦からのメールだった。
風「・・・・」
樹「お姉ちゃんどうしたの?」
風「ううん、何でも無い。」
アカリ「どうかしたの?」
風「何でも無いって〜。・・・・・ねぇ樹。」
樹「何?」
風「お姉ちゃんに隠し事があったらどうする?」
樹「えっと、よく分からないけど・・・」
風「例えばね、広州勝沼で、援軍が来ないのに戦え!って言わなきゃいけなかったとして・・・」
樹「えっと・・・」
アカリ「それって近藤勇?」
風「そう。流石アカリさんね。」
樹「いきなりどうしたの?」
御成「風殿、何処か具合でも悪いのですか?」
風「何でも無い。」
樹「ん〜・・・・付いて行くよ。何があっても。」
風「え?」
樹「お姉ちゃんは、唯一の家族だもん。」
風「・・・・・ありがと。」
アカリ「さぁ、早く帰ってご飯作りましょ?」
風「そうだね。」
2人の両親は、幼い頃に亡くなってしまっている。
翌日、讃州中学校の駐輪場にCRF250Lとマシンフーディーが停車した。
廊下。
マコト「そう言えばタケル、あの子は今どうしているんだ?」
タケル「リハビリを頑張ってるってメールが来たよ。」
マコト「そうか。俺達が居なかったら、あの子はどうなっていたか。」
カノン「ん?」
マコト「カノン、どうした?」
カノン「・・・来る。」
するとその時、自分達以外の周りの時が止まった。
タケル「これは・・・!」
マコト「まさか、来たのか!?」
タケル「マコト兄ちゃん!」
マコト「分かってる。行くぞタケル!」
タケル「うん!」
3人は走って、皆を探す。
同じ頃風は、教室から飛び出した。
風「まさか・・・まさかそんな!」
タケル「風!!」
風「タケルさん!マコトさん!カノンさん!」
そこでタケル達と合流した。
マコト「周囲の時が止まった事は、まさか・・・」
風「ああ、そのまさか・・・」
アカリ「皆!」
タケル「アカリ!御成!」
御成「み、皆さんが止まってしまいましたぞ!」
タケル「分かっている!行こう!」
その頃樹は、怯えながら教室から出た。
樹「お姉ちゃん!タケルさん!」
風「樹!」
タケル「樹ちゃん!」
樹「良かった、皆無事だった・・・あのね、皆様子が変で、それで・・・」
風「樹!」
樹「え?」
風「樹、よく聞いて?」
樹「え、何?」
風「私達が・・・当たりだった!」
突如、外の青空に裂け目が生じ、謎の空間が広がった。
タケル「皆!外を見て!」
外を見ると、虹色に輝く空間が海を飲み込んだ。
樹「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・!」
マコト「来たか・・・」
タケル「うん・・・」
同じ頃友奈と東郷は。
友奈「何?」
東郷「地震?」
そして空間が、彼らを飲み込んだ。
友奈「・・・・っ!?」
東郷「っ?」
彼女達の目に映ったのは・・・
無数の大木が生い茂る謎の世界だった。
友奈「これは・・・」
東郷「何が、起きたの・・・?」
この日、彼女達の日常は一旦終わってしまった。
突然謎の世界に飛ばされた友奈と東郷は困惑している。
東郷「教室に居たのに・・・」
友奈「何これ・・・?」
東郷「ここは・・・」
友奈「私、また居眠りしてる・・・?」
自分の頬を引っ張るが。
友奈「夢じゃないみたい・・・東郷さん。」
東郷「え?」
友奈「大丈夫だよ!私が付いている!」
右手を握るが、震えている。
東郷「・・・うん。」
すると多色の花びらが舞い散った。
友奈「・・・あ、携帯!」
急いでスマホを取り出すと。
東郷「画面が、変わってるね・・・」
すると誰かが来た。
樹「あ!」
風「友奈!東郷!」
タケル「大丈夫?」
友奈「風先輩・・・樹ちゃん・・・タケルさん・・・皆・・・」
樹「良かったです。」
マコト「無事で良かった・・・」
友奈「わあああああん!風先輩!樹ちゃーん!な、何で皆がここに!?」
風「不幸中の幸いかな?2人共、スマホを手放していたら見付からなかった。」
友奈「え?」
スマホのアプリを操作すると、友奈と東郷と風と樹の居場所を示すマップが表示された。
東郷「これ?」
友奈「このアプリに、こんな機能があったんですね。」
東郷「隠し機能?」
風「その隠し機能は、この自体に陥った時に自動的に機能するようになってるの。」
友奈「へぇ、便利。」
東郷「このアプリ、部に入った時に風先輩がダウンロードしろって言われたものですよね?」
風「・・・ええ。」
東郷「風先輩、何か知っているんですか?」
風「東郷・・・」
東郷「ここ、何処なんですか・・・?」
タケル(東郷さん、あの時の事を・・・)
風「・・・皆、落ち着いて聞いて?私は、大赦から派遣された人間なの。」
樹「え、大赦って・・・」
友奈「神樹様を奉っている所ですよね・・・?」
タケル「そう。」
東郷「何か、特別なお役目なんですか・・・?」
風「・・・うん。」
樹「ずっと一緒だったのに・・・そんなの初めて聞いたよ・・・」
風「当たらなければ、ずっと黙っているつもりだったからね・・・」
友奈「風先輩・・・」
樹「アカリさんや、御成さんは知っていたんですか・・・?」
アカリ「いえ、私も初めて聞いたわ。」
御成「拙僧も同じく。」
樹「タケルさんとマコトさんは・・・?」
タケル「黙っていてごめん。俺は知っていた。」
マコト「俺もだ。すまない。」
風「私の班が、讃州中学勇者部が当たりだった・・・」
東郷「当たり・・・?」
風「今見えているこの世界は、神樹様が作った結界なの。」
東郷「神樹様の・・・?」
友奈「じ、じゃあ、悪い所じゃないんですね?」
タケル「けど、神樹様に選ばれた風達は、この中で敵と戦う使命を与えられているんだ。」
東郷「敵?」
樹「戦うって・・・?」
友奈「あの、そう言えば・・・この点って何です?」
スマホの画面に、乙女型が此方に迫っている。
タケル「ちょっと見せて?」
友奈「うん。」
画面を見る。
タケル「・・・風、マコト兄ちゃん。」
風「ええ、来たわね。」
マコト「奴が。」
結界の向こうから、その姿が現れた。
巨大な怪物が。
友奈「え・・・?」
樹「え・・・?」
風「あれね。遅い奴で助かった。」
カノン「お兄ちゃん・・・」
マコトの後ろに隠れるカノン。
東郷「浮いている・・・?」
タケル「バーテックス。この世界を殺す為に現れる存在。」
友奈「世界を殺すって・・・?」
風「バーテックスの目的は、この世界の恵みである、神樹様に辿り着く事。」
マコト「奴が到達したら、この世界が死ぬ。」
友奈「この世界に、私達しか居ない・・・」
東郷「どうして、私達が・・・?」
風「大赦の調査で、最も適正があると判断されたの。」
東郷「そんな、あんなのと戦える訳がない!」
風「方法はあるわ。」
東郷「え?」
風「戦う意思を示せば、このアプリの機能がアンロックされて、神樹様の勇者となるの。」
スマホの画面に種が表示された。
タケル「その種が満開になれば、勇者となってバーテックスと戦える。」
友奈「勇者・・・」
東郷「皆・・・あれ・・・」
遠くから一筋の光が輝いた。
風「っ!危ない!!」
タケル「伏せて!!」
”ドゴーーーン”
何かが爆発したが、全員無傷だった。
友奈「何?私達の事狙ってるの・・・?」
バーテックスの腹が膨らんでいる。
風「こっちに気が付いている・・・!」
友奈「そんな・・・っ!」
怯えている東郷を慰める。
友奈「東郷さん!」
東郷「駄目・・・こんなの、戦うなんて・・・!出来る訳無い・・・」
友奈「東郷さん・・・」
タケル「風。」
風「うん。友奈、東郷を連れて逃げて。」
友奈「でも先輩・・・」
風「早く!」
友奈「は、はい!」
タケル「アカリ、御成、カノンちゃんも逃げて。」
マコト「ここは俺達が食い止める。」
アカリ「分かったわ。」
御成「ご武運を!」
カノン「気を付けてね。」
3人も友奈と東郷と一緒に逃げる。
樹「お姉ちゃん・・・」
風「樹も行って!」
樹「駄目だよ!お姉ちゃんを残して行けないよ!」
風「樹・・・」
樹「付いて行くよ。何があっても!」
風「・・・」
マコト「風、樹は覚悟を決めたんだ。」
タケル「だから、一緒に行こう。」
風「・・・よし、樹続いて!」
樹「うん!」
風が画面に咲いてる花をタッチすると、勇者システムが作動し、神樹との霊的回路が接続され、勇者へと変身した。
樹も咲いてる花をタッチすると、神樹との霊的回路が接続され、勇者へと変身した。
マコト「行くぞタケル!」
タケル「うん!」
2人は腰にゴーストドライバーを出現させ、タケルがオレゴースト眼魂、マコトがスペクターゴースト眼魂を押して、ゴーストドライバーに装填してカバーを閉じると、パーカーゴーストが出現した。
『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』
『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』
タケル・マコト「変身!!」
ゴーストドライバーのレバーを引いて押した。
『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!』
『カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ・ゴースト!』
2人はパーカーゴーストを纏い、仮面ライダーゴースト・オレ魂と仮面ライダースペクターに変身してパーカーを脱いだ。
バーテックスが尻尾から弾丸を放ったが、4人が大ジャンプして避けた。
樹「うわああああああああああ!!これが!!!」
風「そうよ!樹!着地!」
樹「うわっ!ぶへっ!」
着地失敗で転んだ。
タケル「樹ちゃん、大丈夫?」
着地したゴーストが樹を起こす。
樹「だ、大丈夫です・・・」
風「これが、神樹様に選ばれた力よ!」
すると樹の前に精霊が現れた。
樹「何!?可愛い・・・」
風「この世界を守って来た精霊よ。神樹様の導きで、私達に力を貸してくれる。」
マコト「避けろ!」
バーテックスの弾丸を間一髪避けた。
樹「うわあああ!ジェットコースターーーーーー!!」
風「手を翳して、戦う意思を示して!!」
巨大な大剣を握った。
風「えいっ!」
大剣を振ってバーテックスの弾丸を破壊した。
樹「こ、こう!?」
右手を後ろに持って行くと武器が出現し、前に振ると鞭が伸びて、バーテックスの弾丸を破壊した。
樹「うわあああああああああ!!」
そして無事に着地した。
樹「な、何か武器出た・・・」
タケル「ハァッ!!」
ガンガンセイバーを振って弾丸を破壊した。
マコト「喰らえ!!」
ガンガンハンド・ロッドモードで弾丸達を叩き壊した。
その頃友奈達は、安全な場所に避難した。
アカリ「ここまで来れば大丈夫。」
カノン「お兄ちゃん、タケルさん。」
御成「心配いりませんぞ。カノン殿。」
すると友奈のスマホに着信音が鳴った。
友奈「ま、待って!・・・風先輩!?」
風『よし繋がった!』
友奈「風先輩、大丈夫ですか!?今戦ってるんですか!?」
風「こっちの心配より、そっちこそ大丈夫?」
友奈『はい!』
樹「うわわわわわ!」
タケル「樹ちゃん!」
マコト「樹!」
樹に迫る弾丸を破壊した。
風『・・・友奈、東郷、アカリさん、御成さん、カノンさん、黙っていてごめん・・・』
友奈「風先輩は、皆の為に黙ってていたんですよね?ずっと1人で打ち明ける事も出来ずに、それって・・・それって、勇者部の活動目的通りじゃないですか!」
風『・・・』
東郷「っ・・・!」
友奈「風先輩は・・・悪くない!」
風「・・・・」
樹「お姉ちゃん!!」
タケル「風!避けろ!!」
風「っ!?」
真横にバーテックスが迫っていた。
風「やっちゃった!!」
大剣で防ごうとしたが。
”ドゴーーーン”
直撃されてしまった。
タケル「風!!」
樹「お姉ちゃん・・・!!」
マコト「樹!後ろだ!」
樹「え!?」
”ドゴーーーン”
樹「きゃあああああ!!!」
バーテックスの弾丸が樹に直撃した。
タケル「樹ちゃん!!」
友奈「先輩!樹ちゃん!!」
タケル「マコト兄ちゃん!」
マコト「一気に行くぞ!タケル!」
タケル「分かった!」
ビリー・ザ・キッドゴースト眼魂とノブナガゴースト眼魂を押して、ゴーストドライバーに装填してレバーを押して引いた。
『カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキューン!バキューン!』
『カイガン!ノブナガ!我の生き様!桶狭間!』
ゴーストがビリー・ザ・キッド魂に、スペクターがノブナガ魂を纏った。バットクロックがゴーストの手元に渡って、ガンガンセイバーをガンモードに変形し、ガンガンハンドをライフルモードに変形した。
タケル「フッ!」
マコト「フッ!」
射撃でバーテックスにダメージを与える。
友奈・東郷・アカリ・御成・カノン「っ!」
5人が驚いた。バーテックスがゴーストとスペクターを無視してこっちに向いていた。
友奈「こっち見てる・・・!」
風「くっ・・・!友奈・・・!」
樹「っ・・・!」
ゴーストとスペクターが、ガンガンセイバーとガンガンハンドをゴーストドライバーにアイコンタクトさせた。
『ダイカイガン!』
『ダイカイガン!』
ガンガンセイバーとバットクロックを構え、ガンガンハンドが分身して構える。
『オメガシュート!』
『オメガスパーク!』
一斉に発射するが、バーテックスはお構い無しに弾丸を放とうとした。
タケル「このままじゃマズい!!」
マコト「くそっ!」
アカリ「皆!逃げるわよ!」
3人が逃げるが。
御成「友奈殿!東郷殿も早く!」
カノン「友奈ちゃん!東郷さん!」
友奈「・・・!」
東郷「友奈ちゃん!」
友奈「っ!?」
東郷「私を置いて、今すぐ逃げて!」
友奈「何言ってるの!?友達を!・・・っ!」
彼女は涙を拭いた。
友奈「そうだよ・・・友達を置いてなんて、そんな事絶対しない!」
東郷「駄目!逃げて!友奈ちゃんが死んじゃう!」
友奈「嫌だ・・・!」
東郷「っ!?」
友奈「ここで、友達を見捨てるような奴は!」
彼女はバーテックスに向かって走り出した。
東郷「友奈ちゃん!!」
友奈「勇者じゃない!!」
アカリ「友奈ちゃん!!」
御成「友奈殿!!」
カノン「友奈ちゃん!!」
そしてバーテックスの弾丸が友奈に直撃して爆発した。
タケル「友奈!!」
マコト「友奈!!」
東郷「ああっ!友奈ちゃん!!」
しかし友奈は無事だった。
東郷「・・・っ!」
アカリ「あれは・・・!」
何と友奈の左腕が変わっていた。スマホの花が満開になっており、左のパンチで弾丸を破壊したのだった。そして隣には友奈の精霊が浮遊している。
友奈「嫌なんだ。誰かが傷付く事、辛い思いをする事を!」
再び迫る弾丸を、右足のハイキックで破壊した。それと同時に右足が変わった。
友奈「皆が、そんな思いをするくらいなら!!」
そして左足のハイキックで弾丸を破壊したと同時に変わった。大ジャンプして弾丸を避けた。
友奈「私が・・・頑張る!!」
そして友奈が勇者に変身した。
風「友奈・・・!」
樹「友奈さん・・・!」
アカリ「友奈ちゃん!」
御成「友奈殿!」
カノン「友奈ちゃん!」
東郷「友奈ちゃん!」
友奈「うおおおおおおおおおお!!!勇者パーーーーーーンチ!!!」
勇者パンチで、バーテックスの身体の一部を破壊した。
風「凄い・・・!」
樹「これが・・・!」
東郷「友奈ちゃん・・・」
タケル「友奈!」
マコト「友奈!」
彼女の隣にゴーストとスペクターが着地した。
友奈「タケルさん、マコトさん、お待たせ。」
タケル「まさか友奈が、勇者になれたなんて。」
マコト「お前の強い気持ちが、勇者になれる力を得たんだな。」
友奈「・・・勇者部の活動は、皆の為になる事を勇んでやる。私は、讃州中学勇者部、結城友奈!私は・・・勇者になる!」
結城友奈は勇者である。
「END」
キャスト
天空寺タケル:西銘駿
深海マコト:山本涼介
結城友奈:照井春佳
東郷美森:三森ずすこ
犬吠埼風:内山夕実
犬吠埼樹:黒沢ともよ
月村アカリ:大沢ひかる
御成:柳喬之
深海カノン:工藤美桜
かめや店員:的場加恵
第二話・東郷!ろうたけたる思い!