命を燃やす勇者達   作:naogran

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神樹が張ってる壁。そこに1つの爆発が起きた。




同じ頃、友奈達に災いの嵐が。突如現れたスマホ。そして謎のアラームが鳴り始めた。

友奈「何!?」

タケル「このアラームは?」

マコト「樹海じゃない・・・これは?」

スマホには、特別警報発令が表示されていた。






そして神樹の壁の爆心地。そこに、人影があった。

東郷「これで、皆を助ける事が出来る・・・」

その正体は東郷だった。彼女は一体何をしたのか。


第十話「部活!愛情の絆!」

これは、ある少女の過去の話。

 

小さい頃、東郷は色々な史跡に連れて行って貰い、歴史や国に興味を持った。母によると、東郷の家にも大赦で働く一族の血が入っているとか。もしかしたら、彼女にも神樹様にお使い出来る力があるかも知れない。もしそうならとても嬉しい。と母は微笑んだ。

 

 

 

 

そして時が流れ、彼女は暗い病室で目を覚ました。

 

東郷「ここは・・・?」

 

右手を見ると、リボンが結んであった。

 

医者によると、事故で2年程の記憶と足の機能が失われてしまったと。そして彼女の名前は、鷲尾須美から東郷美森に改名された。

 

それから記憶が戻る事は無かったが、その2年間もしっかり生きていたと、自慢の娘だと母は言ってくれてた。

 

そして彼女に、5人の人物がお見舞いに来てくれた。それは、天空寺タケル、深海マコト、月村アカリ、御成、深海カノンの5人だった。彼らは2年間ずっと東郷のお見舞いに来てくれたと母は言っていた。

 

 

 

 

そして車椅子の生活が慣れてきたと同時に、両親の仕事の都合で引っ越しが決まった。タケル達5人もその引っ越しへ行った。

 

 

 

 

引っ越し先は、とあるお屋敷。

 

東郷「わぁ〜、大きい〜。うちってここまでお金持ちだったっけ?」

 

タケル「そうだね。君のお家は凄いよ。」

 

アカリ「じゃあ入ろうか。」

 

車椅子をアカリが押して敷地内に入る。すると後ろから。

 

???「こんにちは〜!」

 

東郷「ん?」

 

 

 

 

 

 

1人の少女が声を掛けてくれた。

 

 

 

 

 

 

少女「もしかして、あなたがここの家に住むの?」

 

東郷「え、ええ・・・」

 

タケル「そうだよ。俺達もここに住むんだ。」

 

少女「じゃあ新しいお隣さんだ!あ、私は結城友奈。宜しくね!」

 

握手した。

 

東郷「東郷美森・・・」

 

友奈「東郷さん!?格好良い苗字だね!」

 

東郷「あ、ありがとう・・・」

 

友奈「それで、皆さんのお名前は?」

 

タケル「俺は天空寺タケル。」

 

マコト「深海マコトだ。」

 

アカリ「月村アカリよ。宜しくね。」

 

御成「拙僧は御成と申します。以後、お見知り置きを。」

 

カノン「私は深海カノンです。」

 

友奈「天空寺!?深海!?格好良い苗字ですね!」

 

タケル「そ、そうかな?」

 

友奈「そうだ!この辺よく分からないでしょ?何だったら案内するよ!任せて!」

 

 

 

 

こうして7人は、桜の木の道を進んだ。東郷が桜の花びらを掴んだ。

 

タケル「桜の木がこんなに沢山。」

 

アカリ「綺麗だね〜。」

 

御成「これは、お花見に最適なスポットですぞ。」

 

友奈「ねぇ?凄いですよね?」

 

タケル「あ、俺達の事は敬語じゃなくても良いよ。堅苦しいのちょっと苦手だから。後名前で呼んでくれても良いよ。」

 

友奈「そうなの?じゃあタケルさん、マコトさん、アカリさん、御成さん、カノンちゃん、宜しくね!」

 

タケル「うん。宜しく。」

 

 

 

 

 

 

後日、友奈と東郷が讃州中学校の制服を身に纏った。タケル達は先に讃州中学校へ行って手続きを済ませに行った。

 

 

 

 

放課後の神社で、東郷が作ったぼた餅を食べる。

 

友奈「・・・っ!」

 

東郷「え?」

 

友奈「ん〜〜〜〜〜・・・・・・うおおおおお!!!美味しいーーーーーーー!!!!!!」

 

東郷「良かった・・・結城さんが気に入ってくれて。」

 

タケル「このぼた餅美味しい!」

 

アカリ「美味しい〜!」

 

カノン「美味しいね!お兄ちゃん!」

 

マコト「そうだな。このぼた餅美味いな。」

 

御成「ん〜!これは美味ですぞ!」

 

東郷「車椅子でお菓子作るのにようやく慣れたの。」

 

友奈「東郷さん!!もし出来れば毎日食べたい!!東郷さんのお菓子!!」

 

東郷「え?う、うん。分かった・・・ゆ、友奈ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

後日の讃州中学校。タケル達は先に行っていた。

 

東郷「友奈ちゃん、チアリーディング部から誘われたんでしょ?入らないの?」

 

友奈「押し花部からの誘いだったらな〜。」

 

東郷「そんな部活存在しないでしょ?」

 

友奈「そうだね〜!」

 

今日は部活の歓迎会。すると。

 

???「あなた達にお薦めする部活は他にあるわ。」

 

友奈・東郷「ん?」

 

 

 

 

 

 

1人の女子生徒が2人を見付けた。

 

 

 

 

 

 

女子生徒「あなた達にお薦めする部活は他にあるわ!」

 

友奈「何故、2回も?」

 

東郷「どちらの勧誘なんですか?」

 

風「私は2年の犬吠埼風。勇者部の部長よ。」

 

東郷「勇者部?」

 

友奈「何ですかそれ?・・・とってもワクワクする響きです!!!」

 

東郷「ええ!?」

 

実は友奈は、こう言った格好良い響きに興味を持つ性格である。

 

風「分かる?フィーリング合うね〜!」

 

勇者部のチラシを見せた。

 

風「勇者部の活動目的は、世の為人の為にやっていく事!各種部活の助っ人とか、ボランティア活動とか。」

 

友奈「世の為人の為になる事・・・」

 

風「うん。神樹様の素敵な教えよね〜。と言っても私らの教え子は、何かそう言う事したいけど、恥ずかしいって気持ちあるじゃない?そこを、恥ずかしがらずに勇んでやっていくから勇者部!」

 

東郷「成る程。敢えて勇者と言う外連味のある言葉を使い、皆の興味を引く事で存在感を確立しているのね。」

 

風「いや、そこまで深く考えてないって・・・」

 

友奈「私憧れてたんですよね。勇者って言う言葉の響きに・・・格好良いな〜って!」

 

風「その気持ちがあれば、君も勇者だ!!!」

 

友奈「おおお!勇者!!!」

 

東郷「凄い所に食い付くのね・・・でも、何だか友奈ちゃんらしい!」

 

 

 

 

風に付いて行って、部室へ行くと。

 

タケル「あれ、友奈ちゃんに東郷?」

 

友奈「あれ!?タケルさんに皆!どうしてここに?」

 

マコト「俺達、この勇者部の顧問兼協力者として入ったんだ。」

 

アカリ「まさか友奈ちゃんと東郷ちゃんが入るなんて思ってなかったわ!」

 

御成「ようこそ勇者部へ!」

 

カノン「宜しくね!」

 

友奈「うん!宜しくね!」

 

 

 

 

勇者部活動その1。河川敷のゴミ拾い。東郷はノートパソコンで勇者部の依頼を集める。風と友奈とタケルとマコトとアカリはゴミ拾いをする。

 

タケル「ゴミが多いな〜。」

 

マコト「タケル、アカリ、俺はこんなにゴミを取ったぞ。」

 

アカリ「多いわね。全く、ポイ捨ては禁止だって言うのに。」

 

風「2人が入ってくれたお陰で、勇者部の戦力は3倍に膨れ上がったと言っても過言では無いわ!」

 

友奈「聞き覚えの無い部活だと思ったら、1からのスタートだったとは。」

 

風「全部これからなんだよね〜。」

 

東郷「あ、この間立ち上げたホームページに早速依頼が来ています!」

 

風「ナイス宣伝!東郷!」

 

東郷「友奈ちゃんは陸上部から。私は将棋部から。」

 

友奈「よ〜し頑張るぞ〜!私は勇者になる!!」

 

御成「流石ですぞ友奈殿!」

 

カノン「友奈ちゃん格好良い〜!」

 

東郷「くすっ、早速空いてる日を予定で埋めておきますね。」

 

風「お願いね〜!」

 

 

 

 

 

 

勇者部活動その2。勇者部五箇条考案。

 

風「悩んだら相談っと。」

 

友奈「こう言う五つの誓いみたいなの良いですね!」

 

風「何か引き締まる感じするっしょ?」

 

タケル「残りの1つはどうするの?」

 

友奈「最後だからビシッとしたいよね〜。」

 

風「成せばなる、成さねばならぬ、何事も!とかどう?」

 

タケル「それって、上杉鷹山さんの名言?」

 

風「そう!それそれ!」

 

友奈「よ、鷹山・・・?ちょっと難しい言葉のような・・・」

 

アカリ「難しく考えちゃ駄目だよ?友奈ちゃん。」

 

東郷「・・・・成せば大抵何とかなる!とか?」

 

友奈「それならバッチリ分かる!!」

 

風「よし、じゃあ決まりね!」

 

五箇条五つ目・なせば大抵なんとかなる。が出来上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時が流れて新しい春。勇者部に新しい部員が入った。

 

風「緊張し過ぎよ樹〜。」

 

樹「い、犬吠埼樹です!よ、よよよ・・・宜しくお願いします!」

 

親友部員は、風の妹の犬吠埼樹だった。

 

友奈「宜しく!樹ちゃん!」

 

樹「は、はい!!」

 

アカリ「ようこそ樹ちゃん。」

 

風「私の妹にしては女子力低いけど、それ以外は中々よ?」

 

アカリ「確か、タロットカード占いが出来るのよ。」

 

友奈「おお!凄いや〜!」

 

褒められた樹が顔を赤くした。

 

友奈「あ、占い好きならこれあげる。縁起物だよ?」

 

四つ葉のクローバーのキーホルダーを樹にあげた。

 

樹「わぁ〜、か、可愛い!」

 

友奈「でしょ〜?はい。」

 

樹「・・・・ん?え?」

 

そこにハットを被った東郷が。ハットを取って、白い布を被せた。そして布を取ると・・・

 

 

 

 

 

 

東郷「はい!!」

 

ハットから鳩が出て来た。

 

 

 

 

 

 

樹「ええええ!?す、凄い!!どうやったんですか!?」

 

東郷「知りたい?」

 

樹「はい!!」

 

 

 

マコト「東郷が練習していたのは手品だったとはな。」

 

タケル「でも結構上手。」

 

風(ありがとね。皆。)

 

 

 

 

後日。学校新聞に勇者部の記事が載った。

 

友奈「おぉ!載ってる!」

 

樹「恥ずかしいです・・・」

 

風「でも認められるのは嬉しいね〜。」

 

東郷「ユニークって褒められてますし。」

 

アカリ「このまま一気に活動を広げようね!」

 

友奈「よ〜し!次は保育園でのレクリエーション!頑張ろう!」

 

全員「オーーー!!」

 

レクリエーション内容は人形劇。友奈と東郷とアカリとカノンが人形作り、風が脚本作成、樹が音楽制作、タケルとマコトと御成が人形劇舞台の制作。

 

 

 

 

 

 

保育園の外。マコト、アカリ、御成、カノンは教室内に居る。

 

友奈「いよいよ本番だね。」

 

タケル「うん。」

 

風「やるからには最高の一時を提供してくれるわ!」

 

樹「お姉ちゃんがもう役に入ってる・・・」

 

タケル「もう魔王に取り憑かれたの?」

 

風「東郷、掴みは頼んだ!」

 

東郷「頼まれました!」

 

風「我が懸念しているわ!うぬと樹よ!」

 

友奈「私達なら!」

 

樹「大丈夫!」

 

風「お主!冒頭を頼むぞ!」

 

タケル「分かってるよ。」

 

 

 

 

 

 

人形劇後の夕方。

 

風「友奈がセットを倒した時は、ギャーっと思ったけど、東郷の機転で助かったわ。」

 

友奈「逆に受けてましたものね。」

 

風「うんうん!」

 

タケル「だけど、今後は演技に熱を出してセットを倒さないようにね?」

 

友奈「はぁ〜い。フォローありがとう、東郷さ〜ん。」

 

東郷「本当、東郷には助けられっぱなしね。」

 

樹「何だか、頼れるお姉ちゃんが出来たみたいです。」

 

アカリ「あ、地雷踏んだ。」

 

風「なっ!?ここに素晴らしい姉が居るでしょー!?」

 

樹「きゃあああああ!!!」

 

逃げる樹を捕まえてグリグリした。

 

全員「あははははは!」

 

マコト「本当、仲の良い姉妹だな。」

 

カノン「私とお兄ちゃんみたい。」

 

友奈「でも楽しかったし、結果オーライだね!」

 

東郷「うん!」

 

御成「まぁまぁ風殿、落ち着いて下さい。」

 

アカリ「樹ちゃん大丈夫?」

 

そして彼女達は、本当の勇者になったのだった。

 

 

 

 

 

 

時が流れて数ヶ月。

 

勇者の役目は、12体全てのバーテックスを倒す事。天空寺タケルと深海マコトの仮面ライダーと彼女達勇者は力を合わせて使命を果たした。だが、その後彼女達に待っていたのは、身体の機能の欠損だった。大赦の意見を信じて、治ると願っていた。だが、乃木園子と出会って、東郷にとても大事な過去がある事が分かった。同時に悍ましい真実を予感してしまった。調べていくうちに、その予感は確信へと変わっていき、今に至る。

 

 

 

ある部屋で、小太刀を持った東郷が自決しようとした。

 

カノン「お兄ちゃん、止めないの?」

 

マコト「止めるなって東郷に言われた。」

 

 

 

精霊が勇者のお役目を助けるだけじゃなく、勇者と言う役目に縛り付けるものなら・・・

 

 

 

 

園子『その代わり、決して勇者は死ぬ事が無いんだよ?』

 

 

 

 

彼女は意を決して、切腹した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし精霊の青坊主が切腹を防いだのだった。

 

東郷「やっぱり・・・」

 

マコト「どうだ?」

 

東郷「精霊が、守っています・・・」

 

マコト「何だと・・・?」

 

 

 

 

 

 

夜、首吊りや飛び降りや一酸化炭素中毒や溺死を試したが、どれも失敗に終わった。どの方法でも必ず介入する精霊達。スマホのバッテリーが切れても精霊は動く。

 

 

 

今度は服毒を試みたが、精霊が毒を取り除いた。これも失敗に終わった。

 

 

 

東郷「何が何でも私を生かそうとしている・・・これが、ただの緊急安全装置だったら素晴らしい事だけど・・・でも、私の出した結論は違う・・・彼女に会わなくちゃ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、車に乗った東郷は田鶴中央病院へ向かった。

 

 

 

 

病室。

 

園子「やっぱり来てくれた〜。分かってたよ〜。この前は嬉し過ぎて話が飛び飛びだったけど、今日はちゃんと纏めてあるからね。わっしー。あ、東郷さんかぁ。」

 

東郷「わっしーでも良いわ。記憶が飛んじゃってるけど。その役2年間、私は鷲尾と言う苗字だったのだから。」

 

園子「わぁっ!凄〜い!よく分かったね〜。」

 

東郷「適正検査で、勇者の資格を持っていると判断された私は、大赦の中でも力を持つ鷲尾家の養子として入る事になり、そこでお役目に着いた。」

 

園子「鷲尾家は立派な家柄だからね。高い適正値を出したあなたを、娘に欲しかったんだよ〜。」

 

東郷「私の両親は、それを承知したのね・・・」

 

園子「神聖なるお役目の為だからね〜。」

 

東郷「私は、あなた達と一緒に戦い、散華して記憶の一部と足の記憶を失った・・・敵を殲滅出来る力の代償として、身体の一部を供物として神樹様に捧げる勇者システム・・・」

 

園子「うん。私はもっと派手にやっちゃって・・・今はこんな感じだけどね・・・」

 

東郷「私は・・・」

 

園子「大赦は、身内だけじゃやっていけなくて、勇者の素質を持つ人を全国で調べたんだよ。」

 

東郷「東郷の家に戻されて、両親も事実を知ってて、黙っていた・・・事故で記憶喪失と嘘まで吐いて、引っ越しの場所が友奈ちゃんの家の隣だったのも、仕組まれたもの・・・」

 

園子「彼女、勇者の適正値が1番高かったんだって。大赦側も、彼女が神樹様に選ばれるって分かってたんだろうね。」

 

東郷「満開してからは、家の食事の質が上がってたわ。」

 

園子「大赦が手当てとして、家に充分な援助をしているんだろうね。」

 

東郷「今思えば、合宿の時も豪華なものだった。あれは労っていたんじゃなくて、祀っていたのね・・・私達を・・・そして親達は事情を分かってて、今も黙っている・・・」

 

園子「神樹様に選ばれたんだから、喜ばしい事だって納得したんだろうね。」

 

東郷「っ・・・どうして私達がこんな・・・神樹様は人類の味方じゃなかったの・・・?」

 

園子「味方ではあるけど、神様だからね。そう言う面もあるよ。そもそも、・・・落ち着いて聞いてね?」

 

東郷「え?」

 

園子「壁の外の秘密、この世界の成り立ちを教えてあげる。」

 

東郷「え?」

 

園子「あのね・・・」

 

すると東郷のスマホに友奈からの電話が来た。そして園子から驚愕の言葉を聞いて驚きを隠せなかった。

 

 

 

友奈『もしもし?東郷さん?昨日の話、私ショックだったけど、樹ちゃんの事もあるし、風先輩が心配になって、大丈夫かな・・・?また連絡するね?』

 

 

 

電話が切れた。

 

園子「真実は、あなた自身の目で確かめると良いよ。」

 

東郷「・・・・」

 

園子「どう言う結論を出しても、私は味方だからね。本当は、私は今の勇者達が何かの形で暴走したら抑える役目なんだ。」

 

東郷「抑えるって、その身体で・・・?」

 

園子「私の精霊の数は、21体。」

 

東郷「っ!?」

 

何と園子の精霊の数は21体、つまり20回も散華したのだった。

 

園子「えへへ、凄く強いんだよ?戦いになったら、大量の武器でズガーンだよ。普段は怖がられて、手元のスマホが無いから変身出来ないんだよね〜。」

 

東郷「・・・辛い・・・でしょ・・・?20回も散華して・・・・」

 

園子「うん・・・何も出来ないからね・・・神樹様の身体に近付けたからって、こんなに祀られた所で、私は・・・」

 

東郷「・・・・・っ!」

 

園子「でも今はね、不思議と辛くないんだよ・・・もうちょっとだけ、ここに居てくれる・・・?」

 

東郷「・・・うん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして東郷は、勇者に変身して壁の向こうを見る。

 

東郷「綺麗な景色だけれど・・・」

 

壁を越えて結界を出ると・・・

 

東郷「え・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地獄のような光景が目に映った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無数のバーテックスが浮遊していた。

 

 

 

園子『壁を越えれば、神樹様が見せていた幻が消えて、真実が姿を表すよ。』

 

 

 

彼女の言葉は事実だった。

 

東郷「何て事なの・・・?あの子が言った通り・・・これが本当の世界・・・?世界は・・・宇宙規模の結界の中・・・?っ!?」

 

するとバーテックス達が東郷を発見して近付いた。東郷が避けながら拳銃で攻撃する。

 

 

 

園子『人類を滅亡寸前に追いやったのは、ウイルスなんかじゃないんだよ。天の神様が粛清の為に使わせた生物の頂点・・・バーテックス。西暦の時代、世界は彼らに突如襲われた。人類に味方をしてくれた他の神様達は、力を合わせ、1本の大樹となり、四国に防御結界を張った。その時、神様の声を聞いたのが、今の大赦。神樹様を管理している人達。』

 

 

 

東郷「はぁ・・・はぁ・・・丸で地獄じゃない・・・っ!」

 

バーテックス達が集まる方を見ると。

 

東郷「あれって・・・友奈ちゃんが倒したはずの・・・!?」

 

以前に友奈が倒したはずのヴァルゴ・バーテックスが。

 

東郷「バーテックスが生まれてる!?」

 

無数のバーテックスは、1つに集合し、ヴァルゴ・バーテックスとして融合し始めている。

 

東郷「此奴らがまた、次々と攻めて来るの・・・?私達が迎え撃つの・・・?何回も、身体の昨日を失いながら・・・何回も・・・!?」

 

 

 

園子『身体が樹木のように動かなくなって、最後は・・・こうして祀られる・・・』

 

 

 

地獄の光景を目にした東郷は、すぐに四国へ逃げた。

 

東郷「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・う・・・うぅ・・・うわああ・・・この苦しみを1つ1つまた味わう・・・・・・・それも皆が・・・・・絶対・・・絶対駄目よそんなの・・・・どうすれば良いの・・・・?考えなきゃ・・・・考えなきゃ・・・・皆を助けなきゃ・・・・・っ!」

 

すると、考えが浮かんだ。

 

東郷「あった・・・・たった1つだけ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今に至る。友奈達のスマホに謎のアラームが鳴り始めた。

 

友奈「何!?」

 

タケル「このアラームは!?」

 

マコト「樹海じゃない・・・これは?」

 

夏凜「何で敵が来るのよ!?」

 

友奈「可笑しいよ・・・アラームが鳴り止まないよ!?」

 

そして彼らは飲み込まれた。

 

 

 

 

 

 

樹海。

 

友奈「そんな!バーテックスは全部倒したはずじゃ!?」

 

アカリ「皆ーーー!!」

 

タケル「アカリ!御成!」

 

マコト「カノン!」

 

御成「これは一体!?バーテックス達は倒されたはずじゃ!?」

 

タケル「分からない。俺達も何が起こったのか想像出来ない・・・」

 

夏凜「落ち着きなさい!まずは現状確認!」

 

スマホでマップを確認する。

 

夏凜「想定外の敵が来ようが、私が・・・っ!?」

 

マコト「どうした?」

 

夏凜「何・・・これ・・・?」

 

無数のバーテックス達が進行し始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

壊された壁からバーテックス達が押し寄せて来た。その壁を破壊したのは、東郷だった。

 

東郷「私1人が生贄ならまだ良かった・・・友奈ちゃん達を供物にするなんて・・・許さない・・・皆を・・・もう苦しめない・・・待ってて友奈ちゃん!皆!神樹様を倒してしまえば、苦しみから解放される!!生き地獄を味わう事も無い!!」

 

狙撃銃で壁を破壊し始めた。

 

東郷「こんな世界・・・私が終わらせる!!」

 

本当の地獄が、始まった。

 

「END」




         キャスト

    天空寺タケル:西銘駿

     深海マコト:山本涼介

      結城友奈:照井春佳
      東郷美森:三森ずすこ
      犬吠埼風:内山夕実
      犬吠埼樹:黒沢ともよ
      三好夏凜:長妻樹里
      乃木園子:花澤香菜

     月村アカリ:大沢ひかる
        御成:柳喬之
     深海カノン:工藤美桜

第十一話・情熱!無限罪化!
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