命を燃やす勇者達   作:naogran

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神樹様に選ばれた、と聞いた時は、
凄いコトなんだろうけど、
具体的にはどう凄いのか、
実感が湧かなかった。
ただ、やってくる敵が、
世界を壊すものと聞いた以上は、
戦わなくちゃ、と思った。
はじめは、とにかく無我夢中だった。
この時は、
◯◯を◯◯にして戦っていくなんて、
夢にも思わなかった。

勇者御記二九八年四月二十五日

大赦書史部 巫女様 檢閲濟


##鷲尾須美の章##
第十三話「覚醒!鷲尾須美!」


とある草原の上、ここに1人の青年が眠っていた。

 

???「ん・・・ん・・・?」

 

青年の名前は「天空寺タケル」。一度死んで蘇り、仮面ライダーゴーストとして戦った青年である。

 

タケル「ここは・・・何処だ?ん?」

 

遠くにある公園を発見した。

 

タケル「彼処に公園がある。行ってみよう。」

 

 

 

 

公園に到着。

 

タケル「ん?国営讃岐まんのう公園・・・香川県の公園!?でも何で香川に・・・?っ!そう言えば・・・」

 

彼は思い出した。最上魁星との戦いの後に復興中の眼魔世界に訪れた時、突如現れた裂け目によって吸い込まれてしまった事を。

 

タケル「あの裂け目に吸い込まれて、俺は香川県に飛ばされた・・・ちょっと調べてみよう。」

 

 

 

 

同じ頃とある屋敷。離れにある所に、1人の少女が水を被って自らを清めていた。彼女の名前は「鷲尾須美」。

 

 

 

 

清めた後、使用人2人と一緒に朝食を持って両親へ運んだ。

 

侍女「今日のお味噌汁は、お嬢様がお作りになられたのですよ?」

 

須美「お口に合うと良いのですが・・・」

 

父親「美味しそうじゃないか。頂こう。」

 

 

 

 

朝食後、須美は神棚の神樹に向かって拝む。

 

 

 

 

その頃タケルは、瀬戸大橋を見ていた。

 

タケル「瀬戸大橋が見える。あれを渡れば岡山に行けるね。と言っても、何だろうこの茅の輪?しかも通れないのか・・・帰る方法が見付かるまで少し観光しようかな?」

 

 

 

 

神樹館は須美が通っている小学校である。彼女は六年二組の教室に入った。

 

クラスメイトA「おはよう!」

 

クラスメイトB「おはよう。」

 

須美「おはようございます。」

 

クラスメイトC「おはよう鷲尾さん。」

 

須美「おはようございます。」

 

挨拶をして、自分の席に座る。

 

須美「ん?」

 

隣の席を見ると、1人のクラスメイトが寝ていた。

 

クラスメイト「すぴー・・・すぴー・・・」

 

"パーン"

 

クラスメイト「わっ!わーーーー!!お母さんごめんなさい!・・・え、あれ?夢じゃない?」

 

須美「乃木さん、ここは教室で、朝の学活前よ?」

 

このクラスメイトの名前は「乃木園子」。

 

園子「えへへ〜、鷲尾さんおはよ〜。」

 

須美「おはようございます。」

 

 

 

 

同じ頃タケルは、香川県内を観光していた。

 

タケル「平和だね。この世界は何の異変も無いね。ん?」

 

とある店のカレンダーを見ると。

 

タケル(神世紀二九八年・・・?西暦・・・じゃない?ここは俺の世界じゃないのか・・・?)

 

 

 

 

 

 

神樹館。

 

安芸先生「皆さん、おはようございます。」

 

担任の安芸先生が教室に入った。それに続いて。

 

クラスメイト「セーフ!はぁ・・・はぁ・・・間に合った・・・がはっ!」

 

出席簿で叩かれた。彼女の名前は「三ノ輪銀」。

 

安芸先生「三ノ輪銀さん、間に合ってません。早く席に着きなさい。」

 

園子「ミノさんは相変わらずだなぁ〜。」

 

クラスメイトC「ねぇ銀ちゃん、何で今日遅れたの?」

 

銀「6年生になると、色々あるのさ。」

 

ランドセルを開けると。

 

銀(っ!?教科書忘れた・・・)

 

教科書1冊すら無かった。

 

安芸先生「それじゃあ、今日日直の人。」

 

須美「はい。起立。」

 

全員が起立する。

 

須美「礼。」

 

一礼して、後ろに向いて拝んだ。

 

全員「神樹様のお陰で、今日も私達が在ります。」

 

須美「神棚に礼。」

 

神棚に向かって一礼をした。

 

須美「着席。」

 

着席しようとしたその時。

 

須美「ん?」

 

銀「ん?っ!?」

 

園子「ん?」

 

 

 

 

 

 

彼女達3人以外、時が止まっていた。

 

 

 

 

 

 

銀「これって・・・?」

 

すると須美が何かを感じた。

 

須美「っ!?」

 

 

 

 

同じ頃タケルは。

 

タケル「ど、どう言う事?」

 

自分以外の人間達が止まっていた。

 

タケル「あの、どうしました?・・・すみません、聞こえますか?」

 

幾ら質問しても、動く気配すら無い。

 

タケル「どうなっているんだ?何で俺以外の皆が止まっているんだ?」

 

するとタケルが何かを感じた。

 

タケル「ん?風鈴?」

 

 

 

 

瀬戸大橋に付けらてる無数の風鈴の音を聞いた。

 

 

 

 

タケル「何が起こったんだ?」

 

 

 

 

神樹館。

 

須美「・・・来たんだ。私達がお役目をする時が。」

 

 

 

 

 

 

すると瀬戸大橋に歪みが発生し、謎の空間が広がり始めた。

 

タケル「何だあれ!?」

 

その空間は徐々に広まった。

 

タケル「うわっ!!」

 

 

 

 

須美「うわあああ!!」

 

園子「眩しー!!」

 

銀「来ちゃったーーー!!」

 

空間が街全体と、須美、園子、銀、そしてタケルを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎の空間。3人が目を開けた。

 

銀「おおおおおお!!」

 

園子「うわあああ!!初めて見たーー!!これが!?」

 

須美「神樹様の、結界・・・?」

 

 

 

 

同じ頃タケルは、結界の中に居た。

 

タケル「どうなっているんだ?さっきまで街中に居たはず・・・さっきの歪みのせいなのか?」

 

 

 

 

園子「これが、神樹様が作った結界の世界!?」

 

須美「樹海・・・教わった通りね・・・」

 

園子「凄いねー!全部木だねー!おお!あれが大橋かな!?」

 

目の前に瀬戸大橋が見えた。

 

銀「うん!多分あれだね!」

 

須美「此方と壁の外を繋ぐ橋。彼処から敵が渡って来るのね・・・」

 

銀「くぅぅぅー!私達が勇者だなんて、興奮するーーー!!」

 

須美「三ノ輪さん、遊びじゃないのよ?」

 

銀「分かってるって〜。」

 

園子「あっ!彼処見て!」

 

須美・銀「ん?」

 

 

 

 

瀬戸大橋を見ると、謎の物体が瀬戸大橋を渡る姿が見えた。その物体の頭からは泡粒のような物を何個も出していた。

 

 

 

 

タケル「何だあれは?眼魔なのか?」

 

 

 

 

須美「来たわ。」

 

銀「あれが敵か!」

 

興奮してスマホで写真を撮った。

 

須美「彼奴が橋を渡り、神樹様に辿り着いた時、世界が無くなる・・・」

 

銀「ああ、分かってるって。」

 

園子「私達で、止めないとだね!」

 

須美「お役目を果たしましょう!」

 

園子・銀「うん!」

 

スマホからあるアプリを出した。

 

須美「アメツチニ キュウラカスハ サユラカス。」

 

園子「カミワガノ カミコソハ キネキコユ キュウラカス。」

 

銀「ミタマガリ タマガリマシシカミハ イマゾキマセル。」

 

須美・園子・銀「ミタマガリ タマガリマシシカミハ イマゾキマセル。」

 

詠唱を唱えてスマホをタッチすると、3人が光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

タケル「ん?何だあの光?」

 

下から光が見えた。

 

 

 

 

 

 

一方、須美達3人は勇者と呼ばれる姿へと変身した。

 

銀「はああああ!!初めての実戦!!」

 

園子「合同訓練はまだだったけど。」

 

須美「敵が、御神託より早く出現してしまったから。」

 

園子「まぁ、大丈夫だよね?」

 

須美「慎重に対処しましょう。」

 

銀「よぉし!ぶっ倒す!!」

 

ジャンプして物体へ向かう。

 

園子「あ!ミノさん私も!!」

 

須美「2人共、待ちなさい!!」

 

 

 

 

3人が飛んで行く姿を、タケルが見ていた。

 

タケル「何だあの子達?俺の他に動ける人が居たのかな?いや、考えるのは後だ!彼奴を倒さないと!」

 

彼は物体に向かって走る。

 

 

 

 

銀「広〜い!訓練とは全然違う!」

 

園子「ここが元々は街だなんて!不思議だね!鷲尾さん!」

 

須美「・・・・・・」

 

 

 

 

瀬戸大橋。

 

銀「おぉ!でっかーい!」

 

物体が瀬戸大橋を渡る途中。

 

園子「これが・・・」

 

須美「向こうから来た者、バーテックス。」

 

バーテックスが渡ると、樹海が少しずつ黒く染まり始めた。

 

銀「あ!」

 

園子「あ!あれ!」

 

須美「侵食!撃退するのに時間が掛かる程、元の世界に悪影響が出る!」

 

弓矢を出して構えた。

 

銀「だったら!!」

 

先行してバーテックスに立ち向かう。

 

園子「待ってー!」

 

続いて園子も立ち向かう。

 

須美「ちょっと!!」

 

 

 

 

銀「速攻!!!!」

 

するとバーテックスから無数の水が噴射された。

 

銀「うおっ!?うわっ!?何だこれ!?うわああ!!」

 

身体に水が付着して落下した。

 

 

 

 

園子「ミノさん!!っ!?」

 

バーテックスの巨大な水塊から一直線のビームが放射された。

 

園子「うわあああ!!」

 

間一髪避けたが、バランスを崩して落下してしまった。

 

須美「2人共!!」

 

バーテックスの攻撃を避けながら矢で射抜く。矢がバーテックスの体に穴を開けた。

 

須美「やった!!」

 

しかしバーテックスの穴が一瞬にして消えた。

 

須美「っ!?」

 

 

 

 

銀「うおおおおおお!!!どりゃ!!!」

 

付着した水塊を全て潰した。

 

銀「ああああもおおおお!!!」

 

 

 

園子「・・・くっ・・・!」

 

バーテックスが園子に狙いを定めた。

 

 

 

須美「乃木さん!!」

 

銀「ヤバイ!!」

 

 

 

狙いを定めて、ビームを放射し、園子に命中した。

 

 

 

須美「っ!!」

 

銀「っ!!」

 

 

 

 

 

 

しかし園子は無事だった。間一髪槍で防いだのだった。

 

園子「くっ・・・!!これ、盾になるんだった!!!」

 

 

 

 

須美「・・・ふぅ・・・」

 

安堵して、バーテックスに狙いを定めて弓を引く。すると花のゲージが出現し、チャージを始める。

 

須美「早く!!」

 

 

 

 

園子「台風の・・・凄いのみたい・・・!!」

 

 

 

 

銀「ここで、何とかしないと!!」

 

 

 

 

そして須美の弓矢のチャージが完了した。

 

須美「私が!!!」

 

バーテックスに向かってチャージした矢を放った。

 

 

 

 

 

 

だが、水塊が矢を受け止めた。

 

 

 

 

 

 

須美「っ!?そんな・・・」

 

するとバーテックスが、水塊を須美に向かって噴射した。

 

須美「きゃああああ!!」

 

水塊を受けた須美が落下した。

 

 

 

 

園子「鷲尾さん!!!きゃあああああ!!!」

 

耐え切れず、飛ばされてしまった。

 

 

 

 

樹海が徐々に侵食されていく。

 

須美「こんなの・・・どうしたら・・・」

 

 

 

 

彼女達の近くに、タケルが止まった。

 

 

 

 

 

 

バーテックスが神樹に向かって進行する。

 

須美「私の矢ではダメージが足りない・・・三ノ輪さんは、強力だけど近付けない・・・乃木さんは、どう扱って良いか分からない・・・一体・・・どうしたら・・・」

 

するとバーテックスが水塊を須美に向かって噴射した。

 

須美「っ!!」

 

銀「危ない!!」

 

駆け付けた銀が須美を押し倒して救った。

 

銀「動いてないと危な・・・がっ!!」

 

須美「三ノ輪さん!!」

 

水塊が銀の顔を被った。銀が苦しみ出す。

 

 

 

園子「ん・・・ん?ミノさん!!」

 

 

 

水塊を銀から外そうとする須美だが。

 

須美「これ、弾力が・・・!!」

 

弾力があり過ぎて水塊を外す事が出来ない。

 

銀「っ!!!」

 

すると銀が、意外な行動に出た。それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀「ゴクッ・・・ゴクッ・・・ゴクッ・・・!」

 

自分の顔に被ってる水塊を飲み始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須美「ええ・・・・?」

 

この銀の行動を見て、須美が少し引いた。

 

園子「ミノさん大丈夫!?」

 

そして銀が水塊を飲み干した。

 

銀「ぷはー!」

 

須美「全部飲んだ・・・」

 

銀「神の力を得た勇者にとって、水を飲み干すなど造作もないのだ!!うぅ・・・気持ち悪い・・・!!」

 

園子「ミノさん凄〜い!お味は!?」

 

銀「最初はサイダーで、途中でウーロン茶に変化した・・・」

 

園子「不味そう・・・」

 

須美「そ、そんな事より!バーテックス!え?」

 

園子「鷲尾さん?」

 

須美「誰か居る。」

 

銀「誰か?」

 

3人の目線の先には・・・

 

 

 

 

 

 

バーテックスに向かって走るタケルの姿があった。

 

 

 

 

 

 

銀「誰だあの人?」

 

園子「勇者さんかな?」

 

須美「いや違うわ・・・」

 

 

 

 

タケル「かなりでかいけど、ここで何とかして倒さないと!」

 

両手を腰に翳すとゴーストドライバーが出現した。そしてオレゴースト眼魂を押しすとGの文字が浮かび、ゴーストドライバーに装填してカバーを閉じた。

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

ゴーストドライバーからパーカーゴーストが出現し、周囲を飛び回る。

 

 

 

 

園子「何あれ!?」

 

 

 

 

タケル「変身!!」

 

ゴーストドライバーのレバーを操作した。

 

『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

 

パーカーゴーストを纏い、タケルが仮面ライダーゴースト・オレ魂に変身した。

 

 

 

 

銀「変身した!?」

 

園子「やっぱり勇者さんかな!?」

 

須美「あのような姿の勇者は見た事無いわ・・・」

 

 

 

 

タケル「命、燃やすぜ!!」

 

ガンガンセイバーを持って浮遊し、バーテックスに立ち向かう。

 

タケル「はぁっ!!」

 

ガンガンセイバーを振り下ろすと、バーテックスに傷が出来た。

 

タケル「今だ!!」

 

ガンガンセイバーをガンモードに変形させ、エネルギー弾を傷に向かって放った。するとバーテックスの傷が広がった。

 

タケル「行ける!!」

 

するとバーテックスが水塊をゴーストに向かって噴射した。

 

タケル「っ!おっと!」

 

避けながらムサシゴースト眼魂を、ゴーストドライバーに装填した。

 

『カイガン!ムサシ!決闘!ズバット!超剣豪!』

 

ムサシ魂を纏った。

 

 

 

 

銀「色が変わった!?」

 

須美「あれは一体・・・?」

 

 

 

 

タケル「はぁっ!!えいっ!!」

 

ガンガンセイバーを二刀流モードにしてバーテックスを斬り続ける。再びバーテックスが水塊を噴射する。

 

タケル「させない!!」

 

ゴーストドライバーのレバーを操作した。

 

『ダイカイガン!ムサシ!オメガドライブ!』

 

ガンガンセイバーの威力を高めて。

 

タケル「はああああああ!!!」

 

オメガドライブで水塊を全て斬り裂いた。

 

 

 

 

 

 

銀「彼奴、凄く強い・・・」

 

須美「バーテックスを圧倒している・・・それより、早くしないと大橋から出てしまうわ!!」

 

銀「出たら撃退出来なくなるもんな・・・根性でもう1回!」

 

園子「あ!ピッカーンと閃いた!!」

 

 

 

 

一方ゴーストは、バーテックスと奮闘中。周囲に水泡のような物体が増え始めた。

 

タケル「このままじゃマズイかも・・・相手は水・・・水・・・そうだ!」

 

エジソンゴースト眼魂を、ゴーストドライバーに装填した。

 

『カイガン!エジソン!エレキ!ヒラメキ!発明王!』

 

エジソン魂を纏い、ガンガンセイバーをガンモードに変形した。

 

タケル「エジソンさんの力なら、奴を倒せる事が出来る!」

 

するとそこに、矢がバーテックスに直撃した。

 

タケル「ん?」

 

 

 

 

須美「効いた!」

 

園子「こっちも効いたよ!」

 

須美「急がないと!」

 

 

 

 

タケル「あの子達?」

 

するとバーテックスが、3人に向かって水塊を噴射した。

 

 

 

 

園子「展開!!」

 

槍の先端から、盾を展開して、水塊を防いだ。その間に須美が矢を連射する。

 

園子「この槍、盾になるんよ!」

 

銀「園子便利!!」

 

須美「このまま前進!!」

 

するとバーテックスがビームを放射した。3人が力を振り絞って防ぐ。

 

須美「乃木さん大丈夫!?」

 

銀「勇者は根性!!押し返せ!!!」

 

根性で押し返す。

 

園子・銀「オーエス!オーエス!オーエス!」

 

銀「ほら!鷲尾さんも!!オーエス!」

 

須美・園子・銀「オーエス!オーエス!オーエス!」

 

しかしビームの威力が増し、押されていく。

 

銀「くっ!!駄目なのか!!」

 

園子「まだまだ!!!」

 

 

 

 

 

 

『ダイカイガン!エジソン!オメガドライブ!』

 

 

 

 

 

 

ゴーストが稲妻を纏い、バーテックスの巨大な水の塊をキックで破壊した。バーテックスが痺れ始めた。

 

須美「っ!?」

 

銀「っ!!」

 

園子「っ!!」

 

 

 

 

タケル「今だ!!!」

 

 

 

 

銀「よし!!突撃ーーー!!」

 

3人一斉に大ジャンプした。

 

園子「鷲尾さん!!」

 

須美「狙い辛い!!」

 

園子「ミノさん!振り回すよ!!」

 

銀「行っちゃえ!!!」

 

園子「うーんどっこいしょーーーー!!!!」

 

力いっぱい銀を投げ、須美が矢でバーテックスを射抜く。

 

須美「三ノ輪さん!!!」

 

銀「うおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

握ってる双斧が炎を纏い、バーテックスの巨大な塊を破壊した。

 

銀「生かせるかああああああああああ!!!!!!」

 

双斧を乱舞のように振り回してバーテックスを斬り続ける。

 

銀「うおおおおおおおおおお!!!!!」

 

バーテックスの本体を斬り壊した。壊した反動で後ろに飛ばされた。

 

園子「ミノさん!!」

 

須美「はっ!!」

 

飛ばされた銀が落下した。

 

銀「どうだ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

すると風鈴の音が響き始め、周囲の結界が白に染まった。

 

 

 

 

 

 

須美「これ・・・」

 

園子「鎮花の儀・・・?」

 

桜の花びらが舞い散り始めた。

 

 

 

 

タケル「桜の花びら・・・?」

 

 

 

 

園子「ミノさん、大丈夫?」

 

銀「うん。ガッツリ弱らせてやった。」

 

園子「お陰で始まったよ!」

 

須美「綺麗・・・ん?」

 

バーテックスの本体が、一瞬にして消えた。

 

須美「消えた・・・?」

 

結界が元の樹海に戻り、地面から無数の光の球体が舞い上がった。

 

須美「鎮まった・・・?」

 

銀「撃退・・・?」

 

園子「出来た?」

 

銀・園子「・・・・やったーーーーー!!!」

 

 

 

 

タケル「・・・・ん?」

 

 

 

 

すると樹海に地震が起こり、4人を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬戸大橋近くにある祠。須美、園子、銀が立っていた。

 

園子「そっかぁ。学校に戻る訳じゃないんだ。」

 

銀「ん?うわっ!ヤベエ!上履きだ!!」

 

園子「本当だ!」

 

銀「あ、ふふ〜ん。樹海撮ったんだった〜。」

 

スマホから樹海の写真を出したが。

 

銀「あれ?樹海じゃ無くなってる!?」

 

園子「写らないんだね〜。ん?お〜い鷲尾さ〜ん?須美さ〜ん?須美助?」

 

呼んでも、須美の返事は無い。

 

銀「ん?」

 

後ろを見ると、ゴーストが立っていた。

 

銀「あ!さっきの奴!」

 

園子「わぁ!本当だ!」

 

タケル「え?あ、君達はさっきの?」

 

銀「なぁ、お前って何者なんだ?勇者なのか?」

 

タケル「勇者?それって、君達がさっき変身した姿の事?」

 

園子「そうだよ〜?私達は勇者なんよ〜。」

 

銀「お前は一体誰なんだ?その姿、幽霊に見えるんだけど・・・」

 

タケル「ああ、俺?ちょっと待ってて?」

 

ゴーストドライバーから、エジソンゴースト眼魂を出してカバーを閉じた。すると変身が解除され、タケルの姿に戻った。

 

『オヤスミー』

 

タケル「俺は天空寺タケル。仮面ライダーゴーストだよ。」

 

銀「仮面ライダー・・・?」

 

園子「ゴースト・・・?」

 

タケル「そう。俺が変身する姿だよ。君達の名前は?」

 

銀「私は三ノ輪銀!宜しく!」

 

園子「乃木園子だよ〜。」

 

タケル「あの子は?」

 

銀「ああ、鷲尾須美さんだ。」

 

須美「・・・・・・」

 

タケル「ん?」

 

 

 

 

その後タケルは宿を探す事にした。すると後ろから。

 

???「そこのあなた。」

 

タケル「はい?」

 

後ろに振り向くと、安芸先生が立っていた。

 

安芸先生「天空寺タケルさんですよね?」

 

タケル「そうですけど、あなたは?」

 

安芸先生「あなたに少しお話があります。」

 

 

 

 

 

 

夕方、須美は家の離れで水を被って清めていた。

 

須美(辛勝だった・・・私1人じゃ、勝てなかった・・・)

 

 

 

 

部屋に戻って、パソコンを開く。友達がいない友達の作り方を調べていた。

 

須美「ん〜・・・」

 

 

 

 

 

 

後日の神樹館。

 

安芸先端「昨日お話しした通り、3人には神樹様の大切なお役目があります。だから昨日のように、突然教室から居なくなる事がありますが、騒いだりせず、落ち着いて心の中で3人を応援して下さい。皆様には、日々の勉強に励むと言う務めがありますからね。」

 

 

 

 

放課後。

 

クラスメイトA「ねぇねぇ、お役目って大変なの?」

 

クラスメイトB「痛いの?」

 

銀「いやぁ〜、話しちゃ駄目なんだよね〜。」

 

クラスメイトA「えぇ〜?ケチ〜。」

 

 

 

一方須美は何かに緊張していた。そして勇気を出して席から立った。

 

須美「ねぇ、乃木さん、三ノ輪さん・・・よ、良ければその・・・こ、これから・・・し、祝勝会でもどうかしら・・・?」

 

銀「おぉ!良いね!」

 

園子「うん!行こう行こう!」

 

 

 

 

 

 

大型ショッピングセンター・イネスのフードコート。

 

須美「え、えーっと、今日と言う日を、無事に迎えられた事を大変嬉しく思います・・・本日は大変お日柄も良く・・・神世紀二九八年度、勇者初陣の祝勝会という事で、お集りの皆様の今後益々の繫栄と健康・・・そして・・・」

 

銀「かたっ苦しいぞ!かんぱーい!」

 

ジュースを飲む。

 

園子「ありがとうね。須美助。私もね、須美助を誘うぞ誘うぞって思ってたんだけど、中々言い出せなかったから凄く嬉しいんだよ~。」

 

銀「うん!鷲尾さんから誘って来るなんて、初めてじゃない?」

 

園子「実はそうなんだよ〜!」

 

銀「合同練習も無かったしな〜。なのに私ら、初陣良くやったんじゃない?」

 

園子「ねぇ〜。私も興奮しちゃって、ガンガン語りたかったんだよ〜!」

 

須美「私も実はその・・・話をしたくて、2人を誘ったの・・・私ね、2人の事をあまり信用してなかったと思う・・・それは、2人の事が嫌いとかそう言うのじゃなくて・・・私が、人を頼る事が苦手で・・・」

 

園子「須美助・・・」

 

須美「でも、それじゃ駄目なんだよね。私1人じゃきっと何も出来なかった・・・2人が居たから・・・あの・・・だから、その・・・これから私と、仲良くしてくれますか!?」

 

銀「もう既に仲良しだろ?」

 

須美「え?」

 

園子「嬉しい!私も須美助と仲良くしたかったんだ〜!ほら、私も友達作るの苦手だったから。」

 

須美「乃木さん・・・」

 

園子「須美助も同じ思いだったんだ〜。嬉しいな〜!須美助〜!」

 

須美「あ、あの、乃木さん・・・」

 

園子「は〜い!」

 

須美「その、何時の間にか言ってる須美助って言うのは何・・・?」

 

園子「あ〜、何時の間にかあだ名で呼んでた〜。」

 

銀「自覚無かったのかよ・・・」

 

須美「う、嬉しいけど、その・・・それ、あまり好きじゃないかな・・・?」

 

園子「じゃあ、ワッシーナは?アイドルっぽくない?」

 

須美「もっと嫌よ!」

 

園子「え〜?」

 

須美「乃木さんも、園子りんとか嫌でしょ?」

 

園子「素敵〜!」

 

須美「ごめんなさい、忘れて・・・」

 

園子「あ!閃いた!じゃあ、わっしー!どう?」

 

須美「ん〜・・・・・ん?」

 

園子を見ると、目をキラキラしながらこっち見ている。

 

須美「・・・まぁ、それで良いかな?」

 

園子「っ!宜しくね!わっしー!」

 

須美「う、うん。」

 

銀「よし!じゃあ私の事は、銀って呼んでよ!三ノ輪さんは余所余所しいな〜。」

 

園子「そうだね〜。」

 

須美「え、えっと・・・」

 

銀「あっはっはっは!まぁ良いか!よ〜し!それじゃあ今日と言う日を祝って、皆でここの絶品ジェラートを食べよう!」

 

須美「へ?」

 

 

 

 

ジェラート屋に行くと。

 

園子「あれ?」

 

そこにタケルが、ジェラートを選んでいた。

 

タケル「何が良いかな〜・・・・」

 

須美「あの人、この前の人?」

 

園子「本当だね〜。」

 

銀「天空寺さ〜ん!」

 

タケル「ん?あ、君達は確か、三ノ輪銀ちゃんに乃木園子ちゃんに鷲尾須美ちゃん?」

 

園子「覚えててくれてたんだ〜!」

 

銀「この前はありがとうね!」

 

タケル「いや、当然の事をしたまでだよ。君達はここで何を?」

 

銀「ふふ〜ん、今日は私達皆で、絶品ジェラートを食べに来たんだ!」

 

タケル「そうなんだ。」

 

銀「ねぇねぇ、天空寺さんも一緒にジェラート食べようよ!」

 

タケル「俺も?でも良いの?」

 

園子「良いよ良いよ〜!私達を助けてくれたお礼もしたいし。」

 

タケル「えっと・・・じゃあ、そうしようかな。」

 

 

 

 

ジェラートを買って、皆で食べる。

 

園子「あ〜ん。・・・・ん〜!幸せ〜!ほうじ茶&カルピン味大正解~。ミノさんのは?」

 

銀「しょうゆ豆ジェラート!」

 

園子「何それ?でも美味しそうだね!ター君のは?」

 

タケル「俺はマンゴーだよ。」

 

園子「わぁ〜!それも美味しそう!」

 

タケル「えっと、ター君って何?」

 

園子「天空寺タケルさんだからター君!」

 

タケル「そうなの?」

 

ジェラートを初めて見る須美。食べてみると。

 

須美「美味だわ!このホロニガ抹茶が織りなす味の調和が絶妙だわ!ん?」

 

園子「あ〜ん。」

 

須美「何?」

 

園子「そんなに美味しいんなら、あ〜ん!」

 

須美「え?えっと・・・こう言うの初めてで・・・」

 

ホロニガ抹茶を園子に食べさせた。

 

園子「美味しい!初めての共同作業だね!」

 

須美「ええ!?」

 

顔が真っ赤になった。

 

銀「言葉の意味が可笑しいぞ〜?」

 

タケル「鷲尾さん困ってるよ?」

 

園子「あははは!友達とこんな事してみたかったんだ〜!わっしーは?」

 

須美「え!?えっと、私も・・・あ、いや・・・」

 

銀・園子「あはははは!」

 

恥ずかしがったが、笑みが溢れた須美だった。

 

銀「そうだ!ねぇタケルさん、私の事は銀って呼んでよ!」

 

園子「私の事は園子でも園子りんでも良いよ〜!」

 

須美「わ、私も須美と呼んで下さい。」

 

タケル「いや、いきなりそう言われても・・・」

 

銀「何言ってるんだよ!タケルさんは私達を助けてくれたんだから!」

 

園子「そうそう!」

 

タケル「え、えっと・・・じゃあ・・・銀ちゃんに園子ちゃんに須美ちゃん?」

 

銀「私は呼び捨てで良いよ。そう呼ばれるのはあんまり好きじゃないな〜。」

 

タケル「じゃあ、銀。」

 

銀「宜しい!」

 

タケル「何か、小学生の君達に囲まれるとちょっと気不味いかも・・・」

 

園子「そうかな〜?」

 

この世界に飛ばされたタケルは、3人の勇者と出会った。彼と彼女達の新たな戦いが始まった。

 

 

 

 

神世紀二百九八年。

これは、一人の戦士と三人の勇者の物語。

神に選ばれた少女達のおとぎ話。

いつだって、

神に選ばれるのは無垢な少女達である。

そして多くの場合、

その結末はーーーーー

 

「END」




         キャスト

    天空寺タケル:西銘駿

      鷲尾須美:三森ずすこ
      乃木園子:花澤香菜
      三ノ輪銀:花守ゆみり
      安芸先生:佐藤利奈

           てらそままさき
           鍋井まき子
           中根久美子
           七瀬彩夏
           石見舞菜香

第十四話・友達!連携を深める!
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