命を燃やす勇者達   作:naogran

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はじめて三ノ輪銀を見た時、
私は少し苦手意識を持ってしまった。
声が大きくて、気が強くて、
気圧されてしまうから。
だけど触れあってみると、
彼女はとてもいい娘で。
それが◯◯して、
◯◯してしまうとは・・・・・・。

勇者御記二九八年五月十五日

大赦書史部 巫女様 檢閲濟


第十四話「友達!連携を深める!」

須美、園子、銀が人類を守る勇者として役目を果たし、仮面ライダーゴースト・天空寺タケルと出会ってから半月後、2体目のバーテックスが出現した。

 

 

 

バーテックスが高速回転して、風を巻き起こした。4人は飛ばされないよう持ち堪える。

 

園子「くっ・・・!!!」

 

銀「身動き取れねえよ!!」

 

バーテックスは回転を止めず、風を起こし続ける。

 

園子「あのぐるぐる!上から攻撃すると弱そうだけど!」

 

タケル「だったら!!」

 

ビリー・ザ・キッドゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。

 

『カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキューン!バキューン!』

 

ビリー・ザ・キッド魂を纏い、ガンガンセイバーをライフルモードに変形し、バットクロックを持った。

 

タケル「喰らえ!!」

 

バーテックスの顔に向けて連射した。すると回転が徐々に弱まった。

 

銀「回転が遅くなった!」

 

タケル「行ける!!」

 

大ジャンプして、ゴーストドライバーとアイコンタクトさせた。

 

『ダイカイガン!』

 

ガンガンセイバーのスコープでバーテックスに狙いを定めた。

 

タケル「行けえ!!」

 

『オメガインパクト!』

 

強力なエネルギー弾を放った。バーテックスがオメガインパクトを受け、回転が止んだ。

 

銀「やった!!」

 

タケル「よし!!」

 

しかし徐々に樹海の侵食が進んでいく。

 

須美(っ!マズイ・・・何とかしなきゃ!)

 

大ジャンプした。

 

銀「須美!!」

 

須美「南無八幡大菩薩!!」

 

チャージして矢を放つ。しかしバーテックスが矢を避けた。

 

須美「そんな!!」

 

タケル「躱した!?」

 

バーテックスが須美に高速接近して突き飛ばした。

 

須美「きゃあああ!!」

 

再び回転して、園子に向かって吊るしてる錘をぶつけようとした。

 

園子「あ!危ない!!」

 

槍を展開させて、間一髪防いだ。しかしバーテックスが何度も錘をぶつけ続ける。

 

銀「っ!」

 

この隙を見た銀が、園子から離れてジャンプした。

 

園子「ミノさん!?」

 

大ジャンプした銀が、ゴーストの横に。

 

銀「タケルさん!一気に行くぞ!」

 

タケル「分かった!」

 

ベンケイゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。

 

『カイガン!ベンケイ!アニキ!ムキムキ!仁王立ち!』

 

ガンガンセイバーをナギナタモードにすると、クモランタンが出現し、ガンガンセイバーと合体した。

 

『ダイカイガン!』

 

 

 

 

須美「三ノ輪さん!タケルさん!」

 

 

 

 

『ベンケイ!オメガドライブ!』

 

タケル「はあああああああああ!!!」

 

銀「うおおおおおおおおおおお!!!」

 

オメガドライブと双斧でバーテックスを倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘後の神樹館。

 

安芸先生「ゴリ押しにも程があるでしょ!」

 

戦いには勝ったものの、安芸先生に叱られた。

 

須美・園子・銀「はい・・・」

 

スマホで銀とゴーストがバーテックスを何度も壊す映像を拝見する。

 

安芸先生「これじゃあ、あなた達の命が幾つあっても足りないわ。共闘しているゴーストと言う者ならまだ大丈夫だけど、お役目は成功して、現実でも被害を軽微なもので済んだのはよくやってくれたけれど。」

 

須美「それは、三ノ輪さんと乃木さんと、タケルさんと言う方のお陰です。」

 

安芸先生「はぁ。ゴーストは兎も角、あなた達の弱点は、連携の演習不足ね。まず、3人の中で指揮を執る隊長を決めましょう。」

 

須美(隊長・・・私だわ!)

 

自分が隊長になれるチャンスだと思った。だが。

 

安芸先生「乃木さん、隊長を頼めるかしら?」

 

園子「え?わ、私ですか?」

 

銀「私はそう言うの柄じゃないから、私じゃなければどっちでも。」

 

須美(そっか、乃木家は大赦の中で大きな力を占めている・・・そう言う時も、リーダーに選ばれるべき家柄なんだ。)

 

そう納得した須美は。

 

須美「私も、乃木さんが隊長で賛成よ。」

 

園子「わっしー・・・」

 

須美(でも、実際は私が纏めないと。うん、頑張ろう!)

 

安芸先生「決定ね。神託によると、次の襲来までの期間は割とあるみたいだから、連携を深める為に合宿を行おうと思います。」

 

須美・園子・銀「合宿!?」

 

安芸先生「そしてその合宿に、ゲストを呼ぶ事にしたわ。」

 

須美・園子・銀「ゲスト!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合宿当日。神樹館貸し切りのバスの中に、須美がイライラし、園子が相変わらず爆睡中。

 

園子「すぴー・・・すぴー・・・」

 

須美「遅い!三ノ輪さん遅い!」

 

イライラしてる理由は、銀が遅刻しているからである。すると噂をすれば。

 

銀「あ、悪い悪い!遅くなっちゃって!」

 

須美「遅い!あれだけ張り切ってたのに10分遅刻よ!どう言う事かしら?」

 

銀「色々あって・・・いや、悪いのは自分だけど、兎に角ごめんよ須美。」

 

須美「この際だから注意させて貰うけど、三ノ輪さんは普段の生活が少しだらしないと思うわ!勇者として選ばれた自覚を・・・」

 

”パーン!”

 

この破裂音は、園子の鼻ちょうちんが割れた音だった。

 

園子「あれ・・・?お母さん、ここ何処・・・?」

 

須美(やっぱり私がしっかりしないと・・・・この美しい国を守る為に!)

 

バスが発車した。

 

 

 

 

 

 

讃州サンビーチ。安芸先生と勇者に変身した須美達3人。

 

安芸先生「お役目が本格的に始まった事により、大赦は全面的にあなた達勇者をバックアップします。家族の事や、学校の事は心配せず、頑張って。」

 

須美・園子・銀「はい!」

 

安芸先生「それと、この前話した通り、合宿にゲストを呼んでるわ。」

 

 

 

 

 

 

タケル「やぁ皆。」

 

 

 

 

 

 

須美・銀「タケルさん!」

 

園子「ター君!」

 

タケル「驚かせちゃってごめんね。実は俺、この前のバーテックスの戦いの後、安芸先生に呼ばれちゃって。」

 

銀「じゃあ、そのゲストって言うのは。」

 

タケル「俺だよ。」

 

安芸先生「ではタケルさん、挨拶を。」

 

タケル「えっと・・・勇者に選ばれたからには、この先激しい戦いが待ち構えてるかも知れない。だから、特訓でも常に気を引き締めて頑張って。」

 

須美・園子・銀「はい!」

 

 

 

 

 

 

最初の特訓。バレーボールのピッチングマシーンを数機設置した。

 

安芸先生「準備は良い?この訓練のルールはシンプル。あのバスに三ノ輪さんを無事到着させる事!お互いの役割を忘れないで!」

 

 

 

 

園子「行くよー!」

 

銀「上手く守ってくれよ?」

 

須美「私はここから動いちゃ駄目なんですかー?」

 

波止場に立ってる須美が質問をした。

 

 

 

安芸先生「駄目よー!はい、スタート!」

 

 

 

訓練開始。

 

園子「行くよー!」

 

槍を展開させて走る。銀が園子の後ろに付いて行く。

 

 

 

 

タケル「じゃあ行くよ!」

 

持ってるボタンを押すと。ピッチングマシーンが作動した。

 

 

 

ボールが射出され、園子が防ぎながら銀と一緒に走る。

 

銀「ここからジャンプしちゃ駄目なのか?」

 

園子「ズルは駄目だよ〜。」

 

波止場から須美が矢を連射し、ボールを射抜く。順調に進んでると思われたが、須美の矢がボールを外した。

 

銀「うがっ!」

 

そのボールが、銀の額に直撃した。

 

 

 

安芸先生「アウトー!」

 

 

 

須美「ごめんなさい、三ノ輪さん!」

 

園子「どんまいだよ!わっしー!」

 

銀「呼び方も固いんだよ。銀で良いぞ。銀で。」

 

園子「私の事はそのっちで!はい、読んでみてー?」

 

須美「・・・」

 

 

 

安芸先生「はい!もう1回!ゴール出来るまでやるわよ!」

 

 

 

 

 

 

夕方の旅館。

 

安芸先生『この合宿中は、3人一緒に行動する事。1+1+1を3ではなく、10にするのよ。』

 

 

 

 

客室で3人が夕食を食べる。

 

園子「わっしーの荷物あれだけ?少なくない?」

 

須美「そうかな?」

 

園子「ミノさん、お土産買うの早過ぎ〜。」

 

銀「そう言う園子の荷物は何だ?」

 

須美「何処から突っ込んで良いか分からないわ・・・」

 

園子「臼でおうどん作るんよ〜。」

 

 

 

 

一方タケルは、別の客室で夕食を食べていた。

 

タケル「この蟹と天ぷらと冷奴美味しい。でも俺までこんなご飯が食べれるなんて、ちょっと贅沢だね。」

 

 

 

 

 

 

翌日の訓練。

 

銀「だああああああ!!あうっ!!」

 

ボールがまた銀に命中した。

 

 

 

安芸先生「アウトー!もう1回!」

 

 

 

 

 

 

客室で勉強。タケルも参加している。

 

安芸先生「こうして神樹様は、ウイルスから人類を守る為に壁を作ったのです。」

 

銀(うぅ・・・合宿なら勉強しないで済むと思ったのに・・・)

 

須美は勉強し、銀は頭を抱え、園子は寝て、タケルは教科書を見ている。

 

安芸先生「所が何が起こったのか、乃木さんは答えられる?」

 

寝ていた園子が起き。

 

園子「はいー・・・バーデックスが生まれて、私たちの住む四国に攻めて来たんです〜。」

 

安芸先生「正解ね。」

 

須美・銀(あれで聞いてたんだ・・・)

 

タケル(園子ちゃん凄い・・・睡眠学習かな?)

 

 

 

 

 

 

翌日の特訓。銀がジャンプした。

 

銀「よっしゃ!!これで・・・あうっ!!」

 

行けると思ったが、後ろからボールが直撃した。

 

 

 

安芸先生「アウトー!」

 

 

 

 

 

 

その後は座前。タケルが指導。

 

タケル「良いかい?座禅をすれば、安らぎが得られ、集中力を鍛えられ、ストレスが解消出来、ストレスを生み出さなくなるんだ。」

 

須美は真剣に座禅し、園子は寝ながら座禅し、銀は苦しんで倒れた。

 

タケル「銀、まだまだだね。」

 

銀「これキツいよタケルさん・・・」

 

タケル「駄目駄目。座禅も訓練の1つ。そうしないと、この先の戦いで勝てないよ。」

 

 

 

 

 

 

翌日の訓練。須美が矢でボールを全て射抜き、園子が銀をバス付近まで近付けさせた。

 

銀「サンキュー!!」

 

大ジャンプして、双斧でボールを斬り続け、そして。

 

銀「おりゃああああああああ!!!!」

 

斧を振り下ろし、バスを破壊出来た。

 

銀「ゴーーーーーーーーール!!!!!」

 

訓練クリア。

 

須美・園子「やったーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

夕方、3人は温泉で満喫。

 

須美・園子・銀「はぁぁ〜〜〜〜〜・・・・」

 

疲れた身体を癒す。

 

銀「毎日毎日、バランスの取れた食事、激しい鍛錬、そしてしっかりとした睡眠・・・勇者と言うか運動部の合宿だよね〜。これ。何かこう、バーンと超必殺技を授かる様なイベントはないのかねー、須美ー!」

 

須美「今回は連携の特訓だから、仕方無いわね〜。」

 

園子「何か私、更に筋肉付いてきたかも〜。」

 

銀「強くなるのは良いけど、これから成長する女の子が熟すには、色んな意味で厳しいメニューだもんな〜。」

 

園子「ミノさん、竜巻に巻き込まれた傷痛まない?」

 

銀「平気平気!園子は?」

 

園子「どっちかって言うと、こっちが沁みる〜。」

 

右手の肉刺を見せた。

 

銀「あぁ、あれ握ってるとそうなるよな〜。鷲尾さん家の須美さんも、身体を見せなさい。」

 

須美「え?何で?」

 

銀「クラス一の大きいお胸を拝んでおこうかなと、まるで果物屋だ!親父、その桃をくれー!」

 

須美「ちょ、ちょっと駄目ー!」

 

 

 

 

隣の男湯では。

 

タケル「ん?須美ちゃんと銀がはしゃぐ声が聞こえる・・・さてと、暖まったし上がろうかな。」

 

温泉から上がった。

 

 

 

 

女湯。

 

銀「事実を言ったまでだね!寧ろ大きい癖して照れてるとか、贅沢言うな!」

 

園子「サンチョも入れてあげたいな〜。」

 

すると誰かが来た。

 

園子「ん?」

 

須美・銀「ん?わああ!!」

 

 

 

 

安芸先生「三ノ輪さん、鷲尾さん、温泉で騒ぎ過ぎ。」

 

 

 

 

須美と銀は、安芸先生の身体を見て言葉を失った。

 

銀「いやぁ〜、大人の身体って凄いな〜。服着てるとそう言うのあまり分かんないだけど・・・」

 

須美「そうね・・・例えるなら、戦艦長門・・・」

 

銀「何それ?」

 

須美「9世紀の我が国が誇る戦艦よ!詳しく話してあげる!」

 

銀「う、うん・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃タケルは、客室から星空を眺めていた。

 

タケル「星が綺麗だな〜。こんな日々が続くと良いけど・・・」

 

彼は、安芸先生と初めて会った時を思い出した。

 

 

 

 

安芸先生『天空寺タケルさんですよね?』

 

タケル『そうですけど、あなたは?』

 

安芸先生『あなたに少しお話があります。』

 

タケル『お話ですか?それより、何で俺の名前を?』

 

安芸先生『大橋の祠で、鷲尾さん達と一緒に居た光景を目にしまして。』

 

タケル『そうなんですか。』

 

安芸先生『タケルさん、先程の姿の仮面ライダーゴーストとは何だったんですか?』

 

タケル『・・・・これを話しても信じてくれなさそうですけど。』

 

安芸先生『信じましょう。』

 

タケル『・・・実は俺、この世界の人間ではないんです。』

 

安芸先生『この世界の人間ではない?』

 

タケル『はい。俺は元の世界で発生した裂け目に吸い込まれて、この世界に迷い込んでしまったんです。そしてあの3人と出会って、巨大な怪物と戦ったんです。そして俺は、元の世界に帰れる方法を考えているんです。』

 

安芸先生『そうですか。あなたに一言言います。』

 

タケル『何ですか?』

 

安芸先生『あの子達を助けてくれてありがとうございます。』

 

タケル『いや、当然の事をしただけですよ俺は。』

 

安芸先生『それで、あなたにあの子達の戦いに協力していただければと・・・』

 

タケル『・・・・そう言うなら、分かりました。俺もあの怪物を見過ごす事は出来ません。』

 

安芸先生『ありがとうございます。』

 

 

 

 

客室。

 

タケル「何とかして元の世界に帰れる方法を探さないと・・・眠くなってきた・・・そろそろ寝ようか。」

 

電気を消して、布団に入って寝る。

 

 

 

 

 

 

同じ頃須美達は。

 

銀「ふふ〜ん、お前ら、合宿の最終日に簡単に寝られると思ってる〜?」

 

園子「自分の枕を持って来てるから、簡単に寝られるよ〜。」

 

銀「それ、名前タコスだって?」

 

園子「サンチョだよ〜。よしよし〜。」

 

銀「っで園子さん、その服は?」

 

園子「鳥さーん!私焼き鳥好きなんよー!」

 

銀「うん、美味いよね。」

 

須美「兎に角駄目よ!夜更かしなんて。」

 

銀「マイペースだな、須美・・・」

 

須美「言う事聞かない子は、夜中迎えに来るわよ〜?」

 

怪談話をした。

 

園子「む、迎えに来る!?」

 

怯える園子。

 

銀「そんなホラーは止めて、好きな人の言い合えっこしようよ!」

 

須美「す、好きな人って・・・三ノ輪さんはどうなの?」

 

銀「敢えて言うなら、弟とか!」

 

園子「家族はずるいよ〜。」

 

須美「私も居ないから、おあいこね。乃木さんは?」

 

園子「フッフッフ、私は居るよ?」

 

銀「おおお!恋バナ来たんじゃない!?」

 

須美「だ、誰!?クラスの人!?」

 

園子「うん!わっしーとミノさん!」

 

銀「だと思ったよ・・・これで良いのかね・・・」

 

須美「良いのよ!私達には神聖なお役目があるんだから!明日も励もう!家に帰るまでが合宿よ!」

 

銀「へ〜い。」

 

須美「消灯!」

 

電気を消して布団に入る。すると天井に星空が現れた。

 

須美「え!?」

 

銀「何だこれ!?」

 

園子「プラネタリウム!」

 

須美「何故ここに?」

 

園子「綺麗だから持って来たの〜!」

 

須美「消しなさい!」

 

園子「しょぼ〜ん・・・」

 

 

 

 

 

 

翌日。合宿から帰る日だが、神樹館貸し切りのバスの中に、須美がイライラし、園子が相変わらず爆睡中。

 

園子「すぴー・・・すぴー・・・」

 

須美「遅い!」

 

イライラしてる理由は、銀が遅刻しているからである。すると噂をすれば。

 

銀「ごめんごめん。野暮用で。」

 

須美「野暮?(何か怪しい。)」

 

 

 

 

 

 

後日の朝。タケルは大赦が手配してくれたアパートで寝ている。

 

タケル「ん・・・?」

 

目を開けて起きた。

 

タケル「ふぁ〜・・・よく寝た〜。今日も彼処行ってみようかな。」

 

彼は起きて、近くのある家にお邪魔した。

 

 

 

 

 

 

同じ頃神樹館。

 

銀「ギリギリセーフ!」

 

安芸先生「セーフじゃありません。」

 

出席簿で軽く叩いた。

 

銀「すみません。」

 

須美(三ノ輪さんは遅刻が多過ぎるわ。でも理由を話そうとしないし、何か事情があるのかも知れない。)

 

ランドセルから猫が顔を出した。

 

銀「あ〜!こら駄目だってー!」

 

須美(な、何故猫?怪し過ぎる・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休日。須美と園子が何処かへ向かっていた。

 

須美「そろそろね。三ノ輪さんの家に到着するわ。乃木さん、ってあれ!?居ない!?」

 

後ろに園子の姿が消えていた。

 

園子「アリさんだ〜!ヘイヘイ元気〜?」

 

アリを見付けて挨拶していた。須美が園子を引っ張る。

 

須美「フラフラしないの!」

 

園子「しょぼ〜ん・・・」

 

 

 

 

暫くして、銀の家に到着した。

 

須美「ここが三ノ輪さんの家ね。早速様子を・・・」

 

園子「ピンポンダッシュ!?」

 

須美「そんな恐ろしい事は駄目よ!こっちにしましょ。こんな事があろうかと持って来たの。」

 

縦型のレンズを使用した。

 

園子「おぉ〜。本格的〜。」

 

これで銀の家を覗く。

 

須美「っ!」

 

 

 

 

銀「おいおい泣くな〜。お前はこの銀様の弟だろ〜?」

 

1人の赤ん坊を抱えてる銀を発見した。

 

銀「泣くなって。泣いて良いのは母ちゃんに預けたお年玉が、返って来ないと悟った時だけだぞ。」

 

赤ん坊「うぅぅ・・・」

 

銀「ああ、ぐずり泣きが始まった・・・ミルクやおしめじゃないだろうし・・・ほらほらほら〜。」

 

ガラガラで赤ん坊を泣き止ませた。赤ん坊は笑ってガラガラを見る。

 

銀「おぉ!泣き止んだ!偉いぞ!マイブラザー!全く、甘えん坊な弟だもんな〜。大きくなったら舎弟にしてこき使おう!」

 

???「自分の弟をこき使うなんて、考えがエグイね。」

 

 

 

 

須美・園子「っ!」

 

 

 

 

何とタケルも居た。

 

銀「タケルさん!今日も来てくれたの?」

 

タケル「うん。金太郎君、元気してる〜?よしよし〜。」

 

弟「姉ちゃん、タケル兄ちゃん、買い物はー?」

 

タケル「鉄男君が呼んでるね。」

 

銀「はーい!ちょっと待ってねー!」

 

タケル「今いくよー!」

 

 

 

 

園子「わぁ〜!ミノさんワンダフル〜!子守とかお手伝いしてるよ〜!」

 

須美「あんな小さな弟達が居たのね。世話が大変と言う事なのかしら?でも何故タケルさんも?」

 

園子「きっと、ター君がミノさんに惚れたに違い無いよ〜!」

 

 

 

 

 

 

銀とタケルを尾行する事にした。

 

園子「あ!わっしー見て見て!」

 

1人の老人を、銀とタケルが助けた。

 

須美「道を尋ねられたのかしら?」

 

 

 

 

次は、1人の女性に道を聞かれた

 

須美「まただわ!」

 

園子「ミノさん、ター君優しい〜!」

 

 

 

 

今度は、倒れてる自転車を起こした。

 

園子「自転車を起こしてる〜。」

 

 

 

 

飼い主が手放した犬を止めた。

 

園子「次から次にだよ〜。ミノさんとター君って、事件に巻き込まれやすい体質なんだね〜。」

 

須美「これも、勇者とゴーストだからかしら?」

 

 

 

 

イネスでも尾行。銀が迷子の女の子を連れて一緒に母親を探す。

 

園子「次は迷子だよ?」

 

 

 

 

一方タケルは、喧嘩してる2人の子供の仲裁に入っていた。

 

須美「喧嘩の仲裁?」

 

 

 

 

今度は女性が落とした果物を拾ってあげた。

 

須美「巻き込まれてるって言うか・・・放っとけないのね。もう見てられないわ。三ノ輪さん!タケルさん!」

 

銀「ん?須美!?」

 

タケル「園子ちゃんも!?」

 

須美「手伝うわ。」

 

銀「え?な、何だよお前ら?」

 

 

 

 

その後。フードコートで昼食を食べる。

 

銀「それじゃあ、2人共家の前から見てたって言うの!?ええ・・・何か恥ずかしいなそれ・・・」

 

園子「恥ずかしくなんかないよ。偉いよ〜。」

 

須美「何時も遅れる理由はこれだったのね。」

 

園子「言ってくれれば良いのに〜。」

 

銀「それは何か、他の人のせいにしてるみたいで、何があろうと遅れたのは自分の責任な訳だしさ。」

 

須美「タケルさん、銀と一緒に居る理由は何ですか?」

 

タケル「数週間前だったかな?俺が街中を歩いてる最中に、銀の弟の鉄男君が迷子になってるのを見たんだよ。そして探していたら、銀とお父さんとお母さんが見付けたんだ。それ以来、鉄男君と金太郎君と遊ぶ機会が増えたんだよ。お父さんとお母さんも鉄男君を助けてくれた事に感謝してたんだ。」

 

須美「そうだったんですか。」

 

園子「昔からそう言う体質なの?」

 

銀「ツイてない事が多いんだ〜。」

 

タケル「まぁ俺も同じかな?」

 

銀「トホホ・・・」

 

タケル「ん?」

 

銀「ん?」

 

須美・園子「ん?」

 

周りを見ると、時が止まっていた。

 

 

 

 

 

 

瀬戸大橋の風鈴が鳴り始めた。

 

 

 

 

 

 

タケル「風鈴の音。」

 

銀「ほらな、一応台無し。」

 

須美(今度こそ私が!)

 

 

 

 

そして亀裂が起こり、樹海が発生した。

 

 

 

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

タケル「変身!」

 

『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』

 

タケルがゴーストに変身し、須美達3人も勇者に変身した。

 

 

 

 

 

 

樹海。バーテックスが大橋を渡り始めた。

 

須美「来たわ。」

 

タケル「新たなバーテックス・・・」

 

銀「ビジュアル系なルックスしてるな〜。」

 

須美「まずは私が、これで様子を見る!」

 

弓矢を引いた瞬間、バーテックスが地面を叩いて振動を起こした。

 

須美「きゃああ!?」

 

タケル「おっと!?」

 

園子「うわああ!?」

 

銀「何だ何だ!?」

 

園子「あの敵のせい!?」

 

タケル「地面を叩いて振動を起こしているのか!」

 

須美「今度こそ・・・今度こそ・・・今度こそ!」

 

あの時のようにいくまいと、慎重に狙いを定めたが。

 

銀「落ち着けって須美。」

 

須美「三ノ輪さん・・・?」

 

園子「私達と一緒に倒そう?」

 

須美「乃木さん・・・?」

 

タケル「君達の合宿の成果を出す時だよ。」

 

須美「タケルさん・・・皆・・・」

 

するとバーテックスの振動起こしが止んだ。

 

タケル「止まった?」

 

今度は足が伸ばし、襲い始めた。

 

園子「はぁっ!!」

 

前に出た園子が、槍を展開させて足を防いで守る。

 

園子「どっこいしょ!!」

 

力を出して弾いた。

 

園子「よ〜し!敵に近付くよ!」

 

銀「了解!」

 

須美「了解!」

 

タケル「了解!」

 

ロビンゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。

 

『カイガン!ロビン・フッド!ハロー!アロー!森で会おう!』

 

ロビン魂を纏い、ガンガンセイバーをコンドルデンワーと連結させアローモードにした。

 

 

 

 

するとバーテックスが大ジャンプした。

 

 

 

 

園子・銀「っ!?」

 

バーテックスは上空から足を伸ばして攻撃を開始した。園子と銀が後ろにジャンプして避けた。

 

タケル「行くぞ須美ちゃん!」

 

須美「はい!」

 

弓矢を引いて、バーテックスに向かって射抜くが、距離が届かない。

 

須美「制空権を取られた!?」

 

タケル「だったら!」

 

アローモードを引いて、バーテックスに向かってエネルギーで射抜く。しかしバーテックスが足でエネルギーを弾いた。

 

タケル「弾いた!?」

 

銀「降りて来い!!コラー!!」

 

するとバーテックスの足が真下に伸び始めた。

 

園子「何か仕掛けて来る・・・」

 

 

 

 

バーテックスの足が、重ね合わせドリルのように急降下を開始した。

 

 

 

 

銀「っ!?」

 

バーテックスのドリル攻撃を銀が力を振り絞って防ぐ。

 

銀「おるあああああああああ!!!!!」

 

 

 

園子「ミノさん!!」

 

タケル「銀!!」

 

 

 

銀「1分は保つ!!上の敵をやれーーー!!!!」

 

 

 

須美(でも、そうしたら三ノ輪さんが危ない・・・!どうしよう・・・現実に被害が・・・三ノ輪さんが・・・!どうしよう・・・・!)

 

園子「私達で敵を叩くよーーー!!!!」

 

槍を大きく振って、バーテックスに通ずる階段を生成した。

 

園子「わっしー!ター君!上!」

 

須美「り、了解!!」

 

タケル「ありがとう!!」

 

2人は、園子が作った階段を駆け上り、バーテックスに向かって大ジャンプした。

 

『ダイカイガン!』

 

ゴーストがガンガンセイバー・アローモードをゴーストドライバーにアイコンタクトさせ、レバーを操作した。

 

『ダイカイガン!ロビン・フッド!オメガドライブ!』

 

アローモードを引いて、狙いを定める。

 

須美「届けえええええ!!!!」

 

タケル「命、燃やすぜ!!」

 

『オメガストライク!』

 

アローモードのエネルギーの分身と、チャージした矢を同時に放ち、全弾がバーテックスに直撃した。

 

 

 

銀「えいっ!!」

 

ドリルを保ち続けた銀がドリルを振り払う。

 

 

 

そして全弾の矢の直撃を受けたバーテックスが落下し始めた。

 

園子「ここから、出て行け!!!」

 

槍の先端を巨大化させた。

 

 

 

 

『ダイカイガン!ロビン・フッド!オメガドライブ!』

 

落下中のゴーストがレバーを操作してオメガドライブを発動した。

 

タケル「はああああああああ!!!!」

 

そのまま急降下し、キックでバーテックスを貫いた。

 

 

 

園子「突撃ーーーーーー!!!!」

 

大ジャンプして、バーテックスの身体を貫いた。

 

タケル「園子ちゃん!!」

 

落下する園子を受け止めた。

 

園子「ミノさん!!!」

 

タケル「銀!!!」

 

須美「砕けええええええええ!!!!」

 

 

 

 

銀「三倍にして返してやる!!!」

 

双斧が炎を纏った。

 

銀「釣りは取っとけえええええええ!!!!」

 

大ジャンプして、炎を纏った双斧でバーテックスを乱舞した。

 

銀「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!!おりゃああああああ!!!!!」

 

最後の一撃で本体を破壊した。すると鎮花の儀が始まった。

 

銀「へへっ、始まった・・・」

 

園子「鎮花の儀・・・」

 

タケル「勝った・・・・」

 

須美「終わった・・・・」

 

戦いに勝ったが、須美は何処か悔しそうな表情をした。

 

 

 

 

 

 

樹海が晴れ、4人は瀬戸大橋記念公園で倒れている。

 

銀「あぁ・・・いててて・・・」

 

タケル「やっと終わった・・・」

 

園子「ミノさん、大丈夫・・・?」

 

銀「疲れたよ・・・腰に来る戦いだった・・・」

 

園子「ああして攻撃を受け止めてくれたから、私達が攻め込めたんだよー。ありがとうね、ミノさん。」

 

銀「そっちこそ凄かったじゃん。」

 

園子「だって、ミノさんが1分保つって言ったんだから、1分は保つじゃない?それくらいあれば何とかなると思って、長引かせると危険だからね。」

 

タケル「本当、君達は凄いよ。」

 

銀「えへへ、ありがとうタケルさん。」

 

しかし須美は。

 

須美(ああ・・・先生は見抜いてらしたんだ。乃木さんの、いざと言う時の閃きを。私は迷ってるだけだった。それなのに家柄のせいで、乃木さんがリーダーに選ばれたと思い込んで・・・大馬鹿だ・・・自分がしっかりしなくちゃって思ってたけど、ただ足を引っ張ってただけなんだ・・・)

 

銀「あ〜あ、お腹空いた〜。」

 

タケル「そう言えばそうだった。」

 

園子「うどん、食べてる途中だったもんね〜。」

 

すると須美の泣く声を聞いた。

 

タケル「須美ちゃん!?」

 

銀「どうした須美!?何処か痛いのか!?」

 

須美「違うの・・・私・・・ごめんなさい・・・次からは、初めから息を合わせる・・・頑張る・・・!」

 

泣きじゃくりながら謝罪した。

 

銀「ああ、頑張ろうな!」

 

タケル「そうだよ。君達はチームなんだ。」

 

園子「はい、わっしー。」

 

ハンカチを須美に渡した。

 

須美「ありがとう・・・そのっち・・・」

 

園子「っ!!もう1回言って!わっしー!」

 

須美「・・・そのっち・・・」

 

園子「ほおおおおお〜〜〜!」

 

銀「私は!?私は!?」

 

須美「銀・・・」

 

銀「え?」

 

須美「・・・銀!」

 

銀「っ!嬉しいなぁ、何か漸く須美とダチになれた気がする!」

 

須美「銀・・・」

 

タケル「良かったね須美ちゃん。」

 

須美「はい・・・」

 

 

 

これは1人の戦士と3人の勇者の物語。神に選ばれた少女達のお伽話。何時だって神に見初められるのは、無垢なる少女である。そして多くの場合、その結末は・・・

 

「END」




         キャスト

    天空寺タケル:西銘駿

      鷲尾須美:三森ずすこ
      乃木園子:花澤香菜
      三ノ輪銀:花守ゆみり
      安芸先生:佐藤利奈

           松田利冴
           松田颯水

第十五話・日常!楽しい休み!
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