私は少し苦手意識を持ってしまった。
声が大きくて、気が強くて、
気圧されてしまうから。
だけど触れあってみると、
彼女はとてもいい娘で。
それが◯◯して、
◯◯してしまうとは・・・・・・。
勇者御記二九八年五月十五日
大赦書史部 巫女様 檢閲濟
須美、園子、銀が人類を守る勇者として役目を果たし、仮面ライダーゴースト・天空寺タケルと出会ってから半月後、2体目のバーテックスが出現した。
バーテックスが高速回転して、風を巻き起こした。4人は飛ばされないよう持ち堪える。
園子「くっ・・・!!!」
銀「身動き取れねえよ!!」
バーテックスは回転を止めず、風を起こし続ける。
園子「あのぐるぐる!上から攻撃すると弱そうだけど!」
タケル「だったら!!」
ビリー・ザ・キッドゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。
『カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキューン!バキューン!』
ビリー・ザ・キッド魂を纏い、ガンガンセイバーをライフルモードに変形し、バットクロックを持った。
タケル「喰らえ!!」
バーテックスの顔に向けて連射した。すると回転が徐々に弱まった。
銀「回転が遅くなった!」
タケル「行ける!!」
大ジャンプして、ゴーストドライバーとアイコンタクトさせた。
『ダイカイガン!』
ガンガンセイバーのスコープでバーテックスに狙いを定めた。
タケル「行けえ!!」
『オメガインパクト!』
強力なエネルギー弾を放った。バーテックスがオメガインパクトを受け、回転が止んだ。
銀「やった!!」
タケル「よし!!」
しかし徐々に樹海の侵食が進んでいく。
須美(っ!マズイ・・・何とかしなきゃ!)
大ジャンプした。
銀「須美!!」
須美「南無八幡大菩薩!!」
チャージして矢を放つ。しかしバーテックスが矢を避けた。
須美「そんな!!」
タケル「躱した!?」
バーテックスが須美に高速接近して突き飛ばした。
須美「きゃあああ!!」
再び回転して、園子に向かって吊るしてる錘をぶつけようとした。
園子「あ!危ない!!」
槍を展開させて、間一髪防いだ。しかしバーテックスが何度も錘をぶつけ続ける。
銀「っ!」
この隙を見た銀が、園子から離れてジャンプした。
園子「ミノさん!?」
大ジャンプした銀が、ゴーストの横に。
銀「タケルさん!一気に行くぞ!」
タケル「分かった!」
ベンケイゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。
『カイガン!ベンケイ!アニキ!ムキムキ!仁王立ち!』
ガンガンセイバーをナギナタモードにすると、クモランタンが出現し、ガンガンセイバーと合体した。
『ダイカイガン!』
須美「三ノ輪さん!タケルさん!」
『ベンケイ!オメガドライブ!』
タケル「はあああああああああ!!!」
銀「うおおおおおおおおおおお!!!」
オメガドライブと双斧でバーテックスを倒した。
戦闘後の神樹館。
安芸先生「ゴリ押しにも程があるでしょ!」
戦いには勝ったものの、安芸先生に叱られた。
須美・園子・銀「はい・・・」
スマホで銀とゴーストがバーテックスを何度も壊す映像を拝見する。
安芸先生「これじゃあ、あなた達の命が幾つあっても足りないわ。共闘しているゴーストと言う者ならまだ大丈夫だけど、お役目は成功して、現実でも被害を軽微なもので済んだのはよくやってくれたけれど。」
須美「それは、三ノ輪さんと乃木さんと、タケルさんと言う方のお陰です。」
安芸先生「はぁ。ゴーストは兎も角、あなた達の弱点は、連携の演習不足ね。まず、3人の中で指揮を執る隊長を決めましょう。」
須美(隊長・・・私だわ!)
自分が隊長になれるチャンスだと思った。だが。
安芸先生「乃木さん、隊長を頼めるかしら?」
園子「え?わ、私ですか?」
銀「私はそう言うの柄じゃないから、私じゃなければどっちでも。」
須美(そっか、乃木家は大赦の中で大きな力を占めている・・・そう言う時も、リーダーに選ばれるべき家柄なんだ。)
そう納得した須美は。
須美「私も、乃木さんが隊長で賛成よ。」
園子「わっしー・・・」
須美(でも、実際は私が纏めないと。うん、頑張ろう!)
安芸先生「決定ね。神託によると、次の襲来までの期間は割とあるみたいだから、連携を深める為に合宿を行おうと思います。」
須美・園子・銀「合宿!?」
安芸先生「そしてその合宿に、ゲストを呼ぶ事にしたわ。」
須美・園子・銀「ゲスト!?」
合宿当日。神樹館貸し切りのバスの中に、須美がイライラし、園子が相変わらず爆睡中。
園子「すぴー・・・すぴー・・・」
須美「遅い!三ノ輪さん遅い!」
イライラしてる理由は、銀が遅刻しているからである。すると噂をすれば。
銀「あ、悪い悪い!遅くなっちゃって!」
須美「遅い!あれだけ張り切ってたのに10分遅刻よ!どう言う事かしら?」
銀「色々あって・・・いや、悪いのは自分だけど、兎に角ごめんよ須美。」
須美「この際だから注意させて貰うけど、三ノ輪さんは普段の生活が少しだらしないと思うわ!勇者として選ばれた自覚を・・・」
”パーン!”
この破裂音は、園子の鼻ちょうちんが割れた音だった。
園子「あれ・・・?お母さん、ここ何処・・・?」
須美(やっぱり私がしっかりしないと・・・・この美しい国を守る為に!)
バスが発車した。
讃州サンビーチ。安芸先生と勇者に変身した須美達3人。
安芸先生「お役目が本格的に始まった事により、大赦は全面的にあなた達勇者をバックアップします。家族の事や、学校の事は心配せず、頑張って。」
須美・園子・銀「はい!」
安芸先生「それと、この前話した通り、合宿にゲストを呼んでるわ。」
タケル「やぁ皆。」
須美・銀「タケルさん!」
園子「ター君!」
タケル「驚かせちゃってごめんね。実は俺、この前のバーテックスの戦いの後、安芸先生に呼ばれちゃって。」
銀「じゃあ、そのゲストって言うのは。」
タケル「俺だよ。」
安芸先生「ではタケルさん、挨拶を。」
タケル「えっと・・・勇者に選ばれたからには、この先激しい戦いが待ち構えてるかも知れない。だから、特訓でも常に気を引き締めて頑張って。」
須美・園子・銀「はい!」
最初の特訓。バレーボールのピッチングマシーンを数機設置した。
安芸先生「準備は良い?この訓練のルールはシンプル。あのバスに三ノ輪さんを無事到着させる事!お互いの役割を忘れないで!」
園子「行くよー!」
銀「上手く守ってくれよ?」
須美「私はここから動いちゃ駄目なんですかー?」
波止場に立ってる須美が質問をした。
安芸先生「駄目よー!はい、スタート!」
訓練開始。
園子「行くよー!」
槍を展開させて走る。銀が園子の後ろに付いて行く。
タケル「じゃあ行くよ!」
持ってるボタンを押すと。ピッチングマシーンが作動した。
ボールが射出され、園子が防ぎながら銀と一緒に走る。
銀「ここからジャンプしちゃ駄目なのか?」
園子「ズルは駄目だよ〜。」
波止場から須美が矢を連射し、ボールを射抜く。順調に進んでると思われたが、須美の矢がボールを外した。
銀「うがっ!」
そのボールが、銀の額に直撃した。
安芸先生「アウトー!」
須美「ごめんなさい、三ノ輪さん!」
園子「どんまいだよ!わっしー!」
銀「呼び方も固いんだよ。銀で良いぞ。銀で。」
園子「私の事はそのっちで!はい、読んでみてー?」
須美「・・・」
安芸先生「はい!もう1回!ゴール出来るまでやるわよ!」
夕方の旅館。
安芸先生『この合宿中は、3人一緒に行動する事。1+1+1を3ではなく、10にするのよ。』
客室で3人が夕食を食べる。
園子「わっしーの荷物あれだけ?少なくない?」
須美「そうかな?」
園子「ミノさん、お土産買うの早過ぎ〜。」
銀「そう言う園子の荷物は何だ?」
須美「何処から突っ込んで良いか分からないわ・・・」
園子「臼でおうどん作るんよ〜。」
一方タケルは、別の客室で夕食を食べていた。
タケル「この蟹と天ぷらと冷奴美味しい。でも俺までこんなご飯が食べれるなんて、ちょっと贅沢だね。」
翌日の訓練。
銀「だああああああ!!あうっ!!」
ボールがまた銀に命中した。
安芸先生「アウトー!もう1回!」
客室で勉強。タケルも参加している。
安芸先生「こうして神樹様は、ウイルスから人類を守る為に壁を作ったのです。」
銀(うぅ・・・合宿なら勉強しないで済むと思ったのに・・・)
須美は勉強し、銀は頭を抱え、園子は寝て、タケルは教科書を見ている。
安芸先生「所が何が起こったのか、乃木さんは答えられる?」
寝ていた園子が起き。
園子「はいー・・・バーデックスが生まれて、私たちの住む四国に攻めて来たんです〜。」
安芸先生「正解ね。」
須美・銀(あれで聞いてたんだ・・・)
タケル(園子ちゃん凄い・・・睡眠学習かな?)
翌日の特訓。銀がジャンプした。
銀「よっしゃ!!これで・・・あうっ!!」
行けると思ったが、後ろからボールが直撃した。
安芸先生「アウトー!」
その後は座前。タケルが指導。
タケル「良いかい?座禅をすれば、安らぎが得られ、集中力を鍛えられ、ストレスが解消出来、ストレスを生み出さなくなるんだ。」
須美は真剣に座禅し、園子は寝ながら座禅し、銀は苦しんで倒れた。
タケル「銀、まだまだだね。」
銀「これキツいよタケルさん・・・」
タケル「駄目駄目。座禅も訓練の1つ。そうしないと、この先の戦いで勝てないよ。」
翌日の訓練。須美が矢でボールを全て射抜き、園子が銀をバス付近まで近付けさせた。
銀「サンキュー!!」
大ジャンプして、双斧でボールを斬り続け、そして。
銀「おりゃああああああああ!!!!」
斧を振り下ろし、バスを破壊出来た。
銀「ゴーーーーーーーーール!!!!!」
訓練クリア。
須美・園子「やったーーーーーー!!!!」
夕方、3人は温泉で満喫。
須美・園子・銀「はぁぁ〜〜〜〜〜・・・・」
疲れた身体を癒す。
銀「毎日毎日、バランスの取れた食事、激しい鍛錬、そしてしっかりとした睡眠・・・勇者と言うか運動部の合宿だよね〜。これ。何かこう、バーンと超必殺技を授かる様なイベントはないのかねー、須美ー!」
須美「今回は連携の特訓だから、仕方無いわね〜。」
園子「何か私、更に筋肉付いてきたかも〜。」
銀「強くなるのは良いけど、これから成長する女の子が熟すには、色んな意味で厳しいメニューだもんな〜。」
園子「ミノさん、竜巻に巻き込まれた傷痛まない?」
銀「平気平気!園子は?」
園子「どっちかって言うと、こっちが沁みる〜。」
右手の肉刺を見せた。
銀「あぁ、あれ握ってるとそうなるよな〜。鷲尾さん家の須美さんも、身体を見せなさい。」
須美「え?何で?」
銀「クラス一の大きいお胸を拝んでおこうかなと、まるで果物屋だ!親父、その桃をくれー!」
須美「ちょ、ちょっと駄目ー!」
隣の男湯では。
タケル「ん?須美ちゃんと銀がはしゃぐ声が聞こえる・・・さてと、暖まったし上がろうかな。」
温泉から上がった。
女湯。
銀「事実を言ったまでだね!寧ろ大きい癖して照れてるとか、贅沢言うな!」
園子「サンチョも入れてあげたいな〜。」
すると誰かが来た。
園子「ん?」
須美・銀「ん?わああ!!」
安芸先生「三ノ輪さん、鷲尾さん、温泉で騒ぎ過ぎ。」
須美と銀は、安芸先生の身体を見て言葉を失った。
銀「いやぁ〜、大人の身体って凄いな〜。服着てるとそう言うのあまり分かんないだけど・・・」
須美「そうね・・・例えるなら、戦艦長門・・・」
銀「何それ?」
須美「9世紀の我が国が誇る戦艦よ!詳しく話してあげる!」
銀「う、うん・・・」
その頃タケルは、客室から星空を眺めていた。
タケル「星が綺麗だな〜。こんな日々が続くと良いけど・・・」
彼は、安芸先生と初めて会った時を思い出した。
安芸先生『天空寺タケルさんですよね?』
タケル『そうですけど、あなたは?』
安芸先生『あなたに少しお話があります。』
タケル『お話ですか?それより、何で俺の名前を?』
安芸先生『大橋の祠で、鷲尾さん達と一緒に居た光景を目にしまして。』
タケル『そうなんですか。』
安芸先生『タケルさん、先程の姿の仮面ライダーゴーストとは何だったんですか?』
タケル『・・・・これを話しても信じてくれなさそうですけど。』
安芸先生『信じましょう。』
タケル『・・・実は俺、この世界の人間ではないんです。』
安芸先生『この世界の人間ではない?』
タケル『はい。俺は元の世界で発生した裂け目に吸い込まれて、この世界に迷い込んでしまったんです。そしてあの3人と出会って、巨大な怪物と戦ったんです。そして俺は、元の世界に帰れる方法を考えているんです。』
安芸先生『そうですか。あなたに一言言います。』
タケル『何ですか?』
安芸先生『あの子達を助けてくれてありがとうございます。』
タケル『いや、当然の事をしただけですよ俺は。』
安芸先生『それで、あなたにあの子達の戦いに協力していただければと・・・』
タケル『・・・・そう言うなら、分かりました。俺もあの怪物を見過ごす事は出来ません。』
安芸先生『ありがとうございます。』
客室。
タケル「何とかして元の世界に帰れる方法を探さないと・・・眠くなってきた・・・そろそろ寝ようか。」
電気を消して、布団に入って寝る。
同じ頃須美達は。
銀「ふふ〜ん、お前ら、合宿の最終日に簡単に寝られると思ってる〜?」
園子「自分の枕を持って来てるから、簡単に寝られるよ〜。」
銀「それ、名前タコスだって?」
園子「サンチョだよ〜。よしよし〜。」
銀「っで園子さん、その服は?」
園子「鳥さーん!私焼き鳥好きなんよー!」
銀「うん、美味いよね。」
須美「兎に角駄目よ!夜更かしなんて。」
銀「マイペースだな、須美・・・」
須美「言う事聞かない子は、夜中迎えに来るわよ〜?」
怪談話をした。
園子「む、迎えに来る!?」
怯える園子。
銀「そんなホラーは止めて、好きな人の言い合えっこしようよ!」
須美「す、好きな人って・・・三ノ輪さんはどうなの?」
銀「敢えて言うなら、弟とか!」
園子「家族はずるいよ〜。」
須美「私も居ないから、おあいこね。乃木さんは?」
園子「フッフッフ、私は居るよ?」
銀「おおお!恋バナ来たんじゃない!?」
須美「だ、誰!?クラスの人!?」
園子「うん!わっしーとミノさん!」
銀「だと思ったよ・・・これで良いのかね・・・」
須美「良いのよ!私達には神聖なお役目があるんだから!明日も励もう!家に帰るまでが合宿よ!」
銀「へ〜い。」
須美「消灯!」
電気を消して布団に入る。すると天井に星空が現れた。
須美「え!?」
銀「何だこれ!?」
園子「プラネタリウム!」
須美「何故ここに?」
園子「綺麗だから持って来たの〜!」
須美「消しなさい!」
園子「しょぼ〜ん・・・」
翌日。合宿から帰る日だが、神樹館貸し切りのバスの中に、須美がイライラし、園子が相変わらず爆睡中。
園子「すぴー・・・すぴー・・・」
須美「遅い!」
イライラしてる理由は、銀が遅刻しているからである。すると噂をすれば。
銀「ごめんごめん。野暮用で。」
須美「野暮?(何か怪しい。)」
後日の朝。タケルは大赦が手配してくれたアパートで寝ている。
タケル「ん・・・?」
目を開けて起きた。
タケル「ふぁ〜・・・よく寝た〜。今日も彼処行ってみようかな。」
彼は起きて、近くのある家にお邪魔した。
同じ頃神樹館。
銀「ギリギリセーフ!」
安芸先生「セーフじゃありません。」
出席簿で軽く叩いた。
銀「すみません。」
須美(三ノ輪さんは遅刻が多過ぎるわ。でも理由を話そうとしないし、何か事情があるのかも知れない。)
ランドセルから猫が顔を出した。
銀「あ〜!こら駄目だってー!」
須美(な、何故猫?怪し過ぎる・・・)
休日。須美と園子が何処かへ向かっていた。
須美「そろそろね。三ノ輪さんの家に到着するわ。乃木さん、ってあれ!?居ない!?」
後ろに園子の姿が消えていた。
園子「アリさんだ〜!ヘイヘイ元気〜?」
アリを見付けて挨拶していた。須美が園子を引っ張る。
須美「フラフラしないの!」
園子「しょぼ〜ん・・・」
暫くして、銀の家に到着した。
須美「ここが三ノ輪さんの家ね。早速様子を・・・」
園子「ピンポンダッシュ!?」
須美「そんな恐ろしい事は駄目よ!こっちにしましょ。こんな事があろうかと持って来たの。」
縦型のレンズを使用した。
園子「おぉ〜。本格的〜。」
これで銀の家を覗く。
須美「っ!」
銀「おいおい泣くな〜。お前はこの銀様の弟だろ〜?」
1人の赤ん坊を抱えてる銀を発見した。
銀「泣くなって。泣いて良いのは母ちゃんに預けたお年玉が、返って来ないと悟った時だけだぞ。」
赤ん坊「うぅぅ・・・」
銀「ああ、ぐずり泣きが始まった・・・ミルクやおしめじゃないだろうし・・・ほらほらほら〜。」
ガラガラで赤ん坊を泣き止ませた。赤ん坊は笑ってガラガラを見る。
銀「おぉ!泣き止んだ!偉いぞ!マイブラザー!全く、甘えん坊な弟だもんな〜。大きくなったら舎弟にしてこき使おう!」
???「自分の弟をこき使うなんて、考えがエグイね。」
須美・園子「っ!」
何とタケルも居た。
銀「タケルさん!今日も来てくれたの?」
タケル「うん。金太郎君、元気してる〜?よしよし〜。」
弟「姉ちゃん、タケル兄ちゃん、買い物はー?」
タケル「鉄男君が呼んでるね。」
銀「はーい!ちょっと待ってねー!」
タケル「今いくよー!」
園子「わぁ〜!ミノさんワンダフル〜!子守とかお手伝いしてるよ〜!」
須美「あんな小さな弟達が居たのね。世話が大変と言う事なのかしら?でも何故タケルさんも?」
園子「きっと、ター君がミノさんに惚れたに違い無いよ〜!」
銀とタケルを尾行する事にした。
園子「あ!わっしー見て見て!」
1人の老人を、銀とタケルが助けた。
須美「道を尋ねられたのかしら?」
次は、1人の女性に道を聞かれた
須美「まただわ!」
園子「ミノさん、ター君優しい〜!」
今度は、倒れてる自転車を起こした。
園子「自転車を起こしてる〜。」
飼い主が手放した犬を止めた。
園子「次から次にだよ〜。ミノさんとター君って、事件に巻き込まれやすい体質なんだね〜。」
須美「これも、勇者とゴーストだからかしら?」
イネスでも尾行。銀が迷子の女の子を連れて一緒に母親を探す。
園子「次は迷子だよ?」
一方タケルは、喧嘩してる2人の子供の仲裁に入っていた。
須美「喧嘩の仲裁?」
今度は女性が落とした果物を拾ってあげた。
須美「巻き込まれてるって言うか・・・放っとけないのね。もう見てられないわ。三ノ輪さん!タケルさん!」
銀「ん?須美!?」
タケル「園子ちゃんも!?」
須美「手伝うわ。」
銀「え?な、何だよお前ら?」
その後。フードコートで昼食を食べる。
銀「それじゃあ、2人共家の前から見てたって言うの!?ええ・・・何か恥ずかしいなそれ・・・」
園子「恥ずかしくなんかないよ。偉いよ〜。」
須美「何時も遅れる理由はこれだったのね。」
園子「言ってくれれば良いのに〜。」
銀「それは何か、他の人のせいにしてるみたいで、何があろうと遅れたのは自分の責任な訳だしさ。」
須美「タケルさん、銀と一緒に居る理由は何ですか?」
タケル「数週間前だったかな?俺が街中を歩いてる最中に、銀の弟の鉄男君が迷子になってるのを見たんだよ。そして探していたら、銀とお父さんとお母さんが見付けたんだ。それ以来、鉄男君と金太郎君と遊ぶ機会が増えたんだよ。お父さんとお母さんも鉄男君を助けてくれた事に感謝してたんだ。」
須美「そうだったんですか。」
園子「昔からそう言う体質なの?」
銀「ツイてない事が多いんだ〜。」
タケル「まぁ俺も同じかな?」
銀「トホホ・・・」
タケル「ん?」
銀「ん?」
須美・園子「ん?」
周りを見ると、時が止まっていた。
瀬戸大橋の風鈴が鳴り始めた。
タケル「風鈴の音。」
銀「ほらな、一応台無し。」
須美(今度こそ私が!)
そして亀裂が起こり、樹海が発生した。
『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』
タケル「変身!」
『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
タケルがゴーストに変身し、須美達3人も勇者に変身した。
樹海。バーテックスが大橋を渡り始めた。
須美「来たわ。」
タケル「新たなバーテックス・・・」
銀「ビジュアル系なルックスしてるな〜。」
須美「まずは私が、これで様子を見る!」
弓矢を引いた瞬間、バーテックスが地面を叩いて振動を起こした。
須美「きゃああ!?」
タケル「おっと!?」
園子「うわああ!?」
銀「何だ何だ!?」
園子「あの敵のせい!?」
タケル「地面を叩いて振動を起こしているのか!」
須美「今度こそ・・・今度こそ・・・今度こそ!」
あの時のようにいくまいと、慎重に狙いを定めたが。
銀「落ち着けって須美。」
須美「三ノ輪さん・・・?」
園子「私達と一緒に倒そう?」
須美「乃木さん・・・?」
タケル「君達の合宿の成果を出す時だよ。」
須美「タケルさん・・・皆・・・」
するとバーテックスの振動起こしが止んだ。
タケル「止まった?」
今度は足が伸ばし、襲い始めた。
園子「はぁっ!!」
前に出た園子が、槍を展開させて足を防いで守る。
園子「どっこいしょ!!」
力を出して弾いた。
園子「よ〜し!敵に近付くよ!」
銀「了解!」
須美「了解!」
タケル「了解!」
ロビンゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。
『カイガン!ロビン・フッド!ハロー!アロー!森で会おう!』
ロビン魂を纏い、ガンガンセイバーをコンドルデンワーと連結させアローモードにした。
するとバーテックスが大ジャンプした。
園子・銀「っ!?」
バーテックスは上空から足を伸ばして攻撃を開始した。園子と銀が後ろにジャンプして避けた。
タケル「行くぞ須美ちゃん!」
須美「はい!」
弓矢を引いて、バーテックスに向かって射抜くが、距離が届かない。
須美「制空権を取られた!?」
タケル「だったら!」
アローモードを引いて、バーテックスに向かってエネルギーで射抜く。しかしバーテックスが足でエネルギーを弾いた。
タケル「弾いた!?」
銀「降りて来い!!コラー!!」
するとバーテックスの足が真下に伸び始めた。
園子「何か仕掛けて来る・・・」
バーテックスの足が、重ね合わせドリルのように急降下を開始した。
銀「っ!?」
バーテックスのドリル攻撃を銀が力を振り絞って防ぐ。
銀「おるあああああああああ!!!!!」
園子「ミノさん!!」
タケル「銀!!」
銀「1分は保つ!!上の敵をやれーーー!!!!」
須美(でも、そうしたら三ノ輪さんが危ない・・・!どうしよう・・・現実に被害が・・・三ノ輪さんが・・・!どうしよう・・・・!)
園子「私達で敵を叩くよーーー!!!!」
槍を大きく振って、バーテックスに通ずる階段を生成した。
園子「わっしー!ター君!上!」
須美「り、了解!!」
タケル「ありがとう!!」
2人は、園子が作った階段を駆け上り、バーテックスに向かって大ジャンプした。
『ダイカイガン!』
ゴーストがガンガンセイバー・アローモードをゴーストドライバーにアイコンタクトさせ、レバーを操作した。
『ダイカイガン!ロビン・フッド!オメガドライブ!』
アローモードを引いて、狙いを定める。
須美「届けえええええ!!!!」
タケル「命、燃やすぜ!!」
『オメガストライク!』
アローモードのエネルギーの分身と、チャージした矢を同時に放ち、全弾がバーテックスに直撃した。
銀「えいっ!!」
ドリルを保ち続けた銀がドリルを振り払う。
そして全弾の矢の直撃を受けたバーテックスが落下し始めた。
園子「ここから、出て行け!!!」
槍の先端を巨大化させた。
『ダイカイガン!ロビン・フッド!オメガドライブ!』
落下中のゴーストがレバーを操作してオメガドライブを発動した。
タケル「はああああああああ!!!!」
そのまま急降下し、キックでバーテックスを貫いた。
園子「突撃ーーーーーー!!!!」
大ジャンプして、バーテックスの身体を貫いた。
タケル「園子ちゃん!!」
落下する園子を受け止めた。
園子「ミノさん!!!」
タケル「銀!!!」
須美「砕けええええええええ!!!!」
銀「三倍にして返してやる!!!」
双斧が炎を纏った。
銀「釣りは取っとけえええええええ!!!!」
大ジャンプして、炎を纏った双斧でバーテックスを乱舞した。
銀「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!!おりゃああああああ!!!!!」
最後の一撃で本体を破壊した。すると鎮花の儀が始まった。
銀「へへっ、始まった・・・」
園子「鎮花の儀・・・」
タケル「勝った・・・・」
須美「終わった・・・・」
戦いに勝ったが、須美は何処か悔しそうな表情をした。
樹海が晴れ、4人は瀬戸大橋記念公園で倒れている。
銀「あぁ・・・いててて・・・」
タケル「やっと終わった・・・」
園子「ミノさん、大丈夫・・・?」
銀「疲れたよ・・・腰に来る戦いだった・・・」
園子「ああして攻撃を受け止めてくれたから、私達が攻め込めたんだよー。ありがとうね、ミノさん。」
銀「そっちこそ凄かったじゃん。」
園子「だって、ミノさんが1分保つって言ったんだから、1分は保つじゃない?それくらいあれば何とかなると思って、長引かせると危険だからね。」
タケル「本当、君達は凄いよ。」
銀「えへへ、ありがとうタケルさん。」
しかし須美は。
須美(ああ・・・先生は見抜いてらしたんだ。乃木さんの、いざと言う時の閃きを。私は迷ってるだけだった。それなのに家柄のせいで、乃木さんがリーダーに選ばれたと思い込んで・・・大馬鹿だ・・・自分がしっかりしなくちゃって思ってたけど、ただ足を引っ張ってただけなんだ・・・)
銀「あ〜あ、お腹空いた〜。」
タケル「そう言えばそうだった。」
園子「うどん、食べてる途中だったもんね〜。」
すると須美の泣く声を聞いた。
タケル「須美ちゃん!?」
銀「どうした須美!?何処か痛いのか!?」
須美「違うの・・・私・・・ごめんなさい・・・次からは、初めから息を合わせる・・・頑張る・・・!」
泣きじゃくりながら謝罪した。
銀「ああ、頑張ろうな!」
タケル「そうだよ。君達はチームなんだ。」
園子「はい、わっしー。」
ハンカチを須美に渡した。
須美「ありがとう・・・そのっち・・・」
園子「っ!!もう1回言って!わっしー!」
須美「・・・そのっち・・・」
園子「ほおおおおお〜〜〜!」
銀「私は!?私は!?」
須美「銀・・・」
銀「え?」
須美「・・・銀!」
銀「っ!嬉しいなぁ、何か漸く須美とダチになれた気がする!」
須美「銀・・・」
タケル「良かったね須美ちゃん。」
須美「はい・・・」
これは1人の戦士と3人の勇者の物語。神に選ばれた少女達のお伽話。何時だって神に見初められるのは、無垢なる少女である。そして多くの場合、その結末は・・・
「END」
キャスト
天空寺タケル:西銘駿
鷲尾須美:三森ずすこ
乃木園子:花澤香菜
三ノ輪銀:花守ゆみり
安芸先生:佐藤利奈
松田利冴
松田颯水
第十五話・日常!楽しい休み!