神様そのもの。
だから、願った。
友達と別れたくないと。
それは、ある意味
かなえられていくコトになる。
そして友は救われ、
私達は◯◯の◯を手に入れた。
勇者御記二九八年七月十二日
大赦書史部 巫女様 檢閲濟
神樹館・6年2組。
安芸先生「三ノ輪銀さんは、新樹様のお役目の最中に事故に遭いましたが一命を取り留め、入院する事になりました。皆さんは下校中や休みの日に三ノ輪さんのお見舞いへ行ってあげて下さい。」
翌日の香川県立中央病院・銀の病室。
須美「銀。」
銀「おお、来たか2人共!」
園子「もう身体は平気?」
銀「この通り回復したけど、両足がどうも動かないんだ。これからは毎日リハビリして、自立出来るようにするから。」
そして、タケル達も来た。
タケル「銀、また来たよ。」
銀「タケルさん!マコトさん!アカリさん!御成さん!カノンさん!」
御成「お見舞いに来ましたぞ。銀殿。」
マコト「今日も元気そうだな、銀。」
銀「まぁね。」
須美「あの、深海さん。」
マコト「マコトで良い。」
須美「マコトさん、銀を助けてくれてありがとうございます。」
マコト「いや、当然の事をしたまでだ。」
園子「マー君が居なかったら、ミノさんはもう・・・」
マコト「マー君?」
タケル「気にしないで?園子ちゃんはあだ名を付ける癖があるから。」
マコト「そうか。」
タケル「それで、マコト兄ちゃん達はどうしてこの世界に?」
マコト「ああ、それはだな・・・」
あの時タケルが裂け目に吸い込まれた後、以前に仮面ライダードライブの泊進ノ介と一緒に吸い込まれたワームホールと同じ方法で、アカリとアランとアリアが力を合わせて同じ裂け目を作り出し、マコトとアカリと御成とカノンが入って行ったのだった。
アカリ「入って行ったのは良いんだけど、急に空から落下しちゃうんだもん。」
タケル「え、じゃああの公園の近くにあった穴って?」
御成「拙僧達が落ちた跡でした。」
カノン「でも、お兄ちゃんが助けてくれたから無傷だったの。」
タケル「そう言う事だったのか・・・」
須美「それで、どうやって銀を救ったのですか?」
マコト「あの時銀がタケルを後ろに投げ、バーテックスの突進を受けようとした時、俺が間一髪でフーディーニの鎖で銀を捕まえて後ろに下がらせて、バーテックスを爆破させたんだ。」
銀「でも、あの爆風はちょっと痛かったかな?」
園子「でもミノさんは、こうして生きてるんだよ?」
銀「それもそうだな。」
タケル「銀、ちょっと言わせてくれないか?」
銀「何?」
するとタケルが、銀に怒りをぶつけた。
タケル「君は本当に無茶ばかりしている!!あの時だって、バーテックスの突進を自分だけ受けようだなんて、自分の命を何だと思ってるんだよ!!」
銀「タケルさん・・・」
タケル「だからもう、これ以上無茶をするのはもう止めて!!そうしないと、本当に君が死ぬ!!」
銀「・・・ごめんなさい。」
タケル「・・・銀、君は戦いから遠避けた方が良いよ。」
銀「え?」
タケル「須美ちゃん、園子ちゃん、どう思う?」
須美「はい。銀、私達はあなたを失いたくはないの。」
園子「これからは私達に任せてね?」
銀「・・・・分かったよ。じゃあお前達に任せるぜ。タケルさん、マコトさん、2人を宜しく頼むね。」
タケル「勿論。」
マコト「任せろ。」
銀「・・・雨、まだ続いてるね。」
カノン「まだ梅雨なのかな?」
御成「そうかも知れませぬぞ。」
すると雨が急にピタッと止まった。
タケル「っ!」
須美「っ!」
自分達以外の周囲の時が止まっていた。
瀬戸大橋の風鈴が鳴り始めた。
アカリ「ま、またこの音?」
タケル「バーテックスが来た。須美ちゃん、園子ちゃん、銀を車椅子に乗せて。」
須美「はい!」
園子「ミノさん、しっかり掴まってて。」
2人で銀を車椅子に乗せた。
タケル「それと、ここは俺に任せて。2人は休んでて。」
須美「え、でも・・・」
タケル「いいから。」
園子「う、うん。」
マコト「俺も加勢するぞ、タケル。」
タケル「ありがとう。」
そして瀬戸大橋から裂け目が出現し、タケル達が樹海に飲み込む。
タケル「マコト兄ちゃん、行こう!」
マコト「ああ!」
オレゴースト眼魂とスペクターゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。
樹海。
『レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
『レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ!ゴースト!』
仮面ライダーゴースト・オレ魂と仮面ライダースペクターに変身した2人は走り出し、ガンガンセイバーとガンガンハンドで、バーテックスが生み出した弾丸を次々と壊す。
タケル「ロビンさん!」
マコト「ノブナガ!」
ロビンゴースト眼魂とノブナガゴースト眼魂をゴーストドライバーに装填した。
『カイガン!ロビン・フッド!ハロー!アロー!森で会おう!』
『カイガン!ノブナガ!我の生き様!桶狭間!』
ロビン魂とノブナガ魂を纏った2人は、ガンガンセイバー・アローモードとガンガンハンド・銃モードでバーテックスに向かって連射し続ける。
遠くからは、須美達が見ていた。
銀「凄いなぁ・・・」
園子「私達より強いのかも。」
アカリ「タケルとマコトは、私達の世界で多くの強敵と戦ってきたから。」
須美「やはり、格の違いなのでしょうか?」
ゴーストがガンガンセイバーをゴーストドライバーとアイコンタクトさせた。
『ダイカイガン!』
バーテックスの頭部に狙いを定める。
『オメガストライク!』
狙いを定めて、エネルギーの一撃でバーテックスの頭部を射抜いた。すると射抜いた箇所が大爆発し、大穴が空いた。
タケル「マコト兄ちゃん!!」
スペクターがガンガンハンドをゴーストドライバーとアイコンタクトさせた。
『ダイカイガン!』
するとガンガンハンドの分裂が無数に出現した。
マコト「喰らえ!!」
『オメガスパーク!』
ガンガンハンドでエネルギー弾を連射し、バーテックスの大穴に正確に命中し、バーテックスが大爆発を起こした。そして鎮花の儀が始まった。
タケル「やった!」
マコト「よし!」
バーテックスは、その場から消えた。
現実世界。病室。
園子「凄いよター君!マー君!あっと言う間にバーテックスを撃退出来たよ!」
タケル「いや、褒められると恥ずかしいなぁ。」
銀「いや本当に凄いよ!これが格の違いって奴かな?」
するとそこに。
安芸先生「タケルさん。」
タケル「安芸先生。」
安芸先生「お話、宜しいでしょうか?」
タケル「はい。」
安芸先生「あなた方も、お話宜しいでしょうか?」
アカリ「私達もですか?」
香川県立中央病院・入り口。
安芸先生「三ノ輪さんを救ってくれて、ありがとうございます。」
タケル「ああ、いえ。銀が死に際を見過ごす事は出来なかったんです。それに、銀を助けてくれたのは、深海マコト兄ちゃんです。」
安芸先生「そうでしたか。ありがとうございます。」
マコト「いや、当然の事をしたまでだ。」
安芸先生「それで、あなた方4人は、タケルさんと同じ世界から?」
アカリ「そうです。私達はタケルを探す為にこの世界に来ました。」
御成「そしたら、あのバーテックスと言う巨大な怪物を目撃しました。」
カノン「そのバーテックスって一体何ですか?」
安芸先生「バーテックスは、神樹様を壊す為、大橋から渡って来る存在です。」
マコト「神樹様?」
安芸先生「この国の守り神です。私達は神樹様のお陰で在ります。そして勇者に力を与える存在でもあります。」
アカリ「勇者って、須美ちゃん達が変身した姿の事ですか?」
安芸先生「そうです。」
御成「ほほ〜う。」
タケル「あの、安芸先生。俺から提案があるんですが。」
安芸先生「何でしょう?」
タケル「銀を、戦線から離脱させて頂けませんか?」
安芸先生「三ノ輪さんを?」
タケル「はい。あの子はあの時無茶のし過ぎで、バーテックスに殺される寸前だったんです。でもマコト兄ちゃんに助けられたのですが、あの時を思うと、不安になってしまうんです。今後は須美ちゃんと園子ちゃん、そして俺とマコト兄ちゃんだけでバーテックスを戦わせてくれませんか?」
安芸先生「・・・・では、そうしましょう。」
タケル「ありがとうございます!」
安芸先生「この事を、大赦に報告しても宜しいでしょうか?」
タケル「はい。」
安芸先生「では今後も、あの子達を宜しくお願いしますね。」
ある空間、この空間に3つの火の玉が何処かへ向かっていた。
場所が変わって鷲尾家。須美が何時ものように水を被って清めている。
須美(不気味な夢・・・大きな敵が来る・・・あの夢は、きっとその知らせ。戦いはもっと激しくなる・・・)
その頃タケルは、銀の病室に行った。
タケル「銀、お見舞いに来たよ。ん?」
病室に入ると、銀の家族もお見舞いに来ていた。
銀「あ!タケルさん!」
鉄男「タケル兄ちゃん!」
タケル「鉄男君に金太郎君も来てたんだね。お父さん、お母さん、おはようございます。」
両親はタケルに一礼した。
鉄男「姉ちゃん、足大丈夫?」
銀「大丈夫大丈夫!リハビリして、何時から自立出来るようにしてみせるからな!」
タケル「本当、銀は相変わらず元気だね。」
銀を車椅子に乗せて、中庭へ向かう。
中庭。
銀「ん〜!今日も良い天気だな〜!」
タケル「そうだね。ねぇ銀、今日夏祭りがあるんだけど、一緒に行かない?須美ちゃんから誘われたんだ。」
銀「夏祭り?行きたい行きたい!」
鉄男「ねぇタケル兄ちゃん、遊ぼうよ!」
タケル「よ〜し、遊ぶか!」
2人は鬼ごっこで遊ぶ。
銀「本当、2人を見てると微笑ましいな〜。よしよし。」
金太郎を撫でながらタケルと鉄男を見る。
夕方。神社でタケル達と銀が須美と園子を待っていた。暫くして、浴衣姿の須美と園子が来た。
8人は夏祭りへ行く。タケルが銀の車椅子を押す。
園子「わっしーから遊びに行こうって言うなんて、珍しい事もあったもんだ。」
銀「本当だなぁ。須美は少し成長したかな?」
須美「先生から許可を貰えて良かったわ。今日はお役目を忘れて、リラックスしましょ?」
タケル「リラックスするのもお役目の1つだからね。」
園子「わっしーも気合い十分だしねー!」
銀「もしかして、夏祭りだから張り切り過ぎたのかな?」
須美「こ、これは親に着せられたのよ・・・」
園子「うんうん!似合うよわっしー!お人形さんみたい!」
銀「須美、くるくる回ってみてよ!」
須美「は、恥ずかしいわ・・・」
銀「緊張すんなって。早くやってみて?」
須美「・・・・・こ、こうかしら?」
くるくる回す。
園子「おおおお!!ノリノリだーー!!」
銀「園子!シャッターチャンスだ!」
園子「ラジャー!」
スマホで須美を撮る。
須美「こらこら、撮影は禁止よ!」
園子「ええー?待ち受けにしようと思ったのに〜!」
銀「勿体無いな〜。」
須美「恥ずかしいから止めて!」
園子「今もわっしーが待ち受けだよ。」
須美「へ?」
園子「ほら!うどん食べてる時の奴〜!」
須美「ちょっと止めて!本当恥ずかしいから!」
園子「私の携帯だもの!私の自由だよ〜!」
須美「もう、じゃあ私はそのっちを待ち受けにするわよ!?」
園子「わぁ〜!私で良いの〜?」
須美「そこ、恥ずかしがらないの?」
銀「じゃあ私は須美と園子を待ち受けにしよっと!」
園子「わぁ〜!ミノさんありがと〜!」
須美「もう銀ったら・・・」
タケル「本当、仲が良いね。あの3人。」
アカリ「微笑ましくて可愛いね。」
夏祭り。多くの屋台が並んでいる。
園子「リンゴ飴とチョコバナナとか、もう定番過ぎて珍しくないよね!」
銀「焼きそばにたこ焼きも美味い!」
須美「その割には満喫しているみたいだけど?」
園子「定番でも、お祭りで食べると美味しいんだよね〜。」
須美「そう言うものかしら?」
銀「そう言うものだよ。」
園子「ん!?イケてる香り!!」
タケル「どうしたの?」
焼き鳥屋を発見。
大将「へいらっしゃい!」
アカリ「美味しそ〜!」
園子「大将!3本下さいな!」
銀「園子、奢ってくれるのか?」
園子「うん!」
須美「わ、私はそんなに食べられないわ。」
園子「え、そうなの?じゃあ私が2本食べるから!」
須美「凄い食欲ね・・・」
焼き鳥を食べる。
園子「ワオ!オイシ〜!ナンダコリャー!!大将!店ごと買いたいんですけどもー!」
銀「こらこら園子!駄目だぞそれは!」
須美「そうよ!」
御成「園子殿、凄くはっちゃけていますな。」
マコト「店ごと買いたいって・・・」
次は射的。園子が挑戦。
銀「園子、頑張れ!」
にわとりのぬいぐるみを狙って撃つ。しかし外れた。
銀「惜しい!」
園子「むむむむ・・・」
2発目。だがこれも外れ。
タケル「また外れた・・・」
園子「この・・・猪口才なぁ!」
三千円を出して、大量のコルクを買った。
銀「た、大量だね・・・」
ぬいぐるみを狙って撃つが、連射しても当たらない。
銀「全部外れ・・・」
園子「何てこったい・・・」
タケル「園子ちゃんどんまい・・・」
須美「もうお小遣い無いね・・・あれが欲しいの?」
園子「うん、1等の鳥さん・・・」
すると須美が、園子にくっ付いた。
園子「わ、わっしー?どうするの?」
須美「落ち着いて?呼吸を正して?」
園子「う、うん。」
銀「須美、やれるの?」
須美「ええ。ライフルの癖は見てたわ。調整は任せて?吸気。」
園子「すー・・・」
須美「呼気。」
園子「はー・・・」
須美「照準集中。」
園子「集中・・・」
須美「力を入れず、指を絞るように。」
園子「・・・・・」
須美「今!!」
にわとりに命中。
須美「後は気合!」
園子「気合〜〜〜〜〜!!!」
銀「気合〜〜〜〜〜〜!!!」
そして、にわとりが見事落ちた。
タケル「凄い!」
カノン「落ちた!」
園子「イエーーイ!!やったーーー!!」
銀「やったな園子!!」
園子「イエーーイ!!」
店主「何てこった!こんなのコルク玉で倒せる訳ないのに!」
須美「それはどう言う意味?」
マコト「悪質か?」
店主「え!?ああ、いやぁ・・・はいよ、持って行けよお嬢ちゃん。」
にわとりのぬいぐるみゲット。
園子「わっしーやったね!」
銀「須美凄いな!」
須美「得意分野だから。でも引き金を引いたのはあなたよ?それはあなたの物。」
園子「うっひょーーー!!」
すると園子が、ぬいぐるみを店主に渡した。
店主「え?」
園子「それ3つと交換して?」
左端にある狛犬のストラップと交換して貰った。
夜。
須美「ここからなら、一番よく花火が見えるわ。穴場よ。」
銀「へぇ〜!」
園子「下調べはばっちりだね!」
須美「過去のブログから特定したの。」
銀「須美って本当、そう言うの得意よな。」
カノン「あ、皆さん見て!」
夜空に花火が咲いた。
タケル「綺麗だね〜。」
須美「ありがとう。」
園子「ん?」
須美「これ。」
狛犬のストラップを見せた。
銀「ありがとう、園子。」
園子「うん!私も、ありがとうね。わっしー、ミノさん。」
須美「ん?」
銀「どうしたんだよ?急に。」
園子「私、選ばれた勇者がわっしーとみのさんで良かった。私ってほら、変な子じゃない。だから、中々友達が出来なくって・・・」
須美「そのっちは変じゃないよ。素敵よ。」
銀「今の園子も、凄く素敵だよ。」
園子「・・・2人とじゃなかったら、こんなに頑張れなかったよ。」
須美「・・・銀はフォワード型だし、私は、融通が利かなかったから。そのっちがリーダーじゃなかったら、纏まらなかったわ。」
銀「私達3人じゃなかったら、頑張れなかったからね!」
園子「うん!6年生になってから、訓練もお泊まり会も楽しかった。私、2人の友達になれて良かった。」
須美「私も。」
銀「勿論、私もだよ。」
すると須美は、2人の手を繋ぎ合った。
園子「ん?」
銀「須美?」
須美「友達だよ、私達3人は。これから何があっても、ずっと・・・」
園子・銀「うん。」
タケル達は、3人を見て微笑んでる。
別の場所では、黒いリムジンが夜の道路を走っている。車内には。
安芸先生「はい、データ受け取りました。確認中です。彼女達ですか?ええ、私の判断で休暇を与えています。1人は天空寺タケルさんの判断で離脱させます。・・・はい、それでは失礼します。」
大赦からの通話を切った。そして送られた資料を拝見。
安芸先生「これ以上に勇者の損失を出さない為の・・・新システム・・・・・・!!何これ・・・こんなものが実装されたら・・・武器や技の強化は、幾らでも出来るだけど、心の強さには、限界があるわ・・・あの子達を・・・もうこれ以上・・・」
果たして、送られた新システムとは一体。
「END」
キャスト
天空寺タケル:西銘駿
深海マコト:山本涼介
鷲尾須美:三森ずすこ
乃木園子:花澤香菜
三ノ輪銀:花守ゆみり
安芸先生:佐藤利奈
月村アカリ:大沢ひかる
御成:柳喬之
深海カノン:工藤美桜
松田利冴
松田颯水
徳本英一郎
柳沢栄治
第十八話・約束!燃え尽きる記憶!