命を燃やす勇者達   作:naogran

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神世紀300年の四国。人々は平和な日々を過ごしている。



そしてここは讃州中学校。この学校に1つの部活があった。

友奈「讃州中学勇者部は、勇んで世の為になる事をするクラブです。なるべく諦めない、成せば大抵何とかなる、などの精神で頑張っています。今日も勇者部しゅっぱーつ!っと。」

作文用紙に勇者部の説明を書いた。彼女は結城友奈。

夏凜「小学生の作文か。」

友奈「中学生だよ〜。」

夏凜「知ってるわよ。」

タケル「でも確かに、友奈のその説明小学生が書いてるとしか思えないね。」

友奈「タケルさんひど〜い。」

風「友奈~、タウン誌で勇者部の活動を紹介して貰うんだから、良いキャッチコピーを考えてよね?」

友奈「はぁ〜い!」

樹「お姉ちゃん!幼稚園からお礼のメールが沢山来てる!凄い凄〜い!」

パソコンに、幼稚園からのお礼のメールが殺到中。

風「ふむ!この間のはバカウケだったからねぇ~!」

夏凜「親御さんは苦笑いしてたわよ?」

するとそこに。

???「ごめんごめ〜ん!もう始まってる〜?」

???「ギリギリセーフ!」






乃木園子と三ノ輪銀が勇者部に来た。






園子「掃除当番の途中で寝てしまったんよ〜!」

夏凜「園子・・・そんな時に寝る事が出来るのはあなたぐらいよね。」

園子「わぁ〜!褒められた〜!」

友奈「良かったね!夏凜ちゃんは中々人を褒めないんだよ?」

夏凜「褒めてないわよ!」

園子「にぼっしー!」

夏凜「関係無いでしょ!」

銀「タケルさん!私ギリギリセーフだった?」

タケル「いや、もうアウトだね。」

銀「あはは〜、やっぱりか〜。」

結城友奈、犬吠埼風、犬吠埼樹、三好夏凜、乃木園子、三ノ輪銀、天空寺タケル、深海マコト、月村アカリ、御成、深海カノン。この皆が勇者部として、世の為になる事を勇んでいる。




風「さて、全員揃ったわね?じゃあ12月期の部会、始めるわよ!」

友奈・樹・夏凜・園子・銀「はーい!」

秋まで色んな事があったけど、今讃州中学勇者部はこんな風にやたら元気です!


##勇者の章##
第十九話「始動!華やか日々!」


後日の犬吠埼家。園子がお邪魔している。アカリと御成は夕飯の買い出し中。

 

園子「ゼロは無・・・そんな概念を思い付いたインドの人は凄いと思うヨガヨガー。」

 

風「いやそう言うのより、もっとこう、高校受験用の対策を・・・」

 

樹「何で2年生の園子さん、がお姉ちゃんを教えてるんですか?」

 

お菓子を持って来た。

 

園子「わぁ〜い!お団子〜!」

 

風「乃木はそこらの家庭教師よりも賢いのよー!そう見えないと思うけど・・・

 

樹「じゃあ私の勉強も見て貰いたいな~!」

 

風「あ〜!それは良いわね!樹はちょっと心配だったからね〜。」

 

樹「うぅ・・・色々あり過ぎて夏の間勉強しなかったからね・・・」

 

園子「2年までの成績は良かったんですよね?」

 

風「べらぼうに良かったわよ!でも今はべらぼうにマズいわよ・・・」

 

樹「お姉ちゃん・・・」

 

風「だ、だってしょうがないじゃない。3年になって色々あり過ぎたのよ・・・」

 

園子「フーミン先輩が頑張ったから、今があるんだよね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡る。

 

園子「勇者部入部希望の、乃木園子だぜーい!!」

 

銀「同じく入部希望の三ノ輪銀でーす!!」

 

タケル「園子!銀!」

 

夏凜「えっ、乃木園子と三ノ輪銀!?あの!?」

 

園子「2年前~、大橋の方で勇者やってたんだぜ~?」

 

銀「やってたんだぜ〜?」

 

園子「改めて、宜しくお願いしまーす!」

 

銀「宜しくお願いします!」

 

夏凜「何で・・・?伝説の勇者がこんな所・・・」

 

園子「ん〜、うちに居てもやる事無いから?」

 

夏凜「そんな理由で・・・?」

 

園子「私、小学生中退なんよ〜。」

 

夏凜「そ、そんな重い事をしれっと・・・?」

 

風「お役目から解放された乃木さんは、普通の生活に戻る事を大社に要請したの。」

 

アカリ「銀ちゃんは先週退院して、今日から学校生活を送る事になったから。」

 

園子「まさか本当に普通の生活に戻れるなんてねぇ~。」

 

銀「いやぁ〜全くだ!」

 

夏凜(へ、変な伝説の先輩・・・・)

 

風「偉大な先代勇者を歓迎します!乃木さん!三ノ輪さん!」

 

園子「乃木とか、園子とかで良いですよ〜?フーミン先輩。」

 

風「フ?」

 

銀「私も銀で良いですよ?」

 

園子「宜しくね!にぼっしー!」

 

夏凜「なっ!?だ、誰よそれ教えたのは!!」

 

友奈と風と樹が外方向く。

 

園子「樹ちゃんはいっつん!」

 

樹「え、いっつん?」

 

園子「友奈ちゃんはゆーゆかなぁ!」

 

友奈「わぁ素敵!じゃあ私は園ちゃんとか!」

 

園子「おぉ〜!それでお願い!」

 

友奈「うん!」

 

園子「これはサンチョ。宜しくー!」

 

サンチョ「宜しくー!」

 

風「宜しく!」

 

樹「不思議な人だね・・・」

 

友奈「銀ちゃん、宜しくね!」

 

銀「ああ!宜しくな!友奈!」

 

タケル「2人共、元気になって良かった。」

 

マコト「そうだな。」

 

タケル「あ、そうだ。銀。」

 

銀「ん?」

 

タケル「君にこれを。」

 

渡したのは、銀のスマホだった。

 

タケル「君は十分に回復した。これで、また勇者として頑張ろうね。」

 

銀「タケルさん・・・はい!」

 

タケル「その代わり、この前のように無茶は禁物だよ?」

 

銀「分かってるよ。」

 

 

 

 

園子「そっか〜、皆こんな風に青春してたんだね〜。」

 

銀「楽しそうだね〜。」

 

友奈「そのちゃん!銀ちゃん!」

 

園子・銀「ん?」

 

友奈「勇者部へようこそ!」

 

園子「うん!これから私も青春するんだ!頑張ろう!おー!!」

 

銀「おー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在。

 

園子「ベッドでずっと見てたから・・・勇者部楽しそうだなー、楽しいだろうなーって。また学校に行けるようになるなんて思ってなかったなぁ・・・嬉しいなぁ。よし、じゃあ勉強しよう!」

 

鼻眼鏡装着!

 

園子「わたすの好きな複素数の行列からやるべさ!」

 

風「分からない・・・分からない・・・」

 

 

 

 

 

 

同じ頃かめやでは。友奈と夏凜と銀とタケルとマコトがうどんを食べてる。

 

友奈「夏凜ちゃん!銀ちゃん!日曜日なのに来てくれてありがとね!」

 

銀「いやぁ〜、お安い御用だよ〜!」

 

夏凜「別に、今日はたまたま暇だったし。たまたまよ。」

 

マコト「相変わらずだな。」

 

友奈「うん!でも、夏凜ちゃんと銀ちゃん格好良かったよ!」

 

 

 

 

それは、女子ソフトボール部の助っ人として参加し、夏凜と銀がホームランを決めたのだった。

 

 

 

 

夏凜「あんたも悪くなかったよ。」

 

銀「友奈のピッチャーの腕、中々だったよ。」

 

 

 

 

ピッチャーの友奈が、見事ストライクを決めた。

 

 

 

 

友奈「えへへ〜!ありがと〜!」

 

タケル「本当、3人揃って見事に決めたもんだね。」

 

夏凜「勇者部って変な部よね。」

 

友奈「だから楽しいよね!毎日違う事が起きて!」

 

銀「うん!私も同じく!」

 

夏凜「まあね。」

 

 

 

 

夕方の帰り道。

 

友奈「日が暮れてまた明日だね!」

 

夏凜「あーあ、もう月曜日か。休みの日は早いのよね・・・」

 

銀「夏凜、そう言うなって。私はまた学校に行けれるなんて嬉しいよ。」

 

タケル「銀がそう言うと、何か重く感じるな。」

 

友奈「でも帰ったら宿題やらなきゃね〜。」

 

夏凜「私はもうやったわよ?」

 

友奈「え!?朝から試合だったのに!?」

 

夏凜「土曜の内にやったのよ。当然でしょ?」

 

銀「早いな〜!」

 

友奈「夏凜ちゃん凄いな〜!ん?」

 

銀「ん?」

 

タケル「ん?」

 

擦れ違う車椅子の女の子を見て、3人は何かを感じた。

 

夏凜「ん?どうした?」

 

友奈「ううん、何でも!」

 

タケル「こっちの話。」

 

 

 

 

 

 

翌日の勇者部。

 

樹「じゃじゃーん!」

 

園子「わぁ~!ケーキ!どうやって密輸したの?」

 

銀「み、密輸?」

 

樹「今日家庭科の授業があったんです!」

 

銀「ほう!その手があったか!」

 

友奈「樹ちゃんが作ったの?」

 

樹「はい!」

 

開けると、猫の絵がぐちゃぐちゃになっていた。

 

タケル「これは・・・」

 

アカリ「デコレーションが・・・」

 

樹「作り過ぎたから持って来ちゃった!」

 

風「偉いぞ!我が妹!」

 

樹を褒めて撫でる。

 

夏凜「独特のセンスね・・・」

 

風「表現力が豊かと言いなさい!」

 

アカリ「そして私は、昨日モンブラン買って来たよ!」

 

カノン「わぁ〜!」

 

 

 

 

ケーキを切り分け、モンブランを皆に分けた。

 

風「さぁ!食べよ食べよ!」

 

皆が樹の作ったケーキを食べる。

 

園子「んん!?」

 

銀「おお!?」

 

樹「どうです!?」

 

夏凜「うん。見た目は兎も角・・・」

 

友奈「美味しー!」

 

園子「お姉さんプロだねぇ!」

 

風「樹が遂に食べられる料理・・・!」

 

樹「お姉ちゃん、返って傷付くよ?」

 

園子「いっつん、いっつん!お店屋さんやろう!ゆくゆくはフランチャイズで!」

 

銀「フランチャイズ!?凄え!」

 

樹「園子さんはスケールが大き過ぎて、ボケなのか何なのか分かんないですよ・・・でも、ありがとうございます!」

 

タケル「アカリ、このモンブラン美味しい!これ駅前の?」

 

アカリ「そうだよ!限定販売のだったから。」

 

マコト「うん。これは美味いな。」

 

カノン「美味しい〜!」

 

御成「美味ですぞ!」

 

友奈「幾らでも食べられるね!」

 

最後のケーキに皆が手を伸ばした。

 

友奈「・・・じゃあ、夏凜ちゃんどうぞ!」

 

夏凜「いやいや!樹が食べるべきよね!」

 

樹「わ、私は授業で食べたから、銀さんどうぞどうぞ。」

 

銀「いや、私はもうさっきので満足したから園子どうぞどうぞ!」

 

園子「部長こそ、どうぞどうぞ!」

 

風「2つも食べたら女子力的に心配よね・・・」

 

マコト「女子力(物理)だけどな。」

 

風「何を〜!?」

 

夏凜「そもそも何で7つに切ったのよ、風!」

 

風「し、知らないわよ!何時もの癖よ!」

 

タケル・友奈・銀「癖?」

 

風「え?あ、いや・・・何となくかなぁ・・・」

 

園子「6等分出来たよ〜!」

 

器用に6等分にした。

 

夏凜「おぉ〜!」

 

樹「どうやって切ったんですか?」

 

園子「数学数学!」

 

樹「凄〜い!」

 

風「流石〜!」

 

友奈「ぼた餅・・・」

 

風「ん?何?」

 

友奈「何か、前に部室でぼた餅食べなかったかなぁって。」

 

樹「あぁ!前に友奈さんも家庭科の授業で作って来たんですよね!」

 

友奈「あぁ、そっか・・・」

 

風「さっ、おやつの時間はおしまい。日曜日の練習をするわよー!」

 

しかしタケルと友奈は、何かを思い出していた。

 

園子「ん?」

 

 

 

 

 

 

夕方、タケルと友奈がCRF250Lに乗って家路を急ぐ。

 

 

 

 

家の前に到着すると。

 

友奈「ん?」

 

タケル「友奈?」

 

CRF250Lから降りて、家の隣の豪邸を見る。

 

タケル「ここは・・・・」

 

友奈「・・・・・」

 

 

 

 

 

 

翌日、園子と銀が幼稚園へ向かっていた。

 

銀「いよいよ演劇かぁ〜。楽しみだな〜。」

 

園子「ミノさん張り切ってるね〜。」

 

銀「金太郎が居たら良いのにな〜。と言っても、私と園子は木の役だけどね。」

 

園子「木の役で大活躍しようね!」

 

銀「いや、木が活躍する事てあるのかな・・・あ、そうだ園子。これ。」

 

焼きそばを園子にあげた。

 

園子「わぁ〜!ミノさんの焼きそばだ〜!」

 

銀「また作ったから、美味しかったらまた褒めてくれよな?んでこれが私と、こっちが皆の分!それと・・・」

 

最後の1つの焼きそばを見た。

 

園子「その焼きそばは?誰の分なの?」

 

銀「あれ?何で私こんなに作っちゃったんだろう?」

 

園子「・・・あっ!」

 

銀「・・・あっ!!」

 

2人は何かを思い出し、涙を流した。

 

 

 

 

 

 

その頃幼稚園では。

 

風「乃木と銀がまだ来てないって!?もう時間なのに・・・」

 

夏凜「メッセージ既読にならないし、まだ寝てんのかしら・・・」

 

樹「園子さんに銀さん、あんなに張り切ってたのに・・・」

 

夏凜「木だけどね。」

 

風「仕方無い。今日は木無しで行くか。友奈。」

 

友奈「・・・・・」

 

風「友奈?」

 

友奈「え?あ、うん・・・」

 

風「ちょっと、友奈までどうしたの?本番だよ?」

 

樹「具合が悪いんですか?」

 

友奈「身体は大丈夫・・・あのね!」

 

風「ん?」

 

友奈「何か・・・ざわざわ変な感じがするの。皆はしない?」

 

樹「友奈さん・・・?」

 

風「今日は、中止にしようか・・・?」

 

先生「勇者部の皆さん!今日はありがとうございます!」

 

風「あ、実は・・・」

 

先生「子供達が今日の劇を楽しみにしていて。今か今かと!」

 

風「・・・・」

 

友奈「大丈夫!やろう!皆待ってる!」

 

 

 

 

 

 

劇が始まった。タケル達は園児達の後ろから鑑賞。

 

風「我こそは超極悪の魔王!今日はこの幼稚園で先生達の言う事を聞かない子を迎えに来た!!一緒に好き勝手に暴れよう!我慢なんてしなくて良いんだぞ~!」

 

 

 

 

アカリ「今日も子供達が喜んでるね。ねぇタケル?ん?」

 

タケル「・・・・・」

 

アカリ「タケル?」

 

タケル「え?い、いや。何でも無い。」

 

マコト「どうしたタケル?具合でも悪いのか?」

 

御成「で、でしたら病院へ・・・」

 

タケル「そうじゃない。何か、もやもやしてるんだ・・・」

 

カノン「もやもや?」

 

 

 

 

友奈「待て、魔王!子供達に悪い事を吹き込むのは止めろー!」

 

風「何を生意気な!」

 

友奈「えーい!!」

 

剣を振り下ろす。

 

風「はっはっはっは!!」

 

 

 

 

樹『勇者は傷ついても傷ついても、決して諦めませんでした。全ての人が諦めてしまったら、それこそこの世が闇に閉ざされてしまうからです。皆が次々と魔王に屈し、気が付けば勇者は独りぼっちでした。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「勇者が独りぼっちである事を、誰も知りませんでした。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友奈「っ!?」

 

 

 

 

タケル「友奈?」

 

アカリ「え?」

 

 

 

 

友奈「独りぼっちになっても、それでも勇者は・・・」

 

風「ん?」

 

樹「ん?」

 

 

 

マコト「友奈?」

 

アカリ「どうしたんだろう?」

 

 

 

 

夏凜「友奈?」

 

友奈「それでも、勇者は・・・」

 

 

 

 

???『諦めない限り、希望が終わる事はないから・・・です・・・何を失っても・・・それでも・・・それでも・・・私は一番大切な友達を失いたくない・・・』

 

 

 

 

友奈は涙を流した。大切な友達の言葉を思い出して涙を流した。

 

 

 

 

御成「友奈殿?どうかしましたか?」

 

 

 

 

樹「友奈さん?」

 

するとそこに、園子と銀が来た。

 

園子「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

銀「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

風「乃木?銀?」

 

友奈「・・・私・・・私は・・・」

 

園子と銀が友奈を抱き締めた。

 

友奈「私は・・・私は・・・ずっと一緒に居るよって・・・約束したのに・・・したのに・・・」

 

 

 

 

タケル「友奈・・・」

 

 

 

 

 

 

夕方の勇者部。

 

樹「友奈さん・・・」

 

夏凜「園子も銀もさ・・・」

 

風「3人共、一体どうしたのよ?」

 

銀「・・・・」

 

園子「よく聞いてね?今この記憶は、嘘って事。」

 

風「え?」

 

アカリ「嘘ってどう言う事?」

 

園子「何かとんでもなく悪い事が起きていて、それが何だか分からないけど・・・私達はそれをなかった事にしてる・・・」

 

夏凜「・・・何を言ってるの?ねぇ友奈?」

 

友奈「私・・・思い出した・・・」

 

夏凜「ちょっと?」

 

友奈「勇者部にはもう1人、とても大切な友達が居たんだよ・・・忘れられる訳がない・・・絶対、忘れたりなんかしちゃいけないのに・・・私、どうして・・・」

 

風「友奈、落ち着いて?」

 

友奈「皆思い出して!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「東郷さん!!ここに、東郷美森って子が居たんだよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風「っ!!」

 

樹「っ!!」

 

アカリ「えっ!?」

 

御成「なっ!?」

 

カノン「っ!?」

 

マコト「っ!?」

 

タケル「・・・」

 

夏凜「あ、そう言えば・・・東郷って今何処?・・・っ!?」

 

全員に、東郷の記憶が蘇った。

 

タケル「やはり友奈と園子と銀は、東郷を思い出したんだね。」

 

銀「うん・・・」

 

風「東郷・・・美森・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは本当の遡り。讃州中学校に1台のリムジンが到着した。

 

園子「じゃじゃじゃーん!乃木さん家の園子だよー!驚いた?」

 

友奈「えっ!?あ、えーと・・・あ、あの!?」

 

園子「今日から同じクラスだよー!宜しくねー!」

 

東郷「そのっち・・・」

 

園子「へいへいわっしー!園子だよ〜!」

 

東郷「そのっち・・・!」

 

園子「お、そうだ!出て来て〜!」

 

リムジンから、もう1人の人物が。

 

 

 

 

銀「須美〜!久し振り〜!」

 

 

 

 

何と三ノ輪銀だった。

 

東郷「銀・・・?」

 

園子「驚いてる驚いてる〜!サプライズは大成功〜!」

 

銀「イエーーイ!」

 

東郷「そのっちーーー!!銀ーーー!!!」

 

2人の元気な姿を見た東郷が涙を流し、2人に抱き付いた。

 

園子「わあああ!!ちょっとわっしー!?」

 

銀「痛い痛い!須美、苦しいよ〜!」

 

 

 

 

 

 

そして勇者部。

 

園子「勇者部入部希望の、乃木園子だぜーい!!」

 

銀「同じく入部希望の三ノ輪銀でーす!!」

 

タケル「園子!銀!」

 

夏凜「えっ、乃木園子と三ノ輪銀!?あの!?」

 

園子「2年前~、大橋の方で勇者やってたんだぜ~?」

 

銀「やってたんだぜ〜?」

 

園子「改めて、宜しくお願いします!」

 

銀「宜しくお願いします!」

 

東郷「またそのっちと銀と勉強出来るなんて・・・」

 

園子「授業中に居眠りしたら注意してねー?」

 

東郷「しないように気を付けないと駄目よ?」

 

園子「えへへ〜。」

 

東郷「銀?遅刻しないように気を付けないと駄目よ?」

 

銀「えへへ〜。」

 

風「何か、東郷がお母さんみたい。」

 

園子「ター君!マー君!久し振り〜!」

 

銀「タケルさん!マコトさん!久し振り〜!」

 

タケル「おかえり園子、銀。」

 

マコト「元気になって良かったな。銀、足は大丈夫なのか?」

 

銀「うん!もうすっかり元通りになったぜ!」

 

タロットカードを引く樹。

 

樹「あ、運命の輪!」

 

園子「おぉ!何か格好良い!」

 

夏凜「どう言う意味なの?」

 

樹「運命的な出会い!」

 

園子「おぉ!私とミノさん、運命の子〜!」

 

銀「イエーーイ!」

 

東郷「あはは・・・福徳円満~・・・」

 

樹「避けられない大きな事態って意味もあるけど・・・」

 

 

 

 

夕方、樹がパソコンで奇妙なものを発見した。

 

樹「ん〜〜・・・・」

 

風「どうしたの樹?凄い顔して。」

 

アカリ「何か見付けたの?」

 

樹「国防仮面・・・」

 

御成「国防仮面ですか?」

 

樹「今、巷を賑やかしている謎のヒーロー・・・」

 

風「そんなのが居るんだ。」

 

樹「うん。」

 

3人が国防仮面の動画を観る。

 

 

 

 

国防仮面『国を守れと人が呼ぶ。愛を守れと叫んでる!憂国の戦士、国防仮面、見参!』

 

 

 

 

風「ん、ん〜〜・・・!?」

 

アカリ「こ、これって・・・」

 

御成「あの方ですぞ・・・!?」

 

樹「えへへ・・・」

 

 

 

 

 

 

後日の夕方、外では事件が。

 

女性「きゃあああああ!!!誰かあああああ!!!」

 

タケル「待て!!!」

 

マコト「逃がすか!!!」

 

ひったくり犯を追う2人。

 

タケル「おい!!バッグを返せ!!」

 

ひったくり「誰が返すか!バーカ!!」

 

マコト「彼奴!!!」

 

???「待てーい!!!!」

 

ひったくり「っ!?」

 

タケル・マコト「っ!?」

 

 

 

 

国防仮面「国を守れと人が呼ぶ。愛を守れと叫んでる!憂国の戦士、国防仮面。見参!」

 

 

 

 

タケル「と、東郷・・・?」

 

マコト「何やっているんだ彼奴・・・?」

 

国防仮面「確保!!」

 

ひったくり「何だと!?」

 

無事に確保。

 

国防仮面「私は国防仮面。人々が悪の脅威に晒された時、出来るだけ現れます!」

 

女性「出来るだけ?」

 

風「ちょっと~?見付けたわよ、東郷~。」

 

タケル「一体ここで何をしているの?」

 

マコト「話を聞かせてもらうぞ。」

 

勿論国防仮面の正体は東郷本人である。

 

 

 

 

 

 

勇者部へ連行して事情を聞く。

 

風「うーん、何から聞けば良いものやら・・・」

 

友奈「国防仮面さんが来てるのー!?」

 

遅れて来た友奈が到着。

 

国防仮面「あ、友奈さん・・・?」

 

友奈「こないだは危ない所を助けて頂いてありがとうございました!」

 

風「何があったの?」

 

樹「夜に財布を落とした時に、国防仮面さんが一緒に探してくれたんだって。」

 

風「ふ、ふ〜ん・・・」

 

カノン「友奈ちゃん、正体気付いていないのかな・・・?」

 

友奈「何だか国防仮面さんって、凄く話しやすいんだ!何でだろう?」

 

夏凜「そりゃあ、そうでしょうね・・・」

 

マコト「正体が彼奴だからな・・・」

 

友奈「今日はどうして勇者部に?」

 

国防仮面「そ、それは・・・だって・・・」

 

 

 

 

 

 

東郷「国防仮面は私なのよ!友奈ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

風・アカリ「分かってるよ〜。」

 

友奈「そ、そんな・・・!国防仮面さんが東郷さんだったなんて・・・!」

 

夏凜「マジなのね・・・?」

 

タケル「友奈は素直だな・・・」

 

 

 

 

今度こそ事情を聞く事にした。

 

風「で、皆に申し訳無いってどう言う事?」

 

東郷「うん・・・体が元気になったら、いても立ってもいられなくて・・・」

 

友奈「何が?」

 

東郷「私が、壁を壊してしまった事・・・一時の感情とはいえ、世界を危機に陥れてしまったのは事実で、それって許されない事だから!私、これからどうやって償えば良いのか・・・だから、何か罪滅ぼしが出来ないかって考えて・・・」

 

風「それで国防仮面・・・」

 

園子「わっしー、極端になったね〜。」

 

銀「この2年間、何があったんだ?」

 

風「気持ちは分かるけど、突っ走り過ぎよ。」

 

マコト「罪滅ぼしの為に、国防仮面になるのか?普通。」

 

東郷「すみません・・・」

 

友奈「格好良いな、国防仮面!私もなりたいな!」

 

夏凜「ええ!?」

 

園子「実は実は、私もこう見えて国防仮面2号なんよー!」

 

友奈「じゃあじゃあ!私3号になるー!」

 

銀「じゃあ国防体操の練習しなきゃね!!」

 

夏凜「こ、これ以上増やさないの!!ってか国防体操って何よ!!」

 

風「全く・・・夏凜辺りが真似して、にぼし仮面とか現れたらどうすんの!」

 

夏凜「真似しないわよ!!」

 

タケル・マコト・アカリ・御成・カノン「ブッ!」

 

夏凜「ちょっとそこ!!笑うな!!」

 

友奈「東郷さん!皆の為に頑張りたい気持ちは私達も同じだよ!」

 

園子「そうだよわっしー。何かあったら私達に頼って良いんだぜー!」

 

銀「迷ったら相談!」

 

東郷「友奈ちゃん・・・そのっち・・・銀・・・」

 

風「うん!3人の言う通り!」

 

タケル「1人で悩みを抱え込んでも何も起きないよ?」

 

樹「東郷さん。」

 

東郷「皆・・・ありがとう・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在。あの記憶が何かしらの理由で消されていた。

 

夏凜「えっ、どう言う事・・・?何これ・・・何で・・・何で私達の誰も東郷の記憶が無いの・・・?これ、最初から世界に居なかったみたいになってる!?」

 

マコト「そうとしか、思えない・・・」

 

樹「お姉ちゃん・・・」

 

風「私・・・部長なのに・・・また・・・」

 

友奈「でも、もう思い出した・・・何で・・・何が起こってるの・・・?」

 

園子「わっしー・・・」

 

銀「須美・・・お前、何処で何しているんだ・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い雲が広がる世界。ここに、1人の女性が炎で焼かれているのが見えた。そして東郷は、何処に居るのか・・・

 

「END」




         キャスト

    天空寺タケル:西銘駿

     深海マコト:山本涼介

      結城友奈:照井春佳
      東郷美森:三森ずすこ
      犬吠埼風:内山夕実
      犬吠埼樹:黒沢ともよ
      三好夏凜:長妻樹里
      乃木園子:花澤香菜
      三ノ輪銀:花守ゆみり

     月村アカリ:大沢ひかる
        御成:柳喬之
     深海カノン:工藤美桜

           寺町南
           河崎文亮

第二十話・救出!大切な思い出!
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