そしてここは讃州中学校。この学校に1つの部活があった。
友奈「讃州中学勇者部は、勇んで世の為になる事をするクラブです。なるべく諦めない、成せば大抵何とかなる、などの精神で頑張っています。今日も勇者部しゅっぱーつ!っと。」
作文用紙に勇者部の説明を書いた。彼女は結城友奈。
夏凜「小学生の作文か。」
友奈「中学生だよ〜。」
夏凜「知ってるわよ。」
タケル「でも確かに、友奈のその説明小学生が書いてるとしか思えないね。」
友奈「タケルさんひど〜い。」
風「友奈~、タウン誌で勇者部の活動を紹介して貰うんだから、良いキャッチコピーを考えてよね?」
友奈「はぁ〜い!」
樹「お姉ちゃん!幼稚園からお礼のメールが沢山来てる!凄い凄〜い!」
パソコンに、幼稚園からのお礼のメールが殺到中。
風「ふむ!この間のはバカウケだったからねぇ~!」
夏凜「親御さんは苦笑いしてたわよ?」
するとそこに。
???「ごめんごめ〜ん!もう始まってる〜?」
???「ギリギリセーフ!」
乃木園子と三ノ輪銀が勇者部に来た。
園子「掃除当番の途中で寝てしまったんよ〜!」
夏凜「園子・・・そんな時に寝る事が出来るのはあなたぐらいよね。」
園子「わぁ〜!褒められた〜!」
友奈「良かったね!夏凜ちゃんは中々人を褒めないんだよ?」
夏凜「褒めてないわよ!」
園子「にぼっしー!」
夏凜「関係無いでしょ!」
銀「タケルさん!私ギリギリセーフだった?」
タケル「いや、もうアウトだね。」
銀「あはは〜、やっぱりか〜。」
結城友奈、犬吠埼風、犬吠埼樹、三好夏凜、乃木園子、三ノ輪銀、天空寺タケル、深海マコト、月村アカリ、御成、深海カノン。この皆が勇者部として、世の為になる事を勇んでいる。
風「さて、全員揃ったわね?じゃあ12月期の部会、始めるわよ!」
友奈・樹・夏凜・園子・銀「はーい!」
秋まで色んな事があったけど、今讃州中学勇者部はこんな風にやたら元気です!
第十九話「始動!華やか日々!」
後日の犬吠埼家。園子がお邪魔している。アカリと御成は夕飯の買い出し中。
園子「ゼロは無・・・そんな概念を思い付いたインドの人は凄いと思うヨガヨガー。」
風「いやそう言うのより、もっとこう、高校受験用の対策を・・・」
樹「何で2年生の園子さん、がお姉ちゃんを教えてるんですか?」
お菓子を持って来た。
園子「わぁ〜い!お団子〜!」
風「乃木はそこらの家庭教師よりも賢いのよー!そう見えないと思うけど・・・
樹「じゃあ私の勉強も見て貰いたいな~!」
風「あ〜!それは良いわね!樹はちょっと心配だったからね〜。」
樹「うぅ・・・色々あり過ぎて夏の間勉強しなかったからね・・・」
園子「2年までの成績は良かったんですよね?」
風「べらぼうに良かったわよ!でも今はべらぼうにマズいわよ・・・」
樹「お姉ちゃん・・・」
風「だ、だってしょうがないじゃない。3年になって色々あり過ぎたのよ・・・」
園子「フーミン先輩が頑張ったから、今があるんだよね。」
時は遡る。
園子「勇者部入部希望の、乃木園子だぜーい!!」
銀「同じく入部希望の三ノ輪銀でーす!!」
タケル「園子!銀!」
夏凜「えっ、乃木園子と三ノ輪銀!?あの!?」
園子「2年前~、大橋の方で勇者やってたんだぜ~?」
銀「やってたんだぜ〜?」
園子「改めて、宜しくお願いしまーす!」
銀「宜しくお願いします!」
夏凜「何で・・・?伝説の勇者がこんな所・・・」
園子「ん〜、うちに居てもやる事無いから?」
夏凜「そんな理由で・・・?」
園子「私、小学生中退なんよ〜。」
夏凜「そ、そんな重い事をしれっと・・・?」
風「お役目から解放された乃木さんは、普通の生活に戻る事を大社に要請したの。」
アカリ「銀ちゃんは先週退院して、今日から学校生活を送る事になったから。」
園子「まさか本当に普通の生活に戻れるなんてねぇ~。」
銀「いやぁ〜全くだ!」
夏凜(へ、変な伝説の先輩・・・・)
風「偉大な先代勇者を歓迎します!乃木さん!三ノ輪さん!」
園子「乃木とか、園子とかで良いですよ〜?フーミン先輩。」
風「フ?」
銀「私も銀で良いですよ?」
園子「宜しくね!にぼっしー!」
夏凜「なっ!?だ、誰よそれ教えたのは!!」
友奈と風と樹が外方向く。
園子「樹ちゃんはいっつん!」
樹「え、いっつん?」
園子「友奈ちゃんはゆーゆかなぁ!」
友奈「わぁ素敵!じゃあ私は園ちゃんとか!」
園子「おぉ〜!それでお願い!」
友奈「うん!」
園子「これはサンチョ。宜しくー!」
サンチョ「宜しくー!」
風「宜しく!」
樹「不思議な人だね・・・」
友奈「銀ちゃん、宜しくね!」
銀「ああ!宜しくな!友奈!」
タケル「2人共、元気になって良かった。」
マコト「そうだな。」
タケル「あ、そうだ。銀。」
銀「ん?」
タケル「君にこれを。」
渡したのは、銀のスマホだった。
タケル「君は十分に回復した。これで、また勇者として頑張ろうね。」
銀「タケルさん・・・はい!」
タケル「その代わり、この前のように無茶は禁物だよ?」
銀「分かってるよ。」
園子「そっか〜、皆こんな風に青春してたんだね〜。」
銀「楽しそうだね〜。」
友奈「そのちゃん!銀ちゃん!」
園子・銀「ん?」
友奈「勇者部へようこそ!」
園子「うん!これから私も青春するんだ!頑張ろう!おー!!」
銀「おー!!」
そして現在。
園子「ベッドでずっと見てたから・・・勇者部楽しそうだなー、楽しいだろうなーって。また学校に行けるようになるなんて思ってなかったなぁ・・・嬉しいなぁ。よし、じゃあ勉強しよう!」
鼻眼鏡装着!
園子「わたすの好きな複素数の行列からやるべさ!」
風「分からない・・・分からない・・・」
同じ頃かめやでは。友奈と夏凜と銀とタケルとマコトがうどんを食べてる。
友奈「夏凜ちゃん!銀ちゃん!日曜日なのに来てくれてありがとね!」
銀「いやぁ〜、お安い御用だよ〜!」
夏凜「別に、今日はたまたま暇だったし。たまたまよ。」
マコト「相変わらずだな。」
友奈「うん!でも、夏凜ちゃんと銀ちゃん格好良かったよ!」
それは、女子ソフトボール部の助っ人として参加し、夏凜と銀がホームランを決めたのだった。
夏凜「あんたも悪くなかったよ。」
銀「友奈のピッチャーの腕、中々だったよ。」
ピッチャーの友奈が、見事ストライクを決めた。
友奈「えへへ〜!ありがと〜!」
タケル「本当、3人揃って見事に決めたもんだね。」
夏凜「勇者部って変な部よね。」
友奈「だから楽しいよね!毎日違う事が起きて!」
銀「うん!私も同じく!」
夏凜「まあね。」
夕方の帰り道。
友奈「日が暮れてまた明日だね!」
夏凜「あーあ、もう月曜日か。休みの日は早いのよね・・・」
銀「夏凜、そう言うなって。私はまた学校に行けれるなんて嬉しいよ。」
タケル「銀がそう言うと、何か重く感じるな。」
友奈「でも帰ったら宿題やらなきゃね〜。」
夏凜「私はもうやったわよ?」
友奈「え!?朝から試合だったのに!?」
夏凜「土曜の内にやったのよ。当然でしょ?」
銀「早いな〜!」
友奈「夏凜ちゃん凄いな〜!ん?」
銀「ん?」
タケル「ん?」
擦れ違う車椅子の女の子を見て、3人は何かを感じた。
夏凜「ん?どうした?」
友奈「ううん、何でも!」
タケル「こっちの話。」
翌日の勇者部。
樹「じゃじゃーん!」
園子「わぁ~!ケーキ!どうやって密輸したの?」
銀「み、密輸?」
樹「今日家庭科の授業があったんです!」
銀「ほう!その手があったか!」
友奈「樹ちゃんが作ったの?」
樹「はい!」
開けると、猫の絵がぐちゃぐちゃになっていた。
タケル「これは・・・」
アカリ「デコレーションが・・・」
樹「作り過ぎたから持って来ちゃった!」
風「偉いぞ!我が妹!」
樹を褒めて撫でる。
夏凜「独特のセンスね・・・」
風「表現力が豊かと言いなさい!」
アカリ「そして私は、昨日モンブラン買って来たよ!」
カノン「わぁ〜!」
ケーキを切り分け、モンブランを皆に分けた。
風「さぁ!食べよ食べよ!」
皆が樹の作ったケーキを食べる。
園子「んん!?」
銀「おお!?」
樹「どうです!?」
夏凜「うん。見た目は兎も角・・・」
友奈「美味しー!」
園子「お姉さんプロだねぇ!」
風「樹が遂に食べられる料理・・・!」
樹「お姉ちゃん、返って傷付くよ?」
園子「いっつん、いっつん!お店屋さんやろう!ゆくゆくはフランチャイズで!」
銀「フランチャイズ!?凄え!」
樹「園子さんはスケールが大き過ぎて、ボケなのか何なのか分かんないですよ・・・でも、ありがとうございます!」
タケル「アカリ、このモンブラン美味しい!これ駅前の?」
アカリ「そうだよ!限定販売のだったから。」
マコト「うん。これは美味いな。」
カノン「美味しい〜!」
御成「美味ですぞ!」
友奈「幾らでも食べられるね!」
最後のケーキに皆が手を伸ばした。
友奈「・・・じゃあ、夏凜ちゃんどうぞ!」
夏凜「いやいや!樹が食べるべきよね!」
樹「わ、私は授業で食べたから、銀さんどうぞどうぞ。」
銀「いや、私はもうさっきので満足したから園子どうぞどうぞ!」
園子「部長こそ、どうぞどうぞ!」
風「2つも食べたら女子力的に心配よね・・・」
マコト「女子力(物理)だけどな。」
風「何を〜!?」
夏凜「そもそも何で7つに切ったのよ、風!」
風「し、知らないわよ!何時もの癖よ!」
タケル・友奈・銀「癖?」
風「え?あ、いや・・・何となくかなぁ・・・」
園子「6等分出来たよ〜!」
器用に6等分にした。
夏凜「おぉ〜!」
樹「どうやって切ったんですか?」
園子「数学数学!」
樹「凄〜い!」
風「流石〜!」
友奈「ぼた餅・・・」
風「ん?何?」
友奈「何か、前に部室でぼた餅食べなかったかなぁって。」
樹「あぁ!前に友奈さんも家庭科の授業で作って来たんですよね!」
友奈「あぁ、そっか・・・」
風「さっ、おやつの時間はおしまい。日曜日の練習をするわよー!」
しかしタケルと友奈は、何かを思い出していた。
園子「ん?」
夕方、タケルと友奈がCRF250Lに乗って家路を急ぐ。
家の前に到着すると。
友奈「ん?」
タケル「友奈?」
CRF250Lから降りて、家の隣の豪邸を見る。
タケル「ここは・・・・」
友奈「・・・・・」
翌日、園子と銀が幼稚園へ向かっていた。
銀「いよいよ演劇かぁ〜。楽しみだな〜。」
園子「ミノさん張り切ってるね〜。」
銀「金太郎が居たら良いのにな〜。と言っても、私と園子は木の役だけどね。」
園子「木の役で大活躍しようね!」
銀「いや、木が活躍する事てあるのかな・・・あ、そうだ園子。これ。」
焼きそばを園子にあげた。
園子「わぁ〜!ミノさんの焼きそばだ〜!」
銀「また作ったから、美味しかったらまた褒めてくれよな?んでこれが私と、こっちが皆の分!それと・・・」
最後の1つの焼きそばを見た。
園子「その焼きそばは?誰の分なの?」
銀「あれ?何で私こんなに作っちゃったんだろう?」
園子「・・・あっ!」
銀「・・・あっ!!」
2人は何かを思い出し、涙を流した。
その頃幼稚園では。
風「乃木と銀がまだ来てないって!?もう時間なのに・・・」
夏凜「メッセージ既読にならないし、まだ寝てんのかしら・・・」
樹「園子さんに銀さん、あんなに張り切ってたのに・・・」
夏凜「木だけどね。」
風「仕方無い。今日は木無しで行くか。友奈。」
友奈「・・・・・」
風「友奈?」
友奈「え?あ、うん・・・」
風「ちょっと、友奈までどうしたの?本番だよ?」
樹「具合が悪いんですか?」
友奈「身体は大丈夫・・・あのね!」
風「ん?」
友奈「何か・・・ざわざわ変な感じがするの。皆はしない?」
樹「友奈さん・・・?」
風「今日は、中止にしようか・・・?」
先生「勇者部の皆さん!今日はありがとうございます!」
風「あ、実は・・・」
先生「子供達が今日の劇を楽しみにしていて。今か今かと!」
風「・・・・」
友奈「大丈夫!やろう!皆待ってる!」
劇が始まった。タケル達は園児達の後ろから鑑賞。
風「我こそは超極悪の魔王!今日はこの幼稚園で先生達の言う事を聞かない子を迎えに来た!!一緒に好き勝手に暴れよう!我慢なんてしなくて良いんだぞ~!」
アカリ「今日も子供達が喜んでるね。ねぇタケル?ん?」
タケル「・・・・・」
アカリ「タケル?」
タケル「え?い、いや。何でも無い。」
マコト「どうしたタケル?具合でも悪いのか?」
御成「で、でしたら病院へ・・・」
タケル「そうじゃない。何か、もやもやしてるんだ・・・」
カノン「もやもや?」
友奈「待て、魔王!子供達に悪い事を吹き込むのは止めろー!」
風「何を生意気な!」
友奈「えーい!!」
剣を振り下ろす。
風「はっはっはっは!!」
樹『勇者は傷ついても傷ついても、決して諦めませんでした。全ての人が諦めてしまったら、それこそこの世が闇に閉ざされてしまうからです。皆が次々と魔王に屈し、気が付けば勇者は独りぼっちでした。』
???「勇者が独りぼっちである事を、誰も知りませんでした。」
友奈「っ!?」
タケル「友奈?」
アカリ「え?」
友奈「独りぼっちになっても、それでも勇者は・・・」
風「ん?」
樹「ん?」
マコト「友奈?」
アカリ「どうしたんだろう?」
夏凜「友奈?」
友奈「それでも、勇者は・・・」
???『諦めない限り、希望が終わる事はないから・・・です・・・何を失っても・・・それでも・・・それでも・・・私は一番大切な友達を失いたくない・・・』
友奈は涙を流した。大切な友達の言葉を思い出して涙を流した。
御成「友奈殿?どうかしましたか?」
樹「友奈さん?」
するとそこに、園子と銀が来た。
園子「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
銀「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
風「乃木?銀?」
友奈「・・・私・・・私は・・・」
園子と銀が友奈を抱き締めた。
友奈「私は・・・私は・・・ずっと一緒に居るよって・・・約束したのに・・・したのに・・・」
タケル「友奈・・・」
夕方の勇者部。
樹「友奈さん・・・」
夏凜「園子も銀もさ・・・」
風「3人共、一体どうしたのよ?」
銀「・・・・」
園子「よく聞いてね?今この記憶は、嘘って事。」
風「え?」
アカリ「嘘ってどう言う事?」
園子「何かとんでもなく悪い事が起きていて、それが何だか分からないけど・・・私達はそれをなかった事にしてる・・・」
夏凜「・・・何を言ってるの?ねぇ友奈?」
友奈「私・・・思い出した・・・」
夏凜「ちょっと?」
友奈「勇者部にはもう1人、とても大切な友達が居たんだよ・・・忘れられる訳がない・・・絶対、忘れたりなんかしちゃいけないのに・・・私、どうして・・・」
風「友奈、落ち着いて?」
友奈「皆思い出して!!」
「東郷さん!!ここに、東郷美森って子が居たんだよ!!」
風「っ!!」
樹「っ!!」
アカリ「えっ!?」
御成「なっ!?」
カノン「っ!?」
マコト「っ!?」
タケル「・・・」
夏凜「あ、そう言えば・・・東郷って今何処?・・・っ!?」
全員に、東郷の記憶が蘇った。
タケル「やはり友奈と園子と銀は、東郷を思い出したんだね。」
銀「うん・・・」
風「東郷・・・美森・・・」
これは本当の遡り。讃州中学校に1台のリムジンが到着した。
園子「じゃじゃじゃーん!乃木さん家の園子だよー!驚いた?」
友奈「えっ!?あ、えーと・・・あ、あの!?」
園子「今日から同じクラスだよー!宜しくねー!」
東郷「そのっち・・・」
園子「へいへいわっしー!園子だよ〜!」
東郷「そのっち・・・!」
園子「お、そうだ!出て来て〜!」
リムジンから、もう1人の人物が。
銀「須美〜!久し振り〜!」
何と三ノ輪銀だった。
東郷「銀・・・?」
園子「驚いてる驚いてる〜!サプライズは大成功〜!」
銀「イエーーイ!」
東郷「そのっちーーー!!銀ーーー!!!」
2人の元気な姿を見た東郷が涙を流し、2人に抱き付いた。
園子「わあああ!!ちょっとわっしー!?」
銀「痛い痛い!須美、苦しいよ〜!」
そして勇者部。
園子「勇者部入部希望の、乃木園子だぜーい!!」
銀「同じく入部希望の三ノ輪銀でーす!!」
タケル「園子!銀!」
夏凜「えっ、乃木園子と三ノ輪銀!?あの!?」
園子「2年前~、大橋の方で勇者やってたんだぜ~?」
銀「やってたんだぜ〜?」
園子「改めて、宜しくお願いします!」
銀「宜しくお願いします!」
東郷「またそのっちと銀と勉強出来るなんて・・・」
園子「授業中に居眠りしたら注意してねー?」
東郷「しないように気を付けないと駄目よ?」
園子「えへへ〜。」
東郷「銀?遅刻しないように気を付けないと駄目よ?」
銀「えへへ〜。」
風「何か、東郷がお母さんみたい。」
園子「ター君!マー君!久し振り〜!」
銀「タケルさん!マコトさん!久し振り〜!」
タケル「おかえり園子、銀。」
マコト「元気になって良かったな。銀、足は大丈夫なのか?」
銀「うん!もうすっかり元通りになったぜ!」
タロットカードを引く樹。
樹「あ、運命の輪!」
園子「おぉ!何か格好良い!」
夏凜「どう言う意味なの?」
樹「運命的な出会い!」
園子「おぉ!私とミノさん、運命の子〜!」
銀「イエーーイ!」
東郷「あはは・・・福徳円満~・・・」
樹「避けられない大きな事態って意味もあるけど・・・」
夕方、樹がパソコンで奇妙なものを発見した。
樹「ん〜〜・・・・」
風「どうしたの樹?凄い顔して。」
アカリ「何か見付けたの?」
樹「国防仮面・・・」
御成「国防仮面ですか?」
樹「今、巷を賑やかしている謎のヒーロー・・・」
風「そんなのが居るんだ。」
樹「うん。」
3人が国防仮面の動画を観る。
国防仮面『国を守れと人が呼ぶ。愛を守れと叫んでる!憂国の戦士、国防仮面、見参!』
風「ん、ん〜〜・・・!?」
アカリ「こ、これって・・・」
御成「あの方ですぞ・・・!?」
樹「えへへ・・・」
後日の夕方、外では事件が。
女性「きゃあああああ!!!誰かあああああ!!!」
タケル「待て!!!」
マコト「逃がすか!!!」
ひったくり犯を追う2人。
タケル「おい!!バッグを返せ!!」
ひったくり「誰が返すか!バーカ!!」
マコト「彼奴!!!」
???「待てーい!!!!」
ひったくり「っ!?」
タケル・マコト「っ!?」
国防仮面「国を守れと人が呼ぶ。愛を守れと叫んでる!憂国の戦士、国防仮面。見参!」
タケル「と、東郷・・・?」
マコト「何やっているんだ彼奴・・・?」
国防仮面「確保!!」
ひったくり「何だと!?」
無事に確保。
国防仮面「私は国防仮面。人々が悪の脅威に晒された時、出来るだけ現れます!」
女性「出来るだけ?」
風「ちょっと~?見付けたわよ、東郷~。」
タケル「一体ここで何をしているの?」
マコト「話を聞かせてもらうぞ。」
勿論国防仮面の正体は東郷本人である。
勇者部へ連行して事情を聞く。
風「うーん、何から聞けば良いものやら・・・」
友奈「国防仮面さんが来てるのー!?」
遅れて来た友奈が到着。
国防仮面「あ、友奈さん・・・?」
友奈「こないだは危ない所を助けて頂いてありがとうございました!」
風「何があったの?」
樹「夜に財布を落とした時に、国防仮面さんが一緒に探してくれたんだって。」
風「ふ、ふ〜ん・・・」
カノン「友奈ちゃん、正体気付いていないのかな・・・?」
友奈「何だか国防仮面さんって、凄く話しやすいんだ!何でだろう?」
夏凜「そりゃあ、そうでしょうね・・・」
マコト「正体が彼奴だからな・・・」
友奈「今日はどうして勇者部に?」
国防仮面「そ、それは・・・だって・・・」
東郷「国防仮面は私なのよ!友奈ちゃん!」
風・アカリ「分かってるよ〜。」
友奈「そ、そんな・・・!国防仮面さんが東郷さんだったなんて・・・!」
夏凜「マジなのね・・・?」
タケル「友奈は素直だな・・・」
今度こそ事情を聞く事にした。
風「で、皆に申し訳無いってどう言う事?」
東郷「うん・・・体が元気になったら、いても立ってもいられなくて・・・」
友奈「何が?」
東郷「私が、壁を壊してしまった事・・・一時の感情とはいえ、世界を危機に陥れてしまったのは事実で、それって許されない事だから!私、これからどうやって償えば良いのか・・・だから、何か罪滅ぼしが出来ないかって考えて・・・」
風「それで国防仮面・・・」
園子「わっしー、極端になったね〜。」
銀「この2年間、何があったんだ?」
風「気持ちは分かるけど、突っ走り過ぎよ。」
マコト「罪滅ぼしの為に、国防仮面になるのか?普通。」
東郷「すみません・・・」
友奈「格好良いな、国防仮面!私もなりたいな!」
夏凜「ええ!?」
園子「実は実は、私もこう見えて国防仮面2号なんよー!」
友奈「じゃあじゃあ!私3号になるー!」
銀「じゃあ国防体操の練習しなきゃね!!」
夏凜「こ、これ以上増やさないの!!ってか国防体操って何よ!!」
風「全く・・・夏凜辺りが真似して、にぼし仮面とか現れたらどうすんの!」
夏凜「真似しないわよ!!」
タケル・マコト・アカリ・御成・カノン「ブッ!」
夏凜「ちょっとそこ!!笑うな!!」
友奈「東郷さん!皆の為に頑張りたい気持ちは私達も同じだよ!」
園子「そうだよわっしー。何かあったら私達に頼って良いんだぜー!」
銀「迷ったら相談!」
東郷「友奈ちゃん・・・そのっち・・・銀・・・」
風「うん!3人の言う通り!」
タケル「1人で悩みを抱え込んでも何も起きないよ?」
樹「東郷さん。」
東郷「皆・・・ありがとう・・・」
そして現在。あの記憶が何かしらの理由で消されていた。
夏凜「えっ、どう言う事・・・?何これ・・・何で・・・何で私達の誰も東郷の記憶が無いの・・・?これ、最初から世界に居なかったみたいになってる!?」
マコト「そうとしか、思えない・・・」
樹「お姉ちゃん・・・」
風「私・・・部長なのに・・・また・・・」
友奈「でも、もう思い出した・・・何で・・・何が起こってるの・・・?」
園子「わっしー・・・」
銀「須美・・・お前、何処で何しているんだ・・・?」
黒い雲が広がる世界。ここに、1人の女性が炎で焼かれているのが見えた。そして東郷は、何処に居るのか・・・
「END」
キャスト
天空寺タケル:西銘駿
深海マコト:山本涼介
結城友奈:照井春佳
東郷美森:三森ずすこ
犬吠埼風:内山夕実
犬吠埼樹:黒沢ともよ
三好夏凜:長妻樹里
乃木園子:花澤香菜
三ノ輪銀:花守ゆみり
月村アカリ:大沢ひかる
御成:柳喬之
深海カノン:工藤美桜
寺町南
河崎文亮
第二十話・救出!大切な思い出!