神社では、タケル達と友奈達と無事に退院した風が居た。
風「は~!やっと退院出来たわー!シャバの空気が美味しいー!」
東郷「早く退院出来て良かったですね。」
アカリ「シャバの空気って、刑務所帰り?」
風「年越して新年を迎えてしまったわ・・・」
夏凜「何よ、めでたい事でしょ?」
風「良い女が1つ年を取るのよ?3月で卒業だし・・・」
東郷「もう1年居て下さっても良いですよ?」
風「いや、それはちょっと・・・」
銀「風先輩、留年するんですか?」
風「いやいやしないよ!」
園子「ねぇ!あっまざけ♪飲みたいなっ♪」
風「おぉ、良いねぇ!1杯引っ掛けていきますかぁ!」
甘酒を飲む一行。
タケル「はぁ〜・・・美味しい。」
マコト「落ち着くなぁ。」
風・樹「ぷはぁ~!」
園子「おぉ〜!2人共良い飲みっぷり!」
夏凜「何か、ノンアルコールなのに場酔いしてない?」
樹「あはは!酔ってない~!」
甘酒で酔ってしまった樹が風の背中をバシバシ叩く。
風「うわああああん!!華の中学時代が終わるーーーー!!!」
夏凜「何だ此奴ら・・・?」
御成「相当酔っているですぞ・・・」
東郷「重要な記録だわ!」
銀「須美も何撮影してんの?」
夏凜「ん?友奈、飲まないの?」
友奈「あ、熱くて・・・」
園子「大変だわっしー!ミノさん!ふーふーしないと!」
東郷「はっ!」
銀「おっ!」
東郷・園子・銀「ふー!ふー!」
3人が友奈の甘酒にふーふーして冷ましてあげる。
友奈「ありがとう・・・」
タケル「・・・・・」
樹「ねぇ、東郷パイセン~!写真撮りましょう~!」
タケル「もう、樹ちゃんの将来が不安になるね・・・」
マコト「甘酒癖悪いな・・・」
東郷「じゃあ皆で撮りましょう!」
カメラを立てて、写真を撮る。
東郷「撮りますよー!」
賑やかな写真が撮れた。
後日の勇者部。東郷がカメラを風に向けた。
風「ん?フフ〜ン。」
カメラに向かってセクシーポーズ。
東郷「風先輩、自然体で大丈夫ですよ?」
風「いやぁついね。最近熱心にカメラ回してるわねぇ。」
東郷「もうすぐ先輩が卒業してしまうので、揃っての活動記録は貴重だと思います。」
風「って言うけどさ、私卒業した後もここに入り浸ると思うわよー?」
樹「入り浸るんだ・・・」
夏凜「そうなる予想は付いてたけどね・・・」
風「とか言って、嬉しそうね夏凛。」
夏凜「ええ!?」
照れて外方向いた。
風「ちょっ、何その反応?」
銀「おぉ、何か良い関係に見える・・・見える・・・!」
園子「2人を見てると創作意欲が沸いてくるよ!ね、サンチョ?」
サンチョ「シィー、ムーチョ。」
東郷「え!?その子喋るの!?」
タケル「かなりダンディーな声だったけど!?」
園子「フーミン先輩とにぼっしーで想像捗っちゃったから、帰って2人の本を描こ~!」
風「ちょ!?」
園子「また明日〜!」
友奈「うん!また明日〜!」
銀「気を付けろよな〜!」
東郷「またね、そのっち。」
風・夏凜「待ちなさーい!」
2人はお互いを見て、外方向く。
風「あっ・・・そう言えば、卒業旅行とか何処行こうかしら?」
東郷「年末は何処へも行けませんでしたからね。」
風「そうなのよ~。大赦のお金でみんなで温泉旅行とか行く?」
マコト「また大赦の金か?」
友奈「あ・・・温泉は前に行ったから違う所とかどうでしょう?」
タケル「友奈?」
友奈は、自分の焼印を見せない為温泉を避けた。
後日、皆で猫探し。
友奈「迷子の迷子の子猫く~ん、どっこかな~?」
タケル「出て来ておいで〜?」
カノン「子猫ちゃ〜ん?何処〜?」
風「見付からないわねぇ・・・」
アカリ「この辺のはずなんだけどね〜・・・」
風「ちょっと樹、猫語で呼び出してみて?」
樹「え・・・!?にゃ・・・にゃ~、にゃ~!」
猫語で喋った樹を、東郷と園子と銀がカメラで連写する。
東郷「もっと!!もっと獣になって・・・!!」
園子「良いよ~!いっつん良いよ~!」
銀「凄く可愛いぞ樹!!」
樹「これを撮らないで下さい!!!」
マコト「あの3人、昔から変わってないな。」
御成「流石仲良しですぞ。」
友奈「あ、居たー!」
茂みに隠れてる迷子の子猫を発見した。
友奈「おいで〜?お家に帰ろ〜?」
子猫「ニャー!!」
突然子猫が鳴いて、友奈から逃げてタケルに飛び付いた。
タケル「おっと。・・・怪我は無いね。」
風「友奈ナイス発見よ!」
友奈「あはは、怖がられちゃいました・・・」
夏凜「子猫発見で依頼クリアね。」
東郷「それでは先輩、記念に1枚撮りましょう!」
風「お!良いね!」
記念の1枚が撮れた。
後日、皆でカラオケ。
東郷・園子「その先へ~♪また逢えるから~♪」
風「ひゅー!やるわね2人共!」
銀「アンコール!アンコール!」
樹「息もピッタリでした!」
夏凜「じゃあ、こっちも行こうか友奈!」
友奈「あ、うん・・・宿題これからやるよー?
夏凜「ん?」
タケル(友奈?)
園子「あはは、寝ぼけてるんだね!にぼっしー、私と熱唱しようよ!」
夏凜「あ・・・うん。」
後日の夕方、友奈は廊下から夕焼けの空を眺めていた。
夏凜「友奈。」
友奈「ん?夏凜ちゃん。」
夏凜「話、良いかしら?」
煮干しを友奈にあげた。
友奈「何?夏凜ちゃん?」
夏凜「少し歩ける?」
2人は波止場へ向かった。
友奈「久々にこっちにまで来たね〜!前は東郷さんを助けに行ったぐらいだっけ?」
夏凜「友奈、あのね・・・」
友奈「その前に・・・良いかな?」
夏凜「ん?」
友奈「夏凜ちゃんは寒くないのー?」
夏凜「・・・ああ!悪い!全然気が回らなかった!場所を変えようか?」
友奈「ううん、大丈夫!こうすれば・・・」
しゃがんで、夏凛に引っ付いた。
友奈「あ〜、暖か〜い。」
夏凜「・・・この前さ、風が卒業した後もちょくちょく部室に来るって言ってたでしょ?」
友奈「うん。」
夏凜「私・・・それ聞いて、ちょっと嬉しかったの・・・」
友奈「ちょっと〜?」
夏凜「ち、ちょっとよ!・・・ま、まぁでも・・・結構・・・」
友奈「嬉しいよね〜。」
夏凜「うん。・・・でさ、私でもこうやってちゃんと気持ちを話せるようになったんだから・・・友奈も話しなさいよ。友奈、年末辺りから可笑しいわよ?絶対何かあったでしょ?」
しかし友奈は話そうとしなかった。
夏凜「私が力になる。話を聞かせてくれない?友奈。」
友奈「何とも無いよー。」
夏凜「・・・大丈夫よ!どんな悩みだろうと、私は受け止めるから!友奈の事なんだから!!」
友奈「夏凜ちゃん・・・」
夏凜「私が力になるわ。私は友奈の為に何だってしてあげたい!そう思える友達を持てた事が私は嬉しいの!その気持ちを持たせてくれたのは、友奈達なの・・・」
友奈「夏凜ちゃん・・・」
夏凜「何があったの?友奈。」
友奈「・・・・あ・・・あの・・・」
言おうとするが、以前に風が交通事故に遭った事を思い出してしまい、言えなかった。
友奈「本当に・・・何でも無いんだ。」
夏凜「・・・そう・・・」
友奈「夏凜ちゃん?」
夏凜「悩んだら・・・悩んだら相談じゃなかったの・・・?私、友達の力になりたかった・・・」
涙を流して、夏凜が走り去って行く。
友奈「夏凜ちゃん!!待って!!夏凜ちゃん!!」
走り去る夏凜を追うが、すぐにバテてしまった。
友奈「はぁ・・・はぁ・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」
彼女は夏凜に謝りながら倒れてしまった。
その頃タケルはCRF250Lに乗って友奈を探していた。
タケル「友奈、何処行ったんだ?学校にはもう居なかったし・・・ん?」
波止場を見ると、倒れてる友奈を発見した。
タケル「友奈!!」
すぐに降りて、友奈に駆け寄る。
タケル「友奈!!しっかりして!!友奈!!」
友奈「・・・タケル、さん・・・」
タケル「どうしたの?」
友奈「ちょっとね・・・」
タケル「・・・早く帰ろう?歩ける?」
友奈「うん・・・」
その日の夜。東郷が部屋で何かをしていた。彼女はプロジェクターで友奈を調べていた。青坊主がプロジェクターを操作している。
東郷(やはり、どう考えても最近の友奈ちゃんの様子は可笑しい・・・)
あなたも可笑しいよとツッコみたい。今度はパソコンで友奈の映像を見る。
友奈『あ、大吉だぁ!あはは、やったぁ!』
東郷「違う・・・!大吉を引いたなら、友奈ちゃんはもっと弾けるように喜ぶはず・・・!なのに、何故そんなに切ない顔をしているの!?」
ストーカーレベルで友奈を調べている。
東郷「私達に言えない何かが起きているに違いない!だったら!」
そこで彼女は、勇者に変身して友奈の真相を調べに行く事にした。
勇者に変身して外に出て、隣の友奈の家へ向かった。
東郷「私が真相を確かめる!」
友奈の部屋の窓の外。青坊主が部屋を確認して、ハンドシグナルで東郷と会話する。
青坊主『対象は睡眠中。侵入可能であります。』
東郷『了解。その場で待機せよ。』
同じく東郷もハンドシグナルで青坊主と会話した。異常無しと確認して、屋根から降りる。
東郷『中に侵入し、鍵を開けなさい。』
青坊主『了解であります。』
部屋の中へ瞬間移動し、窓の鍵を開けた。東郷が窓を少し開けて入ろうとするが、胸が痞えて入れない。もう少し開けて侵入開始。
友奈の部屋。電気は点けっ放しになっており、友奈はベッドの上で寝ている。
東郷(友奈ちゃん、電気点けっ放しで・・・黙って入ってごめんね?手掛かりは・・・)
部屋の中を見て、手掛かりを探す。
東郷(あ・・・あれは・・・!)
1つの本棚にある、明治維新と新政府の本に目を付けた。
東郷(友奈ちゃんが中学入学の時、4月3日にご両親に買って貰ったけれど、手に取る事はなかったと言う百科事典の位置がズレている・・・!)
そこまで詳しいのかあなたは・・・
気付かれないように明治維新と新政府の本を取る。カバーの中に入っていたのは。
東郷(勇者御記・・・?何故こんなものが・・・いや絶対、これに手掛かりがある!でも・・・)
友奈「うぅ・・・・」
寝ていた友奈が魘され始めた。魘されている友奈の右手を東郷が優しく握った。すると友奈が落ち着きを取り戻してぐっすり寝る。
東郷(友奈ちゃんごめん・・・これ借りるね。)
勇者御記を借りた。
そして、友奈を除いた皆を呼び出して、犬吠埼家へ。
風「これを友奈が書いたって事か・・・」
東郷「最近友奈ちゃんの様子が可笑しかった、その原因が書かれていると思うんです。」
夏凜「っ!?」
タケル「・・・・!?」
風「こんな物が出て来るなんて・・・」
園子「私からも良いかな?」
東郷「そのっち?」
銀「どうしたんだ?園子。」
園子「私もゆーゆが心配になって調べてみたんよ。最近皆より早く帰ってたでしょ?実は大赦に行ってたんだ。」
風「大赦・・・?」
マコト「そうだったのか。」
園子「結論を先に言うと、ゆーゆの様子が可笑しいのはね・・・ゆーゆが天の神の祟りに苦しめられているからなんだ・・・」
全員「え!?」
タケル「・・・・」
銀「本当なのか!?」
園子「うん。」
東郷「そのっちそれは・・・」
園子「聞いて?わっしー。大赦の調べで、この祟りはゆーゆ自身が話したり書いたりすると伝染する・・・それが分かったの。だから、この日記は非常に危険な物なんだ・・・」
タケル「俺からも、良いかな?」
マコト「タケル?」
樹「何かあったんですか?」
タケル「うん・・・実は俺、友奈の祟りをずっと知っていたんだ・・・」
全員「え!?」
タケル「友奈が東郷を助けた後、俺にだけ真実を教えてくれたんだ。けど友奈は誰にも迷惑を掛けたくないって言って、2人だけの秘密にしたんだ。今まで言えなくてごめん・・・」
園子「ター君・・・」
東郷「タケルさん・・・」
マコト「そうだったのか。よく言えたな、タケル。」
タケル「マコト兄ちゃん・・・」
アカリ「タケルも、この御記の事も知ってるの?」
タケル「うん。そこに友奈が今までの出来事をその通りに書いてた。これも俺にだけ教えてくれた。」
園子「それでも、皆見る?」
東郷「・・・見るわ!友奈ちゃんが心配だもの!」
全員が頷く。
園子「じゃあ読んでみよう、ゆーゆの御記を!」
勇者御記を開く。
友奈『始めに・・・年末に大赦の人達が私の変化に気付いてうちにやって来た。事情は信託や研究を交えて知ったので、神聖な記録として残したいからこの本に日記を付けて欲しいと・・・続くかな?どうしてこうなったのか・・・自分は大きな戦いで相当無理をしたようで、体中殆どを散華してしまった。更に、敵の御霊に触れた事で魂が御霊に吸い込まれてしまった。気が付くとそこは、東郷さんを助けに行ったあの場所だった。何処までも広がる世界・・・頑張って抜け出そうともがいてみたけど・・・何処までも、何処までも、何処までも・・・そこは広がっていた・・・』
東郷を助けに行ったあの空間の中で、友奈の魂は怖がってしまった。
友奈「どうしよう・・・」
すると、何処からか声が聞こえた。
東郷『独りぼっちになっても、それでも勇者は、それでも勇者は・・・戦う事を諦めませんでした。』
友奈「東郷さん・・・?」
それは、病院で友奈の横に座って演劇の台本を音読する東郷の声だった。
東郷『諦めない限り・・・希望が終わる事は無いから・・・です・・・』
友奈「東郷さん・・・」
東郷『何を失っても・・・・・それでも・・・・・それでも・・・・・私が一番・・・・大切な友達を・・・・・失いたくない!!』
友奈「東郷さん!!東郷さん!!東郷さん!!・・・東郷さんが泣いている・・・私は・・・私は・・・私は・・・勇者だ・・・勇者は、泣いている友達を放ってなんか居られない!!勇者は根性!絶対帰るんだ!!」
すると空間に1つの光が輝き、そこから1羽の青いカラスが飛んで来た。
友奈「カラス?」
青いカラスは友奈の手の上に着地して、友奈を見る。そして。
カラス「カー!カー!」
鳴いて、光の方へ飛ぶ。
友奈『カラスは私について来いって言ってる気がした。だから私は、光の方へ。ずっとずっと進み続けて・・・戻って来る事が出来たんだ!でも、体は違っていた。私や皆は散華から回復したけど、あれは捧げられた供物が戻って来た訳じゃないみたい。回復した体の機能は神樹様が作ったものらしい。それが自分の身体になるまで、時間が掛かった。強引な満開をして散華した私なんかは治すために全身神樹様が作ったパーツになった訳で・・・大赦では私を、”
『1月7日、風先輩が退院出来たのはおめでたい・・・皆と居ると元気が出て来るけど、移さないように気を付けなきゃ。やっぱり、口数は減ってしまう・・・食欲は無かったけど、甘酒が美味しくて喉が喜んでた。・・・でも、家で吐いちゃった・・・』
1月9日、吐き気は酷かったけど、部室に居ると心がほわほわする。また明日って言う言葉が好き。約束すれば、明日が来ると思えるから。出来れば、ずっとこの場所で居たいな・・・風先輩は温泉旅行を提案してくれたけど、今の私の裸を見たら皆がびっくりしちゃう・・・とても行けない。ごめんなさい・・・』
現在、焼印の痣は身体中にまで侵食している。
友奈『1月11日、今日は調子が良い。しっかり休んでいるのが効いたのかも。身体を動かせて楽しかった!このまま根性で、良い状態が続くかも知れない。他にも身体の事、色々試してみよう!』
『1月13日・・・胸がとても痛くて、何だか頭がくらくらする。多分皆と会話が成立してなかったかも・・・身体、折角良くなったと思ってたのに・・・』
『1月14日・・・いっぱい寝て、体力を回復させなくちゃ。でも、電気を消して寝るのが怖い、暗いのが怖い。そのまま暗いものに包まれてしまいそうで・・・』
『1月16日・・・今日は夏凛ちゃんを傷つけてしまった。でも絶対言う訳にはいかない。ごめんなさい・・・タケルさんがずっと私を慰めてくれた。でも、とても苦しい、体も痛い、心も痛い、ぐちゃぐちゃになりそう・・・もう可笑しい・・・私はただ、皆と毎日過ごしたいだけなのに・・・』
痣は遂に身体を完全に侵食してしまい、友奈が苦しむ。
『・・・弱音を吐いたらダメだ、私は勇者だから!覚悟をしていたのだから!もう泣かない!頑張れ自分、結城友奈!勇者は挫けない!!兎に角、夏凛ちゃんと仲直りしたい!でも本当の事を話せない・・・どうすれば良いんだろう・・・もうここでいっぱい書く!夏凛ちゃん、私、夏凛ちゃんのこと大好きだよ。夏凛ちゃん、本当にごめんね!』
これが、友奈が書き残した勇者御記の全てだった。
東郷「そんな・・・」
風「治らないってどう言う事よ・・・?春は迎えられない・・・?え・・・!?」
痺れを切らせた東郷が何処かへ行こうとしたが。
園子「待ってわっしー!」
銀「須美!何処へ行くんだよ!?」
東郷「止めないで!!全て私のせいじゃない!天の神の怒りは収まっていなかった!私が受けるべき祟りなのよ!!」
園子「日記に書いてあったでしょ!!わっしーに移っても、本人は祟られたままなんだよ!!」
風「大赦はまた、私達に重要な事を黙って・・・!!」
マコト「くそっ!!」
園子「迂闊に説明すると、皆に祟りがいくかもしれないから話せなかったんだよ。私もそうなんだ・・・祟りについて詳しい事が全部はっきり分かったのは、ついさっきだから・・・」
アカリ「そんな・・・」
夏凜「う・・・うぅ・・・」
樹「夏凜さん・・・?」
夏凜「友奈が・・・こんなに苦しんでるのに・・・私・・・私・・・酷い事言っちゃった・・・酷い事言っちゃったよ・・・」
カノン「夏凜ちゃん・・・」
泣き崩れる夏凜を、樹が慰め、カノンが優しく抱き締めた。
タケル「くっ・・・!!」
東郷(真相を知っていても、私達は何も出来ずに居た・・・)
翌朝、東郷が友奈の家へ行った。
東郷「おはようございます。(それがもどかしい・・・)」
家に上がって、友奈の部屋のドアをノックする。
友奈「はーい。」
東郷「おはよう友奈ちゃん。」
友奈「あ、おはよう東郷さん。」
東郷「今日は早いのね。」
友奈「うん、早く目が覚めちゃて。でも寒いから出たくないなーって・・・ん?」
東郷「どうしたの?友奈ちゃん。」
友奈「東郷さん、調子悪そう。大丈夫?」
心配された東郷は、友奈を抱き締めた。
友奈「東郷さん!?」
東郷(私が不安になった時、友奈ちゃんは、こうして抱き締めてくれた・・・友奈ちゃん、今度は私が絶対助ける!)
果たして、友奈を救う方法は見付かるのだろうか。
そして壁の外では、結界が枯れ始めていた。
「END」
キャスト
天空寺タケル:西銘駿
深海マコト:山本涼介
結城友奈:照井春佳
東郷美森:三森ずすこ
犬吠埼風:内山夕実
犬吠埼樹:黒沢ともよ
三好夏凜:長妻樹里
乃木園子:花澤香菜
三ノ輪銀:花守ゆみり
サンチョ:中田譲二
月村アカリ:大沢ひかる
御成:柳喬之
深海カノン:工藤美桜
第二十三話・結婚!清廉な心!