東方水晶録   作:かいせいクリュウ

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ラスボス登場ですねー!
本来そんな設定無いでしょうけど、産まれたんです!
異論は認める!!
それでは!どうぞ!


妖怪から産まれた妖怪

雷鬼が水晶の森を抜けて突貫してきた。

豊姫は街の方に飛ばされて行った…、大丈夫だろうか。

 

ぬらりひょん「おー、いつぞやの鬼か。さすがに強いなぁ!いいのいいの!一緒に人類倒そうぜぇ…!」

 

雷鬼「はい。」ひゅっ

 

依姫(なっ、速っ)

 

バギィ!

依姫「ぐっぅう…!」

 

海星「くっ…」(やはり雷鬼は妖怪の味方か…)

 

とりあえず親玉のぬらりひょんを倒すしかねぇ!

 

海星「ウオァァァ!!」ドンッ!

霊力をフルブーストで放出する

 

ぬらりひょん「おー、ただの人間か?すごいな…大気が揺れているよ…。でも僕を倒せはしないだろうなぁ…」

 

海星「いくぞ。」ダッ!

水晶を足場にして最高速度で駆け抜ける。

 

ぬらりひょん「!?」

 

ひゅっ!

 

ガキン!!!

ぬらりひょん「おー、あぶねぇ…なかなか速いね。」

 

海星「凌ぎきってみなよ、俺の本気をよぉ…。」

スウッ…

 

はぁああっ!!!

 

 

 

ピキピキピキピキ!

フォン…ヒュンヒュンヒュンヒュン

海星の周りに10個の水晶玉が浮かぶ。

 

 

海星「水晶乱舞…ッ!」

 

ブゥン… 海星の姿は一瞬のうちに消えた

 

 

 

 

ぬらりひょん「! そこ!!」

 

ガキン!!刀同士拮抗する。

 

海星「ふんっ!」ピキピキピキピキ

水晶玉の1つから、棘か伸びる!

 

ぬらりひょん「ちっ…!」

避けた先にも5個の水晶玉が。

ピキピキピキピキ…!

ぬらりひょん「くっ!おらぁ!」

 

バキッ!水晶を砕きながら回避していく。

 

海星「その避け方。やばいんじゃあないのか?」

はぁっ!!

 

ピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキピキ!

大気が振動する。

 

ぬらりひょん「ま、まさか!!この破片一つ一つが!?!?」

 

海星「ご名答…。おせーけどな。喰らえ!名付けて…大晶激ってところか?笑」

 

ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザク!!

ぬらりひょんの身体を水晶が四方八方から襲いかかる!!

 

 

 

 

ぬらりひょん「ぐあぁああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぬらりひょん「とかいってみたりしてw」

 

 

海星「なに!?!?」(無傷!?有り得ない…扇子の時と言いおかしいぞ…。)

 

 

 

ぬらりひょん「そう悲しむなよ…。ネタばらしといこうか…

君は『水晶を操る程度の能力』?ってところか。

俺はな??くっくっくw 『人間の恐怖を実現させる程度の能力だ』。」

 

海星「…。」

 

ぬらりひょん「おっ、立派な脳みそで考えてるのか?

単純な話よ、お前…さっき攻撃する前に。『これで倒れなかったらどうしよう。』とか思ったんだろ?そーゆー事だ。」

 

 

海星「…厄介だな。まったく…。」

ぬらりひょん自体はそんなに強くはない。

能力が逸脱している…。

 

人間は不安になり、恐怖する生き物だ。

むしろ慎重になりすぎたのが仇となったか…。

 

 

 

 

ぬらりひょん「さて、鬼。2人いれば勝てる。こいつを殺して妖怪が支配する世界を共に作ろうではないか。」

 

雷鬼「はい。ぬらりひょん様」

 

ぬらりひょん「攻守交替だ…!いくぞ!」ビュッ、ビュッ

 

 

海星「くうっっっッ!」

ガキン!

 

ぬらりひょんと雷鬼 大妖怪2人を捌くのは至難の技だ…!

 

こっちは1人でも…!水晶をうまく使えばっ!

ピキピキピキピキ!

ギャァアァァガァ!

ラオシャンロンの様な龍を創り出した。

雷鬼…龍も進化させてあるぜ。

 

 

ぬらりひょん「そらそら!」

海星「ふぅッ!!」ガキン!キンキン!!

刀の扱いでは負けてない!

 

 

 

雷鬼「雷鳴一歩圧殺!!」ドゴッッ!!ズンンン…!

バキバキ!グゴャァガァァァアギャァァア…。 …パリン!!

 

龍は一撃で倒された。

 

雷鬼「はあっ!」

 

海星「おまえも強くなったな…。」ドゴッ

 

海星は岩盤に飛ばされて行った。

 

海星「ぐうぅ…。ん?おかしいぞ。」

まったくダメージが無いのだ。まるで弾き飛ばされただけかのように。

 

あの龍を一撃で破壊しといてこの威力…?

???「海星さん!」

 

海星「依姫!豊姫!無事だったのか!」

 

豊姫「ええ、思ったよりあの鬼からのダメージが少なくてね…不意打ちで殺されたかと思ったのだけど…。」

依姫「私も…。押されたくらいのダメージです。飛距離はかなり飛びましたけど…!」

 

海星「どういうことだ…?」

ハラり。

1枚の紙切れが帯のあいだから出てきた。

 

海星「…!」

 

とにかく、戻るか!

ビュッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぬらりひょん「さすがは鬼だ。強い強い。無事に殺せちゃったねー!」

 

雷鬼「お褒めに預かり光栄です。」

 

ぬらりひょん「忠誠もあるようだし…。いいだろう、鬼よ。第1の子分にしてやるよぉ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

雷鬼「くっくっく…!鬼が子分だぁ??俺はな、起源にして頂点!!雷鬼様だ!!!!必要なのは相棒だぜ!!!なぁ!!!そうだろ???」

 

 

海星「ふん…!そーゆーことにしといてやるよ。助かったぜ相棒。」

 

 

雷鬼・海星『『終わりだァァァ!!!』』

 

ぬらりひょん「なにいぃぃぃいいい!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズンッッッ!!!!ドガッーーーーンンン!

2人の拳に貫かれ

 

ぬらりひょんは大量の血を流し立ち尽くす。

 

 

 

 

 

雷鬼「人間の恐怖ねぇ…悪いがおれは妖怪だ。殺せるよ。」

 

ぬらりひょん「ガフッ…。クソっ…なんで妖怪のお前が…理解出来ん…なんの意味が?!?ゼェハァ…愚かな…。人間なんぞに…!」

 

雷鬼「ふん…俺は人間と生きれたほうが楽しい。そう思ったからだ。己の運命に違う道を見い出せなかったお前の方が愚かだぜ。」

 

 

雷鬼「じゃあな。」

 

ザシュッ!

 

 

 




次の話あたりで古代編ラストです!
皆さんのおかげでモチベが止まらないです!ありがとうございます!

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