東方水晶録   作:かいせいクリュウ

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さて、海星は妖力を吸収してしまいました。
どうするんですかね…それでは!


全てとのお別れ

ザッザッ…

海星は街に向けてゆっくりと歩を進める。

 

海星「いろいろあったなぁ…。こんな俺を受け入れてくれて。みんな優しくしてくれて…、これで少しは恩返し、できたなかな。」

 

海星「あーあ、みんなになんて説明しよう。永琳…悲しむかなぁ。」

 

ザッザッ…

 

 

 

 

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side永琳

 

 

ロケットの発射準備をしている間もずっとあの人のことを考えていた。

海星、森の中で初めて出会い、ひょんなことから一緒に生活するようになった。

最初こそは、なにも思わなかったものの、いつからかとても意識してしまうようになってしまった。

 

いま、あと人はこのロケットが無事に飛ばせれるように、命をかけて戦っている。

豊姫や依姫が、1人で食い止めていると伝えてくれた。

 

いまならハッキリわかる。この気持ち…。

海星がいなくなってしまったら悲しい。人生がここまで明るくなるなんて…きっとこれが。

『好き』ということ。

 

そんなことを、考えていたら、門の方から人が歩いてくるのが見えた。

 

 

 

 

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side海星

 

 

考えているあいだに、街についてしまった。

海星「ありのままを伝えるしか…ないか。」

 

 

 

 

海星「もどっt」ドン

 

永琳「海星!!」ぎゅっ

 

海星「永琳、ただいま」

 

永琳「おかえりなさい!無事だったのね!!よかったわ!」

 

依姫「海星さん!!!さすがですね!!あの数をなんとかしてしまうだなんて…!」

 

豊姫「さすが、私の惚れた男ね。」(ボソッ)

 

 

兵士たち「「「「うおおおおおおお!!!」」」」

 

 

ツクヨミ「…。」

 

海星(ツクヨミ様は気づいてしまったか…。)

 

 

ツクヨミ「海星…。お前のおかげだ。本当に…ありがとう。

そして本当にすまない、すまない……。」

 

 

 

 

永琳「ツクヨミ様?」

 

 

 

海星「いいんだ。俺が1番よくわかっているよ。」

 

 

依姫「…?お二人とも何の話をされているのです??」

 

 

海星「おれは……。『月に行くとはできない。』」

 

 

永琳・依姫・豊姫「「「!?!?」」」

 

 

 

永琳「なんで!!!!」

依姫「なんでなんですか!!!」

豊姫「…。あなた、妖力が……。」

 

 

 

海星「そうだ。おれはここを攻めてきていた妖怪の力を吸収することで、妖怪をとめた。」

 

 

海星「だから…おれは。『穢れ』てしまったのだ。もう人間ではない。」

 

 

永琳「うっ…うぅっ…」永琳は泣き出してしまった。

 

ツクヨミ「海星…本当に…すまなかった…。」

 

 

海星「いいんだ。月には行けないが、おれは寿命が伸びた。だから…いつか。方法を見つけて会いに行くよ。」

 

海星「全員、おれの大切な人だから。」

 

 

 

依姫「海星さん……ううっ…ぐすん…。」

 

海星「安心しろ、必ずみんなに会いに行くよ。約束する。」

 

 

 

ロケット『発射準備、最終フェーズ』

 

 

ツクヨミ「もう行かなくては…。ならない。海星、お前のことをいつまでも待っているぞ。」

 

 

 

海星「あぁ…。ありがとうございます。」

 

 

 

ツクヨミ「お前達…ロケットに乗り込むぞ。」

 

永琳「私も残る!!一緒に、一緒に住むって約束したもの!」

 

ツクヨミ「なっ」

 

海星「永琳。」

 

ぎゅっ、ちゅっ

 

永琳「なっ!?海星!?」

永琳にキスをして 能力で気絶させる。

お前は月に必要だ。

 

依姫「わわわわわ」

豊姫「まぁ…」

 

 

海星「ロケットに運んでやってくれ、すぐ目を覚ますよ。」

 

 

 

 

 

 

 

豊姫「わ、私にも口づけしてくれませんこと?」

豊姫(私としたことが、緊張している?)

 

海星「…。豊姫」ちゅっ

 

豊姫「ん…。」

 

 

豊姫「じゃあ、また会いましょう、海星。」

 

海星「あぁ、次会う時まで、豊姫。」

 

 

 

依姫「……えい!」ちゅっ

 

海星「!」

 

依姫「さ、さよならです!また会いますけど、さよならです!!」

急いでロケットに泣きながら走っていく

 

海星「またな!依姫!!」聞こえるように叫ぶ

 

ツクヨミ「ではな。」

 

海星「あぁ。みんなをよろしくたのむ」

 

ちゅっ。

 

 

海星「なっ…ツクヨミ様!?」

 

ツクヨミ「くっくっく いつの間にか私もお前のことが…。ではな。」

 

 

 

ガチャン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロケットが閉まる。

 

 

ロケット『発射。』

 

 

永琳「はっ!!」

 

依姫「あっ、永琳様!目覚めましたね。ロケット…発射ですよ。」

 

 

永琳「そ、そんな!!か、海星!!」

 

 

海星「みんな、さよならだ。楽しかったよ。またいつか会おう…。」

 

 

 

 

 

 

そして海星はもう1人の友人の元に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてあった場所に雷鬼はいた。

 

 

雷鬼「よぉ。月に行っちまったかと思ったぜ。」

 

海星「ふっ、じゃあなぜここにいる?笑」

 

雷鬼「…ふふ、それもそうだな。でもお前が仮に行ってしまっていたとしても俺はここにいたよ。大切な場所だからな。」

 

海星「ここをあの戦いで壊さないようにするのは骨が折れた。俺にとっても大切な場所だからな。」

 

 

雷鬼「いろいろあったよなぁ…。」

 

海星「まったくだ。お前がいたからこの選択ができた。」

 

雷鬼「あぁ、人間と妖怪、いつかは分かり合えるとな。」

 

 

 

キラッ。何かが上空で光る。

 

 

 

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sideロケット

 

 

???「くっくっく…妖怪がいるから人間はいつまでこのように逃げ惑うのだ、殺す!ここで!徹底的に。絶滅させてやる!!!」

 

 

ツクヨミ「おまえ!!重役!何をしている!!」

 

 

重役「ツクヨミ様…もう遅いです。ポチッと」

 

 

 

重役「いま、全てを滅ぼす爆弾が投下されました。妖怪は全て滅びます。」

 

ツクヨミ「おまえか…前日にこそこそしていたのは…!!」

 

重役「妖怪なんてくそだ!テレビ番組で人々を操作しようとしたのに、あのかいせい?とかいうやつが!!!だから丸ごと消してしまうのです!」

 

 

 

ツクヨミ「くっ!くそが!」ひゅん

 

重役「ぐぇええ。」

 

 

 

ツクヨミ「まずい。海星!!」

 

 

 

 

 

永琳・依姫・豊姫「なんですって!!」

 

 

永琳「いやあああああ」

 

 

そのまま為す術もなく落ちていく爆弾。

ロケットの人々は見守るしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

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side地球

 

 

雷鬼「なんだ?あれは。ナニかやばい気がする。」

 

海星「!!」

 

 

海星「雷鬼ぃぃい!!」

 

咄嗟に叫ぶが

 

 

 

ドン……ズズズズズズズズズズ

 

一瞬で街の城壁が吹き飛んでいく

 

海星「うおおおおおおお」雷鬼を必死で捕まえようとするが

 

 

雷鬼「…離しな。お前まで巻き添え喰らっちゃうぜ?」

 

そう言いながら俺を突き飛ばした。

 

 

 

 

 

 

海星「雷鬼いいいいいいいいい」

このままでは爆弾に巻き込まれて死ぬ!!

 

 

海星「くそおおおおお」

できるかわからんが。

 

守護結界!水晶封印!!!!ピキピキピキピキ

 

 

海星「くっ…。」

 

 

 

海星は

『自身を封印した。』

 

 

 

ズズーン!!ズズズ

 

爆発は全てを巻き込み消しながら進んでいった。

 

 

 

 

 

 

パキン。

 

永琳に昔プレゼントした

花の水晶にヒビが入った。




古代!これにて完結!!!
ありがとうございました!
まだまだ続くので安心してね!つぎは…秘密ですお楽しみ笑
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