みなさん大変お待たせしました!!
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said勇儀
こいつとあたしが出会っちまったのも何かの運命なのかねぇ…。
これから長い人生の中で、忘れることはないだろう。
温泉の前での人集り。
普通はこんな妖怪の山の麓に人間は来ない。
雷鬼様は人を攫ってきたり、あんなことをしているが骨のないやつばかりで正直退屈に思っていた。
雷鬼様の話にきく男とは、全然掛け離れていたのだ。
そんな中でこんな妖怪しかいない温泉でましてや鬼に喧嘩を売るなど
自殺志願者だろう。そういって何気なく目を向けた。
そこには1人の男が妖怪の中心に立っていた。
そして次の瞬間、私の考えは軽く打ち砕かれた…。
第一印象は『強い。』至ってシンプルだった。
巧妙に隠されてはいるが、心のから恐怖を覚える、得体の知れない力強さがあった。
勇儀「おもしろい…おもしろいねぇ…!!」
鬼が人間に腕相撲で吹き飛ばされる。
そんな様子をみて
高ぶっていく心が手に取るように解る。
そして半ば強引に闘いを挑み。
「負けた。」
失望していた人間という存在に完全に敗北したが
不思議と生きるという私の存在意義に光が刺したように…
悪い気持ちはしなかった。
そしてこの海星という男、昔から伝説のように聞いていた雷鬼様の古くからの友人であった。
正直、この時は運命だと思った。
数少ない、女の鬼の風凛と萃香に相談したが
いまいちよく分からなかった。(萃香にお風呂で襲え!と言われたが…)
周りの男どもは、強さに慕ってくれていたのだが、
まず、男の人と本気で話す経験も少なかったのだ。
そして、宴。
まさか海星に相手がおらず
まさか海星からあんな言葉を…(あの時は顔が真っ赤だったに違いない…。)
もう、冷静で居られない…。
本来の私を見失ってしまいそうな時…!!!!
萃香め…!!さすが私のライバル…!!!やってくれるねぇ…
面白い…!
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side海星
海星「なあ萃香、降りてくれないか。」
そういって胸にしがみついている萃香に手を伸ばす。
スカッ
海星「…なに?」掴めない
霞を掴もうとするようにすり抜けてしまった。
勇儀「おい!萃香!海星に迷惑をかけるなよ」
勇儀がいつもの口調に戻る。
萃香「へへ〜!海星、嫌だった?ごめんね。」そう言いながらも抱きつくのをやめない。
海星「いや、嫌ではないからな、大丈夫だ。」
とくに嘘はつかずに伝える。
萃香「…。だってさ、勇儀?」
にやりとした顔で勇儀の方を向いたのであろう。
勇儀「…。萃香。」
勇儀の声が震える。
嫌な予感がする…。
海星「さ、萃香、降りるんだ。」そう言いながら持っていた盃などを地面に置く。
萃香「はぁ〜海星って男なのにいい匂いがするんだね…。」
うっとりとした顔でスリスリしてくる。勇儀の方を見ながら。
勇儀「…、、、、」ヒュッ
海星「お!おい!!」
ズン!!!!!!
勇儀が一瞬にして消え
萃香がしがみついていた所に拳があった。
海星「ぐっ…」拳の寸止めでこんな風圧か…。
萃香はどこにもおらず…?
萃香「どーしたの勇儀、いつもらしくないじゃなーい」
ケラケラ勇儀をからかうような口調で話しかける。
勇儀「やりすぎたな。萃香ぁ!」
涙目で拳を振りかざす勇儀
鬼達「「「おおおおお!!!いけいけぇ!!!」」」
海星「いいのかよ。」
青鬼「まああの二人はいつもこんな感じだからな!」
雷鬼「そうだな!!まあ今日は特殊だが。」
海星「なんだそりゃ、ま!いつも通りならいいか。」
風凛「…姉御…これはなかなか厳しい殿方ですよ…」(ぼそり)
風凛の心配そうな声は…
どがぁぁぁん!!
ズドォォオン!!
勇儀の岩を破壊する音にかき消されていった。
勇儀「萃香ぁぁぁああ!!!羨ましいねぇ…」
そう萃香に言いながら突貫する
萃香「怖いよ勇儀!!」
スイスイ避けながらも青ざめる萃香
ここまで怒るとは思ってなかったようだ。
勇儀「あんなこと…あんなこと…!!こら!すり抜けるな!!!」
ズドォォオン!!!!!
バキバキ…!
木や岩がどんどん塵となっていく。
雷鬼「お、おいおい」
赤鬼「んぁ?ぐえええ!」酔った赤鬼に木が落ちてくる
勇儀「萃香ぁ!!」
萃香「こうなったら…!!」キッ!
二人とも拳を握りしめて…
「そこまでだ。」
パシッ。
勇儀「…!海星。」
萃香「…なんで私の事、つかめるの!?」
2人の拳を掴まえて
呑み会の騒ぎはひとまず終わった。
さて、勇儀かわいいですよね
やはりかっこいい女の子が照れたりするのがいいですね。
さて更新していきます!!
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