お気に入りが200人を越えようとしています…
初投稿日にお気に入りが2人ということに喜んでいたのが嘘のようでありながら、昨日のことのようです…
そんな大人数の方がこの東方水晶録を気に留めて、後で読もうと思ってくれていることが本当に嬉しいです
感想をくださる方、お気に入りしてくれている方モチベーションに繋がっておりますほんとにありがとうございます。
それでは!
side椛
この男の人、東方海星さん。
この人と会うのは2回目なのですが…、いまこの人とまるで…恋をしているようです…。
最初に会ったのは、 いつも通り哨戒をしている時でした。
私はもともと人間なんて好きじゃありませんでした。
相手のことを思い、危険に巻き込まれないように人間を追い返していたのですが。
人間は時には武器を持ち、この森に火を放ったり次第に少しずつ対立するようになってきました。
最近では、人間なんて滅多に来ないので安心していましたが。
この海星さんがやってきた時には久しぶりに私は緊張に包まれました。
声も震えて、いまではどんな会話をしたのか記憶にないくらいです。
しかし、そんな怖い期待を打ち破るように
この海星さんが優しく話しかけてたことだけは今でもハッキリ覚えています。
しかも…可愛い…?そんなことを言ってくれたような気もします…。
今まででそんなこと言われたこと無かったので、その日の夜はずっとその事を考えて、記憶違いかと迷ったり、やっぱり言われたはずと!信じたかったりで…。寝ることができませんでした…。
そして、迷う日はついに終わりを告げたのです。
またすぐ海星さんがやって来ました。
内心すごく嬉しかったのですが、勘違いだったらどうしようか。
違ったらもう恥ずかしくて多分一生、恋なんて出来ないでしょう…。
そうネガティブに思いを募らせながら
声をかけたんですが…。
なんと、私に逢いに来てくれたようです!
もう顔から火がでそうでしたが。(出てたかもしれません…)
内心喜びながらも
冷静に対応できたと思います…。
海星さんは天魔様に会いたいとのこと。
もしかしたら、お付き合いの許可!?
確かに人間と妖怪の種族を超えたお付き合いなんて聞いたこともないですが…。
話が早すぎますよぉ…。でもこの犬走椛!
文先輩にも後押ししてもらい…!
頑張って幸せを勝ち取ってみます!!!
そんな思いで、天魔様の元に向かいました!
しかし着いてみると
着物を着た女の妖怪と、天魔様が話していました。
話はなぜかトントン拍子で進んで…。
と、思いきや
天魔様が滅多に使わない能力を使いだして、
人間と天狗の協力?!
なんか話が大きくなり
海星さんと文先輩が…闘うことに…。
私の恋はどうなってしまうのでしょうか…。
文先輩と海星さん…どちらを応援するべきなのでしょうか…。
そもそも海星さんは人間…勝てるはずがないのですが…。
…海星さん…頑張って…!
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side海星
なるほど…。意外にも
文と闘うことになりそうだ。
ここまで殺気をぶつけて来ながらも
天魔が出てこなかったその理由を探るが見当がつかなかった。
あまり、能力が戦闘向きではないのか?
まあのちのちわかる事だろうと、思考を放棄し
会話に戻る。
海星「なるほど…、文と闘えばいいのだな?」
軽くそう返す自分に
文「なっ…!海星さん!?見くびってもらっては困りますよ!
先程までは私が合わせて歩いていたからここまで着いてこられただけなんです!」
物凄い剣幕で文が反論してくる。
そう言えばこの山に入った時から妖力の類はすべて隠し
ただの人間としか思われていないことを忘れていた。
まあ忘れていたというよりかは、それが自分の体に染み付くようにしているのだが。
文「そもそも人間と妖怪が闘うなんてありえないんです!!
天魔様!!お言葉ですが、危なくて認められません…!」
そういいながら、天魔と椛を見る。
椛「そ、そうですよ!!天魔様!海星さんも!!無事では済まないですよ!」
珍しいな、会ったばかりだが
この2人は上下関係を重んじるタイプであろう。
それなのに圧倒的立場が上である天魔に向かって反論することに
少し驚く。
たかだか先程会ったばかりの自分に対して。
まあここは天魔の顔を立ててやるか。
海星「紫。」
そう呼び、ちらりと視線を送る。
紫「天魔様の言うことは一理あります、こちらの力がそちらより弱い場合、協力なんて言葉はなんの意味も持たないのですから。
それなら、『怪我のないルールで闘う。』というのはどうでしょう?」
この一言で紫は全てを理解する。
本当に賢い子だ。
天魔の顔を立てつつ
後ろの文、椛の2人はホッとした顔をする。
天魔「なるほど、それが2人のためだな。そうしよう。して、そのルールとは?」
海星「この広い妖怪の山を利用して、鬼ごっこにしよう。紫、お前の能力を知ってもらういい機会にもなる。
スキマを俺と文に常に繋げて中継すればいい。」
紫「なるほど…さすが海星様ですわ。それでよろしいでしょうか?」
天魔「あぁ、なかなか楽しそうなルールじゃないか。
2人は?それでよいな?」
お気に召したようで何よりだ。
天魔は2人を振り返る。
文「ええ。これで少なくとも怪我をすることはなくなりましたしね。」
椛「よかったです…。」
文はまだ不安はあるようだがとりあえず2人は納得してくれたようだ。
天魔「それでは、準備に掛かる。
文、椛よ皆にこのことを伝えよ。」
天魔はテキパキと進める。
文、椛「「…。…はっ!!」」
なぜか
文と椛はあっけに取られたように1度固まったが
直ぐに部屋を出て森のほうへ飛び立って行った。
紫「それでは、私達も外に出ましょうか。」
紫は安心したような顔を俺の方に向けて
2人は外へと出る。
紫「これでよかったのですよね?海星様。」
紫はホッとしつつもまだ不安が残るようだ。
それは多分俺の中の紫の評価が気になっているようだ。
海星「ああ、良くやった。君はほんとに賢い子だよ。期待以上だ。
あとは俺に任せておけ。」
紫に最上級の褒め言葉を与え、安心させる。
さて、鬼ごっこ…。天狗の力を知るいい機会だ。
すこし楽しみな海星であった。
さて!文も椛も可愛いですね!
次回は珍しい戦闘じゃない戦闘編です!
それでは