ドルヲタと悪党とインフィニット・ストラトス   作:ミュラー

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僕の家芋農家なんですが、そろそろ収穫と干し芋作りのシーズンなので更新頻度落ちます多分




よろしくお願いします


真紅のサムライ

 

「こちらナターシャ・ファイルス!本部、応答して!」

 

青い空と、青い海の間で。

空中を飛び回る機体を制御し、迫り来るエネルギー弾を回避しながら、女性が目の前に浮かんだディスプレイに向かって叫ぶ。しかし返って来たのは沈黙のみ。いつもなら返事をしてくるはずの声の持ち主の顔を頭に思い浮かべながら、女性は舌打ちした。

 

「くっ……なんなのコイツ……!」

 

女性が纏っているISは空中で体を一回転させ、背中の機械翼から無数のエネルギー弾を襲撃者へ向けて放つ。

海上で爆発が巻き起こり、真下の海面が激しく波打った。

勝利を確信した女性は空中に留まりながら、ホッと息をつく。

 

直後、その体を背後から何者かが貫いた。

 

「ぐっ……………………」

「悪いな、お前に恨みはねぇんだが……まぁ先生からの頼みだ。お前の体……貰うぜ?」

 

銀色の機体が、一瞬赤い閃光を放つ。先程までの動きは失われ、だらりと力を失い空中へ四肢を投げ出すISを見て襲撃者─────エボルトはクックックと喉を鳴らした。

 

「もうすぐだ。もうすぐ俺の力が戻ってくる……だから安心しろよナターシャ・ファイルス。お前も、お前の仲間も、国も。俺が全部一緒に喰らってやる……なんにも気にせず、暴れろ」

 

力を失ったISは再び起動し、翼を広げるとどこかへ向かって飛び出した。一瞬で遠くなっていく機体の姿を見送りながら、エボルトは虚空に立って腕を組む。

 

「……これで最後だろうなぁ、先生……いや、篠ノ之束。正直俺としても残念だよ…アンタとの契約が終わるのは」

 

そんな誰に向けたわけでもない、内容とは裏腹にとても楽しそうな声は、波と風の音の中にかき消えていった。

 

 

 

 

 

「現時刻よりIS学園教員は特殊任務行動へ移る!本日の実習は中止だ!各班迅速に撤収して旅館にて待機しろ!専用機持ちと篠ノ之は私と共に来い!」

 

校外実習2日目、何事もなく進んでいたISの各種装備試験運用とデータ取りは突然放たれた千冬の声によって遮られた。

幾分かの焦りも含むその声に生徒達は困惑しながらも撤収作業を開始する。

呼ばれた一海、幻徳、一夏、鈴、セシリア、ラウラ、シャルロット、そして箒は千冬のあとを追った。

教員用の大部屋に通され、そこで並んで座らされる。

 

「現状を説明する。山田先生」

「は、はい!」

 

千冬に呼ばれた山田先生が手元のキーボードを操作すると、一海達の前に大きなディスプレイが何枚か投影された。

1枚は物凄いスピードで移動しているらしき座標、もう1枚は機械翼を持ったISの画像。他には何かの数値がめぐるましい速度で変化していくグラフのようなものが映っている。

 

「2時間前、ハワイ沖で試験稼働にあったアメリカとイスラエルが共同開発している第三世代型IS『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』が突然操縦者との通信が断絶、暴走状態に陥っているとの連絡があった」

 

ISの画像が大きくなり、詳細なデータが表示される。

 

「衛星による追跡の結果、福音はここから2キロ先の空域を通過することが分かった。時間にして50分後、学園上層部からの通達によりここにいる代表候補生及び専用機持ちで対処する事になっている」

 

千冬の説明に、一夏が手を挙げた。

 

「なんだ織斑」

「あの、なんで箒も呼ばれているんですか?」

 

一夏の横で、箒が不満そうな顔をする。千冬はあぁ、と思い出したかのように告げた。

 

「篠ノ之は昨日付けで専用機持ちだ。そういえばお前達はまだ知らなかったな」

 

ええ!?と、その場にいた千冬と山田先生以外の全員が驚いた様子で箒へ目線を向ける。全員に見られた箒は少し顔を赤くしながらコホンと咳払いした。

一夏が「あ!」と声を上げる。

 

「束さんが来てたのってそういう事だったのか!そういえば箒昨日の自由時間、途中からいなかったもんな」

「まぁ、そういう事だ」

 

一夏との関係において同じ専用機持ち、という事で箒の先を行っているつもりだった鈴とシャルロットはそれを聞いて一瞬苦い顔をした。

だが直ぐに真面目な顔に戻り目の前のディスプレイへ視線を向ける。

千冬は目の前の全員がこちらへ視線を戻したのを確認して説明を再開した。

 

「という訳でだ。福音の迎撃はここにいる諸君らに任せることになる。我々教員は量産型ISでこの旅館の防衛と周辺地域の封鎖に当たる」

「あのー」

 

今度は一海が手を挙げる。千冬はそちらへ顔を向けた。

 

「俺とヒゲ、飛べないんすけど」

「あ、そうだ」

 

幻徳も思い出したかのように両手を打つ。千冬はため息をついた。

 

「飛行能力が無いのか?」

「いや、飛ぶだけならともかく飛びながら戦闘になると俺もコイツも難しいって感じです」

 

フェニックスもヘリコプターも移動手段としてはかなり優秀であるが、飛行しながらの戦闘能力となるとISには叶わない。一海はバツが悪そうに頬をかいた。

 

「それなら陸地まで引き付けてそこで撃破するってのはどう?一海と幻徳が抜けるのは戦力的に痛いでしょ」

 

鈴の提案に千冬は首を横に振る。

 

「福音に搭載された第三世代型兵器銀の鐘(シルバー・ベル)が厄介だ。陸地では被害が拡大する恐れがある。海上で討つしかない」

「……ってことは2人は留守番ね…………うーん、厄介ねコイツ」

「ええ、わたくしの《ブルー・ティアーズ》と同じ範囲攻撃を得意とするタイプ……ですけど性能に関しては完全に上回られていますわ」

「このデータだと格闘性能が分からないな」

「少なくとも機動力を封じないと…」

 

代表候補生達は、次々と作戦を立てたり機体の弱点を指摘したりしていく。普段の彼女たちとは違うその雰囲気に一夏も、一海も少し驚いた。箒は静かに正座して話を聞いている。

 

「うーん長期戦に持ち込んで勝てる相手じゃないよね」

「そうね。短期決戦しかないわ、それも一撃で決める感じ」

「……ということは」

 

シャルロットと鈴、ラウラが同時に一夏へ視線を向ける。え、俺?と一夏は自分を指差した。

 

「そうよ。アンタの零落白夜で仕留めるのよ」

「ちょ、俺が!?俺が行くのか?」

「「「当然」」」

 

3人の声が重なる。一夏はため息をついた。

 

「織斑、これは訓練ではない。実戦だ。……無理強いはしないぞ」

 

千冬の、どこか心配するような声を聞いた一夏の顔が変わる。自らの頬をピシャリと叩き、覚悟を決めた目で千冬を見返す。

 

「いえ、やります。俺が絶対」

「よし。では具体的な作戦を決めるぞ。この中で最高速度が出せる操縦者は」

「わたくしですわ」

 

千冬の問いにセシリアが答えた。

 

「ちょうどイギリスから強襲用高機動パッケージ『ストライク・ガンナー』が送られてきていますし、超高感度ハイパーセンサーもついています」

 

全てのISはこの「パッケージ」と呼ばれる換装装備を持っている。これを変更することで機体の性能と性質を変更し様々な作戦に対応させることが出来るようになるのだ。

 

「オルコット、超音速下での戦闘訓練時間は?」

「20時間です」

「よし、ではオルコットが織斑を作戦領域まで運搬、サポートはボーデヴィッヒ、凰、デュノア。……篠ノ之、猿渡、氷室は作戦が失敗した時に備えてここの防衛を───────」

「ちょっと待ったーー!!」

 

バーン!と襖を吹っ飛ばし、篠ノ之束が現れた。千冬は大きなため息をつくと束に近づき、その顔へ問答無用でアイアンクローをかける。

 

「痛たたたたた痛い痛い!あれ?逆になんだか気持ちよくなってきた?」

「……出ていけ」

 

顔をギリギリと締め上げられながら、束は笑う。

 

「ダメだよちーちゃん!箒ちゃんを出さないなんて勿体ない!」

「どういう意味だ?」

「箒ちゃんの赤椿のスペックを見てよ!パッケージ無しの素の状態でも超高速機動ができちゃうんだから!」

 

束が指を鳴らすと同時に福音のデータを表示していたディスプレイが赤いISの詳細データへ切り替わった。

箒の顔が不機嫌そうに歪む。

 

「説明しよう!箒ちゃんの赤椿はね、史上初の展開装甲を全身に搭載した第四世代型のISなんだよ!」

 

第四世代型のIS。その言葉に、代表候補生達は驚いた様子で思わず立ち上がった。千冬は束の顔へ食い込む指へさらに力を込める。

 

「…………束」

「痛たたたたた!!ごめんやっぱ無理ちーちゃんギブギブ!!」

 

千冬はしばらくしてからようやく束を解放した。赤くなっているこめかみを擦りながら束は笑う。

 

「では改めまして、展開装甲っていうのは私が開発した第四世代型の装備なんだよ、パッケージと違って攻撃、防御、機動と瞬時に用途に応じた機能へ切り替えができちゃう!操縦者のイメージ・インターフェースを利用した特殊兵器の実装を目的とした第三世代型を越える、即時万能対応機って訳!今のところこれを実装してあるのはいっくんの白式と、この赤椿だけなんだよ 」

 

束が説明を終える、その頃には皆黙り込んでしまっていた。その説明が正しければ一夏のISも第四世代型という事になるが、そんな事実も頭に入ってこないほど皆衝撃を受けている。室内に流れる沈黙にあれー?と束は空気を読まず呑気な声を上げた。

 

「……これが、天才『篠ノ之束』か」

 

ラウラが呟き、ごくりと息を呑む。一夏も、箒も、一海も幻徳も皆難しい顔をして座っている。セシリアや鈴たち代表候補生はもっと険しい顔をしていた。彼女たちのISは各国で作られた第三世代型ISの実験機である。それぞれの祖国で製造された技術の最先端、それを与えられた誇りや自信と言ったものがたった今目の前で打ち砕かれたのだ。

千冬は再びため息をつくと沈む空気を切り替えるように両手を打ち合わせた。

 

「……束、篠ノ之のISの調整にはどのくらいかかる」

「んー……7分かな」

「織斑先生!?」

 

千冬の言葉に、セシリアがハッと顔を上げ抗議するように声を出した。

 

「わたくしも参加できますわ!」

「ではそのパッケージへの換装にどれ程の時間がかかる?」

「そ、それは…………」

 

千冬の指摘でセシリアの勢いは一瞬でしぼみ、俯いてしまう。幻徳が慰めるようにその背中を軽く叩いた。

 

「では本作戦は織斑と篠ノ之の両名による目標の追跡及び撃墜を目的とする。作戦開始は20分後、各員ただちに準備にかかれ。作戦要員は各ISの調整、それ以外はその手伝いだ!」

「まあ心配することはないよ!いざとなればちーちゃんがビル─────」

「さっさと調整を始めろ束」

 

何かを言いかけた束の顔へ再び千冬のアイアンクローが炸裂する。そのまま引きずられていく天才を見て一海は小さく笑った。

 

「同じ天才っても、やっぱ違うもんだな」

「そりゃ違う人間だからな。まあ変人という点では似たようなものだが」

「戦兎もお前にだけは言われたくねぇだろうな……」

 

幻徳と軽口を叩き合いながら立ち上がり、未だに沈んでいる少女達へ「さっさと手伝いするぞ!」と発破をかける一海。

 

「……そうだな。ここで落ち込んでいても仕方あるまい」

「うん、とりあえず篠ノ之さんのISは篠ノ之博士がやるみたいだし、僕らは一夏の調整の手伝いをしようか」

「そもそもいい機体に乗ったから強いって訳じゃないのよ、重要なのは操縦者の腕よ腕!」

 

少し元気を取り戻し、白式の調整のためにディスプレイを操作している一夏の元へ向かうラウラたちを見送りながら一海はふとISの調整のために部屋を出ていく箒達へ目を向けた。それに気づいた幻徳が声をかける。

 

「どうしたポテト」

「いや、箒のやつ何か不機嫌そうだったからよ」

「そうか?……専用機を貰えて嬉しいのを誤魔化してるとかそういうのじゃないのか?」

「あー……まあ、俺らが首突っ込むような問題でもねえか」

 

一海は大きく伸びをした。先程まで床に座りっぱなしだったからか背骨がポキポキと心地いい音を立てる。

そして、一夏の元へ向かおうとして──────もう一度箒が出ていった方へと視線を向ける。

一海の中には、説明出来ない気味の悪い不安が渦を巻いていた。

 

 

 

時刻は午前11時、先ほどまでは活気に包まれていた浜辺には人の姿がなく、一夏と箒の2人が並んでたっているだけだった。容赦なく降り注ぐ夏の日差しの中、2人は同時にISを展開した。

 

「よし、頼むぜ箒」

「……ああ」

 

ムスッとした表情の箒の顔を一夏が覗き込む。一瞬驚いたようにその大きな瞳がカッと見開かれたがすぐにいつもの睨みつけるような目に戻ってしまう。

 

「……なんだ」

「いや、ずっと不機嫌そうだからさ」

「………………いつもの顔だ」

「いつもより二割増で機嫌悪そうだぞ」

 

箒が何かを言おうとした時、2人のISの通信回線から千冬の声が響いた。同時に千冬の顔が出現したディスプレイに映し出される。

 

『織斑、篠ノ之。準備はいいか?』

 

頷いて返事をする。画面の向こうの千冬も頷いた。

 

『今回の作戦の要は一撃必殺だ。短時間で決着をつけろ。篠ノ之、お前は今回が初陣だ。あまり無理をするな』

「……わかりました」

 

返事をするが箒は明らかに不満そうだ。一夏が横目でその様子を確認していると今度は個人用の通信回線から千冬の声が響く。

 

『織斑、篠ノ之は少し焦り気味のようだ。いざと言う時はサポートしてやれ』

「わかっ……わかりました」

『頼んだぞ』

 

個人回線が切れ、再び千冬の声が箒と一夏のISに響いた。

 

『では─────作戦開始!』

 

一夏が箒の纏う赤椿の肩を掴む。次の瞬間、2人の体は空高く舞い上がっていた。まるで瞬間加速(イグニッション・ブースト)のような加速に一夏は目を白黒させる。

 

「目標の現在位置を確認。……一夏、行くぞ」

「お、おう!」

 

赤椿の脚部や背部の装甲が展開され、エネルギーを噴出させた。凄まじい加速感を感じながら一夏は前方へ視線を向ける。

 

「一夏!」

「見えてるよ!」

 

翼を広げる銀色の天使のようなIS、銀の福音がこちらへ向かってくるのをISのハイパーセンサーが映し出した。

迎撃の為に雪片弐型を構える。箒はさらに加速した。

 

「うおおおおおっ!!!」

 

赤椿の肩から跳び、自身のスラスターを全力で噴かせながら白式が福音へと迫る。

《零落白夜》を発動し、光を放つ刃が福音を切り裂こうとしたその時。

 

「なっ!?」

 

福音は飛行するスピードを一切落とさないまま、身を捻った。まるですり抜けるように雪片の刃が回避される。

直後、ISが警告音を放つ。

 

『敵機、迎撃モードへ移行。《銀の鐘(シルバー・ベル)》、稼働開始』

「まずいっ─────!!」

「一夏!」

 

一夏の目の前でその背の翼を広げた福音へ、箒が抜き放った腰の刀を振るう。その腕から同時にエネルギー刃が放たれ福音へ直撃した。

敵機が怯んだすきに、箒は一夏の手を引いて1度距離をとる。

 

「サンキュ、助かったぜ」

「油断をするな、来るぞ!」

 

福音は再び機械翼を広げた。箒の攻撃が直撃しているというのに目立った外傷はない。

 

「La─────────」

 

まるで、歌声のような音が響く。その瞬間、福音は翼に搭載された砲門を全て解き放った。全方位へ向けて、光弾の雨が放たれる。

 

「この程度、問題ない!」

 

箒は両手に2本の刀を持ち、斬撃と同時に放たれるレーザー攻撃で光弾の雨を凌いでみせる。

だが一夏は、何かに気がついたようで海面へ向かって全速力で向かっていた。

 

「一夏!?何を……」

「うおおおおおおっ!!!」

 

瞬間加速で海面へ移動し、降り注ぐ光弾の雨を《零落白夜》で打ち消していく。刃をすり抜けた光弾の何発かが白式の装甲を抉りシールドエネルギーを削った。雨が降り止むと同時に、雪片の刀身が光を失った。

 

「何をしている!?」

「船だ!民間人がいる!!」

 

海面に立つ一夏の背後に小さな船があった。乗っている2人の中年の外国人は呆然と様子でその光景を眺めている。

 

「海上は先生達が封鎖している筈だろう!───くっ、密漁船か!犯罪者をかばって……そんな奴らなんか!」

「箒!」

 

その言葉を遮り、一夏が叫んだ。その剣幕に箒はたじろぐ。

 

「そんな事言うなよ、箒。力を手にしたら弱いヤツはどうでもいいなんて、らしくない。全然らしくないぜ、箒」

「わ、私は……」

 

箒の顔に動揺が浮かぶ。そして────それを振り切るように刀を持ち直し、赤椿は福音へ向かって加速した。

 

「それでも私は……!ここで自分の実力を証明しなくちゃいけないんだッ!!!」

「箒!?おい!!」

 

上空の福音は再び翼の砲門を開く。その狙いは全て箒へと向けられている。一夏は彼女を追うようにスラスターの出力を全開にした。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

放たれた光弾の雨を回避し、打ち払い、そして福音に肉薄した箒は刀を振り下ろす。だがその刃は福音の装甲に触れた瞬間、光の粒子になって消滅した。

 

「なっ……エネルギー……切れ……」

 

現れたディスプレイに表示された文字に箒の顔が絶望で歪む。目の前のISはまるで箒を嘲笑うかのように体を揺らした。その背の翼に搭載された砲門が、光を放つ。

 

「箒ィィィィィィィィィィ!!!!」

 

直後、箒の視界が暗くなる。同時に衝撃で体が揺れた。何度も、何度も衝撃を感じ、やがて体が落下していくのを感じる。

 

「一夏……?」

 

自分の体が一夏に抱きしめられていることに気がついた箒は、唖然としながらその名を呼ぶ。だが、返事は無かった。

2人の体から纏っていたISが消失し、そのまま海面へと叩きつけられる。

その光景を見下ろしながら、銀の福音はまるで胎児のように空中で体を丸めた。

 

 




檀黎斗王ってなんだよ…………
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