日本国召喚 マイカルの日常   作:KAIZU

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ちょっと忙しすぎて、遅れに遅れてしまいました。申し訳ありません。今後もちょっと定期更新は難しいかもしれません。本当にすみません。

そして、重要な変更があります。
色々と調べてみると、1930年代の旅客機の食事についてですが、結構しっかりしたものが多かったようです。事実上ファーストクラスしかなかったようで、とても豪華だったそうです。これを踏まえて、ガダル航空機②を書き直します。調査不足で本当にすみません。今後もマイカルの日常をよろしくお願いします!


ガダル航空機④

 二日間に渡った会議の結果、日本の航空機をいくつか輸入できないか、また修理設備を誘致できないかという結論が出た。ただし、それには日本側の定める新世界技術流出防止法が問題であった。

 

「この新世界技術流出防止法は厄介だな」

「まぁ現状ムーでは部品の製造はほとんど行っていませんからね」

「やっているとしても、日本特別区のなかだけだからな」

「ではやはり航空機の輸入を第一目標としましょう」

「それしかあるまい」

 

 こうして、ガダル航空機は、日本の航空機の輸入を主目的として、事業を進めていくことになった。

 

 

―新型航空機研究・取得部―

 

「さて、これから日本の航空機を取得するという事業が始まる訳だが、まずは日本の航空会社や航空機製造会社についての調査を行う。幸いマイカルにもTUTAYANがあるから、日本の航空機に関する本をあるだけ買い集めるところから始める。金に糸目はつけずに、ありったけ購入する」

 

 ガダル航空機の本社社屋の2階、新たに設けられた部署はさっそく動き出していた。

「部長、質問よろしいでしょうか」

「ああ、なんだ?」

「我々が取得を目指しているという航空機はそもそもどういったものなのでしょうか?実はまだ何も知らされていないもので...」

「それは今から説明する。資料も渡すから、よく読んでくれ」

「わかりました、ありがとうございます」

「他に質問あるかな?」

 

 

「よし、では日本の航空機について、簡単に説明をするぞ。全員資料をとってくれ」

 

全員が1部ずつ取ると、部長であるデュモンは、黒板に『日本の航空機』と書いた。

 

「では始める。まずは1ページ目を開け。日本の航空機と我々の航空機のスペックだ」

「あの、すみません。この数値は本当なのですか?」

「そう聞きたくなるのもよくわかるが、この数値は日本側の資料に書いてあったものだ」

 

 ここで、簡単に記載されている数値を書いておくと、

 

B-767-300ER

全長54.9m

全幅47.6m

巡航速度862km/h

航続距離11,305km

 

とされている。詳細な技術情報は書いていないのだ。

 

「これはアレですね。我々の方に情報が漏れないようにするための数字でしょうね。こんなに意味のわからない数字になるとは思えないですし...」

「まあそこは調べていけばわかる。そもそも我々に完全な数字を教える義理もないのだからな」

 

 ムーが諸外国にたいして兵器となりうるもののスペックを小さく発表するのは普通のことである。神聖ミリシアル帝国だって、おそらくは行っている。無論地球でも行われているのだから、そうガダル航空機の面々が思っても仕方のないことだ。

 

「さて、対して我々の航空機だが、大きさもスピードも何もかもが劣っている。まあ爆撃機を改装したものだからな。ただし食事の豪華さだけは匹敵するかもしれないが」

 

 今彼らが日本のものと比較しているのは、ムーでカーヴと呼ばれている機体であった。そのスペックは、

 

全長16m

全幅20m

巡航速度310km/h

航続距離1200km

 

であり、世界でもトップクラスの性能である。乗客も10人程度乗せることができた。

 

「もちろん我々の航空機の性能が悪い訳ではないが、どうしても見劣りしますね」

「まあ日本はそもそもプロペラ機ではなく、ジェット機と呼ばれるものが普及しているようだがな。もちろんプロペラ機もあるにはあるんだが、基本的に島嶼だったり乗客の少ない航路に使われるようだ」

「プロペラがない?いったいどうやって飛んでいるんですか?」

「高温高圧の気流をつくりだしてそれを噴射するとか書いてあるはずだ。詳しくは私にもよくわからないんだ」

 

 そう、今回の技術交流で開示されたのは、せいぜいとても簡単なジェットエンジンの概念と、燃料の原料が石油であること、また航空機の開発が非常に難しく、ローンチカスタマーに発注を先に行っていることなど、巨大航空機を製造する難しさを説明されたのであり、ほとんど最初から資料を探さなければいけないのである。

 

 

 

 

 

 

 




もう少し進めたかったんですが、ちょうどいいので区切ります。
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