『ギャルゲやります』
は?(困惑)
「は?」「ええ…(困惑)」「なんで?」「一週間持たなかったのか……(困惑)」「今日もおりんはかわいいなぁ(白目)」「ギャルゲ配信をするとしよう…(嘲笑)」「ギ ャ ル ゲ 配 信 す る 国 防」「ク ソ ザ コ 生 主」「元 は 税 金」
コメント欄のダンゴムシは元気だなぁ(白目)。あ、人数が減った。
おりんは配信自体はしてたんだよ?してたんだけどさ、雑談配信だけだったの。で、今日はゲーム配信がようやくできるって聞いたから待ってたら…ギャルゲとはこれいかに…。
「志乃ちゃんギャルゲってなにー?」
「ぐっ…」
これは…セーフか?セーフなのか?教えてえらいひと!
…R-18じゃないからセーフだよね?うん、セーフ。
「か、可愛い子と親密な関係になっていくようにするゲームだよ…」カタカタ
「そうなんだー。あれ?志乃ちゃん震えてるよ?大丈夫?」
「う、うん、大丈夫」
やばい…気絶しそう。ここのところ二課の関係者と関わる日は確実に気絶してる…おりんの放送は除くよ!今日以外!
『あのですね、最近「適合率」っていうんですけど、シンフォギアとの相性が急激に上がったり下がったりで体調が崩れたりするんで、研究者一同に「精神を安定させて」適性値を維持しろって言われまして。私の精神安定剤代わりの配信なんで今日はぶっちゃけ、まともな話も何も出てきません、それでもよければどうぞ』
「ええ…(困惑)」「上げたり下げたりして適性値を維持しろ」「ク ソ ザ コ メ ン タ ル」「所 詮 は お り ん」「帰ってきたおりん」「世 界 を 救 う ギ ャ ル ゲ が あ る」
おりんのメンタルの弱さをみんなが次々に罵倒していく。
こ、これはひどい…!(コメントを書き込みつつ) 気絶してないからメンタル強いよ…。
「おっ待てい(江戸っ子) 志乃ちゃんの方が多分メンタル弱いゾ」
マ°ァァァァァァァァ!!?私のこと話題に出し始めたやつ誰だぁぁぁぁぁぁ!!!
「えぇ〜ほんとでござるかぁ〜?」「絶対おりんの方がメンタル弱いゾ」「いやでもあの公式の配信のときめちゃくちゃ震えてたぞ」「おりんが場慣れしてるだけ説」
あーあー広がる広がる広がるプラズマ(白目)。もう私のことに触れないで!
「織田さんですか?…ぶっちゃけた話しますけど、正直メンタル弱いです」
「おりんに公言されて草」「本人が見ている可能性を」
グワーッ!!おりんに公言されたーッ!
やばい、視界がぐらついてきた…。私のメンタルはボドボドだ!
「織田さん見る日は必ずメンタルがオーバーヒートして気絶してますからね…例えば私がおりんって二課にバレてるの知ったとき気絶してましたね」
「草」「草」「草」「ファッ!?」「気絶するのか…(困惑)」「想像以上にメンタル弱くて大草原」「いやなんでそのタイミングで…まさか!?」「志乃ちゃんまさかのダンゴムシ」「闇 の 住 民」
ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!なんてこと口走ってくれてるんですかァーッ!?
しかしああああ慌てるな(カタカタ) このアカウントしかない上にこのアカウントはおりんのMADも作ってるんだ…下手に発言するとおりんに私がMAD作者だとバレる…!
「志乃ちゃん顔色悪いよ?」
バッ!と声の方向に顔を向ける。そこには、私のことをとても心配そうに見るレーヴァテインが。
ぐっ…非常に心苦しい…!ぶっちゃけ今でも気絶しそうで大丈夫じゃない…!でもこんな苦悩知られたくない…!
「だ、大丈夫大丈夫、平気、へっちゃら」
とりあえず笑顔を作って安心させよう。…よし、この放送終わったら寝よう。
『で、今日やるギャルゲは「2枚目のジョーカー」所謂泣きゲーらしいです』
あ…やった話ズレた…というか戻った…。やばい…目が霞む…!
「メンタル維持するのに泣きにいくのか(困惑)」「おい適合率の話嘘だろ!」「嘘だゾ絶対ただの趣味だぞ」「これだからおりんは」「名作じゃねぇか!!!」「今、関連商品欄から買った」「滅茶苦茶売れてるじゃねぇか!」「これR-15だぞ」「エロゲじゃないので問題ない」
コメントが瞬く間に流れていく。
ちなみに視聴人数がどんどん減って、最初は13万人も人数がいたのに今じゃ5万人にまで減ってる。
……ごめんね!なんかね!こんな狂った公式で!
『適合率の話は一応公開されてる櫻井理論にも書いているんですけどシンフォギアが武装機能つかったりする時にどうしても「反動」がくるんですよ、適合率が高ければ高いほどこの反動は小さくなり、低いほど反動は大きくなる、あまりに低いと体動かすだけで全身に負荷がかかるんです。実動班の方々がつい先日その適合率の問題で少しダメージを負ったので、それのデータ取りのもあるんですよ』
「ちゃんと仕事だったのか……」「戦ったり戦わなかったりしろ」「シンフォギア装者って大変そう…」
そういえば、適合率を引き上げる薬があるんだよね。確か…LINKERだったっけ。なんかのときにそんな話を聞いた気が…。
そんなこんなで、おりんの姿が映っている画面が縮小され、端に移されてゲーム画面が映される。
OPが終わり、セーブデータが作成される。
ゲームスタート。ゲーム名は「2枚目のジョーカー」。過去に何周かしたなーって…。ルート分岐によって死ぬことがある。
そういえば偶々手に入れた「カオスヘ○ド」っていうゲームであるところで死にまくった記憶が…うっ!
『これがヒロインのはじめちゃんですか、ハートモチーフの服がかわいいですね』
「おまかわ」「せっかくだからシンフォギア着て配信して」「しおりんも変身して」「今日こそシンフォギア見せて」
最近ダンゴムシ達が自己主張を始めた。
具体的に言うと、おりんにシンフォギアを着ての配信をやたらとせがむ。
あれね、ほんと一瞬だけど服の分解→シンフォギアを纏うから裸になるの。
…そりゃ配信じゃ無理だよ。おりん基本アーカイブ残すのにそんなの残したら…ねぇ?多分残さないと思うけど。
『ははは、こやつらめ。シンフォギアは展開したら独特の信号が出て本部に連絡が行くんですよ、こんな事で展開したと言える訳無いでしょうが、ライブの時の動画と公式ページの私の動画で見なされ』
「残念だ」「失望しました、おりんのファンやめます」「あの鉄壁スカートはすごい」「STG自機みたいな姿になるよね」「ホーミングレーザーは卑怯だと思う」「ノイズだけ狙い撃ちしたのはすごかった」「志乃ちゃんも忘れるなよ!」「掛け声が強すぎる」「技のおりん 力の志乃ちゃん」「戦い方がロマンに溢れすぎてる」
公式でね、私とおりんをね、ゲームとかのモーション映像みたいな感じでシンフォギアの動画が作られてるの。大体20分ぐらい。
で、その編集全部じゃないですけど殆ど私がやったんですよ。
いやー、あの時はビビった、ビビりすぎて気絶しましたよ。うん、いつものことだネ!
ちなみに私の映像隠し撮りだからな!?ありがとう!多分意識してたら緊張で体動かない!でも次やったら盗撮でなんかもう色々と対処してもらう。
あと誰が「力の志乃ちゃん」だ!確かにパワーでゴリ押してる感あるけどこれしか戦い方わからないの!
ちなみにレーヴァテインと2人でのやつはやってない。
あれ、ちょっとした機密事項になってて公表されないらしい。まぁ、あんまり関係ないけど。
おりんはゲームを進める、主人公の「かずま」とヒロインである「はじめ」先輩である「さくや」後輩である「むつき」の4人がストーリーの主役、メインとなるキャラが章毎に変わり、そこでの行動の結果でエンディングが変わる。
『なんでカードが一枚も無いのにこんな強敵に立ち向かうんですかホント命知らずですよねこの主人公』
「ライブの会場で人質取られてノイズに突っ込んでいったお前が言うな」「ノイズを踏み台にした女」「ノイズにマウントを取る女」
凄いよねおりん。いつの間にかノイズの方行ってるんだから。尊敬しちゃうね(大嘘)。私の中での正義はレーヴァテインです。だれがなんと言おうと変わることはない。ちなみに居場所はダーク・おりんワールドだ。みんなもおいでよ(暗黒微笑)。
『気合で勝ちましたね……というかトランスデバイスシステムってシンフォギアと似てますよね、適合率で能力変わるとか……』
「そうなのか」「気合のなさそうなおりんは弱そう」「おりんは覚悟を決めると強いから…」
え…適合率で能力変わったりするっけ…。あ、でも立花さん腕のやつ変形するよね、よく。強そう(コナミ)。
覚悟…ねぇ…。
「?どうしたの志乃ちゃん?」
「なんでもないない」
お母さんが死んだって聞いたとき、「覚悟」はした。けど、その覚悟は、何に対する覚悟だったっけ。
『だからなんで「さくや」も初期状態でラスボスに挑むんですか、むしろ飛ばない方が強いまでありますよ』
「弱フォーム」「おりんも飛ばずに敵を倒せ」「格闘縛りをしろ」「ああ、ルート決まったぞこれ」
強キャラ特攻+飛ぶと弱い+基本フォームが最強。これは…!
これなんのルートになるんだっけか。トゥルー?バッド?
『えっ!?さくや!?』
「落ちたな…」「おめでとうトゥルールート入った」「初見でトゥルーに行くのか……(困惑)」
あ、トゥルーだったわ。だいぶ前にやったから忘れちゃったわ。
さて、おりんは一旦休憩らしい。あー、この配信見てたらこのゲーム久しぶりにやってみたくなってきた。
「志乃ちゃん私これやってみたい!」
「んー…」
いいのか…?これは教育上よくないのでは…!?
「…ダメ?」
「いいよ」
勝てなかった…レーヴァテインの上目遣いにはね…。
レーヴァテインの頭を撫でる。レーヴァテインは嬉しそうな顔をしながら私の顔を見る。
そういえば、最近体温上がってるんだよね。平熱が38度ぐらいになってる。…病気かよ。
いや、体調面には何も問題ない。単純に体温が高いだけだ。
でも、他の人に触れると少しひんやりするけど、レーヴァテインは「人肌に触れている」と感じれる温かさを感じる。
撫でられるのも嬉しいんだけど、撫でるのも楽しい。
……こういう顔を見ると、親は嬉しいんだろうね、お母さん。
『ただいまー』
お。おりんが戻ってきた。
「まて、その手に持っているものはなんだ」「ほう、冷凍焼きおにぎりですか。夜食にバランスもいい」
私はあんまり冷凍焼きおにぎり食べないなー…。カップ麺ばっか食べてる…。ふっ…健康的な食事なんて味気ないんですよ!(暴論)
『まぁですね、おにぎりでも食べながらラストスパート行こうと思いますよ』
「夜食配信だぁああ!」「帰った奴らー!帰った奴らみてるかー!」「女の子の食事を見れるとは夜更かしした甲斐があった」
変態が湧いてますねクォレハ…。…くっ…手に持つ焼きおにぎりを見るとお腹減ってきた…。後でなんか食べよ…。
『はむっ……ぐっ』
ん?
「は?」「えっ」「なんで…?」
なんか今ボリッという焼きおにぎりという比較的柔らかいものから発されてはいけない音が…。
『どうしました?』
「おりん……おまえ……」「そんなに思いつめてたのか…」「冷凍焼きおにぎりを温めない女」「冷凍焼きおにぎりを凍ったまま食う女」「冷徹女」
えぇ…(困惑)。焼きおにぎりは「焼き」が付いてるんだから温めるでしょ…。あったかくなったら大体の食べ物美味しいぞ!?いや冷たい方がいい場合もあるけど…。
『やりませんか?冷凍食品そのまま食べるのって』
「ええ……(困惑)」「ええ…(ドン引き)」「おりんお前…本当にお前…」「心配して損した」「冷凍食品を温めずに食べる国防女」「装者のエネルギー源」「じゃあ志乃ちゃんも…?」「草」「草」
オイィ!私に飛び火するのヤメロォ!私はあっためて食べるぞ!唐突な風評被害をヤメルォ!
『いつも配信の時の間食こんな感じですよ』
「今までもやってたのか!?」「まってスナック菓子かと思ってたんだが!?」「アイス食べてるのかと……」
えっ!?いつも煎餅かと思ってたあれ!?あれ冷凍焼きおにぎり(Ver.冷たい)だったのか!?ウソォ!?
『と、とにかくですね。続きやってきます』
「草」「草」「おりんの変なトコみちゃった……」「この国の行き先を憂う」「こんなのに守られてたのか」
こ ん な の。流石に草生い茂るわ。
最後の敵を倒してエピローグかと思いきや、始まる最終章、怒涛の展開、ヒロインとの敵対、世界の破滅、そして明かされる主人公こそが「2枚目のジョーカー」である事、ちゃっかり生きてた先輩。そうだよ!この怒涛の展開だよおりん!
『ああ、タイトル……ここで回収するんですか』
「タイトル回収」「おつかれ」「感動のエンディングだぞ、泣け」「おりんの冷凍おにぎりのせいで台無しだよ!」「感動を冷ます女」
そして全ての話題をかっさらっていった冷凍焼きおにぎり…。うん、まぁ…うん!(適当)
『これでトゥルールートはクリア、今日の配信はここまでにしたいと思います』
「おつおりん」「毎日冷凍食品を温めて食え」「明日も配信しろ」「冷凍食品を温めろ」
最後までダンゴムシ達は冷凍焼きおにぎりの話題で持ちきりである。気持ちはわかる。
さて、配信が終わった。寝ようかな…。
パソコンをシャットダウンして閉じ、ベッドで横になる。そして私の動きに合わせて、レーヴァテインもベッドで横になる。
そういえば、小さい頃お母さんにべったりだったな私…。そんなことを思い出す。
「レーヴァテインおやすみ」
「うん、志乃ちゃんおやすみ」
私はレーヴァテインを抱いて、布団をかける。布団はクーラーが効いていてひんやりしているが、抱いているレーヴァテインはあったかい。
私はレーヴァテインのあったかさに眠気をそそられ、眠りに落ちた…。
遅れて申し訳ございません
今週の日曜の分はちゃんと投稿します…多分。
紙に絵を描いて志乃ちゃんのギアのデザイン再構築してるんでそのうち見れるかも…です。