メディカルルーム立花さんに占領されとるやんけ…(心配)
立花さんが現在絶賛非常にやばい状態になっているらしい。
どうやら、融合症例?がかなり進行しているらしい。
最悪の場合、というかこのまま放置して、進行が続くと死んでしまうらしい。
これって、シンフォギアの影響…なんだよね。相変わらず聖遺物っていうのはよくわかんない。
それはそうとして…人が…しかも、一応関わりがある人が死ぬかもしれない、と聞くと、やっぱり怖いし、不安になる。
お母さんは突然死んだ。それは病気で死んだわけじゃない。突然、私の側からいなくなってしまった。
けど、立花さんは違う。前もって、死ぬと言われれば、それはそれで嫌だ。
だって考えてよ。突然死んじゃって一気に叩き落されるのと、死ぬとわかって死ぬ方向に進んでいくのじゃ、恐怖の感じ方も違うし、絶望感も違う。
…やっぱり、人が死ぬっていうのは良いことない。ハイパー陽キャで少し苦手だけど。
そういえば、最近加賀美さんもよくメディカルルームに来てる。それについてはよく知らない。他の装者の人にも伝えてないみたいだし、まぁ大丈夫でしょ。
それと私。熱があること言ったら検査されたよ!やったね!ちょっと怖くて緊張で泣きそうになったけど大丈夫!レーヴァテインいたし!
結果は適合係数?が上がってくるとのこと。
簡単に言えばレーヴァテインとの相性が更に良くなってるってことだよね。デメリットも熱が上がるぐらいだし、ギアの出力が上がるし、いいことづくめだね!
……まぁ、嫌な予感がするのはほっとく。
自室のベッドに寝っ転がる。前に比べて、ベッドがよりひんやり感じられる。
「しーのちゃん!」
「あいたぁ!」
レーヴァテインがベッドで寝転がってボーッとしている私に向かってダイブ。お腹の真ん中にクリティカル!流石に痛い(痛い)
「志乃ちゃん大丈夫?」
「あたたぁ…。うん、大丈夫大丈夫。レーヴァテインは?」
「平気!へっちゃら!」
………………。
あることを、思いついた。
「ねぇ、レーヴァテイン」
「んー?……どうしたの?」
さっきまで明るかったレーヴァテインの顔が、私の顔を見ると、少し固くなった。悲しい。
レーヴァテインに、聞きたいことがあった。
それを聞いたら、レーヴァテインの顔が、更に固くなって、悲しい気持ちになるのは、正直嫌だ。けど、今ここで聞いておきたい。
「もしもね?」
「うん」
「仮の話ね?」
「うん」
「もしものことだよ?」
「…うん」
怖くて本題の質問に中々踏み入れない。
けど、ここまで散々気絶してきたし、勇気を出す場面も断然増えた。ここで聞かなきゃ、女が廃る!
「……もし、私がこのまま死ぬって言われたら、どう思う?」
「…………」
立花さんが、このままだと死ぬということを聞いて、どうしても聞きたくなってしまった。
レーヴァテインの顔から、まだ小さく残っていた笑顔が消え、私の目をジッと見る。
その顔は、ホワホワとした幸せになれるような雰囲気ではなく、真剣で、私のことを見透かすような雰囲気だった。
いつも可愛い可愛いって思ってたけど、こんな顔もかっこかわいい。
「……それは」
「……それは?」
レーヴァテインが口を開く。
正直、答えを聞くのが怖い。
どんな答えなんだろう?甘く優しい?それとも…とても、キツい、辛辣な答え?
……やめだやめ、考えるだけネガティブな発想が出てくるだけだ。
「きっと、志乃ちゃんと一緒だよ」
「…!」
答えた瞬間、レーヴァテインの顔は、ほんわかした笑顔だった。
そうだよね。そうだよね。よかった。
「しーのちゃん!」
「レーヴァテイン!」
お互いにギュッと抱きしめる。気持ちいい。あったかい。やっぱこれだね。
レーヴァテインの答えに、私は心底落ち着いた。考えることが一緒なのは、嬉しい。だって、
((私はレーヴァテイン(志乃ちゃん)、レーヴァテイン(志乃ちゃん)は私))
((私が死んでも、レーヴァテイン(志乃ちゃん)がいる))
私はレーヴァテインの温かさを堪能した。
それからぽいぽい(意味不明)。おりんの配信。
『明日から学校に復帰するので、ちょぉーっと今日の配信で気合入れようと思います』
「おりん復学マジ!?」「おりんと生で会える子がうらやましい」「気をつけて行ってね、おりんを狙う奴がいるかもしれないし」「いやおりんに返り討ちにされるだろ」「国防少女やぞ」「そういえば志乃ちゃんは?」「既に復帰してるらしいゾ」「学校から配信しろ」「がんばって頭おりんから卒業しろ」
ファッ!?マジで!?ナイスゥ!!
コメントがうるさい。まぁ、気持ちはわかる。私もめっちゃ興奮してる。
これでようやく質問攻め→クッソ気まずい雰囲気から卒業だぜぇぇぇぇ!!
あれ?そういえばおりんと同じクラスだから私も巻き込まれるのでは?
……い、いや!気にするな!気にしたら明日学校行けなくなるぞ!
『じゃあ今日は「さやかの唄」をやります』
「あっ(察し)」「純愛ゲーや!」「開幕グロ肉やめろ」「おまえーっ!」「グロ注意やぞ」「リンク貼ってるから概要欄見て、察して」
許して(懇願)レーヴァテインいるからぁぁ!教育によろしくないのぉぉ!
ん?でももう既にBLとかやってるからそこまで影響はない…わけないわ。うん。ダメです!
コメ欄のダンゴムシ達も唐突な展開に阿鼻叫喚の図となっている。逃げ惑え…私とレーヴァテインを隠すんだYO!木を隠すなら森の中ってね。
えぇまぁ、コメントにある通り、グロ注意なんですよ、えぇ。
「レーヴァテイン大丈夫?」
「?なにがー?」
やだ…純粋!可愛い!けどここでこの純真無垢は危険!
「えっと…少々バイオレンスな表現が含まれていてね…?」
「?ばいおれんす?アマ○ンズ?」
「大丈夫なことはわかった」
アマ○ンズ知ってるならいいわ。もう何も怖くない(気絶しかけ)
ストーリーは事故に遭って後遺症で感覚がおかしくなってしまったバイオリン演奏者の少年が「人魚姫」と出会う…という話。
わかる?初見でこのあらすじを見たのときの感覚。やらなきゃよかった…(事後)
というか視聴者がドンドン減っていく。いいぞもっとやれ。この先の世界は君達には辛かろう。
うお…これで4万人も減って5万人に…。今タイトル立ち上げたところだからまだ減りそう。良くて3万人。
そういえば、このゲームR-15だよ。グロいよ。アマ○ンズ大丈夫な人ならだいじょーぶ!(意識朦朧)
『うわぁ…景色がグロ肉に見えるってキツいですね』
ん?わたしにはきれいなけしきにみえるなー!みえるなー!なー!(逃避)
「俺には普通にしか見えない…」「早速おりんが狂気に入り込んでいる」「はて病室にしか見えませんが(白目)」
コメントも阿鼻叫喚。阿鼻叫喚って言葉よく使ってんなこいつ。
正しい世界が狂って見え、おぞましい怪物が美しく見える。
『これがさやかちゃんですか、デザインが秀逸ですねぇ』
このゲームのメインヒロインであるさやかちゃんが登場した。
「ラスボスきたな……」「メインヒロインや!」「これが美少女に見えるなんて精神状態おかしいよ…」「おっそうだな(撲殺)」「冷凍弾を出せ……」
コメ欄がカオスに。ちなみに冷凍弾云々はEDの1つなんDA☆
『……私も孤独な世界でただ一つ美しいものを見つけたなら、惚れますね』
「翼さんのことかな?」「翼さんに惚れてるのか」「翼さんに告白しろ」「翼さんとコラボ再開しろ」「翼さん最近忙しいらしいからな…」
コメ欄に翼さんが大量発生。ゲシュタルト崩壊しそう(小並感)
でも、実際こんなこと言ったら翼さんのことにしか思えないよね。散々今まで翼さん翼さん言ってたからね。しょうがないね。
『いやいやいや、私は確かに翼さんの事は好きですけどそういう感情ではありませんって!』
「嘘つけ、コラボの時ウキウキだったゾ」「のろけ配信のログもある」「翼さんのただのファン」「いいや!よく訓練されたファンだね!」
コメ欄がおりんを追い詰めていく。いいぞもっとやれ。そのままフィニッシュだ!
『それにこのゲームの時に出す話題じゃありませんよ!知ってるんですよ!ヒロイン死別か離別か心中しかルート無いって!』
「あっ(察し)」「おりん……お前消えるのか?」「おりんは翼さん置いて死にそう」「不穏な事いうのやめろや!おりんはマジで命張ってるんだから!」「正直すまんかった」
うっ…忘れてた…。このゲームやったの結構前だわ…。
それにしてもヒロイン死別、離別、心中かぁ…。レーヴァテインがヒロインだったら…
…いや、考えない方がいっか。不穏不穏。よくないなぁ…こういうのは…。
>@風鳴翼【公式チャンネル】:おりんにとって私は遊びだったの!?
翼さん…それ公式アカウントですよ…(時すでに遅し)
というかなんでこのダンゴムシがワラワラいる石の下に来てるんですか…。
『いや、翼さんねぇ……遊びじゃありませんけど。誤解を招く事はですね』
「ここに塔を建てよう」「やば……」「翼さーん!翼さーん!見てますかー!フラーッシュ!」「キテル……」
おまいら荒らすなぁ!あーもうめちゃくちゃだよ…。
コメ欄は翼さんの登場により翼さん色に染められていく。でもこのゲームのコメとうまぁいこと混ざり合ってよりカオスになってる。なんだこれ。
辿り着いたエンディングは共に雪の中で手を伸ばし事切れる「ガラスの幸福」エンド。
『めっちゃ美しい、しんどい……』
私もこのルートのエンディングは大好きだ。最後に見える愛が、とっても美しい。
「俺達もつばおりで妄想したらしんどくなった」「翼さんは意地でも守れ」「ライブの時に翼さんを守る為に飛び出したおりんの映像で100回泣いた」「親友の為に世界にその身を晒した女」「一生世界の宝物」「一生翼さんの友達でいろ」
コメ欄はあいかわらずつばおりに染まっている。いいぞもっとやれ(適当)
配信が終わり、私はPCの電源を落とす。
「大丈夫だった?レーヴァテイン」
私はレーヴァテインに聞いた。
「うん!大丈夫だよー」
「よかった」
そりゃアマ○ンズ大丈夫なら大丈夫だろうけど。でもほら、心配になるじゃん?
それにしても…あのエンドは良かったなぁ…。
もし私が死ぬなら、ああやって死ねるかな?
まず初めに、投稿遅れて申し訳ございません…
いや待ってくれ、俺は悪くねぇ(前言撤回)
ものっそい忙しかったというか朝6時半起き9時半帰りは伊達じゃないです…疲労が
あと志乃ちゃん自身とレーヴァテインのギアのデザインは完成しました。描いてないけど
時間がなかったんや…許してクレメンス
次回も数週間かかりそうです、なので気長に待ってください