今なら負の感情でアークワンになる可能性が微レ存…?
「………………」
「………………」
「………………はい、これで終わりです」
「すっすすみません、ありがとうごっごさいます」
「いえいえ。数値は概ね正常値です。『レーヴァテイン』も安定してます。が、ギアの装着は今しばらく控えてください」
「はっはい!わかりましたァッ」
「……まだ、緊張します?」
「ち、ちょっと…」
医療スタッフさんは、それを聞いて苦笑いを浮かべた。
私はメディカルルームに来ています。理由は、私の体と、レーヴァテインの検査です。
小日向さんのギアの光に、ペンダントに走った亀裂…。未だ融合症例である私にどんな影響があるかは、誰にもわからない。私にもわからん(無能並感)
私もそうですが、立花さんに小日向さん…それに、加賀美さんも私と同じように検査を受けてます。ギアの検査は私だけですが。
そう考えていると思うのは、あの戦いで、一気に2つのギアが失われ、1つのギアが大ダメージを受けた。結果だけ見ると、凄惨なのがわかります。
…まぁ、立花さんはフ…マリアさんのガングニールを身に纏うようになったそうだけど。
メディカルルームのあるこの場所も、二課のものではなくなった。
二課が再編された「国連タスクフォースS.O.N.G」、その基地の中のメディカルルームに私はいる。
故に、私と加賀美さんは広告を解任されたし、加賀美さんに至ってはS.O.N.G所属ではなく、協力者という形になった。
……私?私はS.O.N.G所属です。ギアが無くなったわけではないし、纏えないわけでもない。
「志乃ちゃーん!」
「おぶえっはッ!?」
検査から戻ってきたレーちゃんが、私目掛けてタックル(AP800)してきた。タックルが…当たった!?
というかレーちゃん体の大きさ私と一緒だからダメージががが…。
「…あっ…志乃ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫大丈夫!じゃあ、帰ろうか」
「うんッ!」
ノイズももう出現しないようになった。ギアが半壊した私が、装者として出撃することは、もうないかもしれない。
お母さんが亡くなってから、ここまで本当に大変だった。よくわかんないうちに二課に連れて来れられて、ギアを纏って、レーちゃんと出会って…。実際におりんとも出会って…。
凄く怖いこともあったし、痛いこともあった。
けど…楽しかった。なにより耐久Eの自分の心が、強くなったのが嬉しい。
…気絶回数は減ったから……たぶん…。
『おはりーん』
「ウワッ!おりんだ!」
「おはりーん」
「タスクフォースから追い出された女」
おりんの配信見てます。まだレーちゃんは寝てます。
おりんがS.O.N.G再編の際に外されたことは公表されてしまい、今ではダンゴムシに弄られます。偶に私も弄ります。
直?無理無理カタツムリ。メンタルクソザコナメクジだから。カタツムリだけに………。
ちなみにあだ名は
「タスクフォースに入れなかった女」
「国連が最も恐れた女」
「終身名誉装者」
「世界の萌え声配信者」
「下克上を果たした女」
「ダンゴムシを率いるナメクジ」
「おばか」
足すその他。酷い言われようである。私については聞くな…。「バーサーカー」とか「聖なる泉枯れ果てた女」とか「アマゾン」とか言われてないから!本当だから!
…………おっと意識が。
『今日は耐久雑談配信、つまり私が飽きるまでやる』
許して。
「俺達を拘束するな」
「俺達を解放しろ」
「お前に逮捕権はもうないんだぞ!」
「自慢の拘束武器を乱用するな」
なんで君たちそんなネタが出てくるの?怖いよ?偶に掲示板見るけどアホみたいにネタが出てくるのはズルい。裏山…いやなんでも。
『まず最初の話題だけど、私の将来の話。政府のおかげで顔が売れたけど私自身、将来の夢とかがなくてどうしようかなーって思ってるんですよ』
「歌え」
「配信で生きていけ」
「芸能界に行け」
「カフェを開け」
「サバゲーやろうず」
「頑張って国連に就職しろ」
「広報に返り咲け」
「一生翼さんと配信しろ」
「国を作れ」
「うちでは養いたくない」
まともな意見どこ…?ここ…?
主は恐らく立川でゴロゴロしています。祈るからもっとお金出してあげて。
『現実的な答えを求めてるんですよぉーいくら財産が多少あるとはいえ、目減りしてやがては尽きるだけですよぉ』
「そらそうよ」
「国からせびれ」
「元は女子高生」
「親の脛をかじ……ダメだ、おりんの親は借金こさえるようなダメ親だったね……」
「聖遺物専攻で科学者になれ」
「おりんに科学者になれるだけの知能があるわけないだろ!」
やっぱアイドルだよアイドル。……いや、普通に配信してる方が面白いな…。やっぱ炎上系アイドルだったか…。今盛り上がってるもんね。
『まだ時間はあるとはいえ、悩ましいですねぇ』
「そうだ、学生生活に戻れ」
「勉強をしろ」
「勉強してやりたい事をみつけろ」
「進路相談室を使え!」
まともな案ktkr!…ん?でもうちの学校って…
『復学ですかぁ……めっちゃ陽キャだらけなんですよね……うちの学校……』
そうでした(白目)私は多分これのせいで気絶の再発が…うん?違う?あれぇ…?
「なんでそんな所に進学したんだ(呆れ)」
「元は陰キャ」
「たしかおりん女子高って言ってたから……あっ(察し)」
女子校は辛いよ。ネットよりガールズトークの下ネタのキツさがダンチ。
私はびっくりしたね。驚いたよ。
……別に会話に混じってるわけじゃないですよ?聞こえてくるの!(半ギレ)
…おりんの顔が暗い。そういえば、立花さんとかクリスさんいるけど、翼さんはもうあまり来ないんだよね。来るとしたら卒業式ですか…。
「しょげた顔をするな」
「翼さんの海外進出を思っている顔だ!」
「おりんの表情がわかり安すぎる」
「夢を応援してるといっても友達との距離が開くのは寂しいからな……」
なんだよ…結構みんな優しいじゃないか…!
騙されんぞ。いざとなったら掌ギガドリルブレイクな奴らだ。
学校で思い出した。立花さんとクリスさんはいいんです。だけど調さんと切歌さんが来るんですよね…後輩ですけど。
グッ…意識が…(ハザード並感)
「あっ!おりんの顔が死んでゆく……」
「陰キャに戻るな」
「草」
「草」
「草」
「今にも死にそうな顔をしておられる……」
草。おりんも色々あるんやなって…(他人事)
『世の中、ままならない事ばかりですねぇ』
「わかった気になるな」
「知ってる」
「でもそれだけじゃないだろう」
「それだけじゃない事をおりんは証明しただろう」
そうだよ(便乗)。おりんは世界に名を轟かせたし(不本意)、また何かを変えることぐらいできるよ。
『戦います……か』
頼む。頼むから主語をくれ。
「何を思いついた」
「間違いねえ碌でもねえ事だ」
「おりん、やるのか」
「嫌な予感しかしねぇ」
『私、有名配信者として世界のトップを取ります』
なんで?(純粋な疑問)
「草」
「草」
「草」
「そうはならんやろ」
「なっとるやろがい!」
「ようゆうた!」
「それでこそおりんや」
「英語を鍛えろ」
「英語だ!英語を覚えろ」
「変な声と変な叫びを出せ」
「歌とゲーム配信で世界を取りにいく女」
えぇ…。
……まぁ、いいか。それでも、私はついていくよ、おりん。
どれだけ遠くなっても。
今回でG編が終了ですね。
いやぁゼロワン面白いですね…。世間では色々言われてるようですが、自分は好きです。
質問感想等、色々お待ちしてますよ!