アニメ声クソザコリスナー装者の話   作:風峰 虹晴

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2週間も間を開けてしまい申し訳ございませんでした…
テストだったり母が臨月(尚現在も継続)でメンタルがボドボドになってたんです…本来なら今のような(メンタルとの)戦い方はしない!
しかしゼロワンの最終回みたりと色々メンタル回復したので来週からも継続させていただきます


GX
液晶越しの偶像


「ふんふ〜ん♪」

 

お母さんのお気に入りだったコップに牛乳を注ぐ。そして、それを電子レンジの中に入れる。

ダイヤルを回して時間をを設定して、スイッチ押す。すると表示された時間が、カウントダウンを始める。

ふふふ……なんやかんやで休みがあんまりなかったけど、今日の私は非常にフリーダム。実体のない炎である私を止められるものなどそうそう…。

 

「志乃ちゃん上機嫌だね」

 

「あっ、レーちゃん」

 

レーちゃんが隣に現れる。

 

「大丈夫なの?制限の方は」

 

「うん!大丈夫、本当に少しずつだけど時間まで長くなってきたから」

 

「…うん、そうだね」

 

神獣鏡の光と膨大なエネルギーを喰らい、ペンダントを軸にしないと実体となれなくなったレーちゃん。

しかし、そんなレーちゃんも着実に元に戻ってきていることが、とても嬉しい。

故に、棚から砂糖を取り出す手も自然と踊るものよ。

 

「そろそろ時間近づいてきてるけど大丈夫なの?」

 

「大丈夫大丈夫、その為にわざわざホットミルクなんて嗜好品を作ってるからね」

 

パソコンの画面には、数分前に作られたおりんの配信の待機所が表示され、コメントが待機コメントが流れていく。

 

今日の私はホットミルクの気分。普段は配信見ながら飲み物を飲んだりあんまりしないけど今日はたまたまそういう気分

耐久配信のときは流石に用意するよ?本当にいつ終わるかわかんないからね。めちゃくちゃ序盤で終わるとちょっとずっこけるけど。

 

「んふふ♪」

 

「……えっ、なに?レーちゃん」

 

「ううん、楽しそうだなって」

 

楽しそう…そう、そっか。

 

まぁ、ようやく、お母さんがいなくなる前ぐらいまでには、テンションは戻ってきたかな。

顔を少し、レーちゃんから逸らす。

そこには、仏壇。そしてその仏壇に置いてあるお母さんの写真は、とてもにこやかに笑っていた。

この前ようやく買ってあげた。突然消えてしまったお母さんが、ここにいたという証拠を残すために。

それに、お盆の時に帰って来れる場所が必要だからね。

 

ちなみにクリスさんと一緒にいった。司令には非常に申し訳ないことをした。しかし全く後悔はしておりません。

 

 

 

 

 

さて、ようやく配信が始まる。

 

『おりんりーん』

 

ファッ!?!?!?!?!?ア゛っつヅツ゛ッっ!?ア゜ーッ!?ホットミルクこぼしたァーッ!?

 

「はい!志乃ちゃんタオル!」

 

「レーちゃんサンキュー!」

 

私はいそいそと溢したホットミルクを拭く。うぅ…折角淹れたのに…。

パソコンの画面。そこに映るのはいつものおりんの服装ではない。聖遺物「イカロス」のインナーに、アームドギア。

かつての二課所属の加賀美詩織が、そこに蝋の翼を以て舞い戻ってきていた。

 

「えっ!?」

「シンフォギア着てる!?」

「ファッ!?」

「まずいですよ!」

「なんだこれは…たまげたなぁ…」

「なんで?(レ)」

 

なんで?なんで?なんで?なんで?くぁwせdrftgyふじこlp?

 

 

『正義の装者、イカロスが今日は戦争を止めて見せますからねぇ』

 

「正義(独善)」

「正義(暴力)」

「正義(個人の感想)」

「正義(独断と偏見)」

 

ひどい言われようで草。(やったことを振り返ってみると)しょうがないね(レ)。

ちなみに纏っていたギアはオーダーメイドで作ったものだと説明。あとで絶対に文句言ってやる。

 

今回おりんがプレイするゲームは「War Rider 4」のストーリーモード。

ざっくり説明。FPS、ストーリーはテロリストからの兵器奪還。

これでいいんだよこれで!こまけぇことはいいんだよ!要は撃って斬って最終的に屍の山の上で立っていたやつの勝ち。

 

『平和の為に作った技術がこうやって兵器利用されるのってやっぱ嫌ですねぇ……』

 

「おりんが言うと重みがやばい」

「シンフォギア纏いながら言うと不吉だからやめろ」

「道具は使い手と使い用だなぁ…」

「やはり拳では?」

「というかそれコスプレか!今来てびっくりしたわ!」

 

そういえば今同接どれくらいなんだろう。

……うわ、結構いるなぁ。やっぱりおりんも有名になったなぁ。

 

確かに、シンフォギアもそういう「利用される兵器」に類いされるんだよね。今は二課が管理してるけど、F.I.Sとかみたいにテロ行為に使われた経緯もあるし…。

そういう意味では、この「対隕石迎撃システム」と同じようなものだよね。

 

「でも、私は志乃ちゃんにしか使えないよ!」

 

「はいはい、ありがたいけど貴重な時間だから大事にしてね〜?」

 

「これは大事なことだから!」

 

やはり(自明の理)レーちゃんは可愛い。

 

 

『さて、ゲームスタートです。初期武器はアサルトライフルで行きます』

 

私は普段凸砂です。反射神経の精度を上げるためにはもってこいだよ!

まぁ、調子悪い日だと本当に戦犯になるけど…。

 

『序盤の敵なんてねぇ、大体的なんでここは強行突破して後ろから殲滅します』

 

迷いなく、障害物に隠れてやり過ごしながら、隙を見逃さず針を刺すように銃の引き金を引く。

やっぱりおりんはこういうゲームはうまいなぁ。私?私は音ゲーが得意だよ。

 

『フロア制圧、まあこんなものでしょう』

 

「イキりん」

「おりんのエイムが相変わらず早い」

「そらおりん歴戦だし……」

「†歴戦のおりん†」

「つよそう(小並感)」

 

『次のフロアは、シールド持って死んでる奴いますねあれ貰いましょうか』

 

「容赦なく追剥」

「バンデット」

「グロ死体に動じない女」

「追い剥ぎおりん」

「戦場を駆け抜けた女だ…心構えが違う」

 

羅生門かな?おりんは羅生門出身だったのか…キリギリスいるかな?

 

『階段の上取られてますね、シールド投げて直接キルしましょう』

 

「容赦ねぇ!」

「使えるものはなんでも使うのか…」

「冷徹女」

「見ろ、この冷静さを。これが本物の戦場を歩いた女だ」

「戦場を歩いてもそうそうそうはならん」

 

加賀美さんは確かに使えるものはなんでも使う戦い方でしたね。

 

「志乃ちゃんは剣をフリーダムに使いすぎだよ」

 

「えっ、あれ気にしてたの?」

 

だってリーチが足りないならケーブルでリーチ伸ばしてぶん回すしかないじゃん。その方が早いし。

 

『さて、通信が入りましたけどこれボス戦ですよね。作業重機が乗っ取られてるって』

 

「そうだよ」

「操縦席を狙うんやで」

「うそつけ無人機やぞ」

「ボスのアームは即死やぞ」

 

コメ欄の民度悪くなぁい?まぁ気持ちはわからんでもない。

こういうのはやはりW○ki先輩なんだよなぁ…。ソシャゲ攻略でお世話になりました。

 

『なんですかあの虚弱な足の付け根は、狙ってくださいっていってるようなものじゃないですか』

「草」

「こマ?」

「雰囲気に比べて脚部が貧弱すぎんだろ…」

「もう弱そう」

「多分雑魚だと思うんですけど」

「強敵やぞ」

「いやそうでもないです……」

 

あれ大剣で一気に折れそうじゃない?またシュミレーションで似たようなの出してもらおうかな?

 

「そんなシュミレーションデータあるぅ?」

 

「信じることが大事」

 

多脚ロボとかドヒャドヒャ動きながら超高熱複数チェーンソーとかあったしいけるいける。むしろなんであれあったんだろう…別に頼んでないのに…。

 

『とにかくアーム怖いので、懐入りまして……ってこれ格闘押せって出て……あっ』

 

「容赦無く破壊して草」

「たかが歩兵一人に破壊される重機の屑」

「味方の予算と資源を壊すための兵器かよぉ!」

「鉄屑」

「がらくた」

 

…これほんとに作る必要あった?図体のせいで隠密できないし歩兵1人に破壊されるしでクソ雑魚すぎるだろ…あ ほ く さ。

しかしロマンは捨ててはいけない。故に高出力のビーム砲…作ろうね!

 

『道中の歩兵とドローンの方が強かったですね……今日はこの辺りにしましょう』

 

「実際こんな事件が起きてもおりんがシンフォギア纏ってたら何とかなりそうですね……」

「おりんを対テロ部隊に編入しろ」

「ダメだろ、おりんは独断先行するタイプだ」

「つまりワンマンアーミーなら……?」

 

ちょっと言われすぎなんとちゃう?まぁ多少はね?しょうがないね?

だって何も嘘は言われてないんだもん…私だって確かにそう思う。

 

『確かに私は独断先行するので、本当にこういった事件とかを解決するのには向いてないかもしれませんね……こういうのはやっぱ専門家がいますので……』

「まあ元気だして」

「タスクフォースにはぶられた女」

「そのうちいい事あるって」

「というかそのシンフォギアのコスプレは許可貰ってるの…?」

 

あっ。

 

『はぁい、では今日はこの辺りで配信終わり!閉店!』

 

おりんが逃げた!?くっそぉ卑怯な!

 

 

 

 

 

〜この後通話にて〜

 

「加賀美さん」

 

『はい』

 

「許可は出たんです。えぇ、わざわざ私が取りました。気絶しかけながら」

 

『はい』

 

「けど真面目に許可は取ってください…普通に心臓に悪いです…」

 

『すみません…』

 

ちなみにおりんに電話かけるのにそこそこに勇気がある為、コールするのはレーちゃんがやった。




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