なんか予言の書が届いたのでGGO頑張ります   作:アイザック

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今後、意地悪な主人公は劇的に減ると思います。意地悪するタイミングが無いよね、うん。


ぴーけーの話

「わわわ私がPKをしてたなんて全員に証明できるはずが・・・」

 

「まず他のプレイヤーが気がついて居るPKの情報について話すと、小柄、ピンク、素早い、武器は恐らくP90」

 

「武器までっ!?」

 

此処が寂れたNPCの店で良かった。バレるとこだったわ。

別に武器を特定するのは難しい事じゃない、銃声には特徴があるし、そもそも目視した奴だって居るはずだ。

 

そう話すと、レンちゃんは顔を青ざめさせた。

 

「まぁ、だから、直接何も言われてなくても怪しまれはしてたんじゃないか?小柄だし、街いる時なんかフードしてるし。んで、俺が提案するのはPKはきっぱり諦めてモンスター狩り一緒にやろうぜ?って事。いや、やっぱ1人だとあんま楽しくなくてさ、PKはリスクあるし手ーだしずらかったんだよね。それにこのチビアバターだと何となく敬遠されるみたいでさ。パーティ組んだりしてくれないんだよね。だから丁度いい相手が居たなーって感じ」

そう一気に言い終える、だがまだ迷っているようだ。まぁそうだよねついさっきまでさんざん意地悪してきた相手だし。ここでダメ押し

 

「まぁ無理にとは言わないよ。でも悲しいなぁ、知り合いが晒し者になるなんて・・・」

 

あぅ・・・とまたも涙目になり、レンちゃんは首を縦に振った。

仲間確保。

 

 

 

P90を抱えてニマニマニコニコしてる姿を見るとまた奪い取ってやりたくなるが、努めて我慢する。流石に今度こそガチギレが入るだろうから。

 

俺ことアオハルは新規スコードロン

 

「スーパーカブ」

 

を作った。レンちゃんはなんか他の人とスコードロンを組んでいるそう。誰だろ。

 

スーパーカブと言うとオジサン達ならガソリンの古いバイクを思い浮かべるかも知れないが、そもそも「カブ」と言うのは、猛獣の子供、という意味で、小さくても力一杯!と言う意味合いを込めてバイクに命名されたそう。

 

チビアバターには丁度いい名前だと思う。今日の目的はモンスター狩り、しばらくは二人がかりで金策やドロップ狙いで狩りをして、主に俺の装備を整えさせてもらう。店売りUZIはしょぼ過ぎるんじゃ。

 

 

 

 

はい1週間経過。グチグチ言いながらも手伝ってくれるレンちゃんマジ天使。お礼にまたドロップしたルガーをプレゼントしといた、これめっちゃ楽しいよ?

 

この1週間狩り続けた成果は、20万弱のクレジットとプレゼントしたルガー。残りのドロップは全部売った。拳銃しか出なかったわ。

 

でもなんか・・・ドロップ率が良いんだよな。俺もまぁまぁリアルラックある方だと思うけど、レンちゃんがゲーム内で運に振ってるらしいからそのお陰かな?一つ一つは大した値段じゃないけど割と馬鹿にならない程にお金になった。3万位は拳銃で稼いだかも。

 

んでまぁ、クレジットは半々に分配。今は俺の新武器を探しに来ているところだ。レンちゃんも現実では花の女子大生(3日くらい前にポロッと言った)な事もあって銃には詳しくないようなので1人だ。

 

最近ずっとレンちゃんと行動していたせいか何となく新鮮だ。と言うのも同じ大学生であり、割と暇な時間が被っている。特に単体行動にも旨みはないし、レンちゃんもずっと付いてきてくれていた。さらにレンちゃんのクレジットを俺が奪い取った関係もあって懐事情は似たような物だ。レンちゃんはP90から浮気するつもりは欠片もないようで、『5万までなら貸してあげるよ』との事。有難いけどなんか罪悪感出てきますわ。俺PKしたし。

 

この1週間で随分仲良くなれたと思う。出会いは最悪だった筈だが何故か。

まぁ悩みの相談聞いてたりしたら懐いてくれた感じだ。悪い男に引っかかりそう(おまいう)

 

主に高身長なせいで辛いと言う話ばかりだったが。リアルの話出しちゃ行けないって言ってるのに、レンちゃん次々出してくるよね、天然なのかな。まぁネットの見ず知らずの人であるからこそ愚痴れることもあるんだろう。真剣な悩みのようなのでコチラもそれなりに対応した。

 

っと、話がズレましたな、とりあえず軍資金は貸してもらったのも合わせて20万。レンちゃんの武器P90はなんと25万のらしい。レア装備らしいしそんなもんなのかな?まぁ、それに劣るとしてもそこそこのアサルトライフルが買えそうだ。UZIの射程心許ないし。スコープないから安定して狙えるの100無いぐらいなんだよね、それもバレットサークルに頼り切って。

引き金を引いている間はバレットラインが出続けるらしいし、相手にバレていいことは無いだろ。頑張って武器自体に付いているアイアンサイトなんかを活用しようとしてる。でも動いてる奴を狙うのはまだまだ難しかった。

 

マーケットや店を回るがこれと言った物に巡り会えない。と言ってもルガーなんて言う他の人が持ってるのを見た事がないキワモノを使っているのだからメインもちょっと特殊な物を使いたくなったのが原因だ。普通の銃ならそこらじゅうにある、ダジャレじゃないよ。

 

中々見つからないキワモノ銃に少しだけ落胆しながらもまだまだ存在する店達を見て回る。

すると類は友を呼ぶと言うのか、特殊な武器を扱う人が多い区画に到着したようだ。普通の武器もあるが、今までよりも断然特殊なものが多い。銃口がいくつもついたリボルバーであったり、シールド・ガンなんて言う古い盾もあった。一応撃てるらしい、が高い。盾持って弾を弾きながら接近して殺すとかロマンだけど内容見てみるとただの鉄製だから貫通しそう。

 

しっかし何でもかんでも高いなぁ。まぁホントに欲しい人は実用性度外視で買うからこそこの値段なんだろ。

ネタ銃、ロマン武器、各種様々なものが置かれているが、流石にネタすぎる、ロマンすぎる。ちょっと変な見た目でもしてりゃいいな、位のにわかネタ愛好家にはまだ早い領域だったか。

 

そう思い、もう帰ろうかとした時1つの銃が目に入った。

 

 

13万クレジット

武器種(アサルトライフル)

Mx4(セミ・フル切り替え可能)

 

そんな表記。まず気になったのが安さ。アサルトライフルでその値段はかなり安い、かと言って骨董品のようなものでは無いし、新しげな見た目だ。その見た目がちょっと特殊なのも評価のポイント。

次にサイズ、かなりコンパクトだ。全体的に細いし。

最後にその銃の内容

 

Mx4

イタリアで作られた9×19mmパラベラム弾を放てるCx4の派生モデルの小銃。射程は落ちるが持ち運びなどは楽。元はサブマシンガンとして作られた。

 

9mmも放てる、これは重要だ。俺の持っている武器の弾薬は今のところ9mm・・・パラべラム?のみ。武器を色々持っときたい俺からすると使用弾薬の固定化は必要な事、こらそこ、普通に1つに絞れなんて言わない。

 

何故こんなにも安いのかと店主に聞いてみると。

 

人気が無いから、その一点だけだった。これは売れると思い仕入れたのは良いものの射程威力で純アサルトライフルには劣り、制圧力でサブマシンガンに劣り。器用貧乏と言えるこの銃を買う人は居なかったそうな。

 

俺が購入の意思を告げると店主は喜び、安値でマガジンも付けてくれた。有難い。そう言えばUZIはどうしようか、売っても所詮量産品の店売りらしく1万クレジットにも届かない。中古だし。一応持っとくか、万一この武器をロストしたら面倒になるし。

 

掘り出し物を見つけた俺はほくほく顔でレンちゃんと合流するのであった。

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