おんハピ♪に帰ってきました〜!
というのも、元々考えていたお話に矛盾や修正などがあり、陽毬ちゃん単体でのお話が良いかなーと思い陽毬プラスいつもの五人でお話が進みます!
では!
今回から陽毬編のスタートです!
何かと忙しくしておりますので、更新頻度はゆっくりめです(>_<)
流さんから不思議な話を聞いてから2日後の5月11日。
私は、ナノちゃんと共にひまりさんを待っていた。
と言うのも、いつも通り3人で学園へと歩いていたらひまりさんが忘れ物をしたらしく慌てて戻ったからだ。
「お、お待たせしました〜!」
玄関から飛び出すようにしてひまりさんが出てくる。
何はともあれ、忘れ物が見つかったのなら良かった。
「ナノちゃん、行こう?」
「・・・うん」
そう言ってナノちゃんは眠そうにしながらも頷き、私とひまりさんを合わせた三人で学園に少しだけ急いで行く。
遅刻……では無いにしても、いつもよりは大幅に遅れているに違いない。
「そういえば、ひまりさんは何を忘れたの?」
あんなに慌てて取りに帰ったくらいだし、何か大事なものだったのかもしれない。
そう考えて聞いてみると、答えは意外なものだった。
「それはですね〜、わたしのお弁当に入れるはずだったお箸を忘れてしまったんです……」
ナノちゃんのお弁当まで作ってくれているひまりさんなのに、肝心の自分の分を忘れてしまうなんて……。
もしかして、忙しかったのかな。
「ワタシ・・・・割箸・・持ってる・・・」
「ええっ、それなら素直に言えばよかったですぅ〜」
さっき家に取りに帰った努力が無駄になった……と言わんばかりのしょんぼりとした顔をひまりさんが浮かべる。
そんなひまりさんをナノちゃんが珍しく慰めていた。
それからしばらくして学園に到着した。
何人かの生徒と一緒に校内に入っていく。
私たち幸福クラスと、それ以外の組の人たち。
今考えてみると、私は成績も運動も得意ではないのにこの学園に入学出来ているのが不思議だった。
私の持つ不幸……それもただ雨に振られやすいってだけなのに。
「・・・・アヤカ?」
ナノちゃんの声にハッとする。
考え事に耽ってしまって下駄箱の前で私の動き自体が止まっていたらしい。
「ちょっと考え事して……ごめん」
「・・・いいの。はやく・・・・いこ?」
「そうです〜、急がないと!」
2人と共に教室へと向かう。
隣に居るナノちゃんは無表情、そしてひまりさんはニコニコしている。
いつもの変わらないのだけれど、こうして私のことを気にかけてくれる事が……なんだか嬉しかった。
教室に入ってから流さんと椎名さんと合流しても、私の胸の中には温かい物が残っていた。
そんなことがあった日の翌日。
いつもの3人で登校、しばらくして授業が始まった時だった。
一つ机を挟んだ右斜め……その席に座っているひまりさんが辺りをキョロキョロと見回していた。
何かあったのかな……気になるけれど、授業中だから声を掛ける事もできない。
ひまりさんの事が気になってしまい、黒板を見ながらチラチラと様子を窺う。
暫くすると、ナノちゃんがひまりさんのことに気がついたのか何かを投げる。
……白くて小さい、きっと消ゴムに違いない。
ひまりさんは消しゴムをわすれてたみたいだ。
ナノちゃんに助けて貰っていたし、きっと大丈夫。
そう信じて視線をしっかりと黒板に向けた。
私はその時、ひまりさんは忘れっぽいのかも……なんて考えていた。
……でも、この日を境にひまりさんのもの忘れの激しさは増していくように見えた。
さらに翌日は筆箱とお弁当を忘れてた。
ナノちゃんは自分のお弁当を作っている事で時間が取れていないと感じたのか、お弁当は作らなくていいと約束する程だった。
週明けの16日。
ひまりさんは裸足で家から出てきて、私とナノちゃんに指摘されるまで何も気がついていなかった。
教科書を忘れていたりもした。
これには流さんも笑うこともぜずに、ひまりさんを心配していた。
ひまりさんに何が起こっているのか。
私は考えはじめていた。
それでも何もわからないままその日は終った。
ひまりさん自身は何も変わった様子はない。
笑顔で明るくて、忘れ物をよくするようになった以外は一緒だ。
「ひまりさん……何が起こっているの?」
一人、帰り道にそうつぶやく。
私の頭の中はやっぱり混乱でいっぱいだった。
という訳で短めですが復活です!
次回、Luck.27 またあした
物忘れが激しくなっていくひまりん!!
これから巻き起こる波乱の展開に彩歌達は耐えられるのか!?