おんハピ♪ 〜Only Happy♪〜   作:赤瀬紅夜

7 / 38
Lucky.7 あなたと

更衣室で体操服に着替えた私とひまりさんは、身体測定のために体育館に入った所で恋ヶ窪さんと会い、一緒に測ることに。

その途中で、私の幼馴染の園池 菜野花(ナノちゃん)と再会する。

そして再会後、身体測定を終えて私たちが体育館を出た所から始まる。

 

「・・・き、今日は・・・・・ありがとね。」

 

未だ人見知りしているのか、ナノちゃんは言葉を詰まらせながらそういった。

 

「こちらこそ、ですよ〜。園池さんもこれからお昼も一緒に食べませんか?」

 

ナノちゃんの緊張を察したのか、ひまりさんがこの4人でお昼を食べないかと提案した。

食事を共にすることで、ナノちゃんとの距離を詰めたいと思ったのだろう。

 

「・・・・・・・。」

 

ナノちゃんが、ひまりさんの提案に無言になってしまっている。

 

「陽毬ちゃん良いですねその案! ボクも今日誰かとお昼食べたかったんですよ。」

 

恋ヶ窪さんも同意し、私はナノちゃんに聞いてみることにした。

私が聞いた方がナノちゃんも答えやすいのかもという考えもあったけれど、やっぱりみんなでご飯を一緒に食べた方が美味しくなるのだと、この前の土曜日の時のひまりさんの家でお昼を食べたからだと思う。

 

「ナノちゃん、みんなで一緒にお昼食べない?私も久し振りにナノちゃんとご飯食べたいし。」

 

「彩歌と・・・・・! うん、食べたい・・・一緒に食べる人もいなっかたし・・・。」

 

表情を少しだけ明るくして、同意してくれた。そんなにみんなと食べたかったのだろうか………?

 

 

「そうと決まったら、早速食教室に行こうか!アタシ、もうお腹空いちゃったよ…。」

 

そうみんなを促す様に、流さんが……って流さん!?

 

私を含めみんなが驚いている中、恋ヶ窪さんが口を開いた。

 

「ど、どうして流さんがいるんです!?」

 

さっきまで、というか身体測定の時点ではいなっかたはずだ。

 

「しーちゃん、どうしてかってアタシは身体測定を、個人面談の前にパパッと終わらせちゃったからね。」

 

どうやら流さんは先に身体測定を終わらせたらしい。

ひまりさんが少し涙目になって流さんに訴える。

 

「あ、あんまり驚かせないでください〜、わたし、怖いの苦手なんですから〜。」

 

びくびくと震えているひまりさんに多少引け目を感じたのか流さんも、ごめんごめんと謝っていた。

 

この中で、1人状況を理解していなかったナノちゃんに私が説明した。

 

「ナノちゃん、この人は砂川 流さんっていって私の友達なんだ。」

 

「そうそう、気軽に話しかけてね、これからよろしく!」

 

私の説明に乗っかる形で、流さんも自己紹介をした。

 

「よ、よろしくです・・・・・。」

 

私が相手じゃないとやっぱりコミュニケーション取るのは難しいかな…。

 

 

そして、私たちは1年7組の教室に戻った。

 

教室の中で机をいくつか繋げて、それぞれのお昼ご飯を広げる。

 

私とひまりさん、恋ヶ窪さんはお弁当で、流さんとナノちゃんはコンビニや購買で買ってきた物の様だった。

 

「流さんと、ナノちゃんはお弁当持ってこないの?」

 

流さんが焼きそばパンにかぶりつきながら、答えた。

 

「アタシはこの学園の購買のメニューが気になってね。」

 

ナノちゃんは小ぶりなサラダを食べながら答えた。

 

「ワタシは・・・そんなに・・量・・・・食べないから。」

 

少し恥ずかしそうにそう言ったナノちゃんに、ひまりさんがむッとなって話し始めた。

 

「もう、園池さんわたし達は食べ盛りなんですからもっと食べないとだめじゃないですか~。」

 

きっと家が料理店だからだろう。ひまりさんは純粋にナノちゃんのことを心配して言っているのだと思う。

 

しかし、そもそもですね~とひまりさんがナノちゃんに向かって説教(?)の様なものを始めた。

 

「ま、まあボクたちはご飯食べましょう……。」

 

という恋ヶ窪さんの一言で、私たち三人はお昼ご飯を再開した。

 

 

 

お昼の時間はもう終わり、一緒に食べていた五人で学園の部活見学を見て周ることにしていた。向かう部活は

ナノちゃんの希望で美術部がある、美術室となった。ナノちゃんは昔から絵とかイラストを描くのがうまかったし、きっとやりたかった事なのだろう。

 

その移動中の合間にナノちゃんが話しかけてきた。

 

「彩歌・・・明日から・・・・なぜか玉上に弁当作って貰うことに・・・なった。」

 

どうやら、ひまりさんにこってり説教されたようでしょんぼりしながらそう言った。ひまりさんは日本料理店のメニューを考えるくらいのお料理上手だったけれど、それ相応のご飯をしっかり食べてほしいという、気持ちも強いということなのかな…。

 

「まあ、良いことなんじゃない?ナノちゃんも前はもっと食べてたし。」

 

そうなんだけど・・・とナノちゃんが呟いたところで私たちは美術室の前に立っていた。

 

「えーっと、それで誰から教室に入るのかなー。とりあえずひまりん行ってみよーかー。」

 

そう言いながら、流さんが部室に入る様にひまりさんを促した。

 

「またそう言ってわたしにやらせようとするなんてズルいですよ〜ぅ。」

 

そう言いながらも、失礼しますと言って部室に入って行くひまりさんはやっぱり良い人の様だった。

 

ひまりさんがまず部室に入り、その後に流さん、私、ナノちゃん、恋ヶ窪さんと美術室に入って行った。

 

「ようこそ、美術部へって言っても特に何も無いけどゆっくりして行ってね。」

 

そう話してくれた髪を後ろでポニーテールにまとめた先輩に感謝を言おうと口を開きかけた時、私よりも早くナノちゃんが質問をした。

 

「ワタシは・・・この部活に入りたいと思っていますが・・・・・・週に何回・・行けば良いのかとか・・・・ありますか?」

 

 




〜次回予告〜

わたし、花小泉 杏っていいます!

今日は、小平先生に頼まれて次回予告?っていうのをやりにきたんだけど・・・・・そのタイトルが書いてあった紙を無くしちゃったんだ〜。

いつのまにか無くなってて、う〜ん、にゃんにゃんに追いかけられた時なのか、ドブにハマった時なのか、それとも川に落ちた時・・・?

分からないけど、みんなの為にも思い出さなくちゃ!

・・・

・・・・・

・・・・・・・

全然思い出せないや……。

次回、Lucky.8 んーと、わたしはすっごくついてるよ!

これで良かったのかなぁ〜。

あ!、あんなところににゃんにゃんが!

待って〜〜今行くからね!

ニャ---!

あぅー、にゃんにゃん………パタリコ

お相手は、何かいいことあったらハッピー!
花小泉 杏だったよ〜。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。