Undertale 落とされた人間   作:変わり種

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※どうもしっくり来なかったのでタイトルのみ変更してます。すみません...
お待たせしました。20話更新です


第20話 殺戮の悪夢

鉛色の空から舞い落ちてくる小雪。

 

薄暗い森の中には、生き物の気配がまるで感じられない。地面を覆う白と深い森の黒。そんな景色に時折混じる、灰色の塵。すべてのものに色がなく、異様な静けさが辺りを包み込んでいる。

 

(誰もいないのだろうか…)

 

僕は辺りを見渡した。ふと目に留まったのは、木の枝に引っ掛かったピンク色のランニングシャツ。恐る恐る近づいて手に取ってみると、胸のあたりにはひょうきんな犬の顔のイラストが描かれている。でも、その顔は真っ二つに切り裂かれていて、薄っすらと塵にまみれていた。

 

背筋にゾクッと冷たいものが走る。

 

うっかり手を離すと、シャツは塵とともに風に舞って飛んでいってしまう。振り向くと、その先には同じように塵にまみれた鋼の鎧が、バラバラになって転がっていた。さらにその奥には、地面に突き刺さったままの2対の斧。ぜんぶ、見覚えのあるモンスターのものだ。

 

僕は食い入るようにそれらを見つめながら、森の奥へとゆっくり歩みを進める。でも、目につくのはどれも塵ばかり。そして、それらと一緒にズタズタに引き裂かれた衣服が無造作に地面に転がっていた。先の方へ目をやると、塵は道に沿ってずっと続いている。

 

ついに怖くなった僕は走り出し、声を出そうと息を大きく吸い込む。その時、不意に足音が聞こえた。

 

見ると、ザクッザクッと強く雪を踏み締め、森の中を進む人影があった。色のない世界で目立つ、青地に赤の横じまの服を着た子ども。背丈はまだ小さく、木々の一番下の枝にも届かないほどだった。その瞳は前髪に隠れていて見えないものの、手には塵にまみれたグローブがはめられている。

 

(まさか…、こいつ)

 

それを見た僕はすぐに直感する。この子どもが、道中のモンスターを皆殺しにした張本人だと。胸が酷くざわつき、心臓が脈打つ。

 

その先には鮮やかな赤いマフラーを纏った1体のモンスターが立っていた。細身に長身で、白い特徴的な鎧のコスチューム。間違いはなかった。あれはスケルトン兄弟の弟、パピルスだ。彼の姿を見た人間は、ニッと冷たい笑みを浮かべ、その足を止める。

 

「よせ、やめろ…!」

 

もはや、黙って見てはいられなかった。この後に何が起こるかなんて、考えるまでもない。必死に駆け出して彼らのもとへと向かおうとするものの、思った以上に深い雪に足がとられ、まったく前に進まなかった。そうしている間にも、人間は一歩、また一歩と説得しようとするパピルスに近づいていく。

 

「くそ、なんなんだよこの雪!」

 

極度の焦燥感に駆られながら、僕は懸命に雪を漕ぐ。垂れ下がっている邪魔な針葉樹の枝を振り払い、ひたすら前に進み続けると、ようやくパピルスの声が聞こえるようになる。

 

「人間!お前に必要なのは導いてくれる誰かだ!誰かがお前に正しい生き方を教えてやらなきゃいけない!」

 

いつもの明るく朗らかな声で、そう呼びかけるパピルス。だが、人間は何も答えることはなく、相変わらずその瞳を前髪で隠したまま俯いている。それでも彼はめげることなく言葉を続ける。

 

「でも心配するな!この、PAPYRUS様がお前の友達、そして先生になってやろう!そうすればお前も真っ当な人生に戻れる!!」

 

真剣な面持ちで説得しようとするパピルス。それを聞いた人間は、何を思ったのかはめていたグローブを地面に投げ捨てると、パピルスに歩み寄った。でもその口元は、不気味な笑みで歪んでいる。

 

「パピルス危ない!逃げてッ!」

 

声の限りに僕はそう叫ぶも、彼らには何一つ届いていないようだった。近づいてくる人間に、パピルスは嬉しそうに手を広げる。

 

「仲直りのハグをしてくれるのか?ヤッホー!!俺様の指導がさっそく効いてるな!!このPAPYRUS様が、両腕を広げてお前を迎えてやるぞ!」

 

僕は叫びながら必死に雪を掻き分け、前に進もうともがく。でも、僕の声がパピルスに届くことはなく、そのまま人間は腕を広げたパピルスに抱きついた。パピルスも心から嬉しそうに、両腕を回してそっと優しく人間の体に抱きつく。

 

もしかして、和解したのか…?一瞬だけ、そんな淡い希望が心の中に沸き起こる。

 

でもそれは、すぐに粉々に砕け散った。

 

「やったな人間!これで俺たちはともd…」

 

僕の見ている目の前で、パピルスの首が宙を舞った。

 

呆然と立ち尽くす僕。瞬く間に塵と化して崩れ去った胴体から出てきた人間の手には、一本のナイフが握られている。無惨に掻っ切られたパピルスの頭は、そのまま地面を何度か転がった。

 

「あ、ああ、こんなことになるなんて…。だが…。そ…、それでも!俺様はお前を信じるぞ!お前はいい奴になれるのだ!たとえお前がそう思ってなくともな!俺様が…保証する…」

 

首だけになっても、健気にそう呼び掛けたパピルス。でも、その思いは彼を切り裂いた人間には届かなかった。ザクッザクッと雪を踏み締めて歩いてきた人間は、あろうことかパピルスの頭に足を掛けたかと思うや、力一杯に踏み潰す。ぐしゃっと音を立てて、パピルスの頭は見るも無残に押し潰され、塵と化した。そこに、一切の慈悲はなかった。

 

その場には、彼の白いコスチュームと塵にまみれた赤いマフラーだけが残される。

 

「お、お前…っ」

 

僕の心の底には、どうしようもないほどの無力感と激しい憤りが沸き起こった。

 

一方、人間は塵と化したパピルスの前にかがみこむと、クスクスと笑い出した。高く小さい無邪気な子どもの声。殺戮を心の底から楽しんでいるかのような愉快な笑い声。でもどこか、その声には言いようのない悲しみも混じっているような気がした。

 

人間はそのままふらっと立つと、こちらを振り向く。まるで、最初から自分がいることに気づいていたかのように。その顔はフリスクそっくりの細目で、感情というものが何も感じられなかった。僕はその姿に、底知れない恐怖を覚える。

 

「フ、フリスク?それとも、キャラ…なのか…?」

 

問いに答えず、張り付けたような無表情のまま、人間はナイフをその右手に握ったまま近づいてくる。

 

一歩、また一歩と後ずさりをする僕。ザクッザクッと、パピルスの頭を踏み潰した足で雪を踏み締め、なおも人間は近づいてくる。仮面でも付けたかのような、あの細目の無表情のまま。あまりの恐怖に息が荒くなり、顔が引き攣る。

 

「うわぁッ!」

 

そんな中、不意に雪に足を取られて僕はその場に倒れこんでしまった。すぐさま起き上がろうとするものの、見上げた時にはもうすぐ目の前まで人間は迫っている。もはや、逃げる余地はなかった。立ち止まった人間は、あの張り付けた無表情でじっと僕を見つめると、無言でナイフを振り上げる。

 

「…っ、やめて!お願い!命だけはっ!」

 

藁にも縋る思いで、必死に呼びかける僕。それを聞いた子どもはピクッと一瞬だけ、手の動きを止める。でもその時、声が聞こえた。

 

*ただのEXPだ

 

その瞬間、見開かれた瞳は血の赤に染まり、その顔は悍ましい狂気の笑みに満ちる。

 

降り降ろされたナイフが深々と胸を抉り、心臓を貫く。ぐちゃりという、肉が裂けて潰れる生々しい音が体の中から聞こえてきた。瞬く間に溢れ出すおびただしい量の鮮血。心臓からどっと噴き出した血が、内臓を血で溢れさせる。そのすべての感覚が恐ろしい程生々しく、そして鮮明に脳裏に刻み込まれる。

 

息もできず、まるで溺れているかのようだった。

 

(死にたくない。助けて…)

 

果てしない恐怖に溺れながら、僕の意識は遠のいていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、そろそろ起きろ。いつまで寝てるんだ?」

 

酷く呻きながら、僕は目をゆっくりと開く。すぐ目の前にはキャラが、相変わらずのあの笑顔で覗き込んでいた。ぎょっとした僕は、思わず飛び起きる。普通なら頭と頭が激突して大惨事だっただろうが、キャラの体は実体がないのですり抜ける。

 

「おいおい、大丈夫かい?だいぶうなされてたみたいだけど」

 

体中が冷や汗でぐっしょりと濡れていて、気持ちが悪い。すっと胸に手を当てると、当たり前だけれどもナイフは刺さっておらず、まったくの無傷だった。ぬるりとした生温かい血の感触も、肉を引き裂かれる痛みも、嘘のように消え去っている。

 

(なんて夢だったんだ…)

 

Gルートのフリスク。いや、()()をフリスクと呼ぶのは間違っているかもしれない。あれはもはや、悪魔としか言いようがなかった。モンスターというモンスターを皆殺しにし、パピルスをも無惨に手にかけた。それを、Pルートのフリスクと一緒に見るのは無理があるのだ。

 

それにしても、あの感覚は恐ろしい程に生々しかった。肉を抉って心臓を貫くナイフの感触と、そこから溢れ出す生温かい鮮血。それが胸の中いっぱいに広がって、溺れるように死ぬあの感覚。もう二度と、味わいたくはない。

 

胸に手を当てて未だに落ち着かない僕の様子を見たキャラは、最初の方こそ怪訝そうな顔をしていたものの、やがて納得がいったのか鼻笑いをしてこう言った。

 

「ははん。さては、自分が死ぬ夢でも見たんだな?」

 

「な、なんで分かるの?まさか、キャラがあれを…」

 

「人聞きが悪いことを言わないでほしいな、相棒。いくら私でもそんなことはしないし、君がどんな夢を見ようと私の知ったことではない。でも、その様子を見ればろくでもない夢を見たってことくらい、誰にでもわかるよ」

 

そう言われた僕は「ごめん…」と彼女に謝った。そして深い溜息をついた後、ゆっくりと話し始める。

 

「フリスクに殺されたよ、夢の中で。まあ、あれはフリスクじゃないだろうし、君でもない…、のかな。パピルスも殺されたし、他のモンスターもみんな殺されてた。たぶん、あれはGルートだと思う…」

 

「Gルートねぇ…。あれも、君らが勝手に名付けて勝手に殺しまくっているだけだけどね。君らがモンスターを根絶やしにするレベルで殺戮しなきゃ、私だって現れないのだから」

 

そうだった。別にGルートだからって、キャラが自分の意思で直接モンスターを殺しているわけではない、ましてや、フリスクだってそうだろう。全部、自分__Playerがコマンドを操作して殺戮に殺戮を重ね、物語を進めているだけなのだ。いくらでも途中で諦めようと思えば諦められる。サンズにしろ、最後のフラウィにしろ、Enterキーを押すまでは殺しはしない。全部、Playerがトリガーとなり、進めているのだ。キャラはあくまでも、その行為によって少しずつ呼び醒まされたに過ぎない。

 

つまり、あのとき自分を殺した人間はフリスクではなく、言うなれば自分ということになる。もっとも、自分で自分に殺されるというのも変な話だけれど。

 

それにしても、よくよく考えてみればGルートの悪夢を見るのはこれが初めてではなかった。Ruinsのトリエルの家で寝た時も、自分の意思とは無関係にトリエルを惨殺する夢を見ていたのだ。それがどう関係しているかは分からないけれど、偶然とも考えづらい。もしかすると、何か意味があるのだろうか。

 

「まあ、そこまで深く考えないことだね。所詮、夢は夢だ。現実で君が殺されたわけじゃないんだから、考えるだけ無駄なことさ」

 

そんな考えをちょうど遮るように、キャラが言った。確かに夢は夢かもしれないけれど、本当にそれでいいんだろうか…。僕はあまり納得がいかない風に彼女の方を振り向いたけれども、何か不満でもあるのかと言わんばかりにジッと睨み返され、視線を戻す。はっきり言って、怖い。

 

頭の中にはまだ悶々とした思いが残っていた。でも、キャラが言うように考えたからといって答えが見つかるはずはないのも、また事実だった。

 

「そうだといいんだけど…」

 

一先ずのところ諦めた僕は、小さくそう呟くとベッドから立ち上がった。

 

幸い、昨日散々苦しめられた体中の痛みはほとんど消え去っていた。歩くとまだ少し足が痛かったものの、この程度ならそのうちに忘れそうだ。部屋の中には相変わらず脱ぎ散らかされたサンズの汚い靴下が無造作に転がっていて、隅の方では紙屑やら本やらパスタやらが自然発生的に竜巻を形成している。正直、意味が分からない。

 

「こんな部屋にいたら3分と経たないうちに病気になりそうだな」

 

キャラがあまりの部屋の様子に毒を吐く。あれ、僕この部屋に一日近く寝てたような…。

 

でも、カーペットも全体的に薄汚い上、ゴミと靴下からは悪臭が漂う。流石にこれにはうんざり来て、部屋の外に出ようとドアノブに手を掛けた。でも、それを回しかけたところでふと、机にある引き出しの存在が気になる。本来のゲーム通りなら、この机の引き出しの中にはサンズの研究室に入るためのカギが入っているはずなのだ。

 

僕は少し迷った挙句、部屋の中へ引き返す。あの研究室に入れれば、ゲームの中でもはっきりとは分からなかった何かを見つけることができるかもしれない。でも、いざ引き出しの前まで来たところで、流石に勝手に開けるのは良くないような気もしてきた。いわゆる、良心の呵責というやつだ。

 

「今さら何やってんだい。開けないなら、私が開けてしまうぞ」

 

「え、ちょっ、キャラなにやって!?」

 

そこで後ろから囁くキャラ。あろうことか、今まで雪玉を固めて僕に投げつけたりしたのと同じ要領で引き出しを動かし、勝手に開けてしまったのだった。しかも、そこにあったのはカギなどではなく、どこかで見覚えのある巨大な青い顔。それがビックリ箱の要領で開けた途端に突然飛び出してきたのだから、すっかり驚いた僕は素っ頓狂な声を上げて後ろに仰反る。

 

そして、背中に何かがぶつかった。

 

「よう、人間。他人の引き出しを勝手に開けるとは、いい度胸だな。そんなに最悪な目に遭いたいのか」

 

「サ、サンズッ!誤解だよ、これは違う!キャラが勝手にッ…」

 

そこには、サンズが立っていた。今までドアを開ける音も気配も何もなかったのに、だ。

 

すっかり他人行儀な様子のキャラを尻目に、真っ青になった僕は必死になってサンズに謝る。もうあんな目に遭うのは御免なのだ。だが、サンズの右眼は早くも蒼い光を放ち、今にも攻撃を放つような勢いだった。後ずさりしようにも、後ろには先ほどの机。また重力攻撃で地面に叩き付けられると思った僕は、ギュッと目を瞑って攻撃に備える。思わず、体がガタガタと小さく震えた。

 

でも、いつまで待っても攻撃は来ない。恐る恐る目を開けると、目の前には真っ赤なケチャップがたっぷり掛けられたホットドッグがあった。

 

「怖がらせて悪いな。これをお前さんに食わせようと思って来たんだ。机を開けたのは確かに()()()にしちゃ過ぎてるが、()()()()()()()()()()()にすることにケチをつける気はねえよ。なんたって、あんぽんたんガキンチョのすることだからな」

 

「サンズ…」

 

僕はそっと手を伸ばすと、差し出されたホットドッグを受け取った。薄い焦げ目のついたパンの表面はカリッと香ばしく焼けていて、仄かに小麦の芳しい匂いが感じられる。これでもかという程に掛けられた濃い赤色のケチャップの下には、ソーセージ、ではなくふさふさとしたウォーターソーセージが挟まっていた。それを見て、少しだけ食べる気が失せる。

 

でも、この流れで食べないというわけにもいかなかった。それに、Ruinsを出てからろくなものを食べていなくて、正直空腹に耐え切れなくなってきたというのもある。

 

「ありがとう、サンズ。いただきます…」

 

そう言うと、僕はホットドッグに齧り付いた。別に僕はケチャラーではなかったけれど、一口食べただけで入信しそうな味わいだ。最初に舌を包む優しい甘みと、遅れて訪れるトマト独特のすっきりとした酸味。そして、微かに感じる香辛料のピリッとしたスパイシーな風味が、味にコクと深みを持たせる。

 

ウォーターソーセージも苦くて不味い野草のような味がするかと思ったけれど、ケチャップと相まってまるで本当のソーセージを食べているようにしか感じられない。まるで、狐につままれているような気分だった。恐らくこの地下世界の食材は、そもそもが地上のものと異なっているのだろう。食べた瞬間に体力が回復するのも、たぶん同じ理由だ。

 

「どうだ、美味いか?」

 

「うん、本当にとても美味しい。こんなホットドッグ、初めて食べたよ」

 

「heh…、そいつは良かった。一本、30Gな」

 

「へっ…?」

 

夢中になってホットドッグに噛り付いていた僕は、その言葉に思わず固まった。後出しで吹っ掛けてくるなんて、何て卑怯な…。もはや驚きを通り越して、呆れるしかなかった。

 

「冗談だ冗談…。そのホットドッグは俺からのプレゼントだ。()()()しただろ…?」

 

得意げにダジャレ披露するサンズに、流石の僕も呆れ果てて目が点になった。サンズは相変わらず何食わぬ顔で「heh…」と笑っていて、意に介していないようだ。

 

その後、ホットドッグを食べ切った僕は、用意を整えて部屋から出ようとする。あんな目に遭わされたからだいたい想像はできていたけど、サンズとの戦いで着ていたシャツは血まみれでボロボロになっていたらしい。でも、僕が最初に寝ている間にサンズが洗って直してくれたらしく、普通に着れるレベルになっていた。

 

手芸なんてサンズはやるのだろうかと思ったけれど、キッシュを作ったり、何気に手が細かいことをやっていることを考えると、あながち手芸ができても不思議ではない気がする。だからトリエルとも気が合うのか、と一人で勝手に納得したりもした。まあ、一番気が合うのはダジャレを言い合う部分だろうけれども。

 

Ruinsを出るときにトリエルからもらったマフラーは、幸いなことに戦いの途中で外れていたらしく、ほとんど無傷だった。あらかじめ肩から下ろしていたナップザックとともに、サンズが僕をこの部屋に運ぶときに一緒に拾って持ってきてくれたらしい。マットレスの横に置かれていたそれを拾った僕は、しっかりと首に巻き付けた。

 

「弟には、人間はもうSnowdinの街に着いたって言ってあるぜ。会いたかったら、街の西の方に行くんだな」

 

「うん、ありがとうサンズ」

 

玄関まで送ってくれたサンズに、僕はそう感謝を告げると、ドアノブをゆっくりと回してSnowdinの街に足を踏み出した。

 

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