零の家 リビング
蘭が家に入り、リビングには友希那先輩と鉢合わせてしまう
そして、今現在…
二人の目線には火花がチラチラと飛んでいた。
「美竹さん…貴方今日華道があるから
来れないと聞いていたわ?」
「あると思ってたんですけどね
今日ではなくて来週だと事に気がつきましてですね…」
「そうなの?」
「そうです
それに、なんで湊さんが零の家に居るのか説明してください」
噛み付く蘭は友希那先輩の目をしっかりと見る
それでも表者を一切変えない彼女は一言、蘭に理由を言った
「教科書を忘れたみたいで、それを私は零に届けに来ただけよ?
それに来る途中で濡れていたからここでシャワーを借りただけ」
「そうなんですか
…湊さん、いつから零の事「君」付けにしなくなったんですか?
学校で会うたび何度も口にしてたと思いますが?」
「あら、私だって君付けにしようがしないがは
私が決める事よ?
文句があるのかしら?美竹さん?」
「うっ…」
蘭が押されている表情をしていた。
零は考える。
どうしたらこの気まずい状況をかえるのかを
「(どうしよう、二人が落ち着きそうな物…
うーん?お茶…?)」
「あのー?
蘭、それに先輩」
二人は声を揃えて零に「何(かしら?)」
と口調を合わせた。
「丁度いい時間なんでお茶にしませんか?
ほ、ほらたまにも休憩も含むのもありかと」
『…』
「(何を馬鹿な事言ってるんだーー
俺はーーーー!?)」
「良いよ、零
お願い」
「え?」
「そうね、せっかくだし零にお言葉に甘えさせて貰いましょうか」
「(いいんかい!)
あー?じゃ持ってくるので少しお待ちを」
零は台所に行き、冷蔵庫の中身を確認する
中にはショートケーキやプリンなど入ってる事を確認し
トレイの上に乗せて彼女達の元へ運んでいく
「持って来ましたよ」
テーブルに置かれる
ケーキやポットなど起き、トレイを床に置いて零もその場に座る
すると
「あら?零?
座らないのかしら?」
「え?いやだって
流石に女の子の隣に男が座ったら駄目かなー?と思いまして」
「零、だったらアタシの隣に座る?」
「いや、聞いてたよね?」
「何を気にしてるのか分からないのだけど
そんなに駄目なのかしら?零」
二人の質問攻めにされて
零は戸惑っていた
「(どっちも座っても良いんだけど…どうしよ
友希那先輩の所に座ったら、間違いなく蘭に殺される
逆に蘭の所に座ったらそれはそれでどの道殺される気が…)」
冷や汗をかきつつ、考え込む零
二人の目線が零に向けられていて
その結果
「…だったら…」
数分後
ソファーをなんとか動かして繋げた零
真ん中に座り、左には蘭、右には友希那先輩が並び
共に零が出してくれた、お茶を頂く事になった
時刻は夕方の6時だろうか
あたりは真っ暗になっていた
「あら、もうこんな時間なのね?」
「そうですね」
「ん…帰るの?蘭」
「そうだね、明日も学校出し
そろそろあたしも帰るよ」
「そうね、それじゃ零。
私も帰るわ」
友希那先輩はソファの横に置いてあった鞄を持ち
玄関へ向かっていく。
「分かったよ、蘭。友希那先輩」
零はソファから立ち上がり
玄関へ向かうとすると背後から蘭に声を掛けられる
「ネェ?」
「!」
とっさに零は蘭の方へ向く
蘭の目からにはハイライトが消えていた
「…今後、湊さんを家に上らせないように…ネ?」
小さく呟いた声はとてもじゃないけど
こう、殺気を感じるような言い方だった
「…わかったよ…蘭」
恐怖に少し動揺した零
蘭と一緒に玄関まで見送り
二人とお別れを告げて帰っていった。
友希那サイド
「…美竹さん?」
「…なんですか?湊さん?」
その場で立ちどる友希那と蘭
なんだが雰囲気がいつもと違うと感じた蘭は息を飲むように
視線を彼女の方へ向く
「…あなたが零と付き合ってることは知ってるわ
…だけど、諦めなさい」
「…は?どう言う意味ですか?」
「…貴方の零は…」
ワタシガウバッテアゲルカラ ネ?
その瞬間、蘭は友希那先輩が零の事を狙ってる事を
今、初めて知るのであった。
すっかり間が空いてしまい誠に申し上げございませんでした。
今後もよろしくお願いします!