…始めます
零の家
「ん…今…何時だ?」
目をこすりながら時計を見つめる
針の刺す先には6時の時間が経っていた。
「…寝すぎたか…
わぁ…起きよう」
休みだからってお昼寝をしていたら夕方になっていたこと
良くあるなと思いつつ、俺は部屋を出て行き
リビングに辿り着く。
「…あれ?なんで?」
ふと、気が付いたのは。
昼前にはなかった、テーブルの上にケーキを入れる箱が置いてあった。
「…母さんが置いたのかな?
あとで連絡してみよう」
やることは、お風呂を、入れに行き。そのあとに
キッチンに行き、夕飯を一人分を作ることにした
今日は、親は親の友達と温泉旅館に行っているため
一日帰ってこない。
そのため、家にあるもので料理をすることになった。
「良し、出来上がり
っと、しまった風呂どうだっけ?」
急いで風呂場に行き
お湯を溜めていく。
だが、なぜか音が鳴らなかった。
なぜだろうと思い一度調べるが
どうやら設定をいじくったままの状態であり
すぐに戻した
「…ん?
そういえば1日家にいたけど、一度もいじった記憶ないよ…?」
記憶を振り返りながらも
あれ?どうだっけ?と考え込むが
結局は考えても時間の無駄と勝手に納得して。
キッチンに向かい、ご飯を頂くことにした。
数分後。
食器を片付けをしながら、TVの音を聞いていた
が。突然とTVが真っ暗に消えて、驚いた俺は
「えっ!?
嘘、切れたの?」
慌ててコンセントの方に向かうが。
切れているわけじゃなかった。再びコンセントをはめて。
テーブルに置いてあったリモコンをいじり
再び、画面に映像が映る。
「…まさかな」
片付けを終わらせて
俺は風呂場に向かう。
服などを全部脱ぎ始めて。
湯船に浸かる
「はぁ…1日寝てると身体がだるい…
それにしても…」
夕方から、気になっていた事を頭の中で考えていく
「(まず、ケーキの箱だけど
あれは母さんが置いていくわけじゃない
旅行に行ってるのに、家に帰って置くなんて不可能だ。
仮に連絡来るとしたら、親からメールがあるはず。)」
「(それと、二つ目は
風呂のリモコンだが、俺は朝から設定を変えたわけじゃない
それに変えたとしても音が鳴らなくなる設定まではしないはずだ
寝ぼけてて、設定をいじくったって可能性もあるが
俺は昼寝をしてたわけだから、わざわざ行く理由なんてない)」
「…まさか…誰か家に入ってきて
ずっと監視されてる…?だとしたら調べてみるしかないか?」
そう思い、風呂場から上がり
服に着替えて、早速部屋の中など調べる
何十分経っても見つからなかったため。
気のせいかと思い、一度ソファに座り込む
「…やっぱり気のせいだったのかな。
って…やべ、もうこんな時間か?」
ふと、時間を見ると10時の針が差していた
「寝なきゃな。」
そう思い、洗面台に向かい歯を磨き
廊下に出て、二階の部屋に戻ろうとした
その時だった
ガタッと、誰もいないはずのリビングから、音が聞こえて
俺はそっと、リビングに向かい。ドアを開け部屋を覗く
「…誰もいない…?」
恐る恐る、音を立てずに
部屋のあたりを見渡す。
…誰かの気配が感じるが。どこに隠れてるかなんて
そこまでは考えていなくて、すぐさま部屋に戻って鍵を掛けた
「泥棒だったら見つかった瞬間に殺されてるよな…?
…ってなんでそこまで考えずに自分の部屋に逃げ込んだんだよ俺」
今更後悔しても遅いと思い
しばらくして、ドアを少し開けて様子を疑う
ガタガタと走り込む音が聞こえて。
扉が開く音がした、どうやら犯人は
外に出たようだった。
「…出たかな…?
はぁ…なんか、疲れた。
今日は寝てよ。明日学校だしな…」
ベットに潜り
寝ることにした。
だけど…
ガチャ…と扉が開く音が聞こえて
俺は一瞬ビクッと震えていた。
「(嘘だろ…おい)」
少しずつこちらに近づいて来る恐怖に俺は
布団に包まっていた状態でいた。
もうだめだと、覚悟を決めて。
パシッ!と布団を取られて
俺は一瞬だけその人を見た。が
すでに何かに切られた感触が残り
下を見つめる。
「ぁ…ぁ…」
それは、自分の首から赤い液体が流れていた
痛い、必死に血を止める布を探したが。
どこも見当たらない。
そして、その人は俺を見て、一言何かを呟いた
「さようなら、零」
その瞬間、俺は意識を失った。
蘭の家
「うぁぁ!?!?」
「!?
ちょっと零?大丈夫?」
大きな声を上げて
隣にいた蘭までも驚かせてしまい
挙句には心配する蘭の姿があった。
「はぁ…はぁ…
いや、大丈夫だよ蘭
気にしないで」
「嘘、こんだけ汗かいてる
ちょっと待ってて、今、水持ってくるから」
そう言い残して、蘭は水を取りに部屋を出て行く
近くにあった自分用のタオルで顔をふく
「…なんだったんだろ…あの夢
それに、さようなら…ってどういう事だ?」
しばらく考えたが、そう簡単に
答えは見つからなかった。すると蘭が戻ってきて
ペットボトルの水をこちらに渡した。
「さんきゅ、蘭」
「良いよ。
それより大丈夫?」
「大丈夫ってさっき言ったけど
…そんなことより、俺ら何してた?」
「忘れたの?
一緒に勉強やろうって誘ったあたしがきっかけだった事」
「あー?そういえばそんなこと言ってたな…
途中で寝てたって事か」
「今日はやめにする?」
「そうだな、明日から夏休みだし
そうさせてもらうか。」
蘭は首を頷き
俺は帰る準備をして。
そのまま蘭の家の前で手を振り、帰っていった。
休憩回なのか書いている本人さえもわからない
次回に続きます