両手には、鎖見ないなもので縛られており
自由を奪われていた。
そんな中、俺の上には誰かが乗っていた。
零
「やめろ…日菜…!」
日菜は微笑みを浮かべながら、刃物を自分の腹を切る
見えてはいけないものが零の目にはっきり映り出す
腹からは生臭い…否
血が止まらない程、俺の上着にこびりつく。
日菜
「アハ♪、見てみて…アタシノ血だよ…零君!」
零
「ひ…な」
俺はただ名前を呼ぶ事でしか出来なかった。
その時だ、日菜が持っていた刃物が、俺のお腹にめがけて
突き刺し、腹をえぐるように腹わたを切り込む
零
「(!?!?)」
それは言葉が出ない程の衝撃で
そして、日菜はそのまま俺の上で倒れこむ。
日菜
「コレカラモズット…一緒ダネ…♪」
零
「(痛い…痛いッ!誰か…嫌だ…こんなところで…死にたくない…誰か…助けて…ら…ん)」
死にたくないと、気持ちだけで精一杯だった。
だけど、意識はだんだんと遠ざかっていき。
そして。
零
「(はぁ! はぁ!! はぁ!!!?)」
あ…死んだ…
零の家
零
「うわぁ!?
はぁ…はぁ…俺は…何を…?うっ!?」
俺は気持ち悪くなり、急いでトイレに駆け込んだ。
数分後
零
「(俺は確か、先輩とイルミを見に行ってた、それから誰かに襲われて、気がついたら先輩の家に居た。それから…それからどうなったっけ?てか、リアルで自分の内臓や、先輩の内臓を見てしまうって…それと、ここ…俺の家だよな?誰が家まで送ってくれたんだろ?)」
考えてるとキッチンの方から声がする
蘭
「起きたんだ、零。おはよう」
エプロン姿をした蘭が居た。
零
「蘭、おはよう。その前になんでここに?」
蘭
「覚えてないの?
昨日あたしが、零に忘れ物届けに来たら道で零が倒れてたから
家まで送ったんだよ?」
零
「そうだっけ?あはは、ごめん忘れてたみたいだ(あれ、イルミ見た後に先輩に襲われたけど、その後に先輩の家だったはず…え?じゃどうやって帰ってきたんだ?)」
昨日のことは自分でも覚えてない、家に帰るまでは覚えているのだが。
零
「ん?ちょっと待って、家まで送り続けたなら蘭、親とか心配してないの?」
蘭
「それなら、大丈夫だよ、父さんにちゃんと理由を言ったから。」
零
「そうなんだ…ふぅ…」
蘭
「?大丈夫?零
…それよりご飯出来てるよ?」
零
「え?あ。うん行こっか?」
食卓
蘭
「(良かった、いつもの零だ、あの人に何かされたかと思ってたけど、なんともなさそうだね)」
零
「うん、美味しい、凄いな、蘭。料理上手いよ」
蘭
「そ、そうかな。零が喜んでくれるとあたしも頑張った甲斐が…あるかな…」
零
「うん、あ、でも味噌汁になんの具材入れたの?かなり苦味感じだけど?」
蘭
「え?普通に味噌入れただけだけど?
変?」
零
「いや、変じゃないけど、…まぁ、たまにも変わった味付けしたんだろうなって思ってさ」
蘭
「そうだね、「変わった」味付けしたからね、気に入ってもらって良かった。」
蘭
「(あたしの血が混じってる、特製の血味噌汁味だけどね)」
次回もよろしくです