ログ・ホライズン ~わっちはお狐様でありんす~ 作:誤字脱字
何故かISのssより評価を受けているこのss・・・
アニメの影響かな?
〈黒剣騎士団〉
アキバの街の五大戦闘ギルドにして円卓会議参加ギルドの一つ。所属メンバーは180名と中規模ながら、全ての人員をレベル85以上で構成するエリート集団として知られる。“黒剣”のアイザックがギルドマスターを務めている。組織も組織図も一応あるが、だいたい団員たちのノリと気分で動いているためほとんど意味をなしていない。団が掲げるスローガンは「ガンガンいこうぜ」・・・要するに脳筋の集まりである
しかし、脳筋の集まりゆえに気前の良い廃人プレイヤーは多く、彼らは純粋に〈エルダー・テイル〉と言うゲームを楽しんでいる事が分かる良きギルドだ
・・・私も一度は勧誘を受けたが三下の下っ端が来たので追い返してしまった経験がある
・・・要するに私も脳筋だと思われたのであろうか?私は自分に素直なだけなのに・・・
「第12回!ドキ☆エルダー・テイル追加パック!~突撃!隣人のお宅~」著作者:くずのは
より抜粋・・・・
「ん~あの時、アイちゃんが来んしてたらコロリしてたかもしれんでありんすな。しかし・・・」
彼女は、コソコソと何やら話し合っている集団に目を向けた・・・
「・・・子供は考える事が純粋でありんすな~」
「パンツ神、馬に乗ってると危ないぞ?」
「わっちは歩きたくありんせん!」
「足元見えねぇだろ?・・・たっく、落ちてもしらねぇからな」
月が夜を照らす中、彼女は若き冒険者を見つめ微笑むのであった
ログ・ホライゾン ~わっちがお狐様でありんす~
やめて!キツネのやる気はもうzeroよッ!――HATARAKE☆(某決闘王
〈三日月同盟〉ギルドマスター〈マリエール〉主催であるバカンスもとい夏季合宿を行っていた新人プレイヤーに衝撃的な出来事が舞い込んできた
・・・幾千ものゴブリン達の進軍。
それは新人プレイヤーだけではなくベテランプレイヤーにとっても衝撃的な事であった
ゲームが現実になった今、山腹に無数のたいまつの灯を見た〈冒険者〉達は戦闘に巻き込まれる可能性がある事を悟り、強い緊張感と緊迫感を含みながらも〈円卓会議〉に席を置くマリエールの判断を待ったのであった
・・・そして通知されたのは、チョウシの街への移動
この通知はチョウシの町を救うという判断を下すのならば、仮にその判断を下したとしてもぐずぐずしていたら手遅れになる可能性はある為、ぎりぎりまで判断を保留するための移動だった
今回の作戦は〈アキバ〉の町での事柄とは規模も内容も全く違う・・・大規模戦闘なのだ
いくら〈円卓会議〉に席を置くマリエールとは言え、一存では解決出来ぬ事柄ゆえに慎重に作戦を練り行動する必要があるのだ。もともと作戦を練る頭もないのだが・・・
しかし、マリエールの心の中では既にチョウシの.町の防衛は決まっていた事なのかもしれない
チョウシの街を見捨てるという判断を下すならば、〈帰還呪文〉を用いてアキバの街へと戻れば事が済み、ゴブリンの進軍に対する作戦も他の〈円卓会議〉に席を置くものと練ることが出来き十分に対応できる・・・だが、マリエールはチョウシの町に足を向けることにしたのだ
言葉では「ぎりぎりまで判断を保留」とは言ってはいるが、チョウシの街の住人とふれあい、言葉を交わした彼女には彼らを見捨てることはできない、彼女はそういう人だから・・・
しかし彼女の思いは彼女のモノだけではなかった・・・
トウヤ、ミノリ、セララ、五十鈴、ルンデルハウス。この若き冒険者も同じ思いを抱き、チョウシの街の防衛を考えていた。そして考え付いたミノリの作戦・・・
・・・―――チョウシの街を守らない
ミノリの言葉は決然としていて、弟のトウヤでさえもその強さに言葉を失った
仲間達の誰しもが、ミノリの非情な言葉に、声を失っている。
ミノリはそんなみんなの表情を確かめるように見回したが、弾かれたように振りかえる。
「あ……」
「ん。ミノリっちも、勘が良くなったにゃぁ」
「勝手に悪巧みを始める若い衆はいないかどうか、おにーさん達が見回りにきたぜべいべっ!」
「我が輩達は年寄りなのにゃ」
「わっちは永遠の18歳でありんす!」
そこにいたのはにゃん太と直継そして狐。その後ろには距離を置いて、小竜とレザリックの姿も見えた
「直継師匠っ」
トウヤも反射的に背筋が伸びる。直継が礼儀作法について厳しい師匠だという訳ではないが、トウヤの側の意識の問題なのだろう。この歴戦の〈守護戦士〉(ガーディアン)の前に出ると、自然と背筋が伸びてしまうのだ。
「にゃん太さん……」
ちょっと困ったような表情のミノリだが、引き下がるつもりはないようだ。にらみつけるほどの視線の強さでにゃん太を見上げると「許可をして下さい」と頭を下げる。
「おう。にゃん太班長もパンツ神も、直継師匠も、ここは黙って行かせてくれるのが男だぜ」
「わっちは女でありんす!・・・ありゃ?神様には性別ってありんしたか?」
トウヤはミノリに並ぶ。
ミノリが何であんなに冷たいことを云ったのかは判らないが、きっと何か思いついたことがあるのだろう。シロエに憧れていたミノリだから、その後を追うために全てを学び取ろうとしていたミノリだから、必ずや打開の策を胸に秘めているに違いない。
そうであれば、トウヤはミノリを一人で矢面に立たせる訳にはいかない。
「許可も何も。〈冒険者〉は自由なのだにゃ。「わっちも自由でありんす~」・・・もし、本当に決めたのならば、例え相手のレベルが上だろうと、ギルドで世話になっていようと、貫く自由が〈冒険者〉にはあるのだにゃ。――だけどミノリっち。それはそれで、なかなか大変なのだにゃ」
何もかも心得たかのようなにゃん太の言葉にミノリは頷いている。
「わかりましたにゃ。夜は短い。――夏はさらに。パックも云ってることですから、急ぐとするにゃ。ね? ミノリっち」
にゃん太のそれを聞いたトウヤとミノリは視線を交わして、お互い拳を打ち合わせるのだった
◆
「さて、作戦を詰めていくか!」
直継の言葉にミノリを除く新人パーティーは首を傾げ、堪らずトウヤは疑問の声をあげた
「直継師匠、ミノリの作戦じゃダメなのか?」
「ダメじゃない、でもな、俺から言わせれば穴だらけ祭りだぜ?」
「ミノリっちもイイ線いっていますが・・・中身がまだ薄いですにゃ」
「トウヤ、私が考えたのは先に仕掛けて状況を同じにする漠然とした概要だけ・・・後方支援とか攻め方とかは状況判断に任せてしまうところが多いの」
「攻め方?状況判断?」
ミノリの考えた作戦は都市を守りきるのが不可能であるのならば、先行して叩きゴブリン達が身を隠す森林を逆に利用した夜間戦闘と言うなの先行奇襲なのだ
だが、策なしにゴブリン達に奇襲を仕掛けても数が多いゴブリン達には微々たるもの、むしろ返り討ちに会ってしまう可能性もあるのだ
「と言う訳で細かいところを修正していく訳だが・・・パンツ神達、任せた!」
「わっちでありんすか!?」
蚊帳の外と言わんばかりに林檎と戯れていた彼女は、いきなりの指名に耳と尻尾をピンっと立たせたのだ
そして直継の指名した人物を聞いてトウヤとミノリは驚きをあらわにした
「いやでありんす~、わっちじゃなくでもパンツ君とご隠居で決められんしょう?」
「俺らは奇襲組だからな、街の事も配慮するならお前に決めて貰ったほうが安全だろ?」
「嫌、メンドイ、しんどすぎ~。それにわっちは無理でありんす~」
「いや、だから『達』って言っただろ?パンツ神だけじゃ場を荒らして終わりだろ?」
「くーちに『くずのは』が加われば、鬼に金棒ですにゃ」
「でも嫌でありん 「林檎パイ10枚ですにゃ」もう一声ッ!「林檎酒3樽ですにゃ」・・・猫、地図とミノリの策を教えなさい」
「わかりましたにゃ、地図はシロエっちが――」
にゃん太はシロエの書いた地図を『くずのは』に渡し概要を話し始めた
そしてタイミングを見計らったかのようにトウヤとミノリは直継に詰め寄ってくる
「シッショォォウッ!なんでクー姉!?あり得ないだろ!?」
「クーさんが立てた作戦で大丈夫なんですか!?」
普段のダラケきった彼女を知る二人は烈火のごとく直継を問い詰めた
しかし、直継もトウヤ達が問い詰めに来る事は承知だったらしく苦笑いを零しながら答え始めた・・・
「信頼していいぞ?なんたってパンツ神達は〈放蕩者の茶会〉で、って〈放蕩者の茶会〉って知ってるか?」
「知ってるって!師匠やシロエ兄ちゃんが前にいたギルドだろ!?」
「ギルドじゃねぇんだけど・・・まぁいい、あいつ等はシロや俺が入る前に〈茶会〉にいた最古メンバーの一人でシロの前任者だ」
「えっ?シロエさんの前任!?」
ミノリは更に驚き、目を大きくした。シロエが〈茶会〉で参謀と言う役目をしていたのは、そこで話す直継やにゃん太に教えて貰っていた・・・と言う事は・・・
トウヤも気づいたようで驚き、彼女を驚愕な目で見てしまった・・・
「そんなに驚く事ねぇだろ?トウヤやミノリだって一度は『くずのは』に会ってるはずだぜ?」
「「!?」」
聞き覚えのない名前なのに会っているとは可笑しな話だが、彼らは思い当たる節があり、今度は2人揃って彼女を見つめしまった・・・
「え!?クー姉が『くずのは』?ッ!じゃあ!俺達の加入を後押ししてくれたのって!」
「ん、たぶん、『くずのは』だ。・・・言葉遣いが違っただろ?」
トウヤは二度、『くずのは』に会っていたので合点がいったと頷いているが、ミノリだけは「ロール?でも『達』って・・・まさかッ!?」と呟き、自分の中で結論を出し直継にさらに問いかけた
「クーさんって・・・二重人格なんですか?」
ミノリの出した答えにトウヤは今日で4度目の驚愕を味わい、直継は苦虫を噛んだような顔をしながらミノリの問いに答えた
「あ~・・・似たようなもんだけど、ちょっと違うのか?・・・まぁどっちにしろ、アイツから自分で言うだろ。だからそん時はちゃんと聞いてくれよ」
YESともNOとも言えない直継の答えに2人は困惑するが、自分達を救ってくれた事実は嘘でもない。
自分達を思ってくれる人を、大切な人を蔑ろにする筈のない二人は力強く頷くのであった
「っと長話が過ぎたみたいだな。じゃぁ、お狐参謀の作戦でも聞きにいくか!」
「「はい!」」
◆
時刻は、まだ真夜中前であろう――-
ミノリが発案し、彼女が肉付けした作戦が現在進行していた
ミノリ達発案パーティーと引率]役LV90パーティーによるゴブリンへの奇襲をかけ、着実にゴブリン達の連携を崩していたのだ
そして街で待機する〈冒険者〉も何時来るかわからないゴブリン小隊を抑える為に陣形を組んで今、その時を待っていたのだ
「あぁ~ん!みんな無事やろか?」
街の外の一角を数十の焚き火が照らす場所から少し離れた場所に本陣として組んだ簡易的なテント。その中でマリエールは今日で何度目かの心配の言葉をもらした
「大丈夫でありんす~、一応マリーは大将でありんすからドンと構えてればいいなし。・・・いざとなったらわっちが考え動きんし」
マリエールの隣では海岸で使っていたであろうデッキチェアに腰を下ろした彼女が林檎と戯れていた
「そうは言うけど・・・なんなん、この配置?」
今回の作戦において明確な詳細を聞いていないマリエールは首を傾げた。直継に訊こうにも「お前の頭じゃ理解できねぇよ」と呆れながらも言われ、只街に来たゴブリンを撃退すればいいとしか言われていないのだ
・ ・・その事で少しカチンと来たが状況が状況なので飲み込み、奇襲組を見送ったのだが・・・やはり、作戦内容が気になるようで、今回の作戦に携わった彼女に直接聞いてみる事にしたのだ
「ん~?二重雁行の陣でありんす」
「・・・えっと・・・がんこう?」
彼女の口から到底似合わない言葉が出てきたので思わず聞き返してしまった
「雁行の陣・・・本来なら長期戦には向かない陣形でありんすが、こちには火と奇襲がありんすからね~♪」
彼女にとっては十分に説明したつもりであったが、肝心のマリエールは申し訳なさそうに手を上げ「もちっとわかりやすく」と彼女に説明を促した
彼女は林檎と戯れるのを止め、そこ等に落ちている石を並べながらも説明し始めた
「ふぅ、いま私達はココ、焚き火の隣に居るわ。ここを本陣として一定間隔を空けて隊を斜めに配置して各部隊での戦闘領域を確保。さっきも言ったけど基本この陣形は長期戦に向かないわ、でも交代制で休息が取れるように雁行を二重にし前衛3後衛3のローテを組んだわ。そして「あぁぁぁぁ!あかん!」・・・なにかしら、マリエール?」
『くずのは』の言葉を遮り、マリエールは奇声をあげた。・・・なにやら頭から煙が出ているようにも思えたのはご愛嬌・・・
「うちがわるかったわ!くーちゃんが何言ってるのかかわらへん・・・いま、うちが聞きたい事整理するからちょっちまっててやぁ?」
手で顔を仰ぎながら目を閉じブツブツと呟いた後、マリエールは3本指を立てて『くずのは』に問いかけた
「陣形って言うんのはわからへんけど、みんなが安全に戦える環境を作ったって事で間違えあらへん?」
「戦場に安全はないと思うわ。でも、比較的に消耗は少なくなったわね」
彼女の答えに安心したと胸を撫で下ろし、指が3つ上がった手を見せて彼女に問い掛け始めた
「1つ、何でうちらだけ2人だけなん?2つ、あの仰山ある焚き火は?3つ・・・・なんであの子達を選んだの?」
指を全て下ろした彼女の顔は先月行われた、〈円卓会議〉に参加した時程の真剣みを帯びている
そんなマリエールに彼女は微笑みながら答えるのであった・・・
「マリエール、貴女は本当に素敵な女性だわ。傍にいる者を優しく包み込み奮い立たせてくれる『魅力』を持っている。そんな貴女だから私は貴女を好いているのね」
飾りも戸惑いも無いストレートな誉め言葉にマリエールは頬を赤めた
「いいわ、教えてあげる。1つ目、ココは陣形の要だからよ。」
「・・・要?」
「そう、ここを通るのは魔物を従えた欲が強い〈鉄躯緑鬼〉みたいな他種とは違う、新人達には荷が重い敵だわ」
新人達『には』と言う事は自分らで相手するには2人で十分な敵が来るということであった
「それやから2人だけやったのね。納得やわ」
「勘違いしているようね?ここは私一人よ・・・此方へ来る可能性は限りなく0に近いのだから」
「え!?」
マリエールは彼女の答えに驚き声を上げたが、彼女はと言うと、どこからかテーブルとグラスを取り出し、子樽に入った林檎酒を注ぎながら微笑んでいた
「・・・どういうこと?」
「2つ目、相手が先にやった事を真似たからよ」
ほのかに香る林檎の香りが自分の好みにあっていたようでウットリとした顔で続きを話す・・・
「ゴブリンは『火』を山腹で松明を灯し、こちらへの牽制に使った。なら私達も『火』を使い、この場所には大勢の冒険者がいると相手に虚像として示した。奇行な敵が居ない限り大きく戦力を減らす集団戦闘は避けたいと思うわ」
要するに、相手に此方の動きを明かし、戦闘領域を絞らす役目があると言うことであった
しかし、マリエールはある事に気づく・・・
「そしたら一方に仰山きて押さえきれないじゃないの?」
絞られた道になだれ込むように敵が集まり、敵の密集率が上がってしまうのではないと考えたのだ
彼女は林檎酒の入ったグラスを傾け一口、味わうとスッと山の方を指差したのだ
「ふぅ・・・だから、奇襲なのよ。本来なら二組ではなく三組にしたかったけど仕方ないわ。今回の奇襲は二つの意味を持っているの。1つ、先制攻撃による街の被害削減・・・そこは貴女でもわかるでしょ?」
「うん」
街の付近での戦闘ではなく、敵の懐での戦闘を行い街の被害を抑える・・・最初にミノリが言っていた作戦だ
「2つ目、敵の飽和作戦崩壊による戦力の分散化よ」
マリエールが頷くのを確認すると彼女は指を2つ立てて言葉を紡ぐ
「ゴブリン達は数で攻めようとする。そこを主たる直継達高LVパーティーが正面から叩き、戦力を二分化する」
「・・・・分かれた先には大勢の冒険者」
ここで焚き火の意味がまた活躍することになるとか思っていなかったマリエールは驚きの目を彼女に向けた
「しかし、焚き火は虚像でしかない。現状況からゴブリン達の考えは最低でも3つに絞られる。「正面突破」「大規模集団栓」「空いた片方からの進軍」よ」
事実上、選択肢は一つ、多数で攻めたいと思うゴブリン達は3番目の選択をすると彼女は確信しているのだ・・・持っていたグラスを更に傾け、林檎酒で喉を潤す
「・・・でもそうしたらセララや五十鈴、ミノリやトウヤは危なくらなへん?」
「・・・3つ目。あの子達を選んだ理由は『心』が強いからよ」
「・・・こころ?」
「そう、心は『思い』・・・『思い』は想像以上の力を与えるわ。私はあの子達の『思い』を買って選抜したの」
マリエールもあの子達が強い意思の元に行動しているのは分かっていた。けど・・・前の二つのように明確な理由がない為、どうも不安に思ってしまうところがあった・・・
「大丈夫よ、いざとなったら私がいくわ。」
マリエールの心を読んだと言わんばかりに彼女は、たった一言でマリエールの不安をふき取ったのだ
彼女が動く・・・一人動いたところでどうにかなるとは思えなかったけど、彼女の言葉は何故か心にスッと入り安心させてくれる。
「長話が過ぎたわね、そろそろ討ち零しが来るはずだわ。・・・他に聞きたい事はあるかしら?
空になったグラスに新しく林檎酒を注ぎながらマリエールに問う彼女・・・・
マリエールは気になっていた事はあった・・・作戦の事でも昼に使用した魔法の事でもない。でも・・・マリエールは聞かなかった。目の前で美味しそうにお酒を飲んでいる彼女は自分の友人である
「なんもあらへん!うちらもがんばらないとあかんね!あと作戦中の飲酒はあかんよ!」
「・・・前払いの味見よ。マリエール、貴女は他の隊を周りHPの回復に努めなさい」
「うん!」
力強く頷くマリエール・・・・その顔には戦場では見る事が出来ないはずの満面の笑みが浮かんでいた
―――〈アキバのひまわり〉は月夜でも光輝くのであった・・・
NEXT FATE/FOX 「君は本当の狐を知っているか!?」
20xx年x月上旬公開
・・・・・・・・・・・・・しないでありんす♪
FATE/FOX 「君は本当の狐を知っているか!?」
「・・・おまえは?」
月夜が蔵を照らす中、現れたのは一匹の狐・・・
「問うざんす!ぬしがわっちのご主人様でありんすか?」
そうマスター同士が殺し会う聖杯戦争がはじまったのであった・・・
「クラス〈キャスター〉・・・魔術師なのか?」
「NO!妖術師でありんす!」
ささいな誤解が大きな誤解を生み・・・
「キャスター!林檎ばかり食べるな!」
「ご主人は鬼でありんすか!」
敵対する事になっても・・・
「どうやら蜜柑派のご主人とは会い反れないでありんす」
「・・・俺も、お前が正しい食生活をしているとは思えない!」
願いは一緒であった・・・
「俺は・・・聖杯を破壊する!」
「わっちは・・・聖杯を破壊しんす!」
20xx年x月上旬公開予定!君は狐の目的を知っているか!
「・・・キャスター?なにをしているのだ?」
「幼女とprprしてありんす♪」
「シロウーー!助けてーーー!」
「イリヤぁぁぁぁぁ!」
TO BE CAME
・・・・しないでありんす♪