ログ・ホライズン ~わっちはお狐様でありんす~ 作:誤字脱字
現在、他のSSも書いている為、更新していませんでしたが、原作の方が進みだしたのでリハビリも兼ねて書いて行きます
他のssが主にシリアス面が多いので、このSSを書くのに辺りリハビリです
内容はヴァレンタイン。
アニメで放送されたオリジナルの話を元にしています
長くなったので二つに分けました
〈ココニアの実〉
お菓子や料理の原料となる食料アイテム
ハート型の形をしており、味は香り豊かでフルーティ、火を通せばほっくり甘みを持たせた味をしている
しかし注意点もある。まだ熟していない内に使用すると口の中に苦味が広がってしまう
そして、この食材アイテムの真骨頂は2月14日に使用すると料理スキルがない冒険者でも高確率でレベルの高い料理ができることだ。料理によるステータス上昇、回復効果は馬鹿に出来ないモノであり、2月14日にはココニアの実の値段は上昇するので早めに購入しておいた方がいいだろう
なぜこうなった!狐の錬金術師:上級編 より抜粋…
「今回の見出しはコレで決まりでありんすな~?しかし……」
彼女は書き綴っていたペンを止めると林檎に良く似た木の実…ココニアの実を手に取った
「ツッキーの時も思いんしたが、テキストフレーバーが意味を成す様になったいまぁ~、これは面白い事になりそうでありんすね~」
手に持ったココニアの実のテキストフレーバーに書かれた一文『特定の日に好きな人に食べさせると願いが叶う』と言う部分をなぞりながら、彼女は笑みを深めココニアの実に齧りついた
「ッ!?………苦くてホロ甘い……恋愛の味でありんすな」
彼女は歯型のついたココニアの実を親の仇と思う程睨み付け、窓の外に投げ捨てた
外から「イタッ!?」やら「ポイ捨て禁止祭り」など聞こえてくるが、彼女は知ったこっちゃないと懐から出した林檎で口直しをするのであった
ログ・ホライゾン ~わっちがお狐様でありんす~
Valentine dayとは本当は処刑遺功日で……狐は猫によって捕獲されました
水楓の乙女の初陣や遠征軍の帰還、裏ではシロエが資金集めを終えに北から帰還した事がまだ記憶に真新しい季節である2月……アキバの町は桃色の雰囲気に包まれていた
右を見てもハート、左を見てもハート……至る所に今日が特別な日である事を知らしめていた
そんなアキバの町を一組の男女…と言うか一組の雄雌が手に荷物を抱え剽軽に歩いてく
雄の方は両手に今夜の夕飯のオカズを持ち、雌の方は見せつけるかの様に大金を両腕に抱えていた
……だが、雌の方は雄に比べ不機嫌そうに顔を歪めてはいた
そんな雌を見かねた雄は気分を変える為にも話しかける事にしたのであった
「…くーち、そんな顔を歪めては幸せが逃げてしまいますにゃ?人間何事も笑顔が一番だにゃ~」
常に笑顔を浮かべている雄は、雌に言い掛けるが返答は鋭い視線と無言のプレッシャーのみ
足が止まり、下から横からと色々な角度から睨まれるにゃん太であったが、彼女のタメ息によって場の雰囲気が変わった
「……ご隠居は鬱陶しくありんせんか?」
「鬱陶しいとは……周りの雰囲気ですかにゃ?」
「うにゃ」
一つ頷いた後、彼女は歩みを進め続くようににゃん太も歩きだした
「何処も彼処もバレンタインで浮かれてありんす。おにゃごは、色気づいたタメ息をこぼし、殿方は期待が篭った視線をばら撒いてありんす」
「それほど今日と言う日は、男女の仲を進めるには特別な日ですにゃ。……普段、行動や言葉で伝える事の出来ない子に勇気が宿るにゃんだふるな日ですにゃ」
「そんなのは屁理屈でありんしょう?…なんともくだらん日でありんしょうか」
「くーちにとってはくだらなくとも他のみんなは違いますにゃ……それにバレンタインのおかげで一儲け出来たのではなかったのですかにゃ?」
そう言って、彼女の後ろを歩いていたにゃん太は彼女の横に並び、手に抱える大金に眼を移した
「うにゃ!これでシロエェェに林檎代を請求されても大丈夫でありんす!まったくチョロイ商売でありんした!」
「〈デザイナー〉ならではの特権ですかにゃ?…本来クエスト報酬でしか手に入らない〈新妻のエプロンドレス〉を量産するとは…」
彼女のやった事は至って簡単であり難しい事であった。……需要の波を読んだ商売
エルダーテイルにおいて料理を行うには〈料理スキル〉は必須条件であり、スキルを持っていない冒険者が料理を行っても謎のスライムが出来上がるのみ
料理イベントが発生してもスキルを所持していない冒険者にとっては興味があっても手が出せないモノへと変化してしまった……だがしかし、女性冒険者は今日この日、バレンタインだけは見逃せなかった
乙女が恋する男性に思いを告げる……その事が彼女達を燃え上がらせたのだ
くまのこになって料理スキルが所持できるアイテムを探し!探し!探した!
そして見つけたのだ!夢を現実にするアイテムを!
新妻のエプロンドレス(にいづまのエプロンドレス)
一時的なレベル低下と引き換えに、中級レベルの料理人スキルを得られる4年前にあった期間限定クエスト「キャリィの花嫁修業」のクリア報酬
全女性冒険者の夢を叶えたアイテムであったが、このアイテム自体が結構レアなアイテムだった為に値段は高額。なにより料理人系のサブ職を取らなくても調理が可能となる希少アイテムとして需要が高まっていたので市場に出回る絶対量が少なかったのだ。
その需要を上手く読んだのが、彼女であった
既に入手していたエプロンを解析・分解し、本物と変わりないエプロンの作成に成功したのだ
その名も……狐印のエプロンドレスッ!!
本来のエプロンドレスに狐のアップリケが付けられた本来のエプロンより可愛さが増したエプロンドレスなのだ!
後は簡単。書き上げた設計図をカラシンに売りつける、それだけ……
カラシンを選んだ理由はただ単に〈記憶の地平線〉本拠地から一番近い場所に本拠地を構えているから……
珍しい人物の来客に最初はカラシンも驚き警戒したが、彼女の差し出した設計図を見た瞬間に掌を変え、どこの商業ギルドにも渡してはならないと大金を積んでくれたのであった
「普段から今回の様に働いてくれていればウチのギルドも金銭的に余裕がでるというのににゃ~?」
「いやでありんす!働きとうないでありんす!」
「にゃにゃにゃ、お狐様の気まぐれだったと言う事ですかにゃ?……っと、あれはセララさんですかにゃ?」
「うにゃ~?」
ニャーニャーと二匹で鳴いていると見知った後姿が目に入った
二匹と一緒に〈ススキノ〉で共に生活した仲であり、大切な友人である小豆色をした髪の小柄な少女・セララは何やら露店の前で頭を傾げながら呻っていたのだ
露店の前で何を悩んでいるのかと気になったにゃん太はセララに話かけようとするが……駄狐の行動の方が早かった
「セラララララララララァ~!」
「きゃぁ!?」
手に持っていた大金をアッと言う間にストレージに仕舞うと、着物をバタつかせながら全力でセララに突っ込んだのであった
案の上、小柄な彼女では駄狐を支えきる事が出来ずに押し倒されてしまったが、駄狐はそんな事お構いなしと全力で頬ずりし始めたのであった
一方、セララはいきなりの事態に目を丸くさせたが駄狐の影から見えるにゃん太の姿にマズイ場面で出会ってしまったと顔を赤く染め上げた……決して駄狐の頬ずりのせいではない
「これこれ、セララさんの名前をミュージカルみたいに歌い上げてはいけないですにゃ」
「……うにゃ~」
いまだに暴走する駄狐の襟を掴み猫の様に持ち上げ、もう片方の手をセララに差し出すにゃん太は紳士の鏡と言って過言ではないだろう
「ありがとうございます!にゃん太さん!」
差し出された手を取り、お礼を述べるセララ。顔の赤みはさらに染め上っていた
「お二人は…買い物ですか?」
この二人が男女の仲を深めるデートをしているとは最初から思ってもいないセララは、当たり前の様に買い物をしていると思い、むしろにゃん太は兎も角、クーの方は恋愛と言う文字が全く浮かび上がらなく同時に仕事帰りとも考えられなかった為、選択肢が買い物しか浮かばなかったのだ
「そうですにゃ。吾輩は夕飯の買い出し、くーちはお仕事帰りですにゃ」
「くーさんがお仕事!?…明日は雪が降りますね!」
「そうですにゃ~」
「セラララは、買い物でありんすか~?」
雪が降ると言う件を否定しないまま、むしろ猫持ちのまま呑気に会話に交ざってくる辺り彼女の図太さを感じさせられるが、この二人にとって、もはや見慣れた光景とばかりに会話を続けた
「はい!私は、その~えーと……」
セララの声は次第に小さくなっていき、しまいには全く聞こえなくなってしまったが、目の前のココニアの実を見る限り彼女の目的を察する事が出来たと二匹は笑みを浮かべた
「ココニアの実ですかにゃ?ちょうどくーちとも話していた所ですにゃ」
「そうざんす。今日、ココニアの実をつこうた菓子を食わせんと殿方の暴露話が聞けると言うマジ!?ック!相手が夢でありんすね!」
「何か発音がおかしいですけど…そうですね!私も気になって見にきたんですけど……」
セララの視線の先には通常の3倍ほどに値上がったココニアの実が鎮座されていた
「今日は特に売れてますからにゃ~、在庫を全て売りつくすつもりにゃんでしょうね」
「明日には元の値段にもどりしょう」
「そ、そうですけど…今日中ににゃん太さんとクーさんに渡さないと…」
手をモジモジさせながら自身の手と自分達を交互に見ていくセララに二匹の笑みは更に深まった
「吾輩が…にゃんですかにゃ?」「わっちがなんでありんしょう?」
「ッ!?な、なんでもありませ~ん!」
二匹に詰め寄られた事によってセララの羞恥心は爆発し声を上げて走り去ってしまった
「…少しからかいすぎんしたか?」
「そうですにゃ~……セララさんから何が頂けるのか楽しみですにゃ~」
「そうでありんすな…あっ!こけんした」
二匹してセララの後姿を優しい目で見つめるのであった……
「そういうくーちは、作らにゃいのですかにゃ?」
「わっちのバレンタインは死んだでありんす」
……のであった
◆
ホームに帰宅するやいなや、にゃん太は料理の指南をしてほしいと五十鈴に捕まり、キッチンへ籠ってしまった為、暇を持て余してしまった彼女は外で日向ごっこを決行していた
慌しく外出していくアカツキとミノリを見送りながらも春の訪れをあと少しと感じさせる陽気にウトウトとしかけた頃合い、一つの影が彼女を覗き込んだ
「ねぇねぇ!くーちゃん!」
「ん~?なんでありんしょうか~?てっちゃん」
シロエ達の帰還と共にアキバの町へやってきた〈レリック〉の男、てとら
なんでもカズ彦と思われる友人の推薦を受け、シロエや直継の人柄に共感し〈記録の地平線〉に加入する事を決めたと言う
「んもぉう~!てっちゃんは辞めてよね!僕みたいな正統派美少女アイドルが『てっちゃん』とか親父臭い呼び名だとイメージ崩れちゃうよ!て☆と☆ら☆ちゃん!て呼んでよね!」
その性格は、自称アイドルと言うだけあって愛嬌があり表情豊か且つ陽気な性格で、〈放蕩者の茶会〉を思い出させる。しかし、同じ陽気でもカナミとは違い裏がありそうな……どっちかと言うと腹黒い雰囲気を醸し出している
「うにゃ~…んで、何様でありんすか?てとっちゃん」
「ん~…惜しい!こんどぉは、てとらちゃんって言ってよね!ほぉら~ワンモアプ「黙れ糞虫が」……わぁお!好感度急降下!?」
自意識過剰且つあざとい言動が目立つ為………悪く言えばうっとうしがられる事も多い
そして、彼女の沸点は低い為、てとらは速い段階で彼女の逆鱗に触れる事になる
「偽りの形でしか己を出せぬ者に興味など湧かないわ……目障りよ、消えなさい」
「んもう!そんな事ばかり言うと眉間に皺がよっておばさ「情報書換・対象てと」ちょちょよっと!怖いよ!?恐ろしいよ!?なになに、情報書換とか!?危険な臭いがプンプンするよ!?」
「ッチ!」
いつの間にか、自身を囲む様に魔方陣が展開されている事に気づいたてとらは、魔方陣からピョンっと抜け出し、冷や汗を掻いたとばかりに袖で額を拭った
「こっわいな~……本当にカズ彦さんが言ってた通りだよ」
「……カズ彦が何を伝えたか事が知れるわ。……それで要件はなにかしら?三秒で言いなさい」
「えぇ~!三秒とか「3…2…」はい!カナミさんはシロエさんの彼女なのですか!」
〈くずのは〉に急かされるまま、訪れた目的を口にするてとらであったが、逆に〈くずのは〉の警戒心を刺激するだけであった
「……なぜ私に聞くのかしら?」
「いっや~?実際に二人に一番近い所にいたクーちゃ「誰が名前を呼ぶ事を許したのかしら?」……貴女の意見が聞きたかったんです。……しゅん」
12月のアキバ討伐レイドで仲間を信じお互いに信じあえる絆の大切さを知った〈くずのは〉であったが、自分のお眼鏡にかかっていないモノに対しては、心底警戒し微塵の隙もださい
……まだ加入して間もないてとらは、〈くずのは〉のお眼鏡どころではなくブラックリストに載っている為、人一倍、てとらを鬱陶しく思っているのだ
だがしかし、このまま帰ってもアカツキやミノリ達に質問されるのは目に見えていたので、ココでコイツに話し広めてもらった方がいいと判断した
「……周りがどう言おうと私は…〈放蕩者の茶会〉メンバーは全員、カナミを愛していたわと思うわ」
「わぁお!カナミさんってやり「黙って聞くか、死ぬかどちらがいいかしら?」はい!てとらちゃん黙ります!」
話の間にちゃちゃを入れるテトラを睨み付け、口を封じると〈くずのは〉は語り出す
「愛といっても幾千の愛があるわ。敬愛・信愛・友愛そして…憎愛。例えマイナス感情から生まれるモノであっても私達はカナミを愛していたわ」
「愛、ですか……まるで僕みたいな「………」はい!てとらちゃんお口チャックします!」
尚もちゃちゃを入れようとするテトラに今度は無言のプレッシャーを叩きつけ、テトラの口を封じこめる
そして睨んだ視線はそのまま、〈くずのは〉はテトラに質問を問いかげた
「
「…え?
「私と貴女しかいないのに他に誰がいるの?とうとう頭まで腐ったかしら?」
「……てとらちゃん泣いちゃいますよ?」
「『愛』と『恋』の違いは分かるかしら?」
「あれ?スルーですか?……う~ん、『愛』は、ためらわないこと!『恋』は……欲情すること?きゃぁ!」
「そうね」
「まさかの正解!?てとらちゃん大成「頭まで腐っている事はわかったわ」……くすん」
まるでテトラの答えなど最初から期待していないとばかりにバッサリと切り捨てる
「『恋』とは相手に下心があり、生まれるモノ。蝸牛が言った様に欲情や金銭目当てでも『恋』はするわ。でも…『愛』には真心がある。偽りや飾りのない綺麗な心。ありとあらゆる事を曝け出しても相手を思う事が出来る気持ち……これが『愛』よ」
「でもでも~、『愛』していても欲情はしますよ?」
「愛し合った仲であれば欲情と言う一方通行な気持ちは出てこないわ」
「そういうモノですか~」
〈くずのは〉の言い分に納得いかないと首をかしげる
「シロエがどう思うが、第三者から見ればシロエはカナミに愛していた『敬愛』と言う名の愛を……それが自分の気持ちだとわかっていないから他人に無い事をいわれてしまうのよ」
ふぅっと息をこぼし〈くずのは〉は立ち上がった
「…これで答えは出たかしら?」
「ん~…なんか話をズラされちゃった気がしますけどぅ、シロエさんはカナミさんと付き合っていないと言う事はわかりました」
「えぇ、貴方の頭でそれだけ理解出来れば十分よ」
柄を返し、ホームに戻ろうとする〈くずのは〉の後ろ姿を見ながらテトラは呟く
「…でも『恋愛』って下心も真心をありますよね?この場合どっちに付くんですかね?」
テトラの疑問は〈くずのは〉の耳に届いたようで、振り返る事もせずに答える
「『恋愛』は互いに抱いた下心を損得なしに受け止める事が出来る感情よ」
◆
アカツキとミノリに挟まれギルド結成以来初となる三角関係に巻き込まれたにゃん太を二階から眺める二つの影があった
「……修羅場でありんすな、テトー」
「うん、修羅場ですね!ドキドキです!」
「ご隠居…気まずそうでありんすな」
「はい!ここはギャラクシ―ファックスズの出番ですよ!」
「なら…いくんすか?」
「えぇ、いきましょう!」
そして場をかき回す為、二つの影は修羅場に飛び込んだ……そして着地!
「この世に生まれた悩み・僻み・嫉みをリンゴ一つでビビッと解決!」
「例え白い車の友達に追われようと僕達はみんなの味方だよ!」
「リンゴ大好き!林檎大好き!I Love apple!アップルマスター!クー!」
「みんなの声援が僕の力になる!ギャラクシーアイドルてとら!キラ=☆」
「「ふたりはギャラクシーフォックスs!!!」」
「「「・・・・・・・・・・・」」」
某変身ヒーローの二人の如く、キメボーズを決めて降り立つ二人に三人は無言と言う冷徹な対応を見せるが、今この時、二人には
しかし、駄狐は止まらない!
「共同で作ればよいざんす~」
「え!?いまの流れでそれですか!?」
空気をガチで読まない狐に思わずミノリはツッコミを入れるが、当の本人は着物の袖をパタパタと振って名案だ!とばかりに小躍りをしている
このまま放置していてもいいが、二人の間に挟まれたにゃん太はただえさえ気まずい雰囲気を更に悪化させる二人を止める為にも現状を説明し退出してもらおうと考えた
「しかし、〈新妻のエプロンドレス〉は一着しかないですにゃ」
「ご隠居、ボケたでありんすか?わっち持っているでありんすよ?」
「でもくーっちの〈新妻のエプロンドレス〉は、分解して……あぁ、そうでしたにゃ」
思い返したとばかりに手を打つにゃん太を不思議そうにアカツキとミノリは見つめるのであったが、彼女が取り出したモノに対する対処は尋常ではなく速かった
「とぅるるんるぅ~ん、きつねじるしのえぷ~「老師!ご教授のほどよろしくお願いします!」ないでありんす!な、な、な、ないでありんす!」
「落ち着いて!アップルマスター!犯人は………この中にいるん!あは」
手に持っていたエプロンが突然と消え、慌てる彼女にテトラは、体は子供、頭脳は大人を自分なりにアレンジして悪乗りするが、三人は一向に構ってはくれない
そう、彼女達は遊んでいる暇はないのだ。既に彼女達の戦いは始まっているのだから……
NEXT テメェの本音を曝け出せ!でありんす
いまさらですが……
EX → くずのはの過去
いーえっくす → クーのお話しとなっています
本当はバレンタインデーに間に合わせたかった…