ログ・ホライズン ~わっちはお狐様でありんす~   作:誤字脱字

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お久しぶりです、初めまして、祈願です
書かせて貰っている小説が一つ完結したので改めて執筆を始めました

長い間お待たせの方、はじめましての方……楽しんで頂ければ幸いです

しかし、この章は基本的に少年組達がメインなので駄狐がでしゃばるのは後半からになります

これからもよろしくお願いします


『4』く『4』く…わっちの出番が…

〈サザンの町〉

現実世界の神奈川県茅ヶ崎市にあたり、ご存知かもしれないが〈エルダー・テイル〉の作者の一人に熱狂的なサザンのファンがいた為、この町がサザンと名付けられたのは有名な話である

 

港のシンドバットと異名を持つほど陸海の交易と漁業により成長した、付近では比較的大きな〈大地人〉拠点となっており、夜には何処からか音楽が聞こえてくるほど音楽が根付いた街だと言えよう

 

私個人では、港のシンドバットよりもサウスポーの方が好きである

わーたし、ピンクのサウスポー♪……

 

 

「カマンベールチーズ・ゴーダチーズ・セカイチーズ」著作者:くずのは

より抜粋……

 

「些か紐しい中身になりんしたが、これっと言って書く事などありんせんから仕方ありんすね?しかし……」

 

持っていた筆を口に咥えながらも彼女は本を閉じ、視線をこの世界では初めて行く音楽が奏でられている舞台へと視線を向けた

そこには陽気に歌う弟子と愛でるべき存在が酒場の脚光を浴びながら、とても楽しそうに音楽を奏でていたのだ

 

「まことに楽しそうに歌いんすぇ。リンリン♪」

「そうですにゃ~…ちなみにシンドバットもサウスポーもサザンとは関係ありませんにゃ」

「ご隠居ッ!シ~!でありんす!これ以上わっちには書けんせん!」

 

猫と狐の言い争いは舞台に上がった彼女らへの喝采で掻き消されるのであった……

 

 

 

 

ログ・ホライゾン ~わっちがお狐様でありんす~

 

問おう!そなたがわっちの林檎でありんすか? →YES →NO →あっぷる~ん

 

 

 

 

 

彼女らの演奏に〈大地人〉は皆、興奮した面持ちで聴き入り、自然と喉を潤わせる為の酒類の注文は増えウェイトレスだと思われる娘が顔を真っ赤にして狂ったように酒を運び回っていた

そんな様子を彼女とにゃん太は、少年組に気づかれない為にも二階のテーブルで窺っていた

 

「にゃにゃにゃ…みなさん楽しそうですにゃ~?」

「娯楽と云う文化がありんせんからね?声を震わせ、楽器を奏でる……その行為みなが〈大地人〉にとっての娯楽と云う事になるんでありんしょうぇ。 ねぇちゃ~ん、アップルパイ追加でありんす!」

「はぁ~い!」

 

テーブル上のアップルパイを全て食べ終えた彼女は追加のアップルパイが届くまでの口休みとばかりに、にゃん太が食べていた魚のソテーを摘みながら林檎酒を煽った

 

「アキバを出てから3日……順調に旅は進んでおりますにゃ」

「でありんすからいったではありんせんか、過保護だと。」

 

トウヤたちが辿ってきた道は付近の住民から〈西への街道〉と呼ばれ、付近の住民にとって街道と言えば他にはないほどの交通量を誇るヤマトの大動脈である。そんな大勢の人が行きかう街道を通って来た為、戦闘と言う戦闘は起こらず合ったとしても低レベルのゴブリンと遭遇する程度であった

 

「ですにゃ、旅はまだ始まったばかり何が起こるか判りませんにゃ?」

「初日みたいにリキャスト時間を間違えなければ問題ないで「お待たせしました~!アップルパイ3人前で~す♪」むしゃむしゃむしゃ…」

 

追加で届けられたアップルパイとウェイトレスのトレーから奪うと彼女は言葉の続きを言わないんまま食事を再開し、一枚目をきっちり完食してから言葉を続けた

 

「大丈夫でありんしょう。しかし、こなたの盛り上がりはトーヤン達には毒でありんすぇ。 いかほど〈冒険者〉だとは言えこなになごー、少年少女にうたわせるのは些かマナーがなっていないでありんすぇ。」

「まぁまぁ、大丈夫ですにゃ」

 

立ち上がろうとした彼女をにゃん太は手で制し、視線をカウンターの内側で険しく顔を歪めた老人へと向けた

 

「そう思っているのは吾輩たちだけではありませんにゃ。いくら陽気になろうとも子供の事を考えている大人はいますにゃ。ほら」

 

にゃん太の言葉と被るように顰め面だった老人が立ち上がり「今日はここまでだ、みんな疲れているし、明日も仕事がある! 帰れ、帰れ!」と少年組を解放するように声を掛けていたのだ

 

「我々とは違う人々と関わるとこでセララさん達は大いに成長しますにゃ。それに……吾輩たちは陰ながら見守るのが目的ですにゃ」

「そうだとはおもいんすが~……」

 

酒場の客に惜しまれながらも二階の宿屋へと上って行くいく彼女らに見つからないように、アップルパイで顔を隠し、横目で追いかけ彼女らが部屋に入ると机に顎を乗せ、手も使わずにアップルパイを端から齧っていく

にゃん太に行儀が悪いと嗜まれるが、知った事ではないとばかりに食べ続け、今度は空いた手で尻尾を弄り、中から紫色の水晶を二つ取り出した

 

片方の水晶には先程の興奮が収まらないのか三人の少女が、笑い声を含みながらガールズトークを行っており、もう片方は武器の点検なのか小手を磨いたり太刀を手入れしていた

 

「こそこそいでいんすのは性に合んせん」

「にゃにゃ、ここは彼らの成長の為だと思い眼を瞑って欲しいにゃ……ですが、その水晶はしまってくださいにゃ?」

「あい」

 

折角、取り出したのにと力なくにゃん太を睨み付けながら彼女は二つの水晶を尻尾の中へと戻したのであった

 

 

 

 ◆

 

 

 

翌朝ミノリ達はサカワ地方へと向かっており、地球世界で言うと小田原を含む平地、この辺りは水が豊かな農業を中心とした地帯である為、〈大地人〉の小さな集落が点在して主に米や麦を作っている

エネミーの種別は自然系中心で、野犬や猪、植物モンスターが多い。しかしそれらも森や山間部に生息している。平野部や農村が絶対的に安全というわけではないが、相対的に遭遇モンスターのレベルは低いし、頻度も少ない比較的に安全な地域とも言えるだろう

しかし、サカワ地方にはいると彼女は9本の尻尾を逆立て仕切りに辺りを警戒し始めたのだ

 

「くーち、どうかしましたかにゃ?」

「……風の匂いがぶっそうでありんすぇ」

「警戒しておいた方がよさそうですにゃ」

 

こういう時の彼女の行動は無視する事は出来ない、長年の経験からにゃん太はグリフォンの手綱を握り直し、ミノリ達の馬車を追い越して辺りを見渡すと木々の隙間から黒い影が移動しているのを見つけ、高度を落して影の正体を確認してみると―――

 

〈魔狂鼠〉(ダイアラット)ですかにゃ?」

「そうでありんすね」

 

本来ならこの場には生息していない筈の魔物の群れに二人は顔を顰めた

何かよからぬ事でも起きるのではないかと、二匹の緊張が高まる中、彼女は声を上げた!

 

「ご隠居!」

「なんですかにゃ!?」

「梅!梅でありんす!」

 

にゃん太の背から身を乗り出して目下に広がる白い梅を指出したのであった

 

「香りは弱く、花は白色……白加賀ですかにゃ?白加賀は、甘く果肉がシッカリとした実をつけますからジャムや梅酒には調度いい梅ですにゃ~」

「良さ香でありんしょう」

 

梅の香りは弱いが、野原のなかでは確かな存在感があった。

丘の下り斜面は、石垣で段が作られ人手が入っていることをうかがわせた。その段畠のあちこちに、梅が植えられている。日当たりの加減を考えられたのか、丘の方から見れば梅の林になるように考えて植えられているようであった

 

2人は、そのまま丘をめぐる道に従って西へと飛んだ。些か遠回りになってしまうが、馬車の進行方向を考えるに、この先にある大きな河を越える為、河を渡る事の出来る浅瀬を探しているのだと二匹は読み取ったのだ

 

まだ風は冷たいが、うららかな日差しのせいで馬車はぽかぽかとした陽だまりの中を順調に進んで行く。大きな河に近づくにつれ風は水けを含みその温度を下げたし、森の陰に入っても穏やかな雰囲気は続いた。

 

しかし、気配が変わったのは、渡河できる場所を探して、河沿いの森を迂回している時だった。うっそうとして光を遮るその中から鋭い悲鳴と激しい物音が聞こえたのだ。

 

「ご隠居!トーヤンが森に入りんした!」

「わかっていますにゃ」

 

トウヤを追いかけ手綱を引くにゃん太

双眼鏡を要して森中を窺うが、どうしても空上から様子を窺う形になってしまい、生い茂る木々の性でうまく状況を把握できないでいたが、彼女が尻尾から取り出した紫色の水晶には、この異変の原因であるモノが映し出されていた

 

「…〈人食い鬼〉(オーガ)でありんすかぇ」

 

〈人食い鬼〉(オーガ)は悪の亜人に属するモンスターの一種族

 チョウシの町でミノリたちが戦った〈緑小鬼〉(ゴブリン)族と似たような位置づけのモンスターであるが、〈人食い鬼〉(オーガ)〈緑小鬼〉(ゴブリン)と比べて身長は高く、比較的がっしりしている。猫背ではあるが背筋を伸ばせばトウヤと同じ程度はあるし、力も〈緑小鬼〉(ゴブリン)と比べて強い。その代り、連携や集団行動は苦手だし、武器の扱いもそこまで得意ではない。

〈緑小鬼〉(ゴブリン)は高レベルの個体になると武具を揃え、〈魔狂狼〉(ダイアウルフ)などを手懐けたり、ごくまれに魔術を用いる個体もでるが、〈人食い鬼〉(オーガ)は高レベルになっても鎧はほとんどつけない。

 

どんどんと大柄になり腕力や耐久力が上昇してゆく。そして妖術という変わった種類の魔法を使う。クエストでは〈オオエ〉などという名前付きの〈人食い鬼〉(オーガ)もいるために、有名な種族だといえるだろう。

〈人食い鬼〉(オーガ)〈緑小鬼〉(ゴブリン)はどちらも低レベルから中レベルに至るまでの長いレベル帯で見かけるモンスターであり、〈エルダー・テイル〉がゲームだったころ、地域ごとの特色を出すために配置されていたのだという。

そして、街道沿いのモンスター分布はかなりレベルが抑えられており、もちろん異世界化の影響もあるから用心にこした事はないのだが強敵と言う訳ではなかった

 

しかし、にゃん太は不安を払いきれないでいた。〈人食い鬼〉(オーガ)は、本来街道から外れた森林や山地で出会うモンスターではない、そして何かから逃げる様に行動していた〈魔狂鼠〉(ダイアラット)……

 

「より強いモノから逃げている……ですかにゃ?」

 

自然界に置いては良く聞く話であり、現代社会では人間が動物の住処を破壊してしまった為に野生動物が住宅地まで降りてきてしまった

それと同じ様な事がいま起きているのではないかと推測でき、その推測が正しければ〈人食い鬼〉(オーガ)の他にまだやって来ると言う事になる

 

「くーち!まだ来ますにゃ!」

「急旋回!?うにゃ~!」

 

双眼鏡を後ろに乗る彼女に預けグリフォンの手綱を片手で引いた

基本的には少年組に全て任せるスタンスであるが、後からやって来るモノ次第では吾輩も、と空いた片手を腰に携えたレイピアに手を当てながら……

 

少しの変化でも良いと、グリフォンに指示を出し全体が見渡せるように高度を取った

後で何から狐が吼えているが、気にしないとばかりに辺りを飛び回り、そして木々の隙間から黒い霧のようなモノを見つけ出した

 

「あれは…〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)でしたかにゃ?」

「こなたの辺りですと大体レベルは38~45、と云ったところでありんしょうかぇ?」

「ふむ…」

 

トウヤ達に気配を消して近づいてくる〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)は精霊系のモンスターであり、精霊系は系統により属性ダメージに対する高い耐性を備えている。更に闇の精霊には邪毒か精神への抵抗能力、即死耐性も備わっている。「従僕」というのは同種のモンスターの中での役割や位階を表し、このモンスターは〈闇精霊〉の中では比較的下位の戦闘力だという符丁である……俗に言うめんどくさい雑魚だ

しかし、だとしてもLV40はミノリたちよりも十下回る程度、〈大災害〉後のこの世界において油断できる相手ではない。

おそらく勝利は可能。しかし、被害発生もありうる。そんな相手―――だけど…

 

〈人食い鬼〉(オーガ)からの連戦ですが…くーち、吾輩たちは傍観し「いま行きんす!アイ!キャン!フラ~イ!」…すみませんが、頼みましたにゃ」

 

少年組と〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)とのレベル差は凡そ10程度……この程度なら大事にはならないと判断したにゃん太は同じ引率役の彼女に傍観するように伝えようとしたが、既に遅し……彼女は、にゃん太の言葉を待たずしてグリフォンの背から飛び降りたのだ

 

口では嫌だと言っておきながらも心の中では彼らの安全を一番心配している、言葉ではなく行動で形にした彼女の想いに、にゃん太は口元を緩める結果となったが、それでは意味がないとグリフォンの首を一撫ですると落下中の狐をグリフォンにお願いし捕獲した

 

「ふぎゃ!ご隠居!放しなんし!真っ黒クロ助の目眼を繰り抜きんす!」

「心配なのはわかりますが、これは彼らの旅ですにゃ。困難を仲間と共に乗り越える喜び……吾輩達が〈放蕩者の茶会〉(デボーチェリー・ティーパーティ)で得た喜びを吾輩は彼らにも感じて欲しいと思っていますにゃ」

「ぶ~……ご隠居は卑怯でありんすぇ。 わっち が〈茶会〉の話を振られたら如何せんのご存じでありんしょう に。」

 

グリフォンの爪に襟元を掴まれ、まるで猫の様に垂れた狐は、遠くから見るとタカに捕まった兎の絵図らに酷似していたが、それを酷使するのが猫だと言う食物連鎖もビックリな

絵図になったおかげで違和感はバリバリに溢れていた

 

ただ、上空で奇怪な食物連鎖が起っているのを気付かないのは地上では今まさに戦闘の佳境に入っているからと言って過言ではないだろう

 

現に〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)は気配を消しながらもミノリ達に近づいて行っている

この状況を目の前にどのように対処するか?どのように行動するか?年長者組の二匹は笑みを浮かべながら少年達の成長を見守り、見逃すまいと戦闘を食い入るように見つめていたが、思いもよらない形で二匹の期待を裏切った

 

「まだだ、aad(アド)六!」

「ふぉ!?」「これはこれは…」

 

聞き覚えがない、しかしよく通る声が森の中から響いた

声の方向に視線を送ればシロエと見間違えても可笑しくない背格好をした女性がミノリに〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)の出現を知らせていたのだ

 

案の上、シロエと直継の厳しい訓練によって反応したミノリは片足を引いて警戒態勢をとり、〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)と対面した

新たな敵影にミノリは、〈人食い鬼〉(オーガ)との戦闘で伸びすぎていた戦列を縮め後退し、臨機対応に事にあたろうとするが、最前列トウヤとミノリの背後には、いまだ〈大地人〉の一団がいる。……セララと五十鈴が直衛している以上、めったなことは起きないと思うが、無制限に下がるわけにはいかない

 

そうこうしているうちにも〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)は靄に包まれた身体を操り、トウヤに攻撃を加えている。トウヤの剣技は洗練を加えていた。もちろん剣道のよう な動きではないが、直継に加え、アカツキやソウジロウの教えを受けることにより、相手の攻撃をそらす勘所を身に着けつつある。

 

そのトウヤに真紅の光線が放たれた。

反応しようもないほどの五条の光。それでもトウヤは視線だけはそらさなかった。ミノリのかけた障壁の呪文が光線を食い止める。〈鈴音の障壁〉で強化され たバリアが輝きを強め、ダメージを遮断する。無効化できないエネルギーが周囲に火花となって散り、その一条がそれて後方へ抜ける。その時―――――悲鳴を掻き消すような勢いで森から援護がとどいた

 

「〈従者召喚:プリンセスレイス〉!」

 

真っ白いコートを翻したメガネの女性は風をまいてあらわれると、杖の先から無音のエネルギーをほとばしらせる。魔力を一身にうけた召喚術があたりに青いきらめきで満たすと、圧縮された本流を解き放つように攻撃が行われ、LV40の〈闇精霊の従僕〉(ナイトシャエイド・サーバンド)を打ち砕いたのであった

 

「プリンアラモード、とおっしゃりんしたか?」

「プリンセス・レイスですにゃ。レベル90の召喚生物……少し残念ですが、この出会いも旅って感じがしますにゃ」

 

当初の期待と変わってしまったが、新たに現れた増援に狐は眼を細め、猫は更に笑みを深めた

 

プリンセス・レイス―――

魔法攻撃系職業〈召喚術師〉(サモナー)が〈従者召喚〉によって呼び出す幻想系統の召喚生物

倒されるか主人が送還するまで戦場に留まり、自律行動によって戦ってくれる為、〈召喚術師〉(サモナー)の戦力とは、本人と従者を合わせて、同レベルのほかの十一クラスに相当するとされ〈従者召喚〉と言う攻撃魔法単体は、そこまで強力な魔法ではない

しかし、それが同レベルであれば話が変わってくる

プリンセス・レイスはLV90の召喚生物。即ち――――

 

 

―――彼女はLV90の〈召喚術師〉(サモナー)

 

異世界化した世界に置いて初めての少年達だけの旅、その最初の試練を打ち砕いたのはLV90の冒険者、くしもシロエと同じローブを纏った女性なのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?ピンチに颯爽と現れる年上のお姉さんキャラ!?わっちのお株が取られんした!?」

「年上のお姉さんは兎も角、いったい彼女は…?……くーちは何をしていますかにゃ?」

「梅の実を探しています!梅酒を作るなんし!」

「残念ながら梅の実は六月が収穫時期ですにゃ」

「なんと!?」

 

 

 

 

 

NEXT 温泉やっぽーぃ!




※ おまけ

→YES
「なんと!では齧るなんし!」

………腕を噛まれて全治2週間。戦線復帰するも林檎の在庫切れと共に離反する可能性アリ

→NO
「なんと!では寄越すなんし!」

………説得し戦いに挑む事が出来るが、林檎の在庫切れと共に離反する可能性アリ

→あっぷる~ん
「なんと!ソウルメイトでありんしたか!」

………周りからイタイ目で見られるが、駄狐の協力を勝ち取る。だが、林檎の在庫切れと共に離反する可能性アリ

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