バカとテストと親愛なる隣人   作:ブルーホワイト

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どうもブルーホワイトです。今回の作品はバカテスとスパイダーマンが合うんじゃないかと思い衝動書きしてみた物で楽しんで頂けると幸いです。なお今作の明久は、日本史と世界史の他に科学が得意になっています。


プロローグ

「ねえ〜ムッツリーニ、カメラ係変わってよ〜」

 

「・・・・俺に虫を撮る趣味は無い」

 

「僕にだってそんな趣味ないよ!」

 

何故こんな会話をしているかと言うと、科学大学に着いてからカメラ係は誰がするかといつものメンバー(僕、雄二、ムッツリーニ、秀吉、姫路さん、美波)で話し合ったところ秀吉と姫路さん以外の全員が僕を指名したからである。僕がカメラを撮るのがヘタだと知ってる癖になんて奴らだろう!

 

「ムッツリーニは僕より写真撮るの上手いでしょ」

 

「・・・・確かに」

 

「じゃあムッツリーニがカメラ係で…」

 

「・・・・嫌だ」

 

「そこをなんとか〜!」

 

「おい!貴様らうるさいぞ、説明をしっかりきかんか!」

 

そしてこの会話を止めに入ったのが鉄人こと西村先生である。ちなみに何故この先生のあだ名が鉄人なのかと言うと、その理由の一つに彼の趣味がトライアスロンであるということがある。しかも日本記録と対して変わらないとか………。

 

 

「すいません。鉄……西村先生」

 

「吉井、今鉄人と言いかけなかったか?」

 

「いえそんな単語発してすらいません」

 

「ならいいが説明はしっかり聞くようにな」

 

「分かりました。はぁー」

そして生徒の後ろに再び戻って行く鉄人ではなく西村先生

「どんまいだ明久。」

 

そして横から僕の悪友である坂本雄二が声を掛けてくる。雄二は昔、「神童」と呼ばれていた時期があったらしけど今はなんでなのか悪鬼羅刹なんて二つ名で不良から呼ばれてるんだ。基本的に雄二は興味の無い事にはとことん無気力で、基本的には己の欲望や保身といった目的でしか行動しないが、やる気を出した時にはかつて「神童」と呼ばれた頭脳の冴えを見せて試験召喚戦争ではFクラスを勝利に導くんだ。

 

「誰のせいだと思ってるんだよ!」

 

「悪かったよ、じゃあこのコーナーの説明が終わったらカメラ係変わってやる」

 

「本当‼︎約束だからね」

 

そんな事を言ってみるも正直どこまで雄二を信じていいか分からないなにせこの男は他人の不幸を喜ぶような奴である。僕も人の事は言えないけどね。

 

「えっと…ここはクモの遺伝子研究をする場所みたいだね」

 

「相変わらず科学には詳しいのじゃな明久」

 

後ろから僕の友人の一人である木下秀吉が顔を出す。秀吉はれっきとした男子なんだけど、そのかわいらしい容貌と小柄で華奢な体格から「稀代の美少女」と称されて最近では男女を超えた「第三の性別・秀吉」として扱われらようになってきている。

 

「そりゃあそうだよなんたって僕の得意な科目は科学だからね!」

 

僕は自慢げにそう言う。僕は科学だけならAクラスにだって負ける気がしないほど科学の成績が良いんだ。なんたってこの前Aクラス代表で雄二の彼女?の霧島翔子さんに科学のテストの点数で勝ったからね

 

「はいはいアキの科学自慢はいいからほら説明始まるわよ」

 

そして横から話しかけて来たのがドイツ育ちの帰国子女で僕の友人の一人の島田美波だ。美波は女性にあるべきとある部分ががとても小さいがその事を言おうとしたら最後彼女の得意技であるプロレスが炸裂するので絶対に言わないようにしている。性格はとても短気で怒りっぽいのであまり逆らいたくない相手なんだ。

 

『この世界には約3万2千種以上のクモが存在しておりそのクモ全てが真正クモ目で3亜目に分かれています』

 

この科学大学の責任者である女性がこの研究所で研究しているクモの話を始める。

 

「うわぁー、見てよムッツリーニ東海岸で一番進んでる電子顕微鏡だよあれ!」

 

「・・・・あの電子顕微鏡の機能をカメラに付けられたら」

 

「何考えてるんだよムッツリーニ」

 

僕は悪友の一人であるムッツリーニにこと土屋康太とクモの説明を聞きながら電子顕微鏡の話をしていた。ちなみになぜ彼がムッツリーニと呼ばれているのかと言うと、並外れたスケベ心を持ち、本心に実直な行動を取るが、それを絶対に認めないことから「ムッツリーニ(寡黙なる性識者)」と呼ばれている。

 

『例えばアシダカグモ科のデレーナグモは獲物に素早いスピードで飛びつき捕獲する事ができ、バナナスパイダーは自分の173倍の重さの物を軽々と持ち上げる事ができます。タナグモ科のクサグモはあまりにも鋭敏な反射神経で獲物を捕らえるので予知能力があるのではないか?と信じる学者も少なくありません』

 

責任者の女性はクモの種類やそのクモが持っている能力を細かく丁寧に僕たちに説明してくれた。

 

「予知能力ね〜そんなのあると思う姫路さん」

 

「にわかには信じられませんがもしかしたら本当に予知能力があるかもしれませんね」

 

僕の質問に横から答えてくれたのはFクラスが誇る美少女、姫路瑞希さんである、彼女は本当はAクラスに行けるぐらい勉強が出来るんだけど熱を出したせいでテストを受けられなくなり0点扱いでFクラスにいるんだ。そして性格は美波と正反対で穏やかで純粋、かつ品行方正で女性のとある部分がとても大きい。

 

「まあ僕たちにはあまり関係ない事だよね」

 

そう言いつつも僕はしっかりカメラを撮るを忘れない、なるべくいい写真撮らないと雄二たちにあとで何て言われるかわかったもんじゃない。

 

「そうですね…私たちはクモではありませんし本当にそんな物があるのか私たちには分かりませんし」

 

『それではこれから本題に入ります。我々はその3亜目全ての遺伝子情報を備えた特殊なスーパースパイダーを5匹創り出すことに成功したのです。」

 

そう言ってガラスの箱に指を指す女性、そこには独特な赤と青の色が混じったような色をしたクモがいたのだ。しかしそこで僕は気付く責任者の女の人は5匹のクモを作り出したと言ったしかしガラスの箱には4匹しかクモがいなかったので僕は質問する。

 

「あのすいませんガラスの箱に4匹しかいませんよ」

 

『あー…きっと誰かが実験で使っているんでしょう」

 

僕はそんな少し困ったように返事をする責任者の女性に違和感を覚えたが、説明が終わり少し自由見学をする事になった僕たちは一旦解散してあとで集まるようにした。

 

「良しこれくらい写真を取ればみんなも満足するはずだ!」

僕はみんなと離れた後この研究所の資料や大量のクモの写真をカメラで撮り終えた。これで他のみんなも文句はいえないだろう。

 

「あれ?吉井君?」

 

「き、木下さん‼︎」

 

僕は後ろから急に声を掛けられたことに慌てらが、後ろを振り返ってもっと慌ててしまった。彼女は木下優子、木下秀吉の姉でありAクラスの中でもとても優秀な優等生として有名な人に話しかけられた事でちょっと慌ててしまった。

 

「どうしたの?そんなにビックリして」

 

「何でもないよ‼︎急に話しかけられたから驚いただけだよ」

 

そして僕はそんな優等生の木下さんを心から尊敬している。そんな優等生の木下さんを僕は好きになってしまった。一目惚れにも近い物があったけど叶わない恋だと僕は思っている。

 

「あの木下さん…写真撮らせて貰ってもいいかな?」

 

「別にいいけど何に使うの?」

 

「いや…レポートに人物の写真があった方が良いと思ってさ」

 

「分かったわじゃあ早速撮りましょう」

 

それから僕は写真を撮り始めた。虫を見ながら説明しているような写真や笑顔で微笑んでいるような写真などを撮らせてもらった。…笑顔で微笑んでいる写真は後で一枚貰って僕の宝ものにしようと思う。

 

「痛っ‼︎」

突然僕の右腕の甲に激痛が走った。反射的に右腕を振り払うと僕の右腕の甲から1匹のクモが落ちる。クモは地面に落ちるとそのままどこかへ行ってしまった。

僕は右腕の甲を確認するとその部分が赤く腫れ上がっていた事からさっきのクモに噛まれたんだろうと確信する。

 

「吉井君‼︎大丈夫?」

 

「大丈夫だよ、木下さんもそろそろグループに戻った方が良いと思うよ自由時間も終わっちゃうしね」

 

「分かったけど本当に大丈夫なの?」

 

「大丈夫だよ、たかがクモに噛まれた程度だよ」

 

そして明久は木下さんと別れた後雄二たちと合流し科学大学の研究所を後にした

その時の僕は気が付かなかったんだ。僕の事を噛んだクモが3亜目全ての遺伝子情報を兼ね備えた特殊なスーパースパイダーである事に。

 

「おい明久大丈夫か?」

 

「うん…大丈夫だと思うよ…」

 

みんなで家に帰っている途中に雄二から僕の体の事を心配される。 大丈夫だと言うが僕の体はさっきから冷や汗が止まらず体全体がなんでなのかとても熱いし意識もだいぶ朦朧として今にも倒れそうだ。

 

「明久よ、お主顔も青く冷や汗がでておるぞ?風邪を引いたのではないか?」

 

「呼吸も荒いし少し熱もありますね。これは家でゆっくり休んだ方が良いと思いますよ」

 

「うん…お言葉に甘えさせていただくよ…」

 

僕は秀吉と姫路さんの言葉に甘えてみんなと別れて一足先に自分の家に帰る事になった。

 

「…ただいま」

 

「おかえりなさいアキくん」

 

僕を家で出迎えてくれたのは僕の姉、吉井玲である。姉さんは容姿鍛錬でスタイルも良く男の人にモテるらしい加えてハーバード大学卒で教師の資格も有している姉さんだけど、常識と羞恥心が著しく欠けている所もあるんだ。そして姉さんは実の弟の僕に対して「異性として愛している」などと危ない事を言ってくるので困るんだ。

そんな姉さんが何故僕の住んでいるマンションにいるかというと僕がどんな生活をしているか調査して僕が1人暮らしを続けて良いのかという調査をするためらしい。

 

「…姉さんちょっと今日は具合が悪くてさベッドで休ませて貰って良い?」

 

「分かりました。ご飯とお風呂はどうしますか?」

 

「…今日はご飯を食べられる気がしないんだ。お風呂は朝にシャワーを浴びるよ…」

 

「アキくん、病院に行った方が良いんじゃないですか?」

 

「いいよ…今日はゆっくり休みたい気分なんだ。おやすみ姉さん…」

 

僕は姉さんに具合の悪いこととご飯とシャワーは要らないこと伝えて、自分の部屋へと向かう。

 

「…暑い…僕一体どうじゃったんだろう?」

僕はそう言いながら上半身の服を全て脱ぎベッドの上に仰向けになった。すると今度はさっきまで暑かった体が突然冷え激しい悪寒に襲われる。

 

「…一体どうなってるんだよ」

 

僕は朦朧とした意識の中で暑かった体が突然冷えた事に違和感を覚えながら悪寒を抑えようと布団を被りそのまま意識を失った。

 

そして僕は夢を見たんだ。その夢の中では僕の体の中に沢山のクモがいてそのクモたちが僕の体の中の遺伝子を組み替えていくそんな夢を見た。




いかがでしたか?スパースパイダーに噛まれた明久はどうなってしまうのかという気になるところで終わってしまいましたがこれからも書いて行くので次回を楽しみにしていて下さい。ご感想お待ちしています。
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