僕は市ヶ谷さんをデレさせたい。   作:朱色信号機

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どうも、朱色信号機です。
久し振りに書いたので、多々変な所があるかと思いますがご容赦下さい。


第2話

「ねぇねぇ、市ヶ谷さん」

「…………」

「ねぇってば、もしかして聞こえてない?」

「……………」

「もしもーし!市ヶ谷さーん!」

「だぁあ!もう!うるせぇよ!聞こえてるわ!無視してんのがわかんねぇーのか!」

えぇ、僕無視されてたのか…、あと市ヶ谷さん、僕よりも市ヶ谷さんの方がうるさいと思うよ、周りの人達からも注目集めちゃってるようだし…

市ヶ谷さんもそのことに気づいてか、はっとした顔をして真っ赤な顔を隠しながら机につっ伏せた。

「ぜってぇ、許さねぇ」

「えぇぇ」

これって、僕が悪いのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー、だから有咲はあんなに怒ってるわけねぇ〜」

「そうなんだよ、山吹さん。謝ってるんだけど許してくれなくて…それどころか、話しかけても応えてくれないし」

あの後に、何度か市ヶ谷さんに謝ったものの、軽く無視されショックを受けた僕は市ヶ谷さんと同じPoppin'Partyというガールズバンドのメンバーである山吹さんに相談していた。山吹さんは僕と同じ内部生なので中学時代からそれなりに関わりがあった。

「まぁ、有咲は頑固だからねぇ〜、ああ言っちゃった以上は許してあげたくても素直に言えないんだよ〜、きっと。」

「それならいいんだけど…。これで縁とか切られたらどうしよう…、市ヶ谷さんをデレさせる事が出来なくなるなんて…僕はもう…」

「そんなことないよ〜、考え過ぎ。もう一回帰り際とかに有咲に謝ってみれば?」

そう苦笑いしながら、山吹さんは僕を慰めてくれた。

「うん、そうしてみるよ。山吹さん、話聞いてくれてありがとね」

「気にしなくていいよ!今度は私の話聞いてもらうからね〜、あと、有咲のことからかいすぎないであげてね〜」

そう言いながら山吹さんは自分のクラスへと帰って行った。なんていい人なんだ…他クラスの男子が惚れるのも頷けるような優しさ、彼女は女神か何かの生まれ変わりなのだろうか…。

そんなことを考えているうちに、担任の先生が教壇の上に立ち、HRを始めていた。

よし!これが終わったら直ぐに市ヶ谷さんにもう一度謝ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「市ヶ谷さん、さっきはごめんね。しつこくて、僕のこと嫌いになった?」

「……………いいよ、別に。」

「ん?なんて言った?」

「だからぁ!もういいって言ってるの!私も怒り過ぎちゃったし……その、ごめん。」

「え、市ヶ谷さん、謝るってこと出来たんだね。」

「あぁん?」

やっべ、心の声が口に出てしまった。

それはともかく、市ヶ谷さんに許してもらえて良かったぁ〜。ただでさえ友達がいないのに市ヶ谷さんまでいなくなっちゃったら、僕はもうどうなっていたのだろうか…そんなことを考えながらホッと胸を撫で下ろした。

「ごめんごめん。あと市ヶ谷さん、さっき叫んだせいでまたみんなから注目されてるよ!」

「やっぱり、お前嫌い!」

えぇ、なんでこうなるの…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局その後は山吹さんの仲介もあり、許してもらえました。

ちゃんちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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