太陽の光によって照らされ、熱っされた砂浜。どこまでも続く水平線が見える広い海。磯の香りを乗せながら吹く風。
そう、僕は海に来た。
そう、海に…………!
「きたぞぉおおおおおおおおお!!!」
「うるせぇ!叫ぶな!って言うかなんでお前がいるんだよ?!」
「え、山吹さんに誘われたからだよ?何言ってるの市ヶ谷さん」
「さも、当然のことのように言うな!っていうか、さあやぁああああああああ!」
「ん?どうしたの?ありさ。」
「あれほどこいつを誘うなって言っただろぉおおおおお!」
今日も今日とて市ヶ谷さんは叫んでいます。
なんで、僕達が海に来たのか。
それは1週間前に遡る…。
☆☆☆
その日の僕は今日も今日とて市ヶ谷さんをデレさせようと奮闘していた。
「ねぇ、市ヶ谷さん!この猫可愛くない?近所の公園に住み着いてる野良猫なんだけど。」
「ふーん、いいんじゃねぇ?」
んー、今日の市ヶ谷さんはいつになく生返事だな。
これはもしや、何かあったのか…?
もう一度話しかけてみるか。
「ねぇ、市ヶ谷さん!今度この猫一緒に見に行かない?」
「ふーん、いいんじゃねぇ?」
うん、これきっとっていうか絶対僕の話聞いてないね。さっきからこっちの方見ずにずっと窓の向こう見てるしね。確信したわ。
うーん、なんでこんなぼーっとしてるのか聞きたいけど、多分市ヶ谷さん本人に聞いても答えてくれなさそうだし、山吹さんにでも聞いてみるか。
そう思い僕は、制服のズボンのポケットからスマホを取り出し、LI●Eを起動させた。
『ねぇねぇ、山吹さん。』
『ん?どうしたの?また有咲関連で何かあった?』
『え、なんで山吹さん、僕が市ヶ谷さんの事について聞こうとしたのわかったの?!もしかしてエスパー?!』
『んー、私の予想だと、今週末に皆んなで海行くからその事で、有咲はそわそわしてんのかなーと思うよ!』
『え、なんかさりげなくスルーされた気がするんだけど…。と、とにかく!皆んなで海行くの?!いいなぁ!』
『そうだよ〜!海!私久しぶりに行くから楽しみなんだよね〜。』
『うわぁ、海かぁ!いいなぁ!僕海行ったことないから羨ましいよ!』
『え、海行ったことないの?!それなら一緒に行こうよ!』
『え?いいの?僕なんかが一緒に行って迷惑にならない?それに他の人もいるんだし…』
『大丈夫大丈夫!ポピパのメンバーで行くから皆んな絶対オッケーしてくれるよ!あ、でも有咲には内緒ね!サプライズってことで(笑)』
『それいいね!楽しみだなー、海!』
『日時と場所は後でまた連絡するねー!』
『うん!ありがと!山吹さん!』
海かぁ!初めて行くから楽しみだな!あ、そういえば水着持ってないな。流石に学校指定の水着で行くわけにも行かないし、学校の帰りにでも買いに行こうかな。
「って感じだよ。市ヶ谷さん。」
「いや、わかんねぇよ!!!!」
どうも。朱色信号機です。
久し振りに執筆した為、いつも以上に駄文化しております…