何も考えずにお読みください。ガチャと一緒です。何も考えないでいた方が思いがけず星5は殴りかかって来ます。
ただ画面を押して回せば可能性は有限です。そんな宗教はありますかね、私は入ってますが。
ここまで何も説明してませんね!!!駄作ですヨロシク!!!!!
聖晶石を代償に、反応してグルグルとサークルが回る。
カルデアのマスターはこの
聖晶石は運がよければ一発で最高のサーヴァントを引くことが出来ることもある。
そこには単発も10連も関係ない。
カルデアのマスターは暴走していた。
「ぬおおおおおっっっ!!引きまくるぞーっ!石を寄越せ!!」
「先輩!落ち着いてください!いきなりこんな夜中に英霊召喚しようとするなんてダヴィンチちゃんに叱られます!」
「アーーーッッッ【カムランの丘】!!!!」
「これで◯#枚目ですね……」
腕を床について自分が引き起こした惨状を嘆く
そんな彼女をマシュ・キリエライトは起こそうと背後から腕の間に手を突っ込んで立たせた。
彼女はまだ抵抗の意を見せる。
「離してマシュっ!!はやく石を回さないと…回さないとっ……!!」
「今回の分はもう使い果たしたはずです。今先輩が持ってるのは今年の水着イベント用じゃないですか!
あんなに…あんなに石を頑張って集めてたじゃないですか!あと少しでイベントは始まります!」
我慢してくださいっ、と可愛く手を前にグッとするポーズはとても可愛い。とても可愛い………だが
「…………けん、なんだよ、」
「ケン……?」
大事なことを思い出したマスターの抑止には少し足りなかった。
「受験なんだよーー!!!!受験はイヤだーー!!!ゲームできない・勉強しなくちゃ・色々ガマンなんだよーー!!!」
ワンワン泣きながら叫んでいるマスターは見たことがなく、召喚を阻止する手をつい緩めてしまった。
「ジュケン……」
今まで学んできた知識の中でジュケンは聞いたことがなかった。マシュの出生も関係しているが、魔術世界は実力主義なため、ある意味【受験】と言う概念は薄く小さいモノだった。
ソレは確か自分の知識を使って学びたい場所を掴むための機会だと。
受験は謂わば競争で、根源へと求めることもある意味競争といえるかもしれない。しかし、魔術師は根源をそれぞれの形でたどり着くため子孫に希望を託して代を重ねていっているので土台が違う。受験は「拳」で競い合うが魔術師たちは「拳にそれぞれの武器」で他のものなど顧みずにただ自分で好きなことを磨くのだ。受験もそうだったらイイのにナー。
大体魔術師が試験をして何になる?
「この石は、今までの冒険で見つけたり、課題を頑張ったご褒美の欠片と交換してやっと貰えたり無限なんてなく有限だった。」
無理して口元をあげる彼女は見ていて辛かった。
「先輩………」
「これは皆で手に入れた大事なモノなんだって…使う時を見定めてまだ来ていないサーヴァント達と会うために必要……分かってる、分かってるの。それはカルデアのためで今私がしたいことはとても愚かなんだって。あと少しで水着がくるからその時に水着ジャンヌでも水着サーヴァントを呼ぶべきだって分かってる!!」
「でももう後には引けない!!最後の10連、逝きます!!」
石を召喚サークルに投げ込み、回転し始めたことでもう止まらなかった。
不意を突かれたことで勝手に10連をするマスターに、驚きはすれど怒りはしない。受験とはどういうものかよく分かっていないが、己のマスターがこんなに苦しんでいるのを少しでも軽減させようという心遣いだった。
キラキラ光りながら回るキャスターのカード
ドキドキしながら現れるカードを見る。
エレナ・ヴラヴァツキーだった。(本日2枚目)
「ああ……エレナママにやめなさいって言われてるのかな」
「エレナさんは今自室のはずです…朝気づいたら宝具レベルが二段階上がって驚きそうです…」
二人して達観モードに入り、マスターも少し落ち着き冷静さを取り戻した。
「マシュ、止めてくれたのに結局引いちゃってごめんね、」
アホ毛を下に向けながら苦笑いでマシュに忠告を聞かなかったことを謝罪する。
きっとダヴィンチちゃんにも怒られるだろうなぁ…
「いえ、マスターは英霊の方たちとの出会いを求めているので、それは悪いことではありません。」
我慢が出来ない自分のマスターをマシュは笑顔で許した。
元々英霊召喚はマスターが行うことであり、マシュが最終決定を下すということはないのだが、一緒に何時引くか、何回やるべきかなどを相談していた。
今までどんな英霊でも初めて召喚した際にはマスターの隣には彼女がいたのだ。
「今までの特異点で助けてくれたり、敵対した方々との縁を大切にしていることは、このマシュ・キリエライトはちゃんと知っていますから!」
私も止められなかった責任で一緒に叱られに行きます、と手を優しく差し伸べてくれる。
嗚呼、やはりマシュが最高のサーヴァントで相棒なんだ。ただいつでも側にいてくれる後輩が、やっぱり可愛いわたしの【唯一】なんだ。
マスターは手を握り返し、工房まで走って行った。
「ジャンヌーーーー!!!!!!」
最後の叫びはすり抜けた。
読んでいただきありがとうございます。
エレナママ強くて好きです。