早めの投稿なので今度の日曜の投稿は無しです。
「倒しちゃったかー、やるねぇ」
グランドジオウたちによってアナザーダークドライブが撃破された光景を見ながら、ジョウゲンは相変わらずヘラヘラとした表情をしていた。
「……そうだな」
「あれ? 不満そう」
「奴は俺たちが倒す! そのつもりだった」
カゲンは腕を組んだまま不完全燃焼といった様子である。カゲンを宥める様にジョウゲンはカゲンの肩を軽く叩く。
「相変わらず堅物だなぁー。俺は別にいいけどね、楽出来たし。それにゲイツ君と少し戦えたし」
「どうだった?」
「まあまあってとこかなー。伸びしろもある感じ。蓮太郎君や主水君、レント君よりも強いし。うん、次の主人公には良いんじゃない?」
「お前がそう言うのなら、今の段階でもかなりのものだな」
主人公という言葉。そして、ジョウゲンが出した名は未来の仮面ライダーである筈の仮面ライダーシノビ、仮面ライダークイズ、仮面ライダーキカイの変身者たち。カゲンがその名に疑問を抱かないということは、彼らの間では知られている名ということになる。
「──それはそうとして、ウォズに会った」
「へえ、そう。そういえば予定外で仮面ライダーの力を手に入れたみたいだけど、どうだった?」
「次は勝つ」
「次はって……あれ? もしかして彼、裏切りそう?」
ジョウゲンは笑みのまま目付きだけが鋭くなる。獣を思わせる殺気染みた眼光。あらゆる生命を委縮させる捕食者の目。対象ではないとはいえ、それを間近で浴びせられるカゲン。だが、彼は大木が如く動じない。
「あの魔王に肩入れはしている。どうなるかは分からん」
カゲンの答えは曖昧なもの。ギリギリまで見極めるつもりなのか、それとも敢えて庇っているのか。
「ふーん……」
ジョウゲンは深くは聞かず、威圧を納めることでこの話を一旦終わらせる。
「まあ、そういうことにしておくよ」
ジョウゲンが空を見上げる。砕け散ったウォッチの破片から黄金の粒子が飛び出し、空中で霧散する。蛮野という存在の完全な終わりである。
「これで終わり。帰ろっか」
それを見届けると、蛮野という存在への興味が失せる。カゲンも頷き、彼らはソウゴたちに背を向ける。
近い将来、彼らはもう一度邂逅する予感を覚えながら拠点へと帰る──筈であった。
ジョウゲンとカゲンは揃って足を止める。彼らにしか聞こえない声が頭の中で響き、その内容を聞いてジョウゲンは『しくじった』という顔に、カゲンは眉間に深い皺を刻んで悩む表情となる。
聞き終えるとジョウゲンとカゲンは顔を見合わせた。
「……どうしようか?」
「知らん。俺は何も出来ん」
ジョウゲンは空を見上げた後、溜息を吐く。
「帰る前にちょっと寄り道だなー」
◇
「うおー! 凄かったー!」
戦いを終えて出てきた信長は興奮して叫ぶ。
「クララちゃん! クララちゃんも凄いと──クララちゃん!?」
隣にいるクララに話し掛けると、クララはピエトロと肩を寄せ合って二人の世界に没頭している。
会えなかった二人が再会し、そこに起こる神の奇跡を思わせる仮面ライダーたちの戦い。手に汗握る戦いの中で二人の気持ちは再燃し、今まで以上に燃え上がっていた。
「え? 何? 何? 何で二人で見つめ合っちゃってんの? 神の奇跡? いや、その十字架直したの俺だかんね! 俺の奇跡だからね!」
クララを振り向かせたい信長は結末に納得が出来ず、みっともなくギャアギャアと喚いている。
その大人無い姿にツクヨミは呆れていた。
「歴史って、実は当てにならないのかしら……」
「でも、知ってたことが実は違ってたって何か新鮮じゃん?」
戦いを終えたソウゴは笑みを浮かべながらツクヨミの傍に寄る。英志と剛は子供の様な信長の態度に苦笑し、ウォズもやれやれと言った表情をしている。
「クリム、折角だから先祖と話でもするか?」
「ベルトさん、どうします?」
剛と英志はドライブドライバーことベルトさんに話し掛ける。すると、返事は小声で返ってきた。
『いや、歴史の改変を防いだんだ。余計なことをして正した歴史に影響を与えたくない。私は黙っているよ』
すると、そこにゲイツ専用のタイムマジーンが降りて来た。タイムマジーンに驚く信長たち。中からゲイツが出てきて信長たちはもう一度驚く。
「ゲイツ!」
「ゲイツ、無事で良かった……」
「そっちもな」
ゲイツは剛の方を見ると、剛は手を振って軽く返す。因縁に決着がついたのが確認でき、ゲイツは微かに笑った。
「それで長篠の戦いはどうなったの……?」
「お前たちがアナザーライダーを倒したおかげで、戦っていたロイミュードたちや潜んでいたロイミュードたちは全員消滅した。武田軍も一気に戦力が減ったせいで退いていった」
これにより戦いは一時中断となり、その間にゲイツはこちらに来たと言う。
「おい! 信長! いい加減織田軍に戻って来い!」
「俺とクララちゃんの恋の瀬戸際なんだよぉ! もう少しだけ影武者やってて!」
「お前は殿様だろうが!」
ゲイツは信長の服を掴んでガクガクと前後に揺さぶる。
「いやぁー、それにしてもゲイツ殿の戦神と見間違う程の戦いっぷり! 皆様方にも見せたかったでござるなぁー!」
しれっと会話の中に混ざってくる牛三。彼に気付いてゲイツは揺さぶる手を止める。
「お前!? 何故ここに!? どうやって来た!?」
「いやぁ、ゲイツ殿の摩訶不思議な乗り物に潜んでたでござるよ」
「全然気が付かなかった……」
それなりに広い操縦席とはいえ、牛三が密行していることにゲイツは全く気が付かなかった。騒がしいがやはり忍、隠密行動に長けている。
「信長、イロイロとアリガトウ。お礼にワタシの家から鉄砲三千丁程、アナタに送ります!」
感謝を気持ちではなく物で返され、誰がどう好意的に解釈しても信長とクララに完全に脈が無いのが分かる。
「おお! 鉄砲三千丁もあれば我が軍も勝ったも同然!」
「戦そっちのけでクララに世話を焼いていたのがそう繋がってくるか……」
「どう見ても下心しかなかったのに……」
「何て言うか……歴史って不思議だねー」
「まあ、聞くのと見るのとじゃ大違いってことか」
牛三は喜び、剛とゲイツ、ツクヨミは歴史の真相のしょうもなさに呆れ、英志は複雑な表情をしていた。尚、ソウゴは信長の言動やら歴史の結末やらがツボに入ったのか、腹を抱えて笑っている。
「くふふふ! これで、ふふふ、良いんじゃない? ふふっ! 全部ひっくるめて面白いし……!」
完璧に振られて落ち込んでいる信長を慰めながらも半笑いのソウゴ。
「何が面白んだこの野郎! 人が失恋して可笑しいか! ああんっ!」
「ごめんごめん。可笑しくは無いんだけど、ふふふ! やっぱ面白いなって!」
泣きながら八つ当たりしてくる信長を宥めながら笑い声を零すソウゴ。
「時を超えて我が魔王と第六天魔王信長が武を交える光景が見えるとは……! まさに歴史的瞬間!」
「いや、ただのしょうもない小競り合いだろうが……」
すると、ウォズの発言に牛三が喰い付く。
「魔王でござるか……? それは使えるでござる!」
牛三は懐から書物を取り出し、一心不乱に書き始める。
「それは?」
「何か俺の伝記作ってんだって! ってまだ笑ってんのかこの野郎!」
ウォズの疑問に答えた後、信長はソウゴとの小競り合いを再開する。
「信長公は、勇ましく! 恐ろしく! そう魔王でござる!」
牛三は声高々に言うが、そう言われている当人は失恋の八つ当たりで年下と喧嘩しているのだから、落差が酷い。
「私たちが知っている歴史って……」
「後の世の人間が見れば、創作物も歴史の一部になっているのかもしれないな」
「うわぁー、誰かに話してー。でも、絶体誰も信じないだろうなー」
「真実は僕たちの心の中に押し留めておこう。きっとその方が良い」
歴史というものは真実か創作か。それはその時代を生きた者にしか分からない。ウォズは密かに『逢魔降臨暦』の表紙を見る。そこに浮かぶ表情は苦悩に満ちたものであった。
興奮する信長を宥め、いよいよ未来に帰る時が近付いて来る。
「拙者! ゲイツ殿の人生を書き記したいでござる!」
ゲイツの戦場での戦いぶりに心底惚れ込んだ牛三は、ゲイツに土下座までして連れていってくれるよう懇願するが、ゲイツはこれを頑なに拒否。
「お前にはお前の、この時代での役割がある。それを全うしろ」
信長の歴史──真実、創作かは置いておいて──を後世に伝える義務が牛三にはある。
「ならば! 拙者は後の世に伝えておくでござる! いつの日か我が子孫が拙者の代わりにゲイツ殿の勇姿を書き記す様に!」
「あ、ああ……」
牛三のあまりの熱意にゲイツの方が圧倒されていた。
英志はドライブドライバーに触れる。ドライバーは消え、元のドライブライドウォッチに戻った。
「ソウゴ、これ」
英志はドライブライドウォッチをソウゴに返す。ソウゴがそれを受け取ると、ドライブライドウォッチが一瞬輝いた様に見えた。真の意味でのライドウォッチの継承。これによりソウゴは全てのライドウォッチを継承した。
今までの出来事が脳裏を過っていき、感慨深い気持ちになるソウゴ。浸っているソウゴに英志は言う。
「僕はこのまま未来に帰るよ」
不意打ちの様に告げられる別れの言葉。
「──そっかー」
ソウゴは僅かの間言葉を詰まらせた後、納得した様に笑う。
「未来の異変の元凶も倒せたし、今の未来がどうなっているのかも気になるんだ」
「そうだね。英志も仮面ライダーだから」
「まあね」
英志は少し照れた様に笑った後、ソウゴに手を差し出す。
「過去に来て、君たちに会えて良かった」
「うん。俺も英志に会えて良かった」
その手を取り、握手を交わす。
「んじゃ、ここでお別れだな」
剛が英志の肩に手を乗せる。
「未来でも頑張れよ。辛いときは未来の俺に頼れ」
「ありがとう、剛叔父さん」
ドライブライドウォッチが輝き、クリムの姿が投影される。
『どんな未来が待っているかは分からない。しかし、その時代で正義を為すのはその時代の君たちだ。GOOD LUCK! 君の幸福を願っている』
「ありがとうございます、ベルトさん。貴方と一緒に戦えたことを僕は一生忘れません!」
別れの言葉を終えるとソウゴたちはタイムマジーンに乗り、時空のゲートを開いてこの時代から去る。
英志はそれを見上げながら、タイムマジーンの姿が消えるまでずっと手を振り続けていた。
◇
目の前に広がる真っ暗な闇の中で彼は目を覚ました。そして、自分の置かれている状況に驚く。
実の息子により死んだ筈なのに生きていること。そして、完全に破壊された体が復活していることに驚く。
「罪人、蛮野天十郎。いや、ゴルドドライブと呼んだ方がいいか?」
暗闇の中に響き渡る声。蛮野天十郎こと全身金色に染め上げられた仮面ライダードライブ──ゴルドドライブは状況もあって混乱する。
「何処だ!? 何処にいる!? 私に何をした!?」
「お前は俺たちの許可無く歴史を書き換えようとした。その罪は万死に値する」
ゴルドドライブを無視して話は進んで行く。
「歴史を書き換える? 一体何を言っている!?」
「まあ、実際に歴史改変をしたのはお前じゃなく分岐した時間のお前だが、どうだっていい。お前はお前。あちらのお前の罪は、今のお前の罪だ」
ゴルドドライブですら一瞬黙る程の暴論を翳す。
ゴルドドライブの視界でも完全に見通すことが出来ない闇だが、僅かに見えて来るものがあった。
声の主はゴルドドライブの頭上から話しており、玉座らしき物に座っている。
「奴らがお前を倒したが、それだけじゃ足りない。お前の罪は俺が直々に裁いてやろう」
「私を裁くだと? 神にでもなったつもりか!?」
玉座の男はその言葉に笑う。
「俺は神ではない。──神をも下す皇だ」
『バールクス!』
響き渡る音声。同時に玉座からゴルドドライブに掛けて炎の階段が現れる。
玉座に浮かび上がる黄金の時計盤。飛蝗を思わせる翅と脚の飾りをつけ、両縁には橙と黒の石が左右非対称に填め込まれ、時を刻む長針、短針の中央にはSを倒した形の秒針があった。
「変身」
『ライダーターイム!』
時計盤から射出される赤の『ライダー』という文字がゴルドドライブを撃つ。
「ぐああっ!」
『仮面ライダーバールクース!』
ゴルドドライブが吹き飛ばらされる間に男の体は噴き出す様に輝く光に包み込まれ、ゴルドドライブを撃った『ライダー』の文字がその光の中に飛び込んでいく。
「くっ……!」
体を起こすゴルドドライブの耳に足音が聞こえて来た。見え上げると炎の階段を降りて来る影。炎によってその姿が浮かび上がった。
深緑の胸部装甲、そこには時計の革バンドに似たパーツを付けている。手足は闇に同化するよう漆黒であり、肘からは刃の様な突起、或いは昆虫の脚の様にも見える。
両肩に金の装甲。額、口部にも同じく金の装甲が付いており、時計のムーブメントの様な装飾が施されている。
真っ赤に輝く『ライダー』の形をした複眼が、ゴルドドライブを見下ろす。
「喜べ。罰と同時にこのバールクスの力で最初に屠られる名誉をやろう」
「ふざけるなぁぁ!」
虚仮にされたゴルドドライブは怒りのまま叫ぶと手を翳し、そこから光の触手を伸ばす。
光の触手がバールクスを貫こうとした時──
『バイオライダー!』
──腕に巻かれたホルダーのライドウォッチが起動。そのまま触手はバールクスを貫通。だが、バールクスは何事も無いかの様に前身し続ける。
「何っ!?」
触手が貫いた箇所は液体の様に変化しており、そのおかげでバールクスは無傷。
ゴルドドライブは慌てて触手を抜き、今度は手から金色のエネルギー波を放とうとして──
『ロボライダー!』
──何故かそれをバールクスではなく自らに放つ。
「があっ!」
自分自身の力で吹き飛ばされるゴルドドライブ。その様子をバールクスは嗤う。
「どうした? まだこちらは何もしていないぞ?」
「お、のれぇぇぇ!」
ゴルドドライブはドライバーのキーを捻り、跳躍。
発せられたエネルギーが右足に収束し、ドリル状となる。バールクスはそれに対し、回避も防御の動作を見せない。
「消えろぉぉぉ!」
ゴルドドライブの一撃がバールクスに命中。しかし、その瞬間金色のエネルギーが砕け散る様に消失。
「何だと!?」
「無駄だ。お前の力は俺には効かない」
無傷のバールクスはライドウォッチを起動。
『シャドームーン!』
バールクスの手から緑色の稲妻状の光線が放たれ、ゴルドドライブを拘束。
「ぐあああああ!」
身動きが出来ない状態で光線によって全身を焼かれる。
「終わりだ」
『BLACK RX!』
バールクスはドライバーの前で空を握る動作をする。
「リボルケイン!」
ドライバーから柄が現れ、それを抜くと円形の鍔内部は赤く輝きながら回り、剣身部分が青白く輝く武器が抜き出される。
「はああっ!」
バールクスはリボルケインを構えながらジャンプ。ドライバーとライドウォッチを自動的に動き出す。
『フィニッシュタァァイム!』
『BLACK RX!』
『バールクス!』
着地と同時にバールクスはリボルケインをゴルドドライブの腹部に突き刺す。
「があああああああ!」
剣身に込められた莫大なエネルギーがゴルドドライブの体内に流し込まれ、溢れ出たエネルギーが腹と背から火花となって飛び散る。
『タイムブレーク!』
バールクスはリボルケインを抜くと同時に右足を上げ、赤熱化した右踵を後ろ回し蹴りでゴルドドライブの顔面に叩き込む。
頭部、腹部に多大なダメージを受けたゴルドドライブは、火花を鮮血の様に噴き出させながら後退。
バールクスは結末を見る必要も無いと言わんばかりにゴルドドライブへと背を向ける。
数秒後、バールクスの背後で大きな爆発が起こった。
「ふん。こんなものか」
戦い終えたバールクスは詰まらなそうに鼻を鳴らす。
「お疲れ様ー」
バールクスの傍にジョウゲンがカゲンを連れて現れた。
「あとの処理は任せたぞ」
「はいはい。俺たちの王様は注文が多いねー」
ジョウゲンの軽口をバールクスは笑って流す。
「出来る奴らだと知っているからな」
「それは光栄で」
ジョウゲンは肩を竦めながら暗闇の中で指示を飛ばすと、闇の中で何かが動き始める。
「ジオウがライドウォッチを全て集めた。どうする?」
カゲンがバールクスに尋ねる。彼らにとって重要といえる転機。
「──もう暫く様子を見る」
「いいのか? 計画を動かさなくて」
「スウォルツの好きな様にさせておけ。どうせ最後に笑うのは誰か決まっている」
バールクスはドライバーからバールクスライドウォッチを外す。
「ジオウもスウォルツも新たな世界を創造する『創世』の力の前では無力。最後に笑うのは俺たちクォーツァーだ」
◇
タイムマジーンによって現代へ帰ってきたソウゴたち。
「あー、やっと戻って来たなー。そうだ、ゲイツ」
「何だ?」
剛は背伸びをした後、ゲイツを呼ぶ。
「お前、あの時計みたいなやつの余りってない?」
「ライドウォッチがどうかしたのか?」
ゲイツはブランクライドウォッチを剛に見せる。すると、剛はそれを受け取り、スイッチを押す。
『マッハ!』
「なっ」
ブランクライドウォッチに顔が浮かび上がり、マッハライドウォッチとなる。
「おーい」
「え? うおっと!」
マッハライドウォッチをソウゴに投げ渡す。ソウゴもゲイツも驚いた表情をしていた。
「何かお前って魔王になるんだって? でもさ、そんな風には見えないんだよなぁー。色々と俺も英志も世話になったし、それをお前たちに預けておく」
「……いいのか? ライダーの力を失うことになるんだぞ?」
「大丈夫だ。俺にはダチの──チェイスの力があるからな」
剛は黒い車体に紫の炎の模様が描かれたシグナルバイクを見せる。
「だから──えっ?」
あまりに唐突なことに剛は言葉を失った。今の今まで目の前でソウゴたちと会話をしていた。していた筈なのに、ソウゴたちが突然消えてしまったのだ。
◇
「うあっ!」
「何だと!」
「ここは……」
「これは、もしや……」
銀色のオーロラに包まれたかと思えば、見知らぬ荒れ地へと瞬間移動させられたソウゴたち。すると、乾いた拍手の音が響く。
「おめでとう、よくやった。最後のウォッチも手に入れられたか」
「スウォルツ!」
ソウゴたちの前に現れたスウォルツは、相変わらず傲岸不遜な笑みを浮かべている。
「一体何を……!?」
「お前たちに見せてやろうと思ってな」
スウォルツが懐から取り出したのはアナザーウォッチ。門矢士から奪ったディケイドの力。
「俺の手に入れた新しい力と圧倒的な絶望を」
ソウゴたちの前でスウォルツはアナザーウォッチ内に秘められた凶悪な力を解放する。
『ディケイド激情態ッ!』
発せられる声は今までのおどろおどろしいものではなく、世界の全てを破壊尽す様な怒りに満ちた怒声であった。
このまま最終章へ入っていきます最後までよろしくお願いします。
アナザーダークドライブ
身長:199.5cm
体重:103.0kg
特色/能力:機械、武器のコピー
先にどちらが見たいですか?
-
IF令和ザ・ファースト・ジェネレーション
-
IFゲイツ、マジェスティ