仮面ライダージオウIF―アナザーサブライダー―   作:K/K

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ジオウの残りの話数も半分以下になりましたね。残りのライドウォッチを入手する話がどうなるか楽しみです。


アナザーアクア2051 その6

 素手と槍のせめぎ合い。相手から目線を逸らさず力と同時に意地をぶつけ合う。

 

「おおおおっ!」

 

 ポセイドンは吼える。相手を威嚇すると共に自らを鼓舞する為に。

 アクアの戦いを見守っていたツクヨミは、空気を震わすポセイドンの咆哮に思わず一歩下がる。

 未来で戦士として戦ってきたツクヨミですら威圧される程の殺気。しかし、間近でそれを浴びせられているアクアは恐れず、視線をポセイドンから逸らさない。

 

「おおおおおおおおっ!」

 

 吼えながらポセイドンは槍を振り抜こうとする。力によってアクアをねじ伏せさせるつもりであった。

 

「はあっ!」

 

 アクアは、槍の柄にもう片方の掌を添えると、全身を循環する液体状のエネルギーを一気に駆け巡らせ、身体能力を一時的に向上させる。高まった力は、アクアの両掌から放たれ、距離の無い密着状態から一撃を放つ。

 放たれた力は水飛沫の様に散り、振り抜かれようとしていた槍は、ポセイドンに押し当てられた状態となり、その状態から胸部を打ち抜かれる。

 

「ぐうっ!」

 

 突き抜けていく衝撃の後、ポセイドンの体は十メートル近く吹き飛ばされる。仰け反り、倒れそうになるが、槍を地面に突き立て、無理矢理態勢を保つ。

 力で勝とうとしていたポセイドンは、アクアの双掌打によって逆に力負けしたことに驚かされた。

 

「初めて力を使う割には、意外と使いこなせているな」

「……俺だってポセイドンとして戦ってきたんだ。それは知ってるだろ?」

「はっ! 知っているさ! 特等席で見ていたからなぁ!」

 

 ポセイドンは槍を振るう。穂先から衝撃波が放たれ、アクアを砕く為に飛んでいく。

 

「はあぁぁ……!」

 

 アクアの両手が円を描く。その両手に液体状のエネルギーが充填され、アクアの両手は水色に発光する。奇しくも迫ってくる衝撃波と同じ色の光がアクアの手に宿っていた。

 アクアは、眼前にまで来ていた衝撃波に向け左掌打を繰り出す。掌が実体の無い破壊の力に触れた瞬間、手の中に宿る液体エネルギーが一定の方向へ流れを作る。ポセイドンの衝撃波は、その流れに乗らされ、左掌打が上に向かって突き出されるとその軌道に乗ってアクアの真上に飛んでいってしまった。

 

「凄い……」

 

 ツクヨミはそれしか言うことが出来なかった。ツクヨミの視点だと、アクアが真上に左腕を突き出したら、突然衝撃波が上に向かっていったのだ。不自然な軌道の変化にただ驚かされる。

 しかし、ポセイドンはツクヨミとは違い驚かない。今のアクアならばここまでするだろうと予測していた。戦い、力を感じ取ったからこそ出来るある種の信頼であった。故にポセイドンは、一撃目を逸らされても動揺も無く二撃目を放てた。

 一撃目を逸らしたアクアに、間を置かずに迫る二撃目。しかし、その二撃目も右掌を横に滑らすことで軌道を変えてしまう。

 

「まだだ!」

 

 ポセイドンは走り出す。走りながら三度目、四度目の衝撃波を繰り出していた。

 アクアは連続して繰り出される衝撃波をひたすら逸らしていく。右に、或いは後方に、正面から押し潰す為に来る力を、その力を殺さぬまま矛先だけをずらして無効化していく。恐るべきことに、アクアは場を一歩も動かずにそれを為していた。

 五、六、七。距離に開きがある限りポセイドンは槍を振るい続け、何度も力を放つ。無駄だろうが意味が無かろうが関係無い。消耗しようが、疲労しようが力を振るうことを止めない。

 ポセイドンは、自分の行いを無駄だとは思わない。途中で折れることこそ全てを無駄、無意味にする行為。ほんの僅かな光明を見つけるには、心身を削る様な執念が必要なのだ。

 距離を詰めながら繰り出される衝撃波をアクアは捌いていくが、距離が縮むにつれてアクアの技は徐々にキレを失っていく。

 アクアとて余裕は無い。極度の集中によって一撃を無効化する度に膨大なストレスが掛かってくる。それが短い時間で連続して起こっているのだ、肉体よりも先に精神が疲労する。

 五発目、六発目、七発目は何とか逸らすことが出来た。しかし、七発目のすぐ後ろにあった八発目に反応が遅れる。

 正面から迫る衝撃波に掌を当て逸らす──ことは出来たが、反応が遅れたせいで逸らす方向まで気を回すことが出来ず、衝撃波は真下に向かっていった。

 足元で爆発が生じ、砕け散ったコンクリートの破片が全身を打つ。それだけならアクアの外甲に傷一つ付かない。

 だが、爆発で生じた土煙を突き破って現れるオオカミウオの牙には耐えられなかった。鋭い歯先が、アクアの肩を抉り、そこに数本の線を刻む。

 

「くっ!」

 

 熱の様な痛み。戦いの痛みは、いつだってアクアの心を揺さぶる。痛みは、心から不安や恐怖を引っ張り上げてくる。

 すぐさま二匹目のオオカミウオが大口を開けてアクアを狙う。その牙の先をアクアの頭部に定めて。

 以前のアクアならば、この二撃目は受けていただろう。しかし、今のアクアは違う。

 交わした約束。預かった勇気。そして、仮面ライダーと名乗ったこと。

 恐怖に屈せず、乗り越える為の支えは既にアクアの中に出来ていた。

 

「おおおおっ!」

 

 オオカミウオの牙が喰らい付く前に、アクアは一歩前に踏み込みながらオオカミウオの顎下に掌打を繰り出す。

 火花を飛び散らさんばかりに閉ざされるオオカミウオの顎。同時に、それは伸ばされていたポセイドンの足、より正確に言えばアキレス腱への強打となる。

 

「うお!?」

 

 下からの突き上げを受け、地面に着けてある片足だけでは踏ん張ることが出来ず、ポセイドンの体はその場で後方宙返りをさせられる。

 すぐに着地し、体勢を立て直せばならないと回転する視界の中で考えるポセイドンであったが、その考えでは一手遅いことを次の瞬間に思い知らされる。

 土煙を突き破りながら、透き通りながらも水色に輝く二つの光が現れた。

 自分がしたことを、今度はされる立場となっていることをポセイドンは嫌でも理解する。

 縦回転するポセイドンが、光に向けて腹部を晒すタイミングに合わせてそれは突き出された。

 回避することは不可。そして、防御するには間に合わない。

 二つの輝き──アクアの双掌がポセイドンの腹部に打ち込まれ、込められているエネルギーが飛沫となって弾ける。

 煙幕となっていた土煙は、その飛沫によって消し飛ばされ、ポセイドンは体の内側をかき混ぜられる様な衝撃を味わいながら、吹き飛ばされた。

 背中から落ち、その状態で数メートルも滑っていくが、すぐにポセイドンは立ち上がる。

 

「ま、だだ……!」

 

 受けたダメージを押し殺しながら叫ぶポセイドン。痛みも苦しみもある。しかし、それ以上に戦いへの高揚があり、その高揚がそれらを鈍らせる。

 自分の中にある空虚な部分が埋められていく様な感覚。これを終わらせる訳にはいかない。

 

「おおおおおおおっ!」

 

 オオカミウオの紋章が輝く。ポセイドンはダメージを受けた直後とは思えない程機敏な動きで駆け出し、速度を付け、最高点に達すると同時に地面を力強く蹴り付ける。

 揃えられた両脚が、巨大なオオカミウオの頭部となって一直線にアクアへと向かう。

 それを迎え撃つアクア。その両足が水色の輝きを帯びる。

 アクアもまた跳び上がるが、オオカミウオの口は眼前まで迫っていた。

 

「遅いっ!」

 

 大きく口を開き、その牙で粉砕しようとするポセイドン。そのとき、アクアの両足に込められたエネルギーが水流の様に噴き出し、アクアを真横に移動させる。

 

「何っ!」

 

 アクアは、ポセイドンを中心として大きな弧を描きながら空中を水の力で奔る。ポセイドンも急いで軌道を変えようとするが、アクアの速度はそれを凌駕する。

 

「アクアヴォルテクス!」

 

 水流によって加速され、軌道すら変えられる跳び回し蹴りが、ポセイドンの側頭部目掛けて炸裂する。

 

 

 ◇

 

 

「はあっ!」

「でやあっ!」

 

 倉庫内でアナザーアクアと戦うジオウとゲイツ。

 穴の開いた天井。そこから差し込む光で、三人が巻き上げる埃に光が反射し浮かび上がる。この三人が入った場所は、運良く使われていない廃倉庫だった為、中に巻き込まれる一般人はおらず全力で戦える。

 ジオウとゲイツの拳がアナザーアクアの胴体に入る。そして、勢い余って貫通した。

 

「うえっ!」

 

 その感触に驚くジオウだが、すぐに気付く。貫通した腕が抜けないことに。

 体を液体の様にして操るアナザーアクアは、わざと二人の攻撃を受け、その能力を使って二人の動きを止めた。

 

「あ゛あ゛あ゛っ!」

 

 ジオウ、ゲイツの腹部にアナザーアクアの掌が押し当てられると、そこから水が放たれ、その圧で二人は飛ばされる。

 

「うわっ!」

「くっ!」

 

 ジオウは後転しながら廃材の中に頭から突っ込んでいくが、ゲイツは途中で止まり、ジカンザックスを取り出し、弓モードにしてアナザーアクアに照準を定め、光弾を発射する。

 放たれた光弾は、アナザーアクアの左腕に直撃し、その腕を切断する。切り落とされた腕は地面に落ち、崩れて水溜りと化した。

 

「あ゛あ゛あ゛……」

 

 左腕を切断されても痛がる素振りを見せないアナザーアクア。すると、左腕の断面から半透明の液体が零れ出し、それが左腕の形となって完全に元へ戻ってしまう。

 

「ダメか……!」

 

 その光景にゲイツは驚かない。この廃倉庫内で戦う前に、ポセイドンによって吹き飛ばされた両腕を直した光景を見ていた為である。

 

「でも、ああやって体の一部が水に戻るならいつかは水切れを起こす筈だよね?」

 

 廃材から出て来たジオウがゲイツの隣に立ってそう言う。

 

「奴の再生も無限では無いかもしれない訳か……」

「それなら、いけそうな気がする。でしょ?」

「──ふん」

 

 ジオウの問いに、ゲイツは素直に答えずそっぽを向く。しかし、こういう時のジオウの考えは上手くいくことをゲイツは知っていた。

 ゲイツが無言でライドウォッチを取り出すを見て、自分の考えに乗ることが伝わったジオウは、水切れを誘う為に更なる力を解放する。

 

『ディ、ディ、ディ、ディケイド!』

『ブレイブ!』

 

 ディケイドライドウォッチ、ブレイブライドウォッチを起動。それをジクウドライバーに組み合わせ、ディケイドとブレイブの力を呼び出す。

 

『アーマーターイム!』

『カメンライド・ワーオ! ディケーイ! ディケーイド! ディーケーイードー!』

『レベルアップ! ブレイブ!』

 

 ディケイドアーマーとブレイブアーマーを装着したジオウとゲイツ。ベルトが輝き、そのアーマーに相応しい武器もまた召喚される。

 

『ライドヘイセイバー!』

 

 十九のライダーの力が宿る剣を握るジオウ。そして、ゲイツのジカンザックスにも『ほのお』『こおり』と描かれた刀身が追加される。

 

「いくよ! ゲイツ!」

「言われるまでもない!」

 

 武装を整えたジオウとゲイツが、アナザーアクアに向かって走り出す。

 

「あ゛あ゛っ!」

 

 アナザーアクアの右足が伸び、鞭の様に振るわれる。ジオウは身を低くしてそれを躱し、ゲイツは迫ってくる右足首をジカンザックスで斬り落とす。途端、伸びていた部分が水へと戻る。

 その間にアナザーアクアの懐に潜り込んでいたジオウは、ライドヘイセイバーによってアナザーアクアを袈裟切りする。アナザーアクアの右肩から左腹に掛けて切断面ができ、そこから零れ出る水が埃だらけの地面を濡らす。

 

「はあっ!」

 

 ライドヘイセイバーを突き出すジオウ。アナザーアクアの胸部中央に刺さり、刀身が背中から突き出る。拳ときと同様に体を使ってライドヘイセイバーを固定するアナザーアクア。しかし、それこそがジオウの狙いであった。

 ジオウはすぐさまライドヘイセイバーの柄にあるハンドセレクターを回す。これにより宿っているライダーの力を選択する。

 

『ヘイ! 龍騎!』

 

 選んだのは仮面ライダー龍騎の力。

 

『龍騎! デュアルタイムブレーク!』

 

 突き刺した刀身が炎に包み込まれる。その炎はアナザーアクアの水でも消火することが出来ず、アナザーアクアの体を沸騰させる。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」

 

 これには耐え切れないのか、アナザーアクアの方がライドヘイセイバーから離れる。刺された箇所を押さえながら、そのまま後ろへヨロヨロと後退していくアナザーアクア。しかし、背後に置かれていた廃材用の大型コンテナがそれを阻む。

 

「これで!」

 

 再びハンドセレクターを回す。選ばれた力は──

 

『ヘイ! ブレイド!』

 

 仮面ライダーブレイドの力が解放され、ライドヘイセイバーの刀身に紫電が奔ると、刀身が白く発光し、幅も長さも倍以上の雷の剣となる。

 ゲイツもまたジカンザックスにライドウォッチを装填。

 

『フィニッシュタァァイム!』

『ウィザード!』

 

 仮面ライダーウィザードの力がジカンザックスに宿ると、赤い魔法陣が宙に二つ現れ、一方はジカンザックスを通過。もう一方にゲイツが手を入れると、もう一本のジカンザックスが抜き出される。

 

『ブレイド! デュアルタイムブレーク!』

『ザックリカッティング!』

「でやあああああ!」

 

 ジオウが、ライドヘイセイバーでアナザーアクアを正面から斬る。それに合わせてゲイツは二本のジカンザックスを交差する様に振るった。

 雷撃の刃は、アナザーアクアを真っ二つに裂き、冷気と炎の刃が追撃でアナザーアクアを×の字に裂く。勢い余って後ろのコンテナまで斬り裂かれていた。

 

 

「あ゛、あ゛、あ゛、……」

 

 アナザーアクアを完全に倒すことは出来ないが、これで一時的には戦闘不能に追い込められるだろうと思う二人。しかし、予想外の事態が訪れる。

 裂かれたコンテナからいきなり水が噴き出した。彼らは知らなかったが、このコンテナには、穴の開いた天井から時折雨水が流れ込み、貯め込んでいた。それが、ジオウたちの攻撃で漏れ出したのだ。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

 

 水を浴びたアナザーアクアが歓喜した様に叫ぶ。赤錆が混じった汚水であるが水は水。その水によって二人が付けた傷は一瞬で修復される。

 

「あ゛あ゛っ!」

 

 アナザーアクアは地面に流れる汚水に顔を付け、それを一気に吸収し始めた。

 

「おええ……」

「気持ち悪がっている場合かっ! 補給される前に倒すぞ!」

 

 ゲイツが気分を悪くしているジオウを叱咤しつつ、アナザーアクアに斬りかかる。アナザーアクアはそれを跳び上がって避けながら、コンテナの中へと入ってしまった。

 

「不味い!」

 

 すぐにアナザーアクアを引き摺り出そうとするが、コンテナの縁を掴む手を見た瞬間、もう遅いと察してしまう。

 縁を掴む無数の手。コンテナの中から無数のアナザーアクアが這い出てきた。

 

「増えたっ!」

「増殖だと!」

 

 大量の水を吸収することで、自分の分身を数十も生み出したアナザーアクア。個の力では勝っているかもしれないが、ここまで数に圧倒的差があると、それも意味をなさない。

 

「どうする! ジオウ!」

「待って! ちょっと待って!」

 

 アナザーアクアたちによって周囲を囲まれるジオウたち。絶体絶命の危機。

 そのとき、ジオウの目にあるライドウォッチが入る。

 

「これなら、いける気がする!」

 

 腕のホルダーから取り出したライドウォッチは──

 

『オーズ!』

 

 それをディケイドライドウォッチのスロットに挿し込んだ。

 

『ファイナルフォームターイム!』

『オ、オ、オ、オーズ!』

 

 ディケイドとオーズの力が合わさり、一段階上の力に覚醒させる。

 緑を主とした外装。腕には折り畳まれた刃。顔は緑の仮面に橙の目へと変わる。右肩装甲には『オーズ』。胸部装甲には『ガタキリバ』の文字。

 仮面ライダージオウディケイドアーマーオーズガタキリバフォームへと変身する。

 

「おおおおおおおっ!」

 

 変身直後に雄叫びを上げるジオウ。すると、その体から同じ姿のジオウの分身が五人現れる。

 

「準備いい?」

『うん!』

 

 一人を除いて他のジオウたちが、ディケイドライドウォッチからオーズライドウォッチを外し、再び装填する。

 

『ファイナルフォームターイム!』

『オ、オ、オ、オーズ!』

 

 音声が重なり過ぎて大音量となり、その大音量の中で五人のジオウが別の姿へと変わっていく。

 黄色を主とし鬣の様な仮面に青い目の猛獣を彷彿とさせる『ラトラーターフォーム』。

 白と灰色の体色。手足に分厚い装甲を持つ『サゴーゾフォーム』。

 蒼と水色の体。吸盤の付いた両脚に、肩から垂れる電気ウナギを模した鞭『シャウタフォーム』。

 濃淡に分かれた橙色の肉体。両腕には亀の甲羅の如き装甲『ブラカワニフォーム』。

 そして、紅色の装甲に覆われ、猛禽類の爪と翼を持つ『タジャドルフォーム』。

 姿が異なる六人のジオウが、大量のアナザーアクアたちの前に現れる。

 




オーズに関して、ディケイドライドウォッチは一段階の力を引き出すということからこの様な展開にしてみました。
ウィザードでも似た様なことが出来るかもしれませんね。

先にどちらが見たいですか?

  • IF令和ザ・ファースト・ジェネレーション
  • IFゲイツ、マジェスティ

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