ウラタロス=U電王
キンタロス=K電王
リュウタロス=R電王
ジーク=W電王
で表してます。
「じゃあセンパイ。ここは僕たちに任せて先に行って!」
青いイマジン・ウラタロスが促した。
「…。行くぞ。」
士達はイマジン達にこの場を託し、先に向かった。
「では行くぞ、家来達よ。」
白いイマジン・ジークが言った。
「せやから、いつからお前の家来なったんや!」
黄色いイマジン・キンタロスが反論した。
「まぁまぁ、キンちゃん。さっさと片付けよう。」
ウラタロスがなだめた。
「へっへーん♪」
紫のイマジン・リュウタロスはやる気満々だった。
彼らの腰にはベルトが巻かれていた。
「「「「変身!!!!」」」」
4体のイマジンの身体をアーマーが包み込み、それぞれ姿の違う仮面ライダー電王になった。
「降臨!満を持して。」
「お前達、僕に釣られてみる?」
「俺の強さにお前らが泣いた!」
「お前達、倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!」
「て言うか、ジークの後に続くのって、何だか違和感あるねぇ。」
U電王は言った。
「お供の分際で何を言うか。行くぞ!」
W電王が言うが、
「じゃあ、僕から行くよ!」
「よしきた!行くでぇ!」
既に、R電王とK電王は先陣を切っていた。
「キンちゃん、リュウタ…。また…。」
U電王は頭を抱えた。
「…。私は今初めて君がまともな家来だと確信を得たぞ。」
W電王がU電王に言った。
「それはどうも。」
U電王とW電王も加勢しに行った。
無数のガーディアンを様々な電王達が蹴散らしていく。
暫くすると、スマッシュも数体姿を現した。
「お、中々骨のあるやつが現れたな!」
K電王はデンガッシャー・アックスモードを手に、スマッシュに立ち向かった。
一振り一振り、スマッシュに斬りかかる。確実にダメージを与えているが、スマッシュの強固な身体のため致命傷には至らなかった。
「なんちゅう固さや。だが、これならどうや!」
持っていたアックスをしまうと、K電王は相撲の四股を踏むような構えを取った。
スマッシュは構わずK電王に迫る。
「よしきた!」
スマッシュが間合いを詰めて来た所を張り手で押し返した。
「まだまだ!」
K電王は立て続けに張り手を繰り出していき、効いてきたのか、スマッシュは体勢を崩した。
「これで仕舞や!」
フルチャージ!
K電王は再びアックスを持つ。なおもスマッシュは駆け寄って来るが、K電王は最後の張り手で押し返した。
その後、高く跳び上がり降下の勢いに乗せてアックスを振り下ろした。その斬撃はスマッシュの頭頂から地面まで直線を描き、スマッシュは爆散した。
「ダイナミック・チョップ!」
ガーディアン達がR電王に向けライフルを撃ち込む。しかし、R電王は軽快なステップを踏み、銃弾を避けていく。また、避けながらもデンガッシャー・ガンモードで的確に射撃をしていた。
「そんな攻撃、僕に当たる訳ないじゃん!」
R電王は余裕を見せながらも一体また一体とガーディアンを破壊していった。
すると、スマッシュが現れR電王に氷の矢を飛ばし始めた。
「おっと!」
R電王はかわすも、スマッシュは針を飛ばし続ける。
R電王は手にした銃で氷の矢を撃ち落とす。お互いに弾を撃ち続けながら距離を詰めていく。するとスマッシュは矢を飛ばすのをやめて、腕に氷の針を纏わせ接近戦をしかけてきた。
「近づいて来たって!」
振りかかった腕を銃の尻で払い落とし、脚でスマッシュを蹴り飛ばした。そして、体勢を崩したスマッシュにR電王はさらに銃弾を撃ち込む。
「とどめ!」
フルチャージ!
手にした銃を両手で構えを直すと、両肩のエネルギー増幅装置と銃を共鳴させ、エネルギーを溜め始めた。
スマッシュは立ち上がり攻撃から避けようとしていた。
「逃がさないよ!」
銃口からエネルギー弾が打ち出されると、そのままスマッシュに直撃し、爆散した。
U電王はデンガッシャー・ロッドモードを振り回し、ガーディアン達を薙ぎ倒していた。何体か近づいて来たが、U電王は片手間の如く脚で蹴り返す。続いてスマッシュも現れ、U電王に攻撃をする。
「タコねぇ。釣りがいはあるけど、好みじゃないんだよね!」
スマッシュは鞭状の腕を振り降ろすが、U電王はロッドを巧みに操り攻撃をかわしていく。一方で、距離を詰めロッドで攻撃するも、スマッシュの柔軟な身体により攻撃が弾かれてしまった。
「なら、タコらしく釣られてもらおうか!」
一度距離を空け、スマッシュに向けてロッドから釣糸を飛ばした。それはスマッシュの身体に巻き付いた。
「ふんっ」
U電王がロッドを振り上げると、スマッシュも弧を描くように空中へ飛びあがり、その勢いのまま地面に叩きつけられた。
フルチャージ!
スマッシュが立ち上がった所をU電王はロッドを投げつけた。スマッシュの身体に青いオーラが現れ身動きを止めた。
「でぇやああああああああ!!」
身動きを止めたスマッシュにU電王は跳び蹴りをした。
蹴りはスマッシュの身体を突き抜け、スマッシュは爆散した。
W電王は手に持つデンガッシャー・ブーメランモードをガーディアンに投げつけ、もう一方の手に持ったハンドアックスモードで切り刻む。ブーメランは次々とガーディアン達を切りつけ爆散させていた。上空からスマッシュが飛んできて、W電王に攻撃を仕掛けようとした。
「甘い!」
W電王は飛んできたスマッシュの攻撃をかわすと同時に蹴りを叩き込んだ。スマッシュは地面に墜落した。
「同じ鳥ならば、もっと優雅で美しく立ち振舞わなければな。」
そう言いながら、W電王はスマッシュの攻撃を華麗にかわしていた。そして、両手に持ったブーメランとハンドアックスで美しい軌跡を残しながらスマッシュを切り刻んでいく。
「このような、ごちゃごちゃした戦いは好きではない。すぐに片を付けよう!」
フルチャージ!
W電王は再びブーメランをスマッシュへ投げつけた。スマッシュはそれを避けたが、ブーメランは弧を描いて戻り、スマッシュの背中に一撃を与えた。同時にW電王はハンドアックスも投げつけて一撃を与えるとすれ違い様に武器を両手に収めた。それぞれの攻撃をその身に受けたスマッシュは爆散した。
4人の電王がそれぞれスマッシュを倒した時、幾つもの火球が彼らを襲った。
火球の方向を見ると他のスマッシュとは違い、身体の黒いスマッシュが迫っていた。
「真打ち登場ということか。」
W電王は言った。
「今までのスマッシュとは違うかも。」
U電王は言いながら構えを取った。それに倣い、それぞれの電王も構える。
再びスマッシュが火球を放つ。U電王とK電王がそれをかわし距離を詰めると、それぞれの武器で攻撃をした。
「あれ?」
「何!?」
スマッシュの強固な身体に攻撃が全く通じなかった。そして近距離から火球を浴びてしまった。
「今度は僕の番!」
R電王はスマッシュに銃弾を浴びせるが、スマッシュは一切怯むことなく、さらに火球を飛ばしてきた。R電王はかわしながら攻撃をするも、徐々に防戦一方となっていった。
横からW電王が両手の武器で瞬く間もなく攻撃を繰り返すが、それでもスマッシュはW電王を払いのけ、火球を浴びせた。
「ああ!?鳥さんが焼き鳥になっちゃう!」
R電王が言った。
「縁起でもないことを言うな、田分けが!」
「でも、これはちょっとヤバいかも…。」
強固な身体と火球を前に、4人の電王達は苦戦を強いられていた。
その時だった。
フォーーーーーーーーーーン
空中からデンライナーの汽笛が聞こえてきた。
「何や!?」
K電王が空を見上げると、デンライナーが現れ4人の電王の前に停まった。そして中から、イマジン達に取って見覚えのある青年が降りてきた。
「みんな!」
「「「「良太郎!!!!」」」」
かつてイマジン達と契約し、電王となり協力しながら戦ってきた青年・野上良太郎だった。
「良太郎!?どうしてここへ?」
U電王が尋ねた。
「オーナーから事情を聞いたんだ。僕も手伝うよ!」
良太郎が答えた。
「ええ所にやって来たな、良太郎!」
「わーい、良太郎、久しぶり!」
「これは、我が恩人!」
それぞれの電王も良太郎との再会に喜んだ。
「あれ?モモタロスは?」
「あぁ。センパイならこの上。幸太郎や他のライダー達と一緒に戦ってるよ。」
U電王が答えた。
「そっか…。じゃあ、ここで頑張らないとだね!」
そう言うと、良太郎はベルトを腰に巻き付けた。
「変身!」
良太郎の身体を黒いスーツが包み込んだ。その後、赤い携帯電話のようなデバイスを取り付けると、上空から大きな剣が現れた。それを受け取るとライダーパスを剣に装填した。
ライナーフォーム!
黒いスーツにデンライナーを模したアーマーが装着し、新たな電王の姿に変わった。
「みんな、行くよ!」
5人の電王がスマッシュに立ち向かった。
W電王が両手の武器を投げ、R電王が銃をスマッシュに撃ち牽制した。それでもスマッシュは火球を放つがU電王とK電王が各々の武器でそれを弾き返し、すれ違い様に切りつける。
「えい!」
一瞬バランスを崩したスマッシュに向け、ライナー電王がデンカメン・ソードで切りつける。立て続けの攻撃を受けたためか、スマッシュはライナー電王の攻撃に怯んだ。しかし、スマッシュは体勢を戻すと火球を放った。
「わわわ!」
ライナー電王は咄嗟にデンカメン・ソードで火球を防ぐと同時にソードについているレバーを引いた。
デンカメンの位置が電王になると、刀身に赤いオーラが纏った。
「それ!」
赤いオーラを纏った剣でスマッシュを切りつけると、ついにスマッシュは地面に膝をついた。
「今だ、みんな!」
ライナー電王の合図で各々最後の一撃のために構えた。
フルチャージ!
チャージ・アンド・アップ!
U電王はロッドをスマッシュに投げつけ身動きを止めた。続いて、K電王とW電王がそれぞれの武器にオーラを纏わせ切りつけた。そして、R電王のエネルギー弾が続けて撃ち込まれ、U電王の跳び蹴りがスマッシュに直撃した。
「電車切り!」
ライナー電王の足元にレールが敷かれると、それに沿うようにデンライナーのオーラが現れ、オーラを纏ったライナー電王はスマッシュ目掛けて最後の一撃を与えた。
5人の電王の必殺技を受けたスマッシュはついに爆散した。
「ふぅ…。」
ライナー電王が一息つくと、ベルトから赤いデバイスが消え、良太郎の姿に戻った。
「あ、モモタロスが僕たちを呼んでる!またね、良太郎!」
リュウタロスが言うと、上空へ飛んでいった。
「どうやら、あっちの方も佳境のようだな。さらばだ、我が恩人よ!」
ジークも続いて行った。
「じゃあな、良太郎!待っとれモモの字!」
キンタロスも上空へ行った。
「後は僕たちに任せて、またね良太郎!」
最後にウラタロスが上空へ消えていった。
「頼んだよ、モモタロス。みんな。」
良太郎は消えていった空を見上げた。
その顔は彼らを信頼するように笑顔だった。
士達がタワー内で戦っている間のイマジン達の話しです。
ゲストに野上良太郎を出させて貰いました。
イマジン達の助っ人としての登場ですので、残念ながら士達との絡みはありません。
どの良太郎なのかはご想像にお任せします。笑
イマジン達と戦うスマッシュは
K電王VSストロングスマッシュ(パワー対決)
R電王VSアイススマッシュ(遠距離戦対決)
U電王VSストレッチスマッシュ(水棲生物対決)
W電王VSフライングスマッシュ(鳥モチーフ対決)
のつもりで描きました。
また、ボススマッシュとして
バーンスマッシュのハザードタイプ(本作オリジナル)を設定しました。
本作本編にて、ビルドのボトルがモチーフのスマッシュを設定したので、こちらではクローズのボトルがモチーフのスマッシュを設定しました。
やはり2号ライダーのスマッシュなので強力な姿を描写しました。
サイドストーリーズはここで終了です。
次回からエピローグ編になります。
お楽しみに!