魔法少女リリカルなのは~魂の灯火~   作:ドラゴマキナ

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ep2初戦闘

/蒼也side

 

 

 

あの2日後、僕は忍さんの許可も得た上で、なのは達に同行し、アースラというらしい戦艦に行った。

 

……何と言うか、とにかく凄かった。

 

健康診断の様な身体の検査を終え……虚弱体質である事以外に問題は無いそうで。

 

魔力ランクはC、「直死の魔眼」もレアスキルとして正式に登録された様だ。

 

 

 

一応僕はなのは達を手伝う流れになった訳で。

 

とりあえず、現地の一般協力者、という扱いらしい。

 

で、具体的には一体何をすれば良いのかを聞くと。

 

 

 

「とりあえず、今海鳴市で起こっている異変の解決を手伝う」。

 

 

 

だそうだ。

 

 

 

今、海鳴市にたまに出没しているあの怪物。

 

あれは、魔力の塊で構成されたモノらしく……生物ではないらしい。

 

 

 

何が原因かまだ解っていないそうだけど……とりあえず、被害を出す訳にもいかない為、出現すれば片っ端から倒していく方針だとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で、その次の日。

 

「……」

 

僕は息を殺して物陰から様子を窺っている。

 

僕の視線の先には、身長3、4メートル位の人型の化物と、それと戦っているなのはとはやての姿が。

魔力反応が感知されたとかで……一応、僕も見学についてくる事になった。

 

……八神はやても僕の友達だが……君も魔導士だったのか……。凄いな、ほんと。

 

 

 

さっきから、2人共弾幕で敵を攻撃しているけど……あまり決定的なダメージは与えられていない様に見える。

あの化物自体の攻撃は大した事はなさそうだけど……防御重視の奴なのか。

 

……なら。右手に持つカッターナイフを強く握り締める。

 

まだ、デバイスとやらは作って貰っている途中の様なので僕の武器は相変わらずだ。だけど、僕に限って、得物の心配をする必要は無い。

 

「直死の魔眼」を持つ僕なら、刃物さえ持てば防御力を無視した攻撃が出来る。

 

 

 

今はまだ、化物は僕に気付いていない。やるなら今だろう。

 

……あれは、生物じゃない。

そう自分に言い聞かせて、全身に力を込める。

 

 

 

化物がなのはに向かってまた拳を振り上げようとした時。

 

 

 

僕は駆け出した。

 

 

 

視るのは、化物の右足のふくらはぎにある線……!

 

 

 

その線でまずは斬る!

 

 

 

「このおおおおおおお!」

 

 

 

カッターナイフをふくらはぎの線に突き刺し、そのまま線に沿って斬り上げる!

 

 

 

「ギャアアアアアア!」

 

 

 

よし、成功!

足を斬られ、化物はバランスを崩して左足の膝をつく。斬られた右足のふくらはぎから下は粒子みたいになって消えていく。

 

この高さなら、腹辺りに視える線も狙える……!

 

 

 

「おおおおお!」

 

 

 

力を込めて、ナイフで視ているその線に斬り付ける!

 

 

 

刃が届いた……そう思ったのとほぼ同じタイミングで、強烈な衝撃に襲われ、僕は吹っ飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……あれ?

 

「蒼也君!気が付いた?」

 

気が付けば、僕はベッドの上で白い天井を眺めていた。

 

隣にはなのはとフェイト、はやてと、赤髪の見慣れない少年がいた。……大体僕と同い年、かな?

 

……ってここ……病院?

 

「……えっと……あの、化物は?」

 

「あれはきっちりやっつけといたで。ただ、あんたが2度目に斬りつけた時、あれのカウンターもろ喰らってしもうてな。それでここへ連れてきたっちゅう訳や」

 

「もう……見学だけのつもりだったのに。無茶しちゃ駄目だよ」

 

「ご、ごめん」

 

はやてとなのはの言葉に、思わず謝ってしまう。

 

ただでさえ虚弱体質なのに、あんな化物の一撃を喰らう。

 

……良く無事だったな僕。

 

「うん、こっちも助けてもらっちゃった。ありがとう」

 

そうやって会話が一段落すると、赤髪の少年が口を開いた。

 

「で、俺とは初めまして、かな。俺はギリー」

 

「えっと、夜凪蒼也、です」

 

「あー、別に堅くならなくて良いぞ。大体同い年だろ?」

 

向こうがそう言ってくれたので、普通に接する事にする。

 

「俺も時空管理局で働いててさ。ま、解らない所がありゃ気軽に聞いてくれや。これからよろしくな」

 

「あ、うん。よろしく」

 

良かった、同い年位の男子がいると色々聞きやすいしね。

ちょくちょく聞いてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

/ギリーside

 

 

 

……ふむ。

 

……まあ、聞いた話からしても、転生者だろうな……俺と同じく。

 

転生者は俺だけかなー、なんて思ったりもしたけど……そんな事は全く無かったぜ。

転生者はこれで2人……。なんか他にもいそうだな……面倒な事にならないと良いけど。

 

しっかしまー……「直死の魔眼」か……また難儀な能力が来たなー。管理局とかは基本殺さずに解決な訳だけど……どうすんだこれ?

非殺傷設定?何それ美味しいの?ってなるぞ。魔眼を抑えるアイテムも持ってないみたいだし……。

 

(ねえギリー、本当に同い年位なの?)

 

(んー?見た目はそうだから無問題)

 

フェイトと念話でだべりながら、とりあえず今の状況を考える。

 

ま、こいつはうざい性格をしてない様で何よりだ。

ハーレム思考とかも別に無さそうだし。

 

 

 

どっちにしろ、フェイトは渡さないけどな!これ重要だよ。




と、いう訳で3話目です。
蒼也の初戦闘と、新キャラ、ギリーの顔見せが主な内容ですね。
うーん、まだ戦闘は下手くそですね。「直死の魔眼」とはいえ、戦闘が変に簡単になっちゃってるような。うーん。

……まあ、精進します。
感想やアドバイスは大歓迎です。

……あ、辛辣なのはほどほどでお願いします。
自分、豆腐メンタルなもんで。

それでは。
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