バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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前回 明久は病院へと運ばれて、秀吉は女性だということを知る、だがそれでも明久は彼女のことを友達としていたいという。

秀吉は明久に抱きついて涙を流すのであった。


対決Bクラス その3

明久side

 

僕は病院を退院をしてそのまま学校へと向かう。外では西村先生が待っていてくれた。

 

「吉井・・・大丈夫なのか?病院へ運ばれたと聞いたときは驚いたが・・・」

 

「えぇご心配をおかけしました。もう大丈夫です・・・!」

 

「そうか、あまり無茶をするなよ?」

 

わかっていますよ、西村先生・・・僕は下駄箱で靴を履き替えてからFクラスの方へと向かう。

 

僕がFクラスの扉を開ける前に・・・

 

「ライカ・・・・・・」

 

『了解です』

 

僕はライカにあることを頼んでから教室へ入ると・・・

 

「「「「ぐあああああああああああああああ!!」」」」

 

FFF団全員がダルマのように前へずっこけているのだ。

 

「明久・・・大丈夫か?昨日入院をしたと聞いた・・・」

 

「ありがとう康太、もう大丈夫。さぁ今日はBクラスと決着をつけよう!」

 

時々体に痛みが走ってくるが問題ないと思い、次のチャイムまで待機する。

 

そういえばなのはたちの姿は見えないけどどうしたんだろう?

 

明久side終了

 

そのなのは達はというと、クロノと共に明久の一年前の様子を見ていた。

 

「なんやこれは!!」

 

はやては声を荒げる。だがそれはなのは達の代弁でもあった。

 

サーチャー自身が学校のことを調べていたのが功を奏したようだ。

 

「なによ・・なんなのよこれは!!」

 

アリサは怒り心頭だった。それは明久がバットで殴られたりしていたからだ。まさか原因が彼らだったなんて・・・!

 

「許せない・・・!明久君をここまで痛めつけるなんて!!」

 

「そうだね・・・私も今回ばかりは切れてもいいよね?」

 

「・・・・・・・・・うん私も限界かも・・・」

 

「待つんだ、それはダメだ!」

 

「どうして止めるのお兄ちゃん!!」

 

「そうだよクロノ!!明久は何もしていないのに痛めつけられたのよ!!それを、ただ見ているだけなんて!!」

 

「そうじゃない、忘れたのかい?ここはミッドチルダじゃないことを・・・魔法を使ったりするのは・・・」

 

「「「「「「・・・・・・」」」」」」」

 

「とりあえず君達も学校へ行くんだ・・・いいね?」

 

「「「「「「うん・・・・・・」」」」」」

 

なのは達は転移魔法を使って学校へと向かったのであった。

 

明久side再び

 

さてなのは達も学校へ来たことだし、いよいよBクラスとの戦いが始まるな。

 

僕たちB班は準備をしている。

 

「なぁ明久、本当に大丈夫か?」

 

「あぁ俺も横溝もお前のこと・・・・」

 

「わかっているけど、ごめんね二人とも。でも、そろそろ準備をしなきゃ・・・」

 

「「・・・あぁ・・・・」」

 

ごめん二人ともこの決着は自分でつけないといけないから・・・ね・・・?

 

そして再びBクラスとの戦いだけど、僕らはある作戦を実行する・・・それはBクラスへの突破口を作ることだった。

 

須川君たちはその間の囮をしてもらっている・・・さて僕はライカを出した。

 

「さてライカ・・・久々だけど準備はいいね?」

 

『はい、もちろんですよ・・・マスター』

 

「了解、ライカセットアップ!!」

 

僕はライカをセットアップをした、うーん学校でこれを使うとなるとやっぱりこの技だよね♪

 

「ライカシューティングモード」

 

『O.K. Shooting Mode!』

 

さて雄二たちが外で囮となっているからね・・・僕はその間にチャージをしておくさ・・・あの技を使うために・・・

 

なのはside

 

私たちは今明久君の作戦でBクラスへ特攻するけど・・・どうする気なんだろう?

 

(『この魔力ってアキ君だよね!?』)

 

(『うん、これは明久の魔力だよ・・・しかもこれって・・・』)

 

(『フレイムプラズマバスターを使う気なの・・・・』)

 

私にとってこの技はあの時の爆発を見た技・・・明久君の得意技でもある。私のディバインバスターかスターライトブレイカーをモチーフにした技って明久君が言ってた。

 

ってことは明久君は魔法を使って突破をするってことだよね?

 

なのはside終了

 

明久side

 

チャージ完了!近くに誰もいないし・・・さて放ちますか!!

 

「フレイムプラズマバスター!!」

 

『Flame Plasma Baster』

 

僕が放った攻撃は壁を壊した。僕はすぐにセットアップを解除して召喚獣を出す。

 

「根本君!!の前に斎藤 健二に勝負を仕掛ける!!」

 

「ふん観察処分者が!!いいだろう返り討ちだ!!」

 

「「サモン!!」」

 

Bクラス 斎藤 健二

 

数学  261点

 

さすがBクラスだね・・・でも!!

 

Fクラス 吉井 明久

 

数学 731点

 

「なに!?貴様は馬鹿じゃないのか!!」

 

確かに観察処分者は馬鹿ってイメージだけど・・・どんなものにも“例外”はあるんだよ!

 

「そんなことを言っていると・・・終わるよ?」

 

「なに!?」

 

僕の召喚獣はブレードモードにしたライカを持ち、彼を一刀両断をしたのだ。

 

「な!?」

 

Bクラス 斎藤 健二

 

数学 0点

 

「な・・・馬鹿な!!」

 

「油断大敵・・・さて根本君・・・」

 

「ふっ、降参だ!お前らに勝てるとは思ってないからな・・・!」

 

根本君が両手をあげて降参をすることで僕たちFクラスの勝ちは決まった。

 

雄二side

 

現在、俺たちは根本がいるBクラスで戦後対談をしているところだ。

 

「わかっているさ雄二、俺たちのクラスを・・・」

 

「いいや、根本、その必要はない。それを受けるのは・・・」

 

「・・・なるほどな」

 

さすが根本、わかったみたいだな、俺はBクラスの奴らに説明をする。

 

「Bクラスの諸君!俺たちは斎藤に女装をさせればクラスの設備交換はしなくてもいいぜ?」

 

「なに!?そんなことだれが!!」

 

「よーしやったるで!!」

 

「それでいいなら喜んで協力するわ!!」

 

「ふざけるな・・・うご!?」

 

「・・・任務完了」

 

さすが康太だ。さてこいつに女装をさせてAクラスへと宣戦布告をさせるとするか・・・次は、いよいよ翔子・・・か・・・。

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「雄二、どうしたの?」

 

「あ・・・いや何でもないぞ・・・うん・・・たぶん・・・」

 

「????」

 

さて帰ったら翔子とOHANASIとやらをするか・・・うん・・・。

 

明久side

 

Bクラスとの戦いも終わり、僕は家へ帰ることにした。

 

「ふぅ・・・・・・」

 

僕は疲れ切った体で帰ろうとしたとき・・・何かが張られるのを感じた・・・これは!!

 

『結界ですマスター!!』

 

「うん!!だけど、どうしてこの世界に結界が・・・・」

 

「それは貴様を倒すためだ・・・アキヒサ・ヨシイ!!」

 

「お前は!!」

 

僕の前に現れたのはかつて僕が捕まえた奴らだ・・・まさかこの世界まで追ってくるなんて・・・!

 

「ふっふっふ!貴様に復讐をするために俺たちはこの世界まで来たのだ、死ね!!」

 

「おっと!!」

 

僕は飛んできた弾をかわしてセットアップをする。

 

「ぐ!!」

 

僕はライカをツインバレットモードにして相手に放つ。

 

「クロスファイアーシュート!!」

 

僕は広範囲に弾を放って相手の魔導師たちのデバイスを狙う。相手のデバイスを使わせないために、僕はライカをもう一つのモードへ展開する。

 

「ウィップモード」

 

『Whip Mode Change』

 

そして僕は技を放つ。

 

『Electric Butte!!』

 

電撃の縄を相手の魔導師たちに巻き付けてエレクトリックスパークを放ち気絶させる。

 

「はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・あと一人・・・が!!」

 

僕はあと一人を探すが、見つからないと思ったら後ろから光弾を受けてしまい、僕は倒れてしまう。

 

「ぐ・・・まさか後ろにいたなんて・・・」

 

「くっくっく、アキヒサ!!覚悟!!」

 

「ぐ!!」

 

僕は目を閉じた・・・でも攻撃はこなかった・・・

 

「ラケーテンハンマー!!」

 

「うおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「!!」

 

僕はその声に聴いたことがあった・・・

 

「ヴィータちゃん、ザフィーラさん!!」

 

「明久、無事か!!」

 

「すまない・・・お前を探すのに苦労をしてな・・・やっと見つけた。」

 

二人とも・・・ありがとう!

 

僕たちが構えていると、相手は体を拘束されているようだった。

 

「な!!」

 

「そこまでだ、クロノ・ハラオウンの名においてお前たち全員再逮捕する!!」

 

クロノ、駆けつけてくれたんだね・・・。

 

「ふぅ・・・・・・・・・・」

 

僕は膝をついて座る・・・さすがに久々の戦闘だったから、かなりの体力と精神を使った・・・。

 

「うぐ・・・・・・」

 

「明久、無理をするな。お前の体がボロボロなのは知っている」

 

狼姿になったザフィーラさんがそう言ってくれた。そうか、もうみんな知ったんだね。

 

「じゃあ悪いけど・・・少しだけ眠ってもいいですか・・・なにせ久々に戦ったから・・・ちょっと疲れたみたいだ・・・」

 

「あぁ我の背中を使ってくれ・・・」

 

「ありがとう・・・ざふぃ・・・」

 

ザフィーラside

 

「・・・・・明久・・・・」

 

「どうだザフィーラ・・・って寝ているのか・・・」

 

「あぁ久々の戦闘で精神的に堪えたみたいだ・・・」

 

「・・・あの時に、あたしとなのはをかばったとき以来ってことか・・・」

 

「・・・そういうことだろうな、ヴィータ。明久が言っていたじゃないか、気にしてないって・・・」

 

「わかってる・・・わかってる!!だけどよ、あたしはそばにいたのに何もできなかった!明久に!あたしたちを救うために全力で助けてくれた明久に・・・あたしは、何も・・・・」

 

「・・・それは我も一緒だ。とりあえず明久を連れて戻ろう。あとはクロノが何とかしてくれるはずだ・・・」

 

「そうだな・・・」

 

こうして、我らは家へと戻った。

 

アリシアside

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

私はヴィータから連絡を聞いて外で待っていた。すると狼姿のザフィーラとヴィータが戻ってきた。

 

「アキ・・・・・・・・・・・」

 

「心配するな、眠っているだけだ。久々の戦闘で疲れたといっていたからな・・・大丈夫だ」

 

「そう・・・まさかアキに復讐をするために・・・でも一体誰が・・・」

 

「わからねぇ・・・クロノもそれは捜査をしているけどよ・・・」

 

「いずれにしても、明久を中に入れないと・・・」

 

「そうだね・・・さぁはやく」

 

アキをベッドに寝かせた。そういえば明日はAクラスに行くって言っていたっけ。忘れないように勉強しておこうっと・・・。




次回 明久たちはAクラスへ行く、そこに出会ったのは!!

「次回 新たな再会!!」

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