次ははやて対ディアーチェの戦いである。はたしてどっちが勝つのか!!
明久side
「どああああああああああああ!!」
いきなり叫んでごめんなさい。どうして叫ばないといけないのか・・・それは・・・。
「ふっはっはっはっはっはっは!!どうだ子鴉!!」
「やるな王様!!でもまけへんで!!」
そうこの二人が原因なのだ、どうしてかって?彼女たちの召喚獣の攻撃はこちらにも来るぐらいの威力をしているからだ。
「「「「「どああああああああああああああああ!!」」」」」
Fクラスの男子たちはその攻撃でほとんどが気絶をするほどだ・・・。
さて点数はと・・・
現国
Fクラス 八神 はやて 345点
対
Aクラス ロード・ディアーチェ 465点
「えええええええええええええええええ!!」
あれだけ攻撃をしてまだ全然減ってないのかい!?ってやばくないあれ・・・?
「あ・・明久君・・・私、何か嫌な予感しかしないよ・・・・」
「き・・・奇遇だねなのは・・・僕もだよ・・・」
「ええい!!いい加減落ちろ!!子鴉!!」
「なんでや!!王様こそ落ちてな!!」
二人の召喚獣は同じ姿をしているため、攻撃なども似ているものが多い・・・だからこそけりがつかない状態かもしれない・・・でも・・・
「ならばこれで終わらせるぞ!!」
「奇遇やな・・・うちもや!!」
なんか二人の魔力が上がってきてるけど・・・
「ねぇねぇシュテルン!!これまずくない!!」
「えぇ・・・王・・・まさかだと思いますけど・・・」
「あ・・明久・・・これって・・・」
「うんアリサ、確実に、ラグナロクを使おうとしてるよ」
「放て!!ラグナロク!!」
「放て!!ジャガーノート!!」
二人の召喚獣から放たれた攻撃はフィールドの限界を超えてしまっていたみたいで・・・。
「「きゃあああああああああああああああ!!」」
「「うわあああああああああああああああ!!」」
僕たちは目を閉じてしまうほどの威力だった。結果は・・・!?
Fクラス 八神 はやて 0点
対
Aクラス ロード・ディアーチェ 2点
「ついに・・・ついに子鴉に勝つことができたああああああああああああああああああああああ!!」
ディアーチェの勝利に終わりFクラスは2勝1敗、Aクラスは1勝2敗に終わったが・・・先生たちはなにか会議をしている。
「えー次の4試合目などですが、明日に持ち越しとさせてもらいます。召還システムのダメージが大きいので4試合目は明日から始めることとします。両クラスとも今日のところは解散をお願いします」
高橋先生の言葉で、僕たちは解散をすることとなった。まさかはやてとディアーチェの魔法に召還システムが耐えきれないほどとは・・・ってことは待って・・・もし明日なのはとシュテルがぶつかったら・・・
「大丈夫かな明日・・・・」
「くーーー王様に負けたーーー悔しいいいいいいい!!」
「ふっはっはっはっは!!子鴉よこれが我の力だ!!」
向こうでははやてと王様がまだ言い争いをしているし・・・さて僕たちも家へ帰るとするか・・・ってあれ?
「シュテルたちもこっち?」
「はい、そうですけど」
「あぁ、なるほど・・・」
僕たちが一緒に帰ってみると家の隣にはフローリアン家と書かれていた。あぁもしかしてシュテルたちは僕たちの家のお隣さんってことなのね・・・。
「そういうことだから明久、明日は一緒に学校へ行こうよーーーー」
レヴィは僕の右手に抱き付いてきた。フェイトの体をベースにしているのか大きいのが・・・頑張れ僕耐えるんだ!!
「あーーーずるいよ!!えい!!」
「ふぇ・・フェイト!?」
左手にフェイトが抱き付いてきた、でかい胸が僕にじゃなくて・・・落ち着け吉井 明久・・・!
「あ!!ずるいよ二人とも!!なら私もーーーーーーーーー!!」
「どああああああああああああああ!!」
アリシアが勢いよく抱き付いたのはいいが僕は今とてもバランスが悪くてそのままこけてしまい、二人をけがをさせないために体を反転させるが・・・それが悪かったみたいだ・・・
「「え?」」
ちゅ
「「「「「「「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」」」」」
「ん」
「うぐ」
そう・・・アリシアとキスをしてしまった。なのはたちは叫んでしまったが、僕はファーストキスをアリシアといたしてしまった・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
僕たちはお互いに無言となってしまい、そのまま歩いて帰るのであった。
アリシアside
え、今私アキとキスをしたんだよね・・・しかもファーストキスを夢じゃないよね・・・私は思いっきりほっぺたをつねってみた。
「痛い・・・夢じゃない・・・」
私は顔を真っ赤にしてしまう、事故とはいえアキとキスをしたんだよねみんなよりも先に・・・。
「えへへへへへ」
だがしかし
「え?」
「姉さん・・・・・・」
「アリシアちゃん・・・」
「えっとフェイト・・・なのは・・・両肩がとても痛いんだけど・・・・」
「アリシアちゃん・・・まさかアキ君の初キスをアリシアちゃんがとるとは思ってもなかったで・・・・」
「いやはやて、あれは事故なんですけど・・・ってか目が怖いよ!!」
「うふふふふふ」
「アリシア・・・覚悟はいいかしら?」
「ちょっと待って!!」
今の状況はとても悪い状態な気がする、皆の目が光ってないし・・・怖いよ・・・あれアキは?
「そういえばアキは?」
「あれ?明久君どこいったのかな・・・」
「確かにレヴィ達がいない!!」
「やられた!!皆急いで追いかけるで!!」
私たちはとりあえずレヴィ達を追いかける・・・でもよかったような・・・・
「後でOHANASIはするけどな」
あぁそうですか・・・ひどいですよ皆さん・・・。
明久side
僕は、現在、なのはたちが話をしているうちに、なんでかレヴィ達に家へ連れていかれて話をしているところであった。
「そういえば僕が戦うのってどっちになったんですか?」
「あぁそれは・・・」
「私だよ明久君!!」
「アミティエさんなんですか、負けませんよ!!」
「えぇ!!私だって!!」
僕はアミティエさんたちと別れて自分の家へと戻りご飯を作ってから地下室へと行く。
『ではマスター始めますか?』
「・・・いや今日は相手がいるみたいだよ?」
僕は後ろを振り返ると、なのはが立っていた。
「明久君・・・・・・・・・」
なのはの顔は暗かった・・・バリアジャケットを纏っているけど何か違う。
「どうしたのなのは・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
なのはは僕に近づいて抱きしめてきた。
「なのは?」
「・・・ごめんなさい・・・・・・」
「どうしたの、なのは?」
「やっぱり私はまだ克服できてないみたい・・・」
「え?」
なのはから克服ができてないという言葉を聞いて、どういうことか・・・僕は分からなかった・・・。
「あの時の光景が蘇ってしまうの・・・明久君が私の前から消えてしまった感覚が・・・まだ・・・」
「・・・・・・・・・・」
僕は黙ってなのはを抱きしめる。
「あ・・・」
「・・・僕は生きてるよ、ごめんねなのは・・・君がそんなことになっていたなんて・・・本当に、ごめんね」
「ううん明久君は悪くないよ。でも・・・ありがとう・・・」
僕はなのはと別れてシャワーを浴びてから部屋へ戻って眠ることにした。明日は、なのはの後は姫路さんが戦って僕が戦い雄二が最後に戦う。
「さて・・・明日も頑張るとするかな?」
なのはside
「・・・ここだね明久君の部屋は・・・」
私は明久君と別れてから、アクセルシューターなどの訓練をしてエクセリオンバスターを放っていた。
「・・・どうかなレイジングハート」
『バッチリですよ、戻ってきましたね魔力も・・・・』
「うん・・・」
『マスター・・・明久さんは優しい方です・・・』
「レイジングハート?」
『ですが、それは心が繊細なことも意味します。明久さんは誰にも話そうとしない・・・自分で決着をつけないといけないと言っていたそうです』
「もしかして島田さんたちのこと?」
『そうです、ライカからすべて聞きました・・・ライカはこういっていました』
『マスターの心は限界を迎えています・・・なのはさんたちが来てくださったおかげでもっています・・・レイジングハート・・・皆・・・マスターを助けてください・・・・』
『といわれました・・・・』
「・・・明久君・・・昔から変わってないなぁ・・・。だから私は明久君のことが好きになった。だから・・・今度は私が守って見せる!!あんな思いは2度としたくないから・・・!!」
『試召戦争はシュテルが相手ですね?』
「うん・・・でも私は負けない・・・絶対に!!」
なのはside終わり
次の日、明久たちは教室へ向かわずにAクラスへと向かっていく。4試合目を始めるためだ。
中へ入り、なのはとシュテルはそれぞれの陣営から出てきた。
「ナノハ・・・昨日とは違い今日はいい顔をしてますよ?」
「そうかな・・・私だって負けるわけにはいかないからね・・・」
「それはお互い様ですよ・・・さぁ始めましょう!」
「うん!!」
「「サモン!!」」
数学
Fクラス 高町 なのは 786点
対
Aクラス シュテル・ザ・デストラクター 784点
「点はほぼ互角・・・ここからは!!」
「操作の戦いとなります・・・参りましょうルシフェリオン」
「いくよレイジングハート!!」
お互いの召喚獣が召喚されて今戦いの火花が落ちるのであった。
次回 Aクラス決戦その3