バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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はいお待たせしてすみません、なのは対シュテルとの戦いがなかなか思いつかなくてですね、なんでか知らないですが明久の方が先に思いついてしまうほどだったので・・・

ではどうぞ


Aクラス決戦 その3

お互いに召喚獣を呼んだ、なのはとシュテル・・・。かつての戦いからかなりの年数が経っておりお互いが成長している。

 

全員がその様子を見ている。フェイトとレヴィと同じくなのはとシュテルも姿が似ているのもあるだろう・・・。

 

「なぁ明久」

 

「なに雄二」

 

「高町って双子の姉妹とかいるのか?」

 

「・・・シュテルはなのはのいとこなんだよ」

 

「なるほどいとこな・・・まぁ似るっちゃ似るってことか・・・」

 

(ごめん雄二・・・)

 

親友をだますのは良い気がしないが、魔法のことを知られるわけにはいかないのだ。そして、今、なのは対シュテルの戦いの幕が上がる。

 

「参ります」

 

「いくよ!!」

 

お互いの召喚獣は動いて、攻撃をする。

 

「パイロシューター!!」

 

「アクセルシューター!!」

 

お互いに放った弾が飛び相殺をする。シュテルは元々高町 なのはをベースに作られたマテリアルだ。なのはと同様な魔法を使うことができるが、彼女は炎属性を付けた攻撃をする。

 

「はあああああああああああ!!」

 

(接近!?)

 

シュテルの召喚獣は、なのはの召喚獣に迫り、ルシフェリオンで攻撃をする。

 

「く!!」

 

なのはもレイジングハートで攻撃をふさいでいくが・・・。

 

「ブラストファイアー!!」

 

「プロテクション!!」

 

シュテルが放った攻撃をプロテクションで攻撃をふさいだが・・・なのはの召喚獣にもダメージは通ったようだ。

 

数学 

 

Fクラス 高町 なのは 732点

 

「やるねシュテル・・・でも!!」

 

「ぐ!!バインドですか・・・」

 

シュテルの召喚獣は突然発生した鎖で動きが止まってしまう。

 

「ディバインバスター!!」

 

「ぐ!!」

 

ディバインバスターをくらったシュテルの召喚獣・・・

 

Aクラス シュテル・ザ・デストラクター 710点

 

「さすがナノハ・・・やりますね・・・・」

 

「そっちこそ!!」

 

「ですが私もAクラスとして負けるわけにはいかないのです!!」

 

「私・・・私は・・・・・・」

 

なのははFクラスのことを、明久をいじめた人物たちがいる場所と認識してしまっている・・・一年前の映像を見て、明久の体をボロボロにした人物たちのことを許せなかった。

 

「・・・私、は・・・・・・」

 

明久side

 

なのはの様子がおかしくなっている。シュテルが戦う理由を表明してからだ・・・なのはだけじゃない、フェイトたちも最近はFクラスの男子や姫路さん、島田さん達とあまり話したくないような感じだった。

 

(いったいどうしたんだ、皆・・・)

 

『きゃああああああああああ!!』

 

視点を移すと、なのはの召喚獣が吹き飛ばされたのが見えた!なのは・・・!?

 

明久side終了

 

シュテルside

 

いったいどうしたのでしょうか・・・なのはは突然私の攻撃を避けられなくなりました。・・・私がAクラスと言ったときから何かがおかしくなった気がします。

 

私は念話で話をすることにした。

 

(どうしたのですかナノハ・・・なぜ先ほどから攻撃をしてこないのですか・・・)

 

(シュテル・・・私はこの戦いは意味がないの・・・私はFクラスがどうなろうと関係ないの・・・)

 

(Fクラスはどうなろうとも・・・あなたらしくない言葉ですね・・・)

 

(明久君をいじめる奴らを・・・どうして)

 

「え?」

 

私は言葉が出てしまった、明久はいじめられている?どういうことでしょうか・・・私はなのはにルシフェリオンブレイカーを放ち、0点にして勝利した。だけどナノハが言っていた明久をいじめる奴らというのはどういうことか気になってしまう、いったい・・・?

 

明久side

 

「なのは?」

 

「これで2勝2敗か・・・姫路、頼むぞ!!」

 

「はい!!絶対に勝ってみせます!!」

 

「雄二、ごめん。僕、なのはと話してくるよ」

 

「あぁ、わかった。頼むぞ」

 

僕はなのはが帰ってからすぐに部屋を出て、シュテルとの戦いのことを聞くことにした。

 

「・・・明久君」

 

「どうしたのなのは、シュテルとの戦い、途中で・・・」

 

「どうして?」

 

「え?」

 

「どうして明久君はそこまで平気そうにするの?」

 

「なのは・・・」

 

「一年前からずっと明久君を傷つけてきた人たちをどうして・・・」

 

「待って・・・どうしてなのはが知ってるの?あ・・・」

 

『マスター・・・・・・』

 

「クロノ君がこの学校にサーチャーを飛ばして映像で残していたの・・・そこに明久君が映っているのがあったの。でも、見たものは明久君が間節技を受けたりバットで殴られたりするところだったの・・・」

 

(Bクラス戦の前になのはたちが遅かった理由はそこだったのか・・・)

 

「私・・・わからないよ・・・明久君、どうしてなの?」

 

「・・・・・・・・・」

 

僕は涙を流しているなのはを見る。彼女は涙を流して僕を見ていた・・・。

 

「何もしてない明久君をバットで殴る人たち・・・関節を決める島田さんに姫路さん・・・なんで?明久君が何をしたって言うの!?私はわからないよ!何もしてないのに、明久君が可哀想だよ!!」

 

「なのは・・・僕は恨みを晴らすつもりはない。それにこの決着はいつかつけないといけない」

 

「でも!!」

 

「ありがとう、なのは。心配してくれて・・・でも僕は大丈夫だから・・・」

 

「うああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「ごめん、そろそろ僕も戻るよ・・・次の試合、僕だからね・・・・」

 

僕はそういって雄二のところへ戻る。

 

明久side終了

 

さて、中では久保対姫路の戦いが最高潮を迎えていた。そして、久保の召喚獣が姫路の召喚獣を切り裂いて久保の勝利に終わったのだ。

 

Fクラス2勝3敗、Aクラス3勝2敗という試合結果で終わっている。

 

明久対アミティエの戦いが始まろうとしている。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「明久君、どうしたのですか?」

 

「いっ、いいえ大丈夫ですよ・・・!」

 

雄二side

 

明久の様子がおかしい・・・先ほどから立っているがいつもよりもフラフラしている気がする・・・。

 

「なぁ雄二よ・・・なんか明久の様子がおかしくないかの?」

 

「俺も思う・・・」

 

明久・・・まさかあいつ・・・!

 

雄二side終了

 

「「サモン!!」」

 

日本史

Fクラス 吉井 明久  765点

 

 

Aクラス アミティエ・フローリアン 743点

 

お互いの召喚獣は武器を構えている。

 

「では始めてください!!」

 

「いきますよ明久君!!」

 

アミティエの召喚獣は持っている可変銃器「ヴァリアント・ザッパー」を銃モードにして放つ。

 

「バルカンレイド!!」

 

「フレイムシューター!!」

 

アミティエが放ったバルカンレイドを明久はフレイムシューターで相殺をしてエネルギーをチャージする。

 

「サンダーシューティングレイン!!」

 

雷属性をためた魔力の弾を上空に放ちアミティエの召喚獣に命中させる。

 

「ぐ!!」

 

Aクラス アミティエ・フローリアン 691点

 

だがアミティエの召喚獣は銃モードを止めてツインブレイドモードへと変えて接近する。

 

「!!」

 

明久の召喚獣は現在シューティングモードになっているため彼女が放つ攻撃をシューティングモードで受け止めるのは厳しい・・・だからこそ一発が明久の召喚獣の肩に当たってしまう。

 

「うぐ!!」

 

明久は突然右肩を押さえている。

 

「え?」

 

アミティエは明久が突然右肩を押さえたため驚いていた・・・。だが明久がランサーモードへと変えてアミティエの召喚獣にダメージを与えていく。

 

「く!!」

 

アミティエは離れてバルカンレイドを放ち、明久の召喚獣に命中をさせる。

 

「が!!」

 

今度は胸を押さえている・・・明久のあの状況を見てアミティエはオロオロし始めた。

 

Fクラス 吉井 明久 652点

 

「明久君・・・いったいどうしたのですか!!」

 

「な・・・何でもないですよ・・・アミティエさん・・・・・」

 

彼は胸を押さえるのをやめてから構えている。

 

雄二side

 

「まさか・・・明久の野郎!!」

 

あいつ、まだ回復をしきれてないのに・・・無理をしてやがるのか!?

 

「ねぇ坂本君・・・アキ君なんで苦しんでるんや・・・」

 

「・・・あいつの召喚獣は俺たちとは違ってフィードバックというのがついてる・・・」

 

「それってどういうことなのよ・・・」

 

「通常の召喚獣はついてないのじゃが・・・明久は観察処分者だからの。召喚獣のダメージが明久にも来るシステム、それがフィードバックと言うものじゃ・・・」

 

「「「「「「!!」」」」」」」

 

明久もういい!!お前が無理をする必要はない!!

 

明久side

 

「はぁ・・・はぁ・・・・・・」

 

ボロボロだな、僕・・・前のダメージも残っているから正直言って立っているのがつらすぎる・・・。

 

「もうやめてください!!明久君!!」

 

アミティエさんが何かを言ってるが・・・僕は試合に集中をして点数を見る。

 

Fクラス 吉井 明久 78点

 

 

Aクラス アミティエ・フローリアン 103点

 

「なら・・・次で決めましょう・・・アミティエさん・・・」

 

「どうして・・・どうしてなんですか・・・どうしてあなたはボロボロになっているのですか・・・明久君!!」

 

「ごめんなさい・・・でも僕は・・・僕は・・負けるわけにはいかないんだ!!」

 

僕の召喚獣はランサーモードにして構えている。

 

「これで・・・・決めますよ!!雷光!!」

 

ランサーモードにしたライカをふるって僕の召喚獣は構えているが・・・僕の両手はズキズキ痛む。

 

(ぐ・・・)

 

(『マスター!?危険です!!』)

 

(だとしてもだよ・・・)

 

「明久君・・・」

 

「アミティエさん!!構えてください・・・ッ!!」

 

「・・・明久君・・・・・・」

 

彼女の召喚獣も構えているのを確認をして・・・僕の召喚獣は構え直した。

 

「うなれ雷光!!ライトニングファング!!」

 

「・・・く!!ファイネストカノン!!ファイア!!」

 

二つの技が激突をして・・・

 

「があああああああああああああああああ!!」

 

Fクラス 吉井 明久 0点

 

 

Aクラス アミティエ・フローリアン 25点

 

僕の敗北で終わった・・・。

 

「試合終了!!勝者Aクラス、これによりAクラスの勝利に終わります」

 

明久side終了

 

高橋先生がAクラスの勝利を言っていると・・・ドサッと音が聞こえてきた。

 

「明久君!!」

 

アミティエは明久の元へ行き、抱きしめている。

 

「明久君!!明久君!!しっかりして!!」

 

「明久!!」

 

「明久君!!」

 

すぐに明久を保健室に運ぶためにアミティエたちが運んで行く。




次回 保健室に運ばれた明久・・・なのはたちはそれを見ていることしかできない自分たちが情けなかった・・・・

アミティエたちもやってきて明久の状態を知ることになる。

次回「明久の状態」

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