バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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保健室からこんにちは

明久side

 

「・・・知ってる天井だ」

 

僕が目を覚ますと、ここは保健室だった・・・って事は誰かが僕を此処まで運んでくれたって事で良いんだね?

 

「起きたかしら?明久君。」

 

「シャマルさん、僕は・・・・・・」

 

「はやてちゃんから連絡を受けて、保健室で待ってたの。フェイトちゃんがあなたを運んでくれたのよ?」

 

そうか・・・あの時見たのはやっぱりなのはたちだったか・・・それで僕は・・・そうだあの時島田さんたちに釘バットで殴られて色々と・・・

 

「いた!!」

 

体のあっちこっちから痛みが走ってくる!?痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!

 

「明久君!!」

 

シャマルさんが魔法で体の傷を治している。なんとか痛みが引いてくれたようだ。

 

次の試合が次の日で良かったよ。さて問題はあのハゲとモヒカン野郎だな・・・懲りてないなら、あいつらは決戦で叩きのめさないと・・・それともう一つ、おばあちゃんの白銀の腕輪を試合の商品にしたことについても聞かないとね。

 

「・・・あれ?」

 

ライカはどこだろう?確か最後まで持っていた気がするけど・・・。

 

『起きたか、マスター』

 

「ナハト?ライカはどうしたの?」

 

『ライカならアリシアが現在持っている、記憶消去のためにな』

 

「なるほど・・・・・」

 

確かになのは達は魔法を使っていたからね。でもライカ・・・彼女達の記憶を余り消し過ぎない方が良いと思うけどな。

 

取り敢えず僕は体の傷を治してもらい、アリシア達がいる場所へと向かった。ライカを返してもらわないと、僕の魔力を隠せないからね。

 

僕が持ってる膨大な魔力を完全に抑えるためにはライカが必要となんだ。

 

「誰もいないな・・・とりあえずテレポート」

 

僕は転移魔法を使い、アリシア達がいる場所へすぐ戻った。

 

「アキ!?体は大丈夫なの!!」

 

「うん、大丈夫だよ。迷惑かけてごめんね。それで、アリシア、悪いけどライカを返してもらえないかな?」

 

「えっと、はい。」

 

僕はアリシアからライカを受け取るとすぐに魔力を抑えた。

 

「ふぅ・・・・・・」

 

「明久、あんた体は大丈夫なの?」

 

「・・・少し体に痛みがあるけど大丈夫だよ・・・今のところはね。でもよく僕の場所がわかったね?」

 

あの時はライカを持っていただけだから、レイジングハートたちに連絡をすることは不可能だったはずなのに。

 

「レイジングハートがライカのSOSを受信したの。それで私達は明久君の場所を魔力探知して先に、私とフェイトちゃんとアリシアちゃんで先に行ったの」

 

「・・・・・・・・・・」

 

なるほどね、まさかそれで彼女達をボコボコに・・・ん?ぼこぼこ・・・・

 

「ライカ。」

 

『何でしょうか?』

 

「後で、なのは達が島田さん達に何をしたのか見せてもらっても良いかな?」

 

『分かりました』

 

そして、家へと戻った僕は、早速ライカからどのようにして島田さんたちをボコボコにしたのかチェックをしている。

 

まずなのはがバインドをして二人を抑える。そこにフェイトとアリシアの二人がフォトンランサーをぶちかまして、すずかがイリュージョンアローを撃ち込んだ・・・さらにはアリサの煉獄火炎剣でめった斬りにして、おまけにはやてが氷結の息吹を!?ほいで、なのはのディバインバスター・・・ハハッ、まるで魔法のバーゲンセールだな・・・・・・。

 

てか最後トリプルブレイカー!?あ、その後に回復させたんだ。

 

でまた!?OHANASIし過ぎだよ!!僕が傷ついた分以上にやり返してるよね・・・!?

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

トラウマ物ですよ、これは・・・記憶を消しても体が覚えている可能性がありそう。仕方ない、明日学校に行った時に島田さん達の反応を見ておくとしよう。

 

まぁ心配をさせてしまった僕がいけない事だけど、でもこれはあんまり・・・。

 

「・・・・・・」

 

僕は眠ることにした。




次回 戦いは決勝戦まで上がり、明久となのはの相手は常夏コンビだ!!

次回「明久たち対常夏コンビ」

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