バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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明久対島田・姫路

明久side

 

カメラを回収をする為に女湯の方へ来た僕は、まず清水さんを無力化をした。今度の相手は・・・島田さんと姫路さんだ。

 

まさか女湯の方にいるとは思ってもみなかった。さて二人はいつの間にか持ってた釘バットを構えている。どうやら反省する気が無いのは事実みたいだね・・・

 

「この!!」

 

島田さんは僕に向かって釘バットをふるってきたが、僕は強化魔法を使っているから簡単に回避出来た。今度は姫路さんが後ろから襲ってきたけど、僕は蹴りをいれて彼女の釘バットを破壊した。

 

「え!?」

 

彼女が驚いた先を狙って、接近し、彼女の首元に手刀をかまして気絶させる事に成功した。さて問題は島田さんの方だね・・・彼女はそのまま釘バットをふるってくるけど、今の僕にとっては無力だよ・・・!

 

「このおおおおおおおおおお!!当たりなさいよ!!だいたいあんたは何者なのよ!!」

 

「何者でもいいでしょ?島田 美波さん」

 

ふふと笑いながらって僕・・・なんだろう・・最近自分が女じゃないかなって思うぐらいになってきてるよ。

 

取り敢えず彼女も無力化させないとね。僕は強化された蹴りをかまして彼女が持っているバットを壊し、更には彼女の頭を掴んで催眠をかける。

 

「あ・・・・・・・・・・」

 

ドサッ、と彼女は倒れたので二人の記憶から先程までの記憶を消しておいた。

 

取り敢えずカメラは手に入った。僕は女湯から出て、姿を男に戻して康太の所へカメラを持っていく。

 

「康太、はいこれ。」

 

「これは・・・間違いない・・・明久、感謝する」

 

康太は直ぐにカメラを調べるみたいだね、シュタッと消えた。さて外の方はだいぶ苦戦をしてるみたいだね。

 

「サモン!」

 

僕の召喚獣は直ぐに苦戦している場所へと向かい走っていく。

 

明久side終了

 

なのはside

 

「止められないよ!!」

 

今私達は修羅となっているFクラス男子達に苦戦しているの!!明久君が女湯の方で何かをしているって聞いたけど、ってあれ?何か魔力を感じるんだけど・・・。

 

「ねぇ、なのは、これって・・・・」

 

「うん、間違いなく明久君、だけど・・・」

 

すると、男子達が油断をしている私達目掛けて襲い掛かって来た。まずいと思い、私達は構えていたけど、大きな砲撃が命中して、彼らの召喚獣は0点になって消えていった。

 

「間に合ったみたいだね」

 

「明久!!」

 

「明久君!!」

 

「ごめんごめん、ちょっとトラブってね!解決したから問題ないよ、西村先生は?」

 

「あっちで今生徒達と戦ってるの!!」

 

「分かった、直ぐに向かうよ。」

 

明久君が走っていく。さて私たちも・・・ってあれ?

 

「ごめんなのはちゃん、ラグナロク使って殲滅してもうたわ」

 

はやてちゃんが苦笑いをしていた。

 

なのはside終了

 

明久は西村先生を見つけると彼に先程あったことを話す。

 

「ふーむ犯人は清水だったか・・・しかし島田と姫路は反省をしていないか・・・」

 

西村先生も考えていた、「彼女たちの反省の態度が未だに見えないのは残念だ」と。明久も彼女達がこれで変わる事は無いだろうかと必死になって考えているが・・・。

 

「分かった、取り敢えずお前が一年間受けてきた事なども含めて今度生徒集会を行う事にする。すまなかったな、気づいてやれなくて」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

明久は黙って西村先生に何も言わないで首を縦に振るのであった。

 

明久side

 

僕は今回の事もあり部屋は移動させられた。雄二達もこれには納得をしている。

 

現在僕は一人部屋に戻りベットの上で横になっていた。やはり島田さん達は変わる事は無かったのか・・・今まで僕が受けてきたのはいったいと考えてしまうほどだ。

 

「ん?」

 

『マスター、マスター、連絡が来ております。』

 

「連絡?」

 

いったい誰だろう?

 

「もしもし?」

 

『もしもし吉井 明久君の電話で合っていますか?』

 

「・・・あなたは誰ですか?」

 

『・・・そうだよね、覚えてないよね・・・合流地点をインプットしたのを渡すから、そこに来てほしいの』

 

そういって通信が切れた。僕はライカにインプットされた場所に行くことにした。

 

「・・・!!」

 

この場所は・・・でも・・・僕はライカをセットアップをしてその場所へと向かう。なにせその場所は僕が小さいとき・・・なのはたちと出会う前にある子と出会った場所だ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

懐かしい場所だ・・・あの時以来だもんね。僕は歩いていくと、結界が張られたのを感じた。

 

「なぜ結界が・・・?」

 

「それは誰にも知られないために私が張ったんだよ、アキ君」

 

僕はその声に振り返る。そこに立っていたのは黒い長髪に・・・大きな胸・・・そして僕の事を知っている人物。そして何よりもこの場所を知っているのは彼女しかいない。

 

「・・・・恵梨香(えりか)?本城 恵梨香なの?」

 

僕が名前を呼ぶと彼女は涙を浮かべていた。やっぱり・・・恵梨香だったんだね。

 

「そうだよ・・・アキ君!!」

 

彼女は僕に抱き付いた。本城 恵梨香・・・僕がなのはたちと出会う前の本当の意味での幼馴染みだ。

 

だけど、彼女は5歳の時に親の転勤で離れてしまった。それにしても、なぜ彼女が魔法を使う事が出来るんだろう?

 

「ふふふ、なんで私が魔法を使えるかって思ってるでしょ?私はね、アキ君と同じでリンカ―コアがあったの・・・そしてミッドチルダの方へ転勤になってそっちで過ごしていたの・・・やがて私も魔導師になって管理局に入ったんだよ・・・アキ君が行方不明になったという噂も聞いたよ・・・」

 

(あの時のことだな・・・)

 

彼女が言っているのは・・・ん!!

 

「恵梨香!!」

 

僕は急いで彼女をお姫様抱っこして回避する。

 

「きゃ!!アキ君・・・・・」

 

「恵梨香、構えて・・・・敵が来た」

 

「・・・・・・みたいだね。よくも折角の再会を邪魔してくれたな・・・」

 

恵梨香が持っているデバイスはガトリングの状態になっている。彼女は射撃が得意って事かな?僕もシューティングモードにしておこう。

 

「さぁ恵梨香、行こう!!」

 

「えぇ!!アキ君!!」

 

「「さぁかかってこい!!」」




次回「明久と恵梨香のアタック。」

さてここで登場をした新キャラ!!

本城 恵梨香

明久にとってはなのはたちよりも前にあった本当の意味での幼馴染である。実は明久と同様で魔法を使うことができることが判明をしてミッドチルダの方に転校をしていき向こうでは明久同様に管理局に所属をしている。

デバイスはガトリングになるデバイスになる。

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