明久side
やぁどうも、吉井 明久です!今、僕はミッドチルダにいます。陸士学校に講師として招かれたからね。お相手は僕の母さんの友達で、名前はアリーゼ・レーヴェルンさんだ。
「すみませんゲンヤさん、わざわざ送ってもらっちゃって」
「気にするな明久!お前さんにはクイントを助けてもらった恩もあるからよ。これぐらいさせてくれ。ほらあの建物が陸士学校だ。」
僕はゲンヤさんが言った方角を見ると、陸士学校らしき建物が目に入った。さて一日先生として頑張るぞいっと。
そして、アリーゼさんに挨拶をした後にそのクラスへと案内されたんだけど……あらあら罠を仕掛けてるな?僕が扉の前に立ち勢いよく開けると、罠が落ちた。仕掛けただろう男子は驚いていた。
「な!?」
「素敵な歓迎をどうも。さて諸君、今日一日だけど、講師として招かれた吉井 明久です!!よろしく!!」
なんていうかFクラスに似た感じだな……そう思いながら授業をしようとしたときにスバルちゃんがいることに気づいた。どうやら彼女はここのクラスらしいね。そして、数人の男子が立ち上がってきた。
「先生がどれくらい強いのかわかんねーけどよ!!いきなり一日講師といわれて俺らが納得すると思ってんのか!!あぁ!?」
血気盛んだな。FFF団よりはマシか……さーて向こうは構えてきてるし、仕方ない。ライカをウィップモードにして急遽授業を変えることにした。
「趣向を変えて、模擬戦をしようか。君達の力を見せてもらうよ。そうだね……一対一じゃ時間の無駄だから全員でかかってくるといいよ?」
明久side終了
スバルside
まさかアキにぃが来るなんて思ってもなかった……うわ.、面倒くさい奴が怒ってる。
「いい度胸じゃねーか!!お前ら!!こいつをぶっ殺すぞ!!」
「「「「おう!!」」」」
こいつらは俺達が最強と思っている奴らだ、親が偉いからって言うだけでね……アキにぃ大丈夫かな?
「……君たちは本当に魔導師になる気はあるのかい?」
「なんだと!!」
「親が偉いからってほかの子達を脅している奴が魔導師になるなんて世も末だと思っただけさ」
「てめぇえええええええええええええええええええええええ!!」
(カートリッジ!?)
私とギンネェは戦闘機人と呼ばれる存在だ。ティアだけには話してるけど、アキにぃには知られたくない。こっそりと目を戦闘機人モードにして、カートリッジをしたあいつを見る。魔力をあげてアキにぃを攻撃するつもりだ。
「……ライカ、魔力集中」
『Roger』
アキにぃの魔力が右手に集中されていく。いったい何をする気なのかな?
「おらあああああああああああああああああ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
衝撃が起きた。私たちは発生した煙に目を閉じてしまう。アキにぃは大丈夫かな!!ってえ!?
「うぐぐぐぐぐぐぐ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
煙が晴れて、全員が目を見開いていた、隣にいるティアも驚いている。あいつが放った攻撃をアキにぃが指で受け止めていたからだ。
「このおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「駄目だね」
あいつは力を入れているけどアキにぃの指から一歩も動かすことができないでいた。すごすぎるでしょ!!
「駄目だね、力も全然だし、振り方も一撃で倒すことに集中をしているみたいだね?これではいけない」
「どあ!?」
そのまま投げ飛ばされたあいつは地面に倒される。ほかの奴らもアキにぃに襲い掛かろうとしたけど……
「…………」
「「「「!!」」」」
何て威圧感なんだろう!アキにぃのオーラで全員が動けない。私もティアも震えていた。
「さて、模擬戦はここまでにしましょうか……」
「てめぇ!!許せねぇ!!俺はエリートだ!!お前のような奴にやられるはずがない!!しねえええええええええええええ!!」
「おいバカ!!」
「よせ!!」
あいつは皆が止めているのに向かっていく。
「ライカ……」
『はぁ……わかっております。』
あれはブレードモードだ。雷鳴が剣に集まってるってことは、アキにぃは電撃を使えるってことかな?
「雷鳴一閃!!」
「ぐあああああああああああああああ!!」
みねうちだけど電撃が彼に襲い掛かっている。ほかのみんなもあいつがやられているのを見てびっくりしている。
「……これでわかっただろ?人を見下してる奴が勝てるほど魔導師ってのは甘くないんだよ?」
「くそが!!てめぇ……親父に言っててめぇを解雇してもらう!!謝ったって手遅れだぜ!?俺の親父はとても偉いからよ!!」
そうこいつの父親は管理局でも高い地位にいる。流石のアキにぃでも……
(一応、母さんに報告しておくか)
大丈夫かなアキにぃ。
スバルside終了
授業の後、僕は母さんに先ほどあったことを報告をしていた。母さんは黒い笑みを浮かべている。
『OKOK、明久……私に全部任せなさい、いいわね?』
「えっと了解。」
母さんの声からして嫌な予感がしたな。これじゃあいつと同じことやってるみたいで本当は嫌なんだけど……。
「“スバル君”とティアナ君…だったかな?隠密捜査をするなら、魔力を抑えることをお勧めしますよ」
僕は電話を切った後、様子をうかがっている娘らに声をかける。姿を現した二人は苦笑いをしていた。
「明久、先生」
「どうしたの?」
「……ティーダ・ランスターという名に聞き覚えはありますか?」
「あぁ勿論!やっぱりティーダさんの妹さんだったのか」
「はい、あのありがとうございます。兄を助けてくれて。」
「気にすることはないよ。君のお兄さんは立派な人だ。それに、君も凄いね。弾丸データを見させてもらったよ。」
「え!?」
「アキにぃいつのまに!?」
「君達の戦闘データを見るくらいなら僕でもできるさ。弾丸なら……ライカ!!」
『了解です』
僕はライフルモードへと切り替えて彼女にデータを送る。
「これは?」
「僕の技の一つ、『バレットシュート』。光弾を連続して放つんだ。さーて午後からの授業、一緒に頑張ろう!」
僕はこうして午後の授業を始めた。まぁ大人しくしている子達ばかりじゃないのは知っていたけどね?そして講義が終わってから、僕はミッドチルダから家の方へと戻ってきた。
「おかえりアキ!!」
「ふぅ〜、アリシアただいま」
「なんか疲れてるね?」
「まぁね……色々とクセの強い子ばかりで…ってあれ?他のみんなは?」
「あぁ皆なら今日はミッドチルダの方で事件があったみたいだから向かったよ?私はアキが帰ってくるのを待ってたの」
「ありがとうアリシア…………」
そうだ!
「ねぇアリシア、久々に二人で寝ないかな?」
「ふぇ!?二人きりでってこと!!」
「そそ、たまにはね?」
「うんうん!!いいよ!!さぁ今すぐ行こう!!」
アリシアに手を引っ張られて僕は自分の部屋に行きアリシアがパジャマに着替えてよいしょっと入ってきた。
「えへへへ、アキとこうして寝るのってあの時以来だね。」
「それもそうだね」
明久side終了
アリシアside
アキと寝たのは私が復活をしてアースラに転送されたときかな?本当にアキの背中が大きくなってた。
「………-どうしたの?」
「ううん、夢じゃないかなって……一緒に暮らしてるけどアキと再会するのに時間がかかったからかなって思って。」
「……あー、それはごめんよ」
「えへへ、冗談冗談!」
「全くもう……」
「えへへ、アキは変わらないね!!」
「そりゃ、どうも。さーて、明日は学校か……おやすみ、アリシア」
「お休みアキ」
私はアキとキスをして眠りについた。
次回 明久はアリシアと一緒に学校へ登校をする。なのはたちも合流をしてFクラスへと入り彼はスマホでミッドチルダに起こったのを見て苦笑いをするのであった。
次回「学校へ行き事件を知る。」