明久side
僕は襲い掛かってきた敵を撤退させた後、ギンガたちに会いに行くことにした。
「まぁせっかくだしね?…………というわけにはいかなくなったか」
攻撃が飛んできたので、僕は横に回避して、後ろの方を振り返る。そこにはよく見たことがある服装をした奴らがいた。
「FFF団……!何でここに?」
「………………」
バリアジャケットを纏い、彼らにライカを構えていると、横から突然光弾が飛んできたので僕はプロテクトを張りガードした。
「これは………….」
そこにもFFF団のメンバーがいた。彼らは握ったデバイスから光弾を飛ばしてこちらに攻撃をしてきた。
「おっと!」
回避をした僕は、ライカをブレードモードへと切り替えて、彼らを無力化をするために接近する。相手は負けじとこちらに攻撃をしかけてきた。両手から光弾を飛ばしてね。
「!!」
僕は突然光弾が飛んできたのでプロテクションを張りガードをするも吹き飛ばされる。なぜ両手から…………まさか!?彼らは改造をされているのか!?
「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!」
雄たけびをあげると、彼らの肉体が突然肥大していき、筋肉モリモリマッチョマンの変態へと変態した!嘘でしょ!?
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
FFF団の一人が僕に襲い掛かってきた。あの剛腕に当たるわけにはいかない!!僕は必死に回避をしてシューティングモードへと変えたライカを構えてプラズマランサーを出そうとした。
「ちぃ!!詠唱もさせてくれないか!!」
詠唱をしようにもFFFマッチョマンの猛攻が邪魔だ…………仕方がない!!
「ライトニングアーマー!!」
僕はポーズを付けると鎧が変形をしてライトニングアーマーへと姿を変え、ライカをランサーモードへと変えた。
「アキヒサァァァァアァァアァァァアッッッ!!」
「コロス!コロス!!コロス!!!コロス!!!!」
凄い殺気だ!一気にカートリッジを装填をして、僕はライカを振り回す。
「地面に電撃よ走れ!!ライトニングスパーク!!」
地面に刺さったライカから電撃が走っていき、FFF団に命中すると、彼らは次々と地面へ倒れていく。いったい何をされたんだ?僕が彼らに近づいたとき突如として砲撃が飛んできた。
「ライトニングバリアー!!」
電撃のバリアーを張り、砲撃をガードをしたけど、威力がでかいため相殺することができなかった。なんて威力をしてるんだ!
「………………」
突然現れたフードをかぶった相手が僕に砲撃してきたみたいだな?
「君はいったい?」
「悪いが彼らを回収させてもらいますよ」
フードをかぶった奴は複数の魔法陣を出してFFF団を次々に回収をしていく。
「吉井 明久、今日のところは撤退をさせてもらいますよ?」
「待て!!」
すぐに転移魔法を使われたのでまた逃げられてしまう。あの砲撃……まるでなのはのスターライトブレイカーのような感じだった。
『マスター、大丈夫ですか?』
「何とかね?だけどなんだろう……ライカ、あの魔力、どこかで感じたことない?」
『いいえ、初めての魔力です……。ですが、マスターもお察しの通り、相手の砲撃魔法は、なのはさんが使っているスターライトブレイカーに匹敵する威力を持っておりました』
「やっぱりか」
僕はバリアジャケットを解除して、ナカジマ家のほうへと歩いていく。途中で、クイントさんと出会い、彼女と共に話をしながらナカジマ家の方へと歩を進める。
「謎の魔導師……それに行方不明になっていたっていう君の元クラスメイト達が……」
「えぇ、厄介なことになりました。クロノにも報告をしないとですね」
「そう……大丈夫、明久君?」
「なんとかですけど……おそらく今回の相手は厄介だってことはわかります。ジュエルシード事件、闇の書事件よりもね……」
ナカジマ家に到着した僕は、ギンガやスバルちゃんと話をしてから用意された部屋へとベットにダイブする。
「…………」
眠れないよ…………仕方がない。ライカを持ち、僕はナカジマ家のベランダからミッドチルダの夜空を見ることにした。
こちらの星も綺麗だな……それにしても、FFF団のみんな、何か改造されている感じがした。
「…………改造をした奴は、上層部の連中と関わってるのかな……まさか島田さん達も……」
僕は目を閉じた。彼女たちも改造をされているってことは十中八九間違いない。きっと僕に襲い掛かってくるだろう。きっと、なのはたちを巻き込むことになる……僕はある決意を固めた。
???side
ビーカーの中では、FFF団が眠っていた。肥大化した個体も元の体に戻っている。そして、その後ろでは、改造をされている島田,姫路,清水の姿があった。
「No.001、002、003の様子は?」
「は!改造をしておりますが……やはり前の記憶が一部残ってるおかげなのか戦闘力が上がっております。」
「なら次は彼女たちに行かせましょうか……ふふふ」
彼は笑いながら島田たちを見ていた。彼女たちの身体の一部には機械のようなものが埋め込まれていた。
次回 ナカジマ家に到着をした明久、だが彼は何か嫌な予感がしていた。
彼は嫌な予感がして外に出ると突然衝撃を受けて吹き飛ばされる。
「吉井・・・・・・吉井いいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ッ!!島田さん!?」
そこに現れたのは島田、姫路。清水の三人だった。
次回「襲撃される明久!!現れたあの三人!!」