バカとリリカルとシンフォギアと召喚獣   作:桐野 ユウ

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襲撃を受ける明久。襲い掛かってきた3人

ミッドチルダで、明久はFFF団に襲われるも彼らの撃退に成功する。しかし、突然現れたフードの魔導師にFFF団を連れ去られてしまう。現在、彼はナカジマ家でクロノに報告をしていた。

 

『そんなことがあったのか…わかった。こちらでも調べておくよ。君も気を付けて……』

 

「ありがとうクロノ。ふぅ…………」

 

『マスター……』

 

「正直言って驚いてるよ。まさか状況がここまで最悪だなんて…ッ!!」

 

気配を感じた彼はライカを携え、外へと出てバリアージャケットを纏っていると、突然衝撃を受けて吹き飛ばされ、彼は壁に激突した。

 

「が!!」

 

バリアジャケットのおかげで衝撃を抑えることができたが、ダメージを受けてしまう。煙が晴れたその先には最悪の光景が待っていた。

 

「吉井いいいイィいいいいい゛いいいいいいいッッ!!」

 

「島田さん、清水さん…………!」

 

彼女たちの見た目からして、FFF団よりも改造をされているのが分かった。そして、それぞれによって武器や装備も異なっていた。

 

清水が抜刀して襲い掛かってきた。ライカをソードモードにして彼女が放つ攻撃を受け止めた。

 

『マスター!!右から!!』

 

「ッ!!ナハト!!」

 

『は!!』

 

明久の体から光が発生して、ナハトヴァールが現れる。彼女は槍を振り回して島田の攻撃を受け止める。

 

「遠慮をするつもりは毛頭ない……!お前たちを完膚なきまでに叩き潰す!!」

 

ナハトヴァールは彼が痛めつけられていたのを間近で見ていた……今こそ明久のために戦う時とばかりに、彼女は島田を引き寄せてその顔面を殴り飛ばした。一方で、明久の方も清水を蹴り、放たれた光弾をプロテクションでガードする。

 

「吉井クん……殺しまス…………」

 

「姫路さんまで…………!」

 

姫路は、背中に装着した射撃武装用のサブアームから明久に光弾を放ってきた。彼は回避し、ライフルモードにしたライカを構えて、ブラスタービットを射出し、姫路に攻撃をさせる。

 

「ナハト!!」

 

「は!!」

 

明久がサンダーバレットを撃ったタイミングで、ナハトは回避し、清水に命中させる。清水は雷撃で痺れながらも明久を殺すために刀を振り下ろすが、射出してなかったブラスタービットにより防がれた。

 

「主……このままでは」

 

「わかってる、これ以上の手加減はできないからね……でも、殺すわけにはいかない」

 

「……まだそんなこと言っているのか!?こいつらは主を…!!」

 

「ナハト!!」

 

「ッ!!出過ぎた真似をした……」

 

「とりあえずユニゾンで一気に決着(ケリ)をつける!!」

 

「は!!」

 

「「ユニゾンイン!!」」

 

明久の背中にナハトヴァールの翼、そして左手にパイルバンカーが装備された。彼はバンカーを射出して地面に突き刺した後、上空へ飛ぶ。

 

「雷鳴よ!!ライトニングバンカー!!」

 

上空から雷鳴が轟き、明久の体に集まる。雷のエネルギーは、明久からバンカーに伝わって地面にいた三人に命中をした。彼はバンカーを戻して着地すると、彼女たちは体が痺れてしまい動けない状態となっていた。明久は彼女たちの体を見て目を見開いた。

 

「こ、これは!?まるで戦闘機人じゃないか……!」

 

明久が困惑していると、ライカが大声で警告をした。

 

『マスター!!』

 

「!!」

 

彼は左手のパイルバンカーでガードをしたが、その威力に負けて吹き飛んだ。彼はなんとか立ち止まるが、そこに現れたのはフードをかぶった魔導師であった。

 

「お前は……」

 

「彼らよりも改造した三人に対してもこの圧倒的な戦闘力……やはり警戒すべきは貴方でしたか、吉井 明久。」

 

「お前はいったい誰だ!?」

 

「お忘れですかな?」

 

フードを外した魔導師を見て、彼は驚いた。

 

「…………ドクターライチ!!」

 

フードを外した男はかつて明久が捕まえたドクターライチだった。彼の記憶だと、捕縛後は、時空管理局の地下牢に入れられたはずであった。

 

「このドクターライチを侮ってもらっては困りますな!!我があんなところにいつまでも大人しくしてるとお思いでしたか!?総ては貴方への復讐の為!!彼女達の遺体を弄るのも良い刺激になりましたよ!!」

 

「遺体!?そういうことか…………僕を殺す、そんなくだらないことのために……島田さん達を…人の命を何だと思っているんだ!!貴様はあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ライカをランサーモードにして、明久はドクターライチに立ち向かう。しかしライチは慌てず騒がずスイッチを押す。ギギギという鈍い機械音と共に島田たちが動きだして、彼の前に立ちはだかる。

 

「ッ!?」

 

彼が槍を引っ込めた瞬間、ライチはニヤリと笑い、背中から不気味なコードが出す。油断した明久はそれをまともにくらってしまった。

 

「がは!!」

 

蓄積されていた体のダメージもあり、明久は起き上がろうにも体に力が入ってこない。

 

「おやおやおや、随分と消耗なされたご様子で……!それに関しては彼女達には感謝しないと!!復讐するは我にあり!!さぁどうやって殺してやろうか…………嗚呼、この時をどれだけ待ち侘びたことかッ!!」

 

「趣味が……悪すぎるよ、アンタ…………」

 

明久はライカで支えるように立ちあがった……今倒れるわけにはいかないと体に力が湧いてきている。

 

「それでこそですよ、吉井 明久!!我が直接とどめを刺して差し上げましょうか!!」

 

彼は背中からコードを出して、明久に襲い掛かろうとした。

 

「させるかあああああああああああああああああああ!!」

 

ライチに砲撃が飛んでくる。明久が空を見上げると、ラグナロクを放つリインフォースの姿が映った。そして、彼女は明久のそばに着地した。

 

「無事か、明久!!」

 

「アインスさん、どうしてここに!?」

 

「……それは決まっている!!私はお前が好きだからだ!!」

 

「え!?なんでここで告白なんですか!?」

 

満身創痍の体のことなんか忘れて明久は驚いてしまう。

 

「お前はあの時、私に希望をくれた。消滅するしかなかった私をお前は救ってくれた。だからお前のためなら私は力を貸す!!明久……私とユニゾンしてくれ!!そして、これからは“リイン”と呼んでほしい……」

 

「ゑ?」

 

リインフォースは顔を明久に近づけると、その唇にキスをした。

 

「うぐ!!」

 

「ん………」

 

すると、さらに光りだして、明久の髪の色が黒から銀へと変わっていき、ダブルユニゾンが今ここに誕生した!

 

「力がみなぎってくる……!アインスさん…いや、リイン、そして、ナハト……二人の力を感じる!!」

 

「馬鹿な!?お前達、やっておしまいなさい!!」

 

「「「ぎぎギぎ…………!」」」

 

ライチによって強制的に動かされた三人は、明久に襲い掛かってきた。彼は島田の槍も清水の剣を、翔んで回避をし、ライカをシューティングモードへと変える。

 

「プラズマランサー!!ファイア!!」

 

『Plazma Lancer Fire!』

 

プラズマランサーを放ち、彼女たちを吹き飛ばした。すると、姫路はロケットランチャーを構えて砲撃してくる。

 

このままでは島田と清水にも命中してしまう…そう思った彼はロケットランチャーの弾を相殺して破壊したが、その背後を島田と清水に攻められてしまう。

 

「うぐ!!」

 

彼は刺されながらも、ライカを二刀流モードにして、ブラスタービットも射出しら三人の武器を破壊した。

 

彼は傷を抑えながらも炎と雷を纏わせて回転する。

 

「炎雷回転斬り!!」

 

三人を吹き飛ばした彼はドクターライチの方に武器を向けた。

 

「まさか改造をした三人でも勝てませんか……ふふふ、まぁいい、楽しみはおあずけと致しましょう。」

 

彼は魔法陣を出して姫路たちを回収をした後、自身も撤退した。明久は膝をつくと、ナハトヴァールとリインフォースはユニゾンを解除して、彼を支える。

 

「主!!」

 

「明久!!しっかりしろ!!」

 

「心配、しないで、大丈夫、だから……」

 

「そんなわけないだろう!!ナハト、急いで運ぶぞ」

 

「…………へへへ」

 

「行くぞ、ナハト!!」

 

「わかっている!!」

 

彼女達はミッドチルダの病院へ明久を急いで運びながら、クイントたちに報告をする。

 

「病院はこちらで指定をしておいたから!!急いで明久君を!!」

 

「あぁ!!」

 

「感謝する!!」

 

ナハトヴァールとリインフォースは急いで明久を助けるために病院へと運ぶのであった。




次回 明久が病院に入院したと聞いたなのはたちは放課後。シュテルたちにも声をかけてミッドチルダの病院へと向かった。

一方でブライト・ノアことジェイルは明久を襲ったのがドクターライチということを聞いて彼かといい考える。

次回「明久ミッドチルダの病院に」
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